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ギュンターの生い立ち
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大勢が寝椅子やソファに寝入ってる、見窄らしい大広間に。
叔父の一人が入って来るなり、ギュンターに気づき告げる。
「熱が下がり始めた。
どうする?見舞うか?
がうつってもまずいな。
成人はそれ程熱は出ないものの、一両日は寝込む」
もう一人の叔父が言う。
「ゆっくりするのは次回に延ばし、家族に挨拶してさっさと発て」
ギュンターは頷き、さっとその広間を後にした。
石作りで色味がほぼグレーな、高い天井の下。
大階段を降りて行く。
『教練』に入る前、領地恒例の、年頃になった少年が進路を決めるために出る『成人の旅』の真っ最中で。
大勢居る叔父の一人に付き添われ、旅に出ていた。
旅の途中、盗賊に囲まれた時助けてくれた騎士が、あんまり格好良くて。
「どうしたらああなれる?」
と叔父に聞いたら
「王立騎士養成学校『教練』に行けば、多分成れる」
と言われ、『教練』の試験を受けた。
合格した後、直ぐ荷造りして『教練』へ。
…『教練』の合否が決定する数日しか、実家に戻ってなかったから、本当に久しぶり。
良くも悪くも真っ先に思い浮かぶのは、一番苦手な長男シュティツェ。
栗色巻き毛で空色の瞳の、体が大きくやたら前向きに突き進む、喧嘩自慢の乱暴者。
次に大好きな、次男アルンデルが思い浮かび、ギュンターは少し微笑んだ。
癖のあまり無い栗毛で、ヘイゼルの瞳で細身で、ぶっきらぼうだけど繊細。
下に、弟が二人。
やはり栗毛でアルンデル似の、細身の四男リンデル。
長男同様父親似で、体が大きく栗色巻き毛で空色の瞳の、末っ子ラッツェ。
未婚で身籠もった実母が、ギュンターを産んで間もなく。
義母が言う所の『限りなく自殺に近い事故』で亡くなり、実母の姉である義母に、ギュンターは引き取られたから…。
義父とは全く血の繋がり無く、兄弟達は正式には従兄弟に当たる。
が、男ばかりの五人兄弟。
更に義父の兄弟達。
数居る叔父らも男ばかりの、男系家族。
ギュンターは、どこを見てもムサい野郎だらけ。
の実家の光景を改めて実感し、ため息が出た。
産んでくれた実母の思い出は、ほぼ、無い。
二歳の誕生日直前に、足を滑らせ川で溺れて亡くなったから。
母は唯一、珍しい紫の瞳が自慢の…栗毛の大人しい、夢見がちな少女だったと聞く。
ギュンターの父親と出会い、恋をして…。
けれど別の女と婚約していた父と、一夜を過ごし。
ギュンターを身ごもったが、知らせず…。
ギュンターの父親は産まれたばかりの息子の存在も知らないまま、いい家柄の婚約者の家へと、結婚して引っ越して行き、この領地を離れ消息を絶った。
なかなか複雑な生い立ちだったけど…乱暴で粗野な男らに囲まれ。
更にひっきり無しに盗賊の襲来を受け、義父や叔父らは剣を取り。
義母や女達も、時には色仕掛けで盗賊を仕留め。
ギュンターは弟二人を連れて、隠れ、逃げ回り…。
だから悲惨な生い立ちに、ゆっくり思い悩む間も無かった。
時折、鏡に映る紫の瞳が唯一、母から譲り受けた血の証。
他の女を愛してる父に、愛されることの無い絶望で、産まれたばかりの子を残し、自殺を考えるほど繊細。
…次男アルンデル、四男リンネルのように。
だからか、ギュンターはずっと身近で面倒見てくれた、次男アルンデルに母の面影を求めた。
義母に言わせるとアルンデルは、亡くなった実母に面立ちも雰囲気も、似てるそうだ。
がアルンデルは言った。
「どうして俺だ。
ギュンターは実子なんだぞ?
奴の方が、似てるに決まってる!」
…がどうやらギュンターは瞳の色しか母に似ていず、まるっと父親似。
事実、旅の途中にたまたま出会った父親は確かにそっくりで、誰が見ても親子に見えた。
ギュンターは次々蘇る思い出にため息吐くと、挨拶しようと義母の姿を探し、一階廊下に入った。
角を曲がった途端、短剣が真っ直ぐ飛んで来、その殺気に身がぞくり…!と戦慄き咄嗟屈む。
ぐさっ!
短剣は、自分が立っていた頭近くの壁に、深々と突き刺さっていた。
短剣の向かい来た方向に振り向くが、もう次が飛んで来る。
ギュンターは頭に来て、腰に付けていた剣を半身抜き、腹に潜り込む短剣を素早く弾く。
かんっ!
「…いい加減…!」
怒鳴りかけて顔を振った途端。
頬ぎりぎりに掠り飛ぶ短剣を喰らい、ギュンターはぎくっ!として一気にカンを、研ぎ澄ます。
次が、来るかどうかを知る為に。
が短剣が尽きたのか。
突然扉の影からガタイいい男が、拳握って飛び出して来る。
最初の一発目を避ける。
その間に腹に、思い切り二発目をがっ!と食らい、ギュンターは食べたばかりの芋を、戻すまい。とこらえながら相手の腹へお返しの拳を振る。
だが後ろに一瞬で引かれ、次に踏み込まれて顔に拳が
がつん…!
と降って来る。
顔を思い切り庇って避けたから、側頭に拳が入る。
ほぼ避けたものの掠り、頭がブレてやはり目が、チカチカした。
続き飛んで来る拳にもう、きっちり腹が立ったから、肘を曲げて咄嗟にぶつけ止め、一瞬で足を後ろに引いて身を屈め、相手の腹に靴底を、叩きつけた。
が、すかしを食らう。
身を思い切り傾け、避けてる長男シュティツェを見、ギュンターは怒鳴る。
「いい加減…!」
が突然シュティツェは、微笑って剣を抜く。
「騎士はやっぱ、こっちか?」
ギュンターも歯ぎしりして剣を抜き返す。
かん…!かんかん…!
「俺は…!
呼び出されて休みも取らず駆け続けで、薬草届けに来たんだぞ?!」
が、返事無くシュティツェは問答無用で剣を降らせる。
かんかん!
かんかんかんっ!
けれど突然、びっ!
びゅんっ!
背後から別の剣を振る気配に振り向くと、13に成ったばかりの末っ子ラッツェが。
慣れない剣を大振りにぶん回していた。
「…おい…!
おい止めろ!」
がむしゃらに無茶苦茶振るので、対戦相手のはずの長男シュティツェですら、逃げ出す始末。
「こら…!
お前誰に向かって振ってる!」
四男リンデルが、柱の後ろでリンゴ囓りながら呟く。
「そりゃ、どっちか倒せればいいんじゃないのか?
どっちも倒せれば最高なんだろう?」
ギュンターはリンデルよりガタイのいい、ラッツェを見る。
猪のように身を屈め、ぶんぶん剣を、ぶん回してる。
「誰が教えたんだ!あんな無茶振り!」
ギュンターは叫ぶが、一緒に逃げ始めたシュティツェは呻く。
「…俺じゃ無い!」
ぶん!と音立てる剣を、二人同時にアタマを引っ込め避ける。
「一緒の方向に逃げても、意味ないだろう?!」
ギュンターが叫ぶとようやく長男シュティツェは、飛んで来る剣に頭下げながら、ギュンターとは反対方向に飛んで行った。
左右に散った標的に、末っ子ラッツェは右に、左に剣を振る。
が、ギュンターもシュティツェもその長い廊下で、ラッツェからどんどん離れ距離を取る。
ラッツェはギュンターを追いかけ剣を振り、逃げられると今度は背後に振り向いてシュティツェに詰め寄り、剣を振る。
その背中を、ギュンターは咄嗟に駆け寄って思い切り蹴りつけ、ラッツェがヨロめきながらも振り向き、剣を振って追っかけてる間にシュティツェは、逃げるギュンターを追いかけるラッツェの足の前にさっ!と足を差し出し、引っかけて転ばす。
ギュンターは慌てて派手に前にすっ転ぶラッツェの、剣握る腕を掴んで倒れ込む寸前、助け起こした。
「…危ないだろう!
剣持ったまま倒れ込んだら!
自分の顔裂いたらどうする…!
こいつのおしめ替えたの、俺なんだぞ!」
背後の長男に噛みつくが、シュティツェは訳知り顔で腕組みして頷く。
「お前のおしめ替えたのは、俺だ」
「嘘付け!
俺のを替えたのはアルンデルだぞ!」
「奴も替えたが俺も!替えたんだ!!!」
リンデルは柱の背後で、ぼそっ…と囁く。
「悲しい過去の事実だな。
でもう、お終いか?」
ギュンターは怒鳴った。
「もっと見たいならお前が!こいつの相手してやれ!」
末っ子は身を起こしギュンターを見、呟く。
「リンネルとやるのに飽きたから!
兄貴達にかかってったんだ!
シュティツェは普段、斬りかかる隙が無いから。
兄貴とやりあってる間がチャンスだったんだ!」
ギュンターはかんかんになってラッツェに怒鳴った。
「ならシュティツェだけに、向かって行け!」
叔父の一人が入って来るなり、ギュンターに気づき告げる。
「熱が下がり始めた。
どうする?見舞うか?
がうつってもまずいな。
成人はそれ程熱は出ないものの、一両日は寝込む」
もう一人の叔父が言う。
「ゆっくりするのは次回に延ばし、家族に挨拶してさっさと発て」
ギュンターは頷き、さっとその広間を後にした。
石作りで色味がほぼグレーな、高い天井の下。
大階段を降りて行く。
『教練』に入る前、領地恒例の、年頃になった少年が進路を決めるために出る『成人の旅』の真っ最中で。
大勢居る叔父の一人に付き添われ、旅に出ていた。
旅の途中、盗賊に囲まれた時助けてくれた騎士が、あんまり格好良くて。
「どうしたらああなれる?」
と叔父に聞いたら
「王立騎士養成学校『教練』に行けば、多分成れる」
と言われ、『教練』の試験を受けた。
合格した後、直ぐ荷造りして『教練』へ。
…『教練』の合否が決定する数日しか、実家に戻ってなかったから、本当に久しぶり。
良くも悪くも真っ先に思い浮かぶのは、一番苦手な長男シュティツェ。
栗色巻き毛で空色の瞳の、体が大きくやたら前向きに突き進む、喧嘩自慢の乱暴者。
次に大好きな、次男アルンデルが思い浮かび、ギュンターは少し微笑んだ。
癖のあまり無い栗毛で、ヘイゼルの瞳で細身で、ぶっきらぼうだけど繊細。
下に、弟が二人。
やはり栗毛でアルンデル似の、細身の四男リンデル。
長男同様父親似で、体が大きく栗色巻き毛で空色の瞳の、末っ子ラッツェ。
未婚で身籠もった実母が、ギュンターを産んで間もなく。
義母が言う所の『限りなく自殺に近い事故』で亡くなり、実母の姉である義母に、ギュンターは引き取られたから…。
義父とは全く血の繋がり無く、兄弟達は正式には従兄弟に当たる。
が、男ばかりの五人兄弟。
更に義父の兄弟達。
数居る叔父らも男ばかりの、男系家族。
ギュンターは、どこを見てもムサい野郎だらけ。
の実家の光景を改めて実感し、ため息が出た。
産んでくれた実母の思い出は、ほぼ、無い。
二歳の誕生日直前に、足を滑らせ川で溺れて亡くなったから。
母は唯一、珍しい紫の瞳が自慢の…栗毛の大人しい、夢見がちな少女だったと聞く。
ギュンターの父親と出会い、恋をして…。
けれど別の女と婚約していた父と、一夜を過ごし。
ギュンターを身ごもったが、知らせず…。
ギュンターの父親は産まれたばかりの息子の存在も知らないまま、いい家柄の婚約者の家へと、結婚して引っ越して行き、この領地を離れ消息を絶った。
なかなか複雑な生い立ちだったけど…乱暴で粗野な男らに囲まれ。
更にひっきり無しに盗賊の襲来を受け、義父や叔父らは剣を取り。
義母や女達も、時には色仕掛けで盗賊を仕留め。
ギュンターは弟二人を連れて、隠れ、逃げ回り…。
だから悲惨な生い立ちに、ゆっくり思い悩む間も無かった。
時折、鏡に映る紫の瞳が唯一、母から譲り受けた血の証。
他の女を愛してる父に、愛されることの無い絶望で、産まれたばかりの子を残し、自殺を考えるほど繊細。
…次男アルンデル、四男リンネルのように。
だからか、ギュンターはずっと身近で面倒見てくれた、次男アルンデルに母の面影を求めた。
義母に言わせるとアルンデルは、亡くなった実母に面立ちも雰囲気も、似てるそうだ。
がアルンデルは言った。
「どうして俺だ。
ギュンターは実子なんだぞ?
奴の方が、似てるに決まってる!」
…がどうやらギュンターは瞳の色しか母に似ていず、まるっと父親似。
事実、旅の途中にたまたま出会った父親は確かにそっくりで、誰が見ても親子に見えた。
ギュンターは次々蘇る思い出にため息吐くと、挨拶しようと義母の姿を探し、一階廊下に入った。
角を曲がった途端、短剣が真っ直ぐ飛んで来、その殺気に身がぞくり…!と戦慄き咄嗟屈む。
ぐさっ!
短剣は、自分が立っていた頭近くの壁に、深々と突き刺さっていた。
短剣の向かい来た方向に振り向くが、もう次が飛んで来る。
ギュンターは頭に来て、腰に付けていた剣を半身抜き、腹に潜り込む短剣を素早く弾く。
かんっ!
「…いい加減…!」
怒鳴りかけて顔を振った途端。
頬ぎりぎりに掠り飛ぶ短剣を喰らい、ギュンターはぎくっ!として一気にカンを、研ぎ澄ます。
次が、来るかどうかを知る為に。
が短剣が尽きたのか。
突然扉の影からガタイいい男が、拳握って飛び出して来る。
最初の一発目を避ける。
その間に腹に、思い切り二発目をがっ!と食らい、ギュンターは食べたばかりの芋を、戻すまい。とこらえながら相手の腹へお返しの拳を振る。
だが後ろに一瞬で引かれ、次に踏み込まれて顔に拳が
がつん…!
と降って来る。
顔を思い切り庇って避けたから、側頭に拳が入る。
ほぼ避けたものの掠り、頭がブレてやはり目が、チカチカした。
続き飛んで来る拳にもう、きっちり腹が立ったから、肘を曲げて咄嗟にぶつけ止め、一瞬で足を後ろに引いて身を屈め、相手の腹に靴底を、叩きつけた。
が、すかしを食らう。
身を思い切り傾け、避けてる長男シュティツェを見、ギュンターは怒鳴る。
「いい加減…!」
が突然シュティツェは、微笑って剣を抜く。
「騎士はやっぱ、こっちか?」
ギュンターも歯ぎしりして剣を抜き返す。
かん…!かんかん…!
「俺は…!
呼び出されて休みも取らず駆け続けで、薬草届けに来たんだぞ?!」
が、返事無くシュティツェは問答無用で剣を降らせる。
かんかん!
かんかんかんっ!
けれど突然、びっ!
びゅんっ!
背後から別の剣を振る気配に振り向くと、13に成ったばかりの末っ子ラッツェが。
慣れない剣を大振りにぶん回していた。
「…おい…!
おい止めろ!」
がむしゃらに無茶苦茶振るので、対戦相手のはずの長男シュティツェですら、逃げ出す始末。
「こら…!
お前誰に向かって振ってる!」
四男リンデルが、柱の後ろでリンゴ囓りながら呟く。
「そりゃ、どっちか倒せればいいんじゃないのか?
どっちも倒せれば最高なんだろう?」
ギュンターはリンデルよりガタイのいい、ラッツェを見る。
猪のように身を屈め、ぶんぶん剣を、ぶん回してる。
「誰が教えたんだ!あんな無茶振り!」
ギュンターは叫ぶが、一緒に逃げ始めたシュティツェは呻く。
「…俺じゃ無い!」
ぶん!と音立てる剣を、二人同時にアタマを引っ込め避ける。
「一緒の方向に逃げても、意味ないだろう?!」
ギュンターが叫ぶとようやく長男シュティツェは、飛んで来る剣に頭下げながら、ギュンターとは反対方向に飛んで行った。
左右に散った標的に、末っ子ラッツェは右に、左に剣を振る。
が、ギュンターもシュティツェもその長い廊下で、ラッツェからどんどん離れ距離を取る。
ラッツェはギュンターを追いかけ剣を振り、逃げられると今度は背後に振り向いてシュティツェに詰め寄り、剣を振る。
その背中を、ギュンターは咄嗟に駆け寄って思い切り蹴りつけ、ラッツェがヨロめきながらも振り向き、剣を振って追っかけてる間にシュティツェは、逃げるギュンターを追いかけるラッツェの足の前にさっ!と足を差し出し、引っかけて転ばす。
ギュンターは慌てて派手に前にすっ転ぶラッツェの、剣握る腕を掴んで倒れ込む寸前、助け起こした。
「…危ないだろう!
剣持ったまま倒れ込んだら!
自分の顔裂いたらどうする…!
こいつのおしめ替えたの、俺なんだぞ!」
背後の長男に噛みつくが、シュティツェは訳知り顔で腕組みして頷く。
「お前のおしめ替えたのは、俺だ」
「嘘付け!
俺のを替えたのはアルンデルだぞ!」
「奴も替えたが俺も!替えたんだ!!!」
リンデルは柱の背後で、ぼそっ…と囁く。
「悲しい過去の事実だな。
でもう、お終いか?」
ギュンターは怒鳴った。
「もっと見たいならお前が!こいつの相手してやれ!」
末っ子は身を起こしギュンターを見、呟く。
「リンネルとやるのに飽きたから!
兄貴達にかかってったんだ!
シュティツェは普段、斬りかかる隙が無いから。
兄貴とやりあってる間がチャンスだったんだ!」
ギュンターはかんかんになってラッツェに怒鳴った。
「ならシュティツェだけに、向かって行け!」
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