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続く調教と噂に困惑するローランデ

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 旧校舎準備室では、食事を終えた四年らが、ぞろぞろと元の部屋へ戻り始めた。

ローフィスはバスケットを持って宿舎に戻る、オーガスタスについて行き、この場を一時外す。

ギュンターらが隣部屋へ入ると、机にぐったり顔を伏せていたアンガスは顔を上げて、泣きそうな表情をした。

「薬…塗るか?」
「ああ…そろそろだな」

ギュンターが見てると、デカい四年の男らは、縛り付けたアンガスのさらされた尻の穴に、どろりとした粘液を塗りつけていた。

「…ガーデアル?」

ギュンターが横で自分同様見物してる四年に尋ねると、彼は腕組みしたまま頷く。
「…普通はテクに自信の無い男が使うのにな。
これは男専用に作られてるらしい。
たっぷり塗ってやれば、傷もカバーし、更に塗って暫くすれば…」
「されたくて、仕方無くなる?」
ギュンターの問いに、四年は頷く。

「口も教える。
いつまでも精力剤飲み続け、『犯す相手は絶世の美女』妄想も限界だ」
ギュンターはまた、頷いた。

言ってる間に、アンガスを囲む男らは縄を短剣で切って解き、アンガスの手足を自由にすると、引っ立てた。
そして前に着く四年は、アンガスの髪を掴み上げさせ、自身を取り出し、低い声で脅す。
「口を、開けろ。
ナニするかは、分かってるな?
どうせハウリィにも、散々させたんだろう?
噛んだら、お前を殴る。
少し、歯をたててもだ。
正直、犯すより殴りたいから、少しぐらいなら歯が当たってもいいぞ?
…お前を殴れる」

アンガスは相手がデカくて、更にごっつい拳をしてるのを見て震え上がり、大人しく口を開けた。
「…俺は動かないぞ。
お前、ハウリィにどう命じた?
命じたんなら、どうやるかは分かってるよな?!」

「ウ゛…ヴ…っ…」
「もっと舌使え!!!
どうせハウリィにも、そう言ったんだろう?!
人に言った以上、自分も出来ないとな!
全然、ヨくないぞ?
何のためにしてる!
俺をヨくする為だろう?!」

「ん゛…ん゛ん゛っ…」

後ろにも一人付き、腰を掴み尻を上げさせると。
四の五の言わずに突っ込んだ。

「ヴヴーッ!!!」
「…歯が、当たったぞ?!」
「ヴ…ヴッン…ンンンッ!」
背後の男に突かれ始めると、アンガスは恍惚の表情を浮かべ始める。

「…よく効く薬だな」
ギュンターが腕組んで、横の四年に顔を寄せ、囁く。
四年は頷く。
「ローフィスってどこからか、とんでもない逸品いっぴん手に入れてくるからな」
「…凄いな」
四年は頷き返す。
「あいつは、貴重な男だ。友達にしといて損は無い」
ギュンターも思わず、同意した。


ディングレーは準備室で、床に腰掛け、食後酒を堪能していた。
が間もなく。
みっともないアンガスの喘ぎ声が耳に入るようになり、酒瓶を床に置いて項垂れた。

チラ…と見るが、流石に早々後ろだけでイけるはずも無く、数人が中で放ち、ようやくアンガスも開放されたような喘ぎで、終わりを迎えてる。

が直ぐまた別の男が後ろを抉り、アンガスは感じ出すくぐもった喘ぎ声を上げ始めた。
ディングレーは顔を下げ、吐息を吐き出す。
「(人手が、要るはずだ…)」

突然その隣室へ通じる扉が開く。
扉を開けたリーラスは、ディングレーを見、顎をしゃくった。

「喉が渇いた」
ディングレーは横に積んである瓶を一本手に取り、手渡す。

リーラスは受け取り、歯でコルクを引き抜き、尋ねる。
「参加しないのか?」

ディングレーは顔を下げた。
「…勃たない」
リーラスは瓶を煽り、ごくりと喉を鳴らした後、ぼそりと言った。
「勃たせる薬がある」

ディングレーはしぶしぶ、顔を上げた。
リーラスの不遜な表情かおは、『来い!』と語っていて、ディングレーは項垂れながらも腰を上げた。

入ると今は前に一人。後ろに一人付き、前に付いた男はアンガスに、くわえさせていた。

ディングレーはほっとし、背を向けるリーラスの肩に手を乗せる。
「あれなら、薬無しでも俺でも勃つ」

リーラスは頷き、手にした瓶を更にあおって、前にいる男に言った。
「次はディングレーだ」

男は頷く。
そして役に立つ状態で口から引き抜き、背後で放った者の後に続き、突っ込みながら前に陣取るディングレーに忠告する。

「絶対口の中で出すなよ!
どんなに気持ち良かろうと、出すのはこの中だ!」

ディングレーは項垂れつつも、心の中で呟いた。
「(犯す側にとっても、苦行か拷問だな………)」

アンガスはよほど厳しく躾けられたらしく。
歯も立てず必死で舌をくねらせ、サービスしまくるから。
ディングレーは直ぐ硬くなる自身を意識した。
開放直前、後ろで抉り、既に解き放った四年に睨み付けられ、仕方無しにアンガスの口の中から誇張した自身を引き抜くと、場を開けた四年の後に付いて、アンガスの腰を両手で引き寄せる。

見るともう血と液まみれで、一瞬萎えかけたが、耐えた。
ギュンターが前に付き、男の髪を掴み顔を上げさせ、自分のものを口の中へと挿入してる。

ディングレーは思わず顔を、下げた。
「(結構エグい場面なのに、相変わらず冴えた美貌だ)」

それがエグさを余計強調してると、気づいたのは三度程揺すった後だった。
が突き始めると、相手の事も忘れる。

正直、相手への配慮無く遠慮せずがんがん突けるのは、性に合ってた。
いつもより早く、絶頂に達する。

解き放った後、吐息吐きアンガスの中から自分を引き抜くと、戻って来ていたローフィスが、そっと横で囁いた。
「味を、しめるなよ」

ディングレーはうっ。と呻いて俯く。
勝手に犯す奴の、気持ちが解った。
確かに理屈抜きに気持ち良かった。

直ぐ、ギュンターが自分に取って代わり、アンガスを犯し始める。
アンガスのみっとも無い喘ぎをその時耳にし、ディングレーは自分が犯してた時夢中で、その声すら聞こえて無い程没頭していた。と気づき、思い切り項垂れた。


 二年宿舎では、シュルツが自室に戻った後。
一度姿を消したローランデが再び、扉を開けるので。
残ってたフィンス、ヤッケル、シェイルはぎくっ!とした。

ローランデはクリーム色のガウン姿のままで、明るい栗毛に濃い栗毛が幾筋か混じる優しい髪を胸に流し、剣を握る勇敢な彼が想像出来ないほど、恥じらっていた。

ぼそり…と口を開くから、三人はごくり。と唾を飲み込む。

「…さっき…ギュンターって、オーガスタスと付き合ってるって…」

三人は、揃って頷く。

「…でもディングレーとも…って…」

また、三人は揃って頷く。

見てるとローランデは、見知りのオーガスタスとディングレーが、よく知らない編入してたの美貌のギュンターと関係があったことに、もの凄く混乱してる様子だった。

「…つまり…去年の、シェイルとローフィスとディアヴォロスみたいな…三関係?
…未だに…それすら良く、分からないのに…。
シェイルに、ディアヴォロスが必要って、ローフィスにも分かってるから、成り立ってる関係だよね?
でもまさか…去年一緒にシェイルの為に戦った、オーガスタスとディングレーまで…。
二人はどう見ても、女性の方が好きなんだと思ってた」

ヤッケル、フィンス、シェイルは顔を見合わせ、誰がローランデに説明するかを無言で譲り合い。
結果、一番口達者な、ヤッケルが口を開く。

「…だよな。
教練キャゼ』の全員も、そう思ってた。
だからこそ!
ギュンターの登場で、女好きのオーガスタスも、硬派のディングレーまでもが。
主義を変えた。
と『教練キャゼ』中が大騒ぎ。
全員が興味津々で、様子を見守ってる。

…つまり女好きのオーガスタスと、硬派のディングレーの。
主義を変えさせるほど…ギュンターは“垂らし”って事で、ある者は
『余程のテク持ちで、寝台でオーガスタスとディングレーを女以上に満足させまくり、二人共を骨抜きにした』
と言う程だ。

それで…それが本当かどうかを、皆知りたがってるんだけど。
…相手がオーガスタスと、ディングレーだろ?
他の男が相手なら、ギュンターを誘って真偽を確かめてみよう。
って男も現れるんだが…。
あの二人を敵に回す男が、『教練キャゼ』に居ると思う?」

聞かれて、ローランデは首を横に振る。

「だろう?
だからギュンターのベッド・テクは不明なままで、真偽はいつまで経っても闇の中。
それで…噂は広がり続け、幾つもの説が持ち上がり、現在『教練キャゼ』中の…。
主に、二年と三年だけど。
男らが熱狂して、自分の説を声高に喋り、そしてどれが本当かの、真実を知りたがってる」

ローランデはそこでようやく、ため息を吐く。
「…つまり…でも、誤解かもしれない?」

フィンスは首を思いっきり、横に振る。
「…だって、シェイル同様の美貌だ。
ギュンターがここでの保身の為、ディングレーに取り入り。
更に四年の男に強姦される危険を避けるため、オーガスタスも垂らし込んだ。
と言われて誰が反論する?
君だって…シェイルの為には戦っても、ギュンターの貞操の為に、ギュンターを犯そうとする男らと戦える?」

ローランデは、真っ赤になった。
「…シェイルは…か弱いから襲われるのも納得だけど…。
ギュンターを犯そうとする男って、そんなにたくさんいるの?」

シェイルはそう言われて、思い切り顔を下げたけど。
ヤッケルは、思い切り頷く。
「ギュンター見かけると、いつもオーガスタスと居るから。
口説く隙が無い。
と四年がぼやいてるのを聞いた」

ローランデは赤くなったまま、頷く。
「確かに…乱暴な四年の男達なら…ギュンターくらい丈夫そうなら…傷つけなくて済むし、充分相手になるんだね…」

やっと、納得したローランデの後押しするように。

ヤッケル、フィンス、シェイルは思いっきり、首を縦にして頷いた。
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