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二年の英雄 ローランデ
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アイリスも言いたかったが、スフォルツァが先に言った。
「…どうして四年の試合はいちいち、乱闘で中断するんだ?」
有り得ないだろう?
と手を連中に向けて差し出し、同意を求められて。
アイリスは顔を下げ、言葉無くただ首を、横に振った。
残り組は、居並ぶ。
リーラスは剣を調べてるローフィスに、顔を寄せて尋ねた。
「保ちそうか?」
ローフィスはぐらつき始める剣の根本を指で押し、投げやりに肩を竦めた。
「さぁな!」
「御大はまだ、見物席か」
ローフィスは気づいて、列の外れで腕組む、シード扱いのオーガスタスを見やる。
「そりゃ少しでも剣を温存し、今年はローランデを下して四年の面子を立たせてやりたいと言う、講師の親心だろう?」
リーラスは二年席の端正な貴公子、ローランデに顎をしゃくる。
「あいつ相手に温存なんて無理だ。
オーガスタスもディングレーも、結果我慢出来ずに剣を振り、折られて負ける」
ローフィスが顔を上げてローランデを、見た。
「…我慢しても無駄だと、解ってるから余計だな」
リーラスが改めてローフィスの見解を尋ねる。
「ローランデはそこまで強いと、お前でも思うか?!」
「変幻自在。
お前、振り入れてる途中で剣筋変えられるか?
俺は奴が一振りで最高、四回変えたのを見てる。
去年のディアヴォロスとの対戦で」
「あれは…相手が強いから、実力以上が出たんだろう?」
ローフィスはリーラスの甘さに、呆れ顔で言い返す。
「ディアス(ディアヴォロスの略称)相手に竦み上がり、逆に本来の実力が、出せないのが普通だ。
ディアス相手に実力以上が出せるなら。
オーガスタスだろうが、ディングレーだろうが。
それが出来るって事じゃないか」
リーラスはぐっ。と詰まった。
「…まあ俺だって、オーガスタスと対戦なんてったら、あの巨体と余裕に飲まれるな。
ディングレーは王族だから、半端なく偉そうで激しい」
ローフィスは肩を竦めた。
「ローランデは並じゃない」
リーラスも、しぶしぶ同意した。
「まあ…そうかもな」
ローフィスは苦虫潰したようなリーラスの表情に、くすり。と微笑った。
「そりゃ優等生で端正で。
たいして体格もいい訳じゃない、優しげな貴公子が。
学校の頂点に立つ。
ってのに異論を唱えたい気持ちは分かる」
リーラスは顔を下げ、ローフィスの言葉に同意を示して頷いた。
「ディアヴォロスの時は、上級でさえ。
彼が通ると道を開ける程の、威厳があった。
例え下級だろうが王族で。
体格も負けてなかったし、誰もが納得の人材だろう?」
二人は並んで、正面に対戦相手を迎える。
もう、たったの四人。
向かいの男達はどちらも見知った猛者。
が飛び来る剣を、どちらも受けながら、二人は会話を止めなかった。
かん…!
「ディアスと比べるのはどだい、無理だ…!」
ローフィスが言うと、リーラスが剣を受けながら横に振り向く。
「だが、一年で四年と対戦なんて。
『教練』史上でさえ、滅多に無いんだぞ?!」
「…がそれをする奴の一人はやっぱり、地方大公の子息だったろう?」
ローフィスが言い返すと、リーラスは戦いながら反論する。
「巨体な野獣の親玉みたいな、子息だぞ?
歴代肖像があったら比べてみろ!
ローランデみたいな気品の塊の、中肉中背の地方大公子息なんて。
一人も居やしない!!!」
カン…!
剣を弾き顔を傾け、避けながらもまだローフィスは、言い返す。
「だって、お前ですら。
去年ローランデがディアヴォロスに向かって行った時は、応援したじゃないか!」
「ディアヴォロス相手に食い下がる奴が居たら、つい応援しちまうだろう?
いつだって数秒で、ディアヴォロスは勝ってたんだから!!!」
「そりゃ表面は優しげだが…ローランデがどれだけ果敢か、その目で見てる筈だ!」
「まあそりゃ…見た目道理のやさ男なら、オーガスタスもディングレーもあれほどローランデを怖がらない!」
がとうとう、二人の対戦相手はキレた。
「いい加減にしろ!」
「真面目にやれ!!!」
オーガスタスは腕組みして事のなり行きを、見守っていたが、やれやれ…。と吐息を吐いた。
この後に及んでまた、一騒動起きそうな気配が、した。
ローフィスは正面で歯を剥き出す、仲間のドロッティを見た。
リーラスといつも、しのぎを削る腕前。
…が、自分にはいつも甘い男だった。
がちっ!
剣がかち合うと、ドロッティは睨み付けて来る。
「お前…相手が俺で、舐めきってないか?!」
ローフィスは素早く言い返す。
「…俺の剣はもうぐらぐらで、いつ弾き飛んでもおかしくないから、開き直ってるだけだ!」
剣を引き間を取る。
次のドロッティの剣はそれは…甘かった。
優しい。と言っても、いい位に。
…グーデン一味と敵対する仲間内でも、シェイルだなんて学校一の美少年の兄貴で一番嫌がらせを受け続け、ローフィスはオーガスタスにもドロッティにも、散々庇ってもらった。
“俺を気の毒がって、いつも俺に対してはとても甘い、気の良い男。
だから………"
カン!
振られた甘々の剣を。
ローフィスが力一杯弾き飛ばすと、ドロッティは目を見開き口だけ動かし、こう怒鳴る。
『自ら剣を折る気か!』
が、ローフィスは笑った。
「今回が最期。
絶対リーラスと決着を付けてやる!
そう言ってた癖に、俺に勝ちを譲る気か?」
もう一度思い切り突っ込んで行って、ローフィスは力一杯斬りかかった。
かん!
ドロッティは剣を弾かれまいと、きつく握って弾き返す。
ぐぁん!
ブゥン!!!
その衝撃で、剣は柄を残してローフィスの手元からすっぽ抜け、遙か彼方へ飛んで行く。
ローフィスは思わず、飛んだ剣の行方を顔を思い切り上向けて、見守った。
案の定剣先は、講堂内の天井目指し、ひたすら上へと飛んで行く。
がそれはオーガスタスとは反対方向。
二年席の上空目がけ、かっ飛んで行った。
ドロッティが、目を見開いてローフィスに小声で尋ねる。
「…ヤバいか?」
ローフィスはくるくる回りながら天井近くを飛んで行く、剣先見つめて相槌打つ。
「…かもな」
剣先は回りながら大きな弧を描き、二年席へと落下し始めた。
ざわっ!
二年達は一斉に、どこに落ちるのかといびつな軌道を描き落ちて来る、剣先を見つめ、逃げ惑った。
が。
二列目辺りに落ちて来る剣を見極め、すっ…と一列目にいたローランデは立ち上がる。
咄嗟に剣を抜くと、その場でふわり…と上に飛び上がり、一気に剣を床に、叩きつけた。
キン…!
ガッッッ!
二年達は一斉に安堵のため息を大きく吐き出し、剣を振り切って着地する最前列の優しげな貴公子、ローランデを揃って見つめた。
“二年の英雄"
二年の誰もが、ローランデに心からの、尊敬の微笑を送る。
彼を頼もしげに、そして誇らしげに伺い見る、顔、顔、顔………。
三年も四年もが。
ローランデを心から崇拝する二年達から、揃って顔を背けた。
「…どうして四年の試合はいちいち、乱闘で中断するんだ?」
有り得ないだろう?
と手を連中に向けて差し出し、同意を求められて。
アイリスは顔を下げ、言葉無くただ首を、横に振った。
残り組は、居並ぶ。
リーラスは剣を調べてるローフィスに、顔を寄せて尋ねた。
「保ちそうか?」
ローフィスはぐらつき始める剣の根本を指で押し、投げやりに肩を竦めた。
「さぁな!」
「御大はまだ、見物席か」
ローフィスは気づいて、列の外れで腕組む、シード扱いのオーガスタスを見やる。
「そりゃ少しでも剣を温存し、今年はローランデを下して四年の面子を立たせてやりたいと言う、講師の親心だろう?」
リーラスは二年席の端正な貴公子、ローランデに顎をしゃくる。
「あいつ相手に温存なんて無理だ。
オーガスタスもディングレーも、結果我慢出来ずに剣を振り、折られて負ける」
ローフィスが顔を上げてローランデを、見た。
「…我慢しても無駄だと、解ってるから余計だな」
リーラスが改めてローフィスの見解を尋ねる。
「ローランデはそこまで強いと、お前でも思うか?!」
「変幻自在。
お前、振り入れてる途中で剣筋変えられるか?
俺は奴が一振りで最高、四回変えたのを見てる。
去年のディアヴォロスとの対戦で」
「あれは…相手が強いから、実力以上が出たんだろう?」
ローフィスはリーラスの甘さに、呆れ顔で言い返す。
「ディアス(ディアヴォロスの略称)相手に竦み上がり、逆に本来の実力が、出せないのが普通だ。
ディアス相手に実力以上が出せるなら。
オーガスタスだろうが、ディングレーだろうが。
それが出来るって事じゃないか」
リーラスはぐっ。と詰まった。
「…まあ俺だって、オーガスタスと対戦なんてったら、あの巨体と余裕に飲まれるな。
ディングレーは王族だから、半端なく偉そうで激しい」
ローフィスは肩を竦めた。
「ローランデは並じゃない」
リーラスも、しぶしぶ同意した。
「まあ…そうかもな」
ローフィスは苦虫潰したようなリーラスの表情に、くすり。と微笑った。
「そりゃ優等生で端正で。
たいして体格もいい訳じゃない、優しげな貴公子が。
学校の頂点に立つ。
ってのに異論を唱えたい気持ちは分かる」
リーラスは顔を下げ、ローフィスの言葉に同意を示して頷いた。
「ディアヴォロスの時は、上級でさえ。
彼が通ると道を開ける程の、威厳があった。
例え下級だろうが王族で。
体格も負けてなかったし、誰もが納得の人材だろう?」
二人は並んで、正面に対戦相手を迎える。
もう、たったの四人。
向かいの男達はどちらも見知った猛者。
が飛び来る剣を、どちらも受けながら、二人は会話を止めなかった。
かん…!
「ディアスと比べるのはどだい、無理だ…!」
ローフィスが言うと、リーラスが剣を受けながら横に振り向く。
「だが、一年で四年と対戦なんて。
『教練』史上でさえ、滅多に無いんだぞ?!」
「…がそれをする奴の一人はやっぱり、地方大公の子息だったろう?」
ローフィスが言い返すと、リーラスは戦いながら反論する。
「巨体な野獣の親玉みたいな、子息だぞ?
歴代肖像があったら比べてみろ!
ローランデみたいな気品の塊の、中肉中背の地方大公子息なんて。
一人も居やしない!!!」
カン…!
剣を弾き顔を傾け、避けながらもまだローフィスは、言い返す。
「だって、お前ですら。
去年ローランデがディアヴォロスに向かって行った時は、応援したじゃないか!」
「ディアヴォロス相手に食い下がる奴が居たら、つい応援しちまうだろう?
いつだって数秒で、ディアヴォロスは勝ってたんだから!!!」
「そりゃ表面は優しげだが…ローランデがどれだけ果敢か、その目で見てる筈だ!」
「まあそりゃ…見た目道理のやさ男なら、オーガスタスもディングレーもあれほどローランデを怖がらない!」
がとうとう、二人の対戦相手はキレた。
「いい加減にしろ!」
「真面目にやれ!!!」
オーガスタスは腕組みして事のなり行きを、見守っていたが、やれやれ…。と吐息を吐いた。
この後に及んでまた、一騒動起きそうな気配が、した。
ローフィスは正面で歯を剥き出す、仲間のドロッティを見た。
リーラスといつも、しのぎを削る腕前。
…が、自分にはいつも甘い男だった。
がちっ!
剣がかち合うと、ドロッティは睨み付けて来る。
「お前…相手が俺で、舐めきってないか?!」
ローフィスは素早く言い返す。
「…俺の剣はもうぐらぐらで、いつ弾き飛んでもおかしくないから、開き直ってるだけだ!」
剣を引き間を取る。
次のドロッティの剣はそれは…甘かった。
優しい。と言っても、いい位に。
…グーデン一味と敵対する仲間内でも、シェイルだなんて学校一の美少年の兄貴で一番嫌がらせを受け続け、ローフィスはオーガスタスにもドロッティにも、散々庇ってもらった。
“俺を気の毒がって、いつも俺に対してはとても甘い、気の良い男。
だから………"
カン!
振られた甘々の剣を。
ローフィスが力一杯弾き飛ばすと、ドロッティは目を見開き口だけ動かし、こう怒鳴る。
『自ら剣を折る気か!』
が、ローフィスは笑った。
「今回が最期。
絶対リーラスと決着を付けてやる!
そう言ってた癖に、俺に勝ちを譲る気か?」
もう一度思い切り突っ込んで行って、ローフィスは力一杯斬りかかった。
かん!
ドロッティは剣を弾かれまいと、きつく握って弾き返す。
ぐぁん!
ブゥン!!!
その衝撃で、剣は柄を残してローフィスの手元からすっぽ抜け、遙か彼方へ飛んで行く。
ローフィスは思わず、飛んだ剣の行方を顔を思い切り上向けて、見守った。
案の定剣先は、講堂内の天井目指し、ひたすら上へと飛んで行く。
がそれはオーガスタスとは反対方向。
二年席の上空目がけ、かっ飛んで行った。
ドロッティが、目を見開いてローフィスに小声で尋ねる。
「…ヤバいか?」
ローフィスはくるくる回りながら天井近くを飛んで行く、剣先見つめて相槌打つ。
「…かもな」
剣先は回りながら大きな弧を描き、二年席へと落下し始めた。
ざわっ!
二年達は一斉に、どこに落ちるのかといびつな軌道を描き落ちて来る、剣先を見つめ、逃げ惑った。
が。
二列目辺りに落ちて来る剣を見極め、すっ…と一列目にいたローランデは立ち上がる。
咄嗟に剣を抜くと、その場でふわり…と上に飛び上がり、一気に剣を床に、叩きつけた。
キン…!
ガッッッ!
二年達は一斉に安堵のため息を大きく吐き出し、剣を振り切って着地する最前列の優しげな貴公子、ローランデを揃って見つめた。
“二年の英雄"
二年の誰もが、ローランデに心からの、尊敬の微笑を送る。
彼を頼もしげに、そして誇らしげに伺い見る、顔、顔、顔………。
三年も四年もが。
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