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合同補習においての、ギュンターの苦労
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だがその後、ギュンターは打ち合うグループ生を見回すと、アスランと並んで一番下手と言われてる二年のサリアスが、相手の剣を自分の剣で受け止めてるのを見、すっ飛んで行く。
がっ!!!
と、サリアスの手首を握り掴むと、びっくりして振り向くサリアスに、息を切らしながら言い渡す。
「こんな頼りない握りっぷりで。
あいつの剣受けようなんて、無茶だ!
ヘタしたら手首、折れるぞ?!」
言って、サリアスの手首が腫れてないか。
握って熱を確かめる。
やっぱり、じんわり熱かった。
「…両手で握ってみろ」
サリアスは言われたとおり、両手で剣を握り、構える。
けれど横の背の高いギュンターを見上げ、ぼそりと言った。
「…両手握りだと、剣を止めるのに間に合わないんです」
ギュンターは即答する。
「手首折るのと、どっちがマシだ?」
サリアスは顔を下げる。
「…両手握りで頑張ります」
「間に合わなかったら、避けてスカせ」
「?」
サリアスが、想像つかないみたいに疑問に満ちた顔で見上げるので、ギュンターはその場で、首を横にさっ!と倒し、避ける手本を見せた。
サリアスは、頷く。
ギュンターは、少しウェーブのかかった長い栗毛で顔立ちの整った美少年の、おっとりしたサリアスを見
「(出来ないかも)」
と思い、相手の子に、小声でぼそっ…と
「手加減してやれ」
と告げた。
相手の子は頷く。
が、打ちかかられ、またもカンっ!
とサリアスの剣は軽く弾かれ、サリアスは必死で両手で、柄を握り込んで剣が吹っ飛ぶのを止めてる。
両手で握っていても。
重い剣が飛ばないよう必死で握ってるせいか、手首が変に捻れてた。
ギュンターが項垂れてため息吐いてると、横にシェイルがやって来て
「僕が、教えましょうか?」
と尋ねて来る。
ギュンターはさっきのシェイルの毒舌を一瞬で思い出し、僅かに体が引けるものの、今度は丁寧語だったので、頷いて言葉を返す。
「ああ…。
君も、力を使わない剣を振るんだっけ?」
シェイルは、にっこり笑う。
「手首を痛めない剣の振り方も、知ってます」
「頼む」
シェイルはギュンターのその言葉が嬉しいみたいに微笑んで、相手の子に寄って行くと、自分と入れ替わるよう頼む。
そしてシェイルはサリアスに向かい合うと、口開く。
「僕ら、非力な者は。
いちいち振って来る剣に、剣合わせてたら。
直ぐ腕が痺れてしまうから。
出来るだけ避けて、剣は攻撃の時とか、相手を翻弄する時に使うんだ。
当てても、弾くだけ。
絶対マトモに受けたりしちゃ、ダメ」
サリアスは、目を見開く。
「けど『教練』に入る前、自宅で父が雇ってた剣の講師は。
がんがんん打ち合わないと、ダメって…」
シェイルはそれを聞いて、ため息吐く。
「それ、講師の独断で、君に合ってない戦い方だと思う」
サリアスはしゅん。として、小声で言葉を返す。
「…僕も、そう思った。
血がドバドバ出ても、それが勝つって事だから。
どんどん出血させるよう斬り裂け。
…とか」
シェイルも呆れてたが。
横で見物してる、ギュンターも呆れた。
思わずギュンターの口から、言葉が漏れる。
「…血がドバドバ出るって事は、何度剣振っても止めがさせてないって事で…。
俺からしたら、どヘタな部類だと思うぞ?」
サリアスはびっくりして、ちょっと離れた横に立つギュンターを見上げた。
シェイルも向かいで、ため息吐いて同意し、頷く。
「…僕も、そう思う。
むしろ血なんか出ないのに殺せたりする人が、最強?」
サリアスはそれを聞いてギュンターに振り向くが、ギュンターも目を閉じて頷いてた。
けれどサリアスはそれを聞いて、笑顔を見せる。
「…良かった!
僕、子供の頃屋敷に賊が押し入って。
母様が刺されて、血まみれで…。
それ以来、刃物も怖かったけど、血が凄く苦手で…。
見ると、失神しそうになるんだ。
剣振って、相手が出血したらどうしようって…いつも怖々剣振ってるから…。
講師にもミシュランにも、“臆病者”って怒られてた」
シェイルは肩を落として言った。
「亡くなったの?母様」
サリアスは首を横に振る。
「血はいっぱい出たけど。
手当が早くて、今は元気。
でも目の前で僕庇って斬られて。
“死んじゃう!”
って、怖かった」
シェイルは“元気”と聞いて、心からほっとした表情を見せて言う。
「良かった!
けど血が怖いなら…血の出ない決着の付け方とか、教えれば良いのにね。
ミシュランはともかく、その講師」
サリアスは項垂れる。
「…血の出ない戦い方って、あるの?」
シェイルは、頷く。
「剣で無くてもいいなら。
ローフィスが、いっぱい知ってる。
短剣とかなら、かなり離れてるから。
血をあんま、近くで見なくて済むし。
針を飛ばす方法だってある。
ローフィスは達人で、僕も…教えて貰ったから。
僕でも教えられるけど…『教練』では、剣が一応使えないとダメだから。
いっぱい避けて、隙を付いて攻撃する方法、教えるね?」
ギュンターはそれを聞いて。
改めてオーガスタス始めディングレー他、四年の面々までもが。
ローフィスを重用してる理由が分かって、顔を下げた。
…つまりローフィスは、イレギュラーな方法でいくらでも。
敵を撃退するやり方を、知っている。
明るい栗毛と空色の瞳の、一見爽やかないい男でちょっと童顔っぽいけど。
見かけにダマされたらいけない人種だと、改めて肝に銘じた。
シュルツとスフォルツァは頼りになり、シュルツは主に二年。
スフォルツァは一年の子達の面倒を見、欠点を指摘して的確な指導をしていて、ギュンターはほっとした。
けどちょっと気を抜いてると、とんでもなくめちゃくちゃに剣を振り合う一年らを見つけ、慌てて止めに入る羽目になる。
間に入って制止させ
「怪我するような、剣振るな!
第一そんな大振りじゃ、当たらない上、体力ムダに消耗するだけだぞ!」
そう必死で言い聞かせる。
二人は目を見開き、間に入って止めるギュンターを見る。
「…休まず、とにかく振ればいいって…」
一人が言い、もう一人も頷くので、ギュンターは聞いた。
「誰が言った?」
二人は顔を見合わせ
「ミシュラン」
と口を揃えて告げる。
ギュンターはがっくり首を下げ
“不祥事の後だから、真っ当な奴は誰も引き受けたがらない”
の意味が、分かりすぎて頷く。
「…それは、忘れろ」
二人は頷いた。
ギュンターは結局、乱暴な剣を使う子を、正してるシュルツの横に行くと
「…ミシュランって…剣がヘタになるような指導しか、してないんじゃないか?」
と愚痴った。
シュルツはそれを聞くと、項垂れてつぶやく。
「ミシュランは自分のやり方を押しつけてるだけで。
適正なんて考えてなかったと思います」
ギュンターも項垂れた。
「…つまり一年に。
三年のように剣を振れ。
みたいな無茶を、言ってたんだな?」
シュルツが頷き、ギュンターはため息吐きつつも、危なっかしい剣を使う子を見つけては、飛んで行って怪我せず最小の振りで戦うよう、指示を出し続けた。
合同補習が終わる頃。
ギュンターは体力も耐久力もある自分が、ヘトヘトに疲れてると気づく。
「片づけて解散!」
講師の言葉を聞いた後。
ギュンターはシュルツとスフォルツァに
「ありがとな」
と礼を言い、シェイルにも
「助かった」
と声かけ、剣立てを運ぶ二年の子を手伝い、三列にずらりと剣の刺さってる、木製の重い剣立てを用具室へ運んだ。
戻って来ると殆ど人は居ず、けれどスフォルツァとシュルツ、そしてシェイルは居て、三人同時に振り向く。
「まだ居たのか?」
ギュンターがそう声かけると、シュルツは頷いて告げる。
「辞めませんよね?」
スフォルツァとシェイルも、覗うようにギュンターの返事を待ってる。
ギュンターは三人を見つめ返し、ぼそっ。と言った。
「…正直、大変で音を上げたいところだが。
講師にも、なかなか代わりが居ないと言われてる。
俺がとんでもないヘマしない限り。
講師も変えたりしない」
「でも…貴方は?」
スフォルツァにまで、心配そうに見つめられ、ギュンターは微笑んだ。
「君らがいなかったら、バックレてたかもな」
それを聞いて、シュルツもシェイルも、スフォルツァまでもが。
一斉に、笑顔を見せた。
がっ!!!
と、サリアスの手首を握り掴むと、びっくりして振り向くサリアスに、息を切らしながら言い渡す。
「こんな頼りない握りっぷりで。
あいつの剣受けようなんて、無茶だ!
ヘタしたら手首、折れるぞ?!」
言って、サリアスの手首が腫れてないか。
握って熱を確かめる。
やっぱり、じんわり熱かった。
「…両手で握ってみろ」
サリアスは言われたとおり、両手で剣を握り、構える。
けれど横の背の高いギュンターを見上げ、ぼそりと言った。
「…両手握りだと、剣を止めるのに間に合わないんです」
ギュンターは即答する。
「手首折るのと、どっちがマシだ?」
サリアスは顔を下げる。
「…両手握りで頑張ります」
「間に合わなかったら、避けてスカせ」
「?」
サリアスが、想像つかないみたいに疑問に満ちた顔で見上げるので、ギュンターはその場で、首を横にさっ!と倒し、避ける手本を見せた。
サリアスは、頷く。
ギュンターは、少しウェーブのかかった長い栗毛で顔立ちの整った美少年の、おっとりしたサリアスを見
「(出来ないかも)」
と思い、相手の子に、小声でぼそっ…と
「手加減してやれ」
と告げた。
相手の子は頷く。
が、打ちかかられ、またもカンっ!
とサリアスの剣は軽く弾かれ、サリアスは必死で両手で、柄を握り込んで剣が吹っ飛ぶのを止めてる。
両手で握っていても。
重い剣が飛ばないよう必死で握ってるせいか、手首が変に捻れてた。
ギュンターが項垂れてため息吐いてると、横にシェイルがやって来て
「僕が、教えましょうか?」
と尋ねて来る。
ギュンターはさっきのシェイルの毒舌を一瞬で思い出し、僅かに体が引けるものの、今度は丁寧語だったので、頷いて言葉を返す。
「ああ…。
君も、力を使わない剣を振るんだっけ?」
シェイルは、にっこり笑う。
「手首を痛めない剣の振り方も、知ってます」
「頼む」
シェイルはギュンターのその言葉が嬉しいみたいに微笑んで、相手の子に寄って行くと、自分と入れ替わるよう頼む。
そしてシェイルはサリアスに向かい合うと、口開く。
「僕ら、非力な者は。
いちいち振って来る剣に、剣合わせてたら。
直ぐ腕が痺れてしまうから。
出来るだけ避けて、剣は攻撃の時とか、相手を翻弄する時に使うんだ。
当てても、弾くだけ。
絶対マトモに受けたりしちゃ、ダメ」
サリアスは、目を見開く。
「けど『教練』に入る前、自宅で父が雇ってた剣の講師は。
がんがんん打ち合わないと、ダメって…」
シェイルはそれを聞いて、ため息吐く。
「それ、講師の独断で、君に合ってない戦い方だと思う」
サリアスはしゅん。として、小声で言葉を返す。
「…僕も、そう思った。
血がドバドバ出ても、それが勝つって事だから。
どんどん出血させるよう斬り裂け。
…とか」
シェイルも呆れてたが。
横で見物してる、ギュンターも呆れた。
思わずギュンターの口から、言葉が漏れる。
「…血がドバドバ出るって事は、何度剣振っても止めがさせてないって事で…。
俺からしたら、どヘタな部類だと思うぞ?」
サリアスはびっくりして、ちょっと離れた横に立つギュンターを見上げた。
シェイルも向かいで、ため息吐いて同意し、頷く。
「…僕も、そう思う。
むしろ血なんか出ないのに殺せたりする人が、最強?」
サリアスはそれを聞いてギュンターに振り向くが、ギュンターも目を閉じて頷いてた。
けれどサリアスはそれを聞いて、笑顔を見せる。
「…良かった!
僕、子供の頃屋敷に賊が押し入って。
母様が刺されて、血まみれで…。
それ以来、刃物も怖かったけど、血が凄く苦手で…。
見ると、失神しそうになるんだ。
剣振って、相手が出血したらどうしようって…いつも怖々剣振ってるから…。
講師にもミシュランにも、“臆病者”って怒られてた」
シェイルは肩を落として言った。
「亡くなったの?母様」
サリアスは首を横に振る。
「血はいっぱい出たけど。
手当が早くて、今は元気。
でも目の前で僕庇って斬られて。
“死んじゃう!”
って、怖かった」
シェイルは“元気”と聞いて、心からほっとした表情を見せて言う。
「良かった!
けど血が怖いなら…血の出ない決着の付け方とか、教えれば良いのにね。
ミシュランはともかく、その講師」
サリアスは項垂れる。
「…血の出ない戦い方って、あるの?」
シェイルは、頷く。
「剣で無くてもいいなら。
ローフィスが、いっぱい知ってる。
短剣とかなら、かなり離れてるから。
血をあんま、近くで見なくて済むし。
針を飛ばす方法だってある。
ローフィスは達人で、僕も…教えて貰ったから。
僕でも教えられるけど…『教練』では、剣が一応使えないとダメだから。
いっぱい避けて、隙を付いて攻撃する方法、教えるね?」
ギュンターはそれを聞いて。
改めてオーガスタス始めディングレー他、四年の面々までもが。
ローフィスを重用してる理由が分かって、顔を下げた。
…つまりローフィスは、イレギュラーな方法でいくらでも。
敵を撃退するやり方を、知っている。
明るい栗毛と空色の瞳の、一見爽やかないい男でちょっと童顔っぽいけど。
見かけにダマされたらいけない人種だと、改めて肝に銘じた。
シュルツとスフォルツァは頼りになり、シュルツは主に二年。
スフォルツァは一年の子達の面倒を見、欠点を指摘して的確な指導をしていて、ギュンターはほっとした。
けどちょっと気を抜いてると、とんでもなくめちゃくちゃに剣を振り合う一年らを見つけ、慌てて止めに入る羽目になる。
間に入って制止させ
「怪我するような、剣振るな!
第一そんな大振りじゃ、当たらない上、体力ムダに消耗するだけだぞ!」
そう必死で言い聞かせる。
二人は目を見開き、間に入って止めるギュンターを見る。
「…休まず、とにかく振ればいいって…」
一人が言い、もう一人も頷くので、ギュンターは聞いた。
「誰が言った?」
二人は顔を見合わせ
「ミシュラン」
と口を揃えて告げる。
ギュンターはがっくり首を下げ
“不祥事の後だから、真っ当な奴は誰も引き受けたがらない”
の意味が、分かりすぎて頷く。
「…それは、忘れろ」
二人は頷いた。
ギュンターは結局、乱暴な剣を使う子を、正してるシュルツの横に行くと
「…ミシュランって…剣がヘタになるような指導しか、してないんじゃないか?」
と愚痴った。
シュルツはそれを聞くと、項垂れてつぶやく。
「ミシュランは自分のやり方を押しつけてるだけで。
適正なんて考えてなかったと思います」
ギュンターも項垂れた。
「…つまり一年に。
三年のように剣を振れ。
みたいな無茶を、言ってたんだな?」
シュルツが頷き、ギュンターはため息吐きつつも、危なっかしい剣を使う子を見つけては、飛んで行って怪我せず最小の振りで戦うよう、指示を出し続けた。
合同補習が終わる頃。
ギュンターは体力も耐久力もある自分が、ヘトヘトに疲れてると気づく。
「片づけて解散!」
講師の言葉を聞いた後。
ギュンターはシュルツとスフォルツァに
「ありがとな」
と礼を言い、シェイルにも
「助かった」
と声かけ、剣立てを運ぶ二年の子を手伝い、三列にずらりと剣の刺さってる、木製の重い剣立てを用具室へ運んだ。
戻って来ると殆ど人は居ず、けれどスフォルツァとシュルツ、そしてシェイルは居て、三人同時に振り向く。
「まだ居たのか?」
ギュンターがそう声かけると、シュルツは頷いて告げる。
「辞めませんよね?」
スフォルツァとシェイルも、覗うようにギュンターの返事を待ってる。
ギュンターは三人を見つめ返し、ぼそっ。と言った。
「…正直、大変で音を上げたいところだが。
講師にも、なかなか代わりが居ないと言われてる。
俺がとんでもないヘマしない限り。
講師も変えたりしない」
「でも…貴方は?」
スフォルツァにまで、心配そうに見つめられ、ギュンターは微笑んだ。
「君らがいなかったら、バックレてたかもな」
それを聞いて、シュルツもシェイルも、スフォルツァまでもが。
一斉に、笑顔を見せた。
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