アースルーリンドの騎士 幼い頃

あーす。

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第八章 『中央護衛連隊長就任』

宮廷人の仲間入りしたギュンターの、三人の子供達への想い

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 ギュンターはダーフスの横で、次々寄り来る身分高い男を紹介され、作り笑顔をろうじて浮かべる。

ダーフスの紹介を耳にするが、どれも肩書きがほぼ『大臣』。
そして身分は全て、王家の者。

つくづく、中央護衛連隊長は自分には過ぎた身分で、ディングレーが相応しい…と、チラとディングレーの姿を盗み見するが、ディングレーは視線合わせまい。と、くるりと背を向ける。

溜息を我慢し顔下げてると、エルベスが鮮やかな笑顔浮かべ、ダーフスとは反対側の、横に付いて微笑を浮かべる。
そして、ダーフスが紹介する大臣に親密な笑顔向け
「先日、アレス婦人の舞踏会で、ご子息をお見かけしましたが、大層ご立派になられて…」
と、いかつい相手が思わずにこやかになる言葉を、投げかける。

その後ダーフスが紹介する相手に、エルベスは一人一人に合ったご機嫌伺いを述べ、彼が話すと途端大抵の相手が笑顔になる様に、つくづくエルベスは凄い。
と横の若き大公を見つめる。

一通りの紹介が終わったのか、ダーフスとエルベスは揃ってギュンターに向き直り、代わる代わるに告げる。
ダーフスが、まず口開く。
「王族のとりなしは私がする。
君は状況を私に知らせてくれればそれでいい」
次いでエルベスが。
「困った相手が居たら迂闊には喋らず、アンガストに名を告げて頂ければ、私が処します」

ギュンターはその大物二人に笑顔向けられ、喉がひりついて掠れた声を何とか、絞り出した。
「俺はどうすれば…」
「社交の場や大物らの異論は全て、私達が処理しますから、王族の文句が出たらダーフス公にご報告を。
私へは、アンガストに告げて頂ければ、連絡が付きます」

エルベスの言葉に、感謝を述べようとした時、ダーフスが囁く。
「君は余分な憂い無く『私欲の民』を撃退してくれ。
『影の民』が裏で動いているようなら、直ぐ西領地(シュテインザイン)護衛連隊長、ダンザイン殿に早馬を。
それ以外は…」
「盗賊から、民を護る」
ギュンターの、声が低く、ダーフスは目を見開く。
「…甥(ディアヴォロス)の見識は、いつも確かだ…!」

そう、小声で囁かれて、ギュンターは意味を問おうとした。
が、馴染みのご婦人に視線を向けられたのか、ダーフスはそちらに微笑送り
「ちょっと失礼」
と場を外す。

惚けているギュンターに、エルベスはくすくす笑う。
「身分高い男達に、怖じてる様子だ」
ギュンターはエルベス大公に振り向く。
「…俺は平貴族だ。
王宮に入った事だってロクに無い上、来る用事はいつも、伝令程度だった」

そう言って、やたら高い天井の、素晴らしく豪華で広大な舞踏会広間を見渡す。
「目の合う数人の若い大貴族は“不似合いな奴”と俺を見下している」

が、エルベスはギュンターを、じっ。と見つめ口開く。

「中央護衛連隊長は、舞踏会で目立てばいい者が成る役職じゃ無い。
むしろ…舞踏会で愛想振りまけるようでは、軽く見られ眉しかめられる。
身分は関係無い」
「…つまりは実力か?」

エルベスは、頷くと手にした素晴らしいグラスから、舌の鳴る高級果実酒で喉を湿らせた。
「それに、今の君の身分は最早、公爵。
城と領地を用意するが…場所は君の希望を聞こうと思って」

ギュンターは思わずそう言った、エルベスを見る。
驚いてはいるんだろうが、表情には出ず、相変わらずのすましきった美貌。

「…希望が…あるとするなら、西領地(シュテインザイン)南地区、ラウレス公邸だ」

エルベスは不案内だろう。と思ったのに…彼はその名を、知っていた。
驚きに目を、見開いたから。

「…解ってるのか?ギュンター。
ラウレス城は『私欲の民』に襲われ、妻と子供達は国外に売られ、公自身も刃に倒れ、公爵邸は…今や、管理する者らが僅かに居る程度。
それだとて、盗賊の襲撃時地下通路で一時避難する程。

…一番崖に近く、襲撃に真っ先に出会う、うち捨てられ荒れ果てた、ひどい領地だ」

ギュンターは顔色も変えず、言い放つ。
「…知っている…。
その公爵邸が大勢の騎士を抱え最前線を護っていた時…俺の育った領地はその背後に在ったから、まだマシだった。
ラウレス公が倒れて以来…真っ先に襲撃に、曝されるように成り…悲惨な年月が続く。
俺がその地の公爵に成れば…叔父従兄弟らと共に、大勢の騎士達を送り込んで、実家の領地を護れる」

エルベスは言葉を飲み…だが、すっ…と背を向けている一人に寄ると、耳打ちする。
耳打ちされた身分の高い男は途端、目を見開いて振り向く。
「ラウレス公領地だと?!
本気であんな危ない土地の領主になる気か?!」

言ってエルベスを見るが、エルベスは真顔。

彼は今度は、ギュンターを見て言葉を続ける。
「…あそこはとても住めない土地だと、知らないのか?
第一城は、荒れ果てて亡霊の住処のような不気味な場所で、周囲の領地も石ころと雑草だらけ…!
収穫なんてとても望めない!
就任祝いなんだ!
もっと…作物の良く育つ、美しい城の建つ、豊かな土地が幾らでも候補にあるぞ?!
悪い事は言わん。
考え直せ。
第一、就任祝いには不吉すぎる」

だがギュンターの表情は変わらない。
「くれる。と言うならラウレス公領地以外、俺は受け取らない」

男はその美貌の無表情の男に目を剥きかけ…が、エルベスに向き直った。
エルベスは静かに言い放つ。
「…手続きを、頼む」
「…本気、なんだな?」
エルベスが肩竦め、男は無理矢理頷くと
「明日、正式書類を発行する。
だが解ってると思うが、城と領地に人が住めるようになる迄、護衛が必要だ。
しかもかなりの手練れの、一個中隊程が」

ギュンターが見ていると、エルベスが頷く。
「彼の兄弟や親類が多く居る土地だそうだから、人手は期待できる。
君は、城の修繕職人の手配を頼む」

男は、歯を剥いた。
「公領地の大事な修繕部隊を、そんな危ない土地に送るには、安全確保して貰わないととても、無理だ!
職人達はどれも一級の腕の、代わりの居ない者ばかりだからな!
そこらの平貴族なんかより、余程価値ある大事な男達だ!!!」

「耳が痛いが、安全は私が保証する」
エルベスの言葉に、男は目を剥いて怒鳴った。
「耳が痛いように言ったんだ!
いつ『私欲の民』の襲撃が、あるともしれぬ危険地帯…!
彼らには常に護衛を絶対!付けてくれよ!!!」
「了承した」

言って男は、じろり…とギュンターを睨み、その場から背を向けた。
「…大変そうだな」
ぼそり…と告げると、エルベスは微笑った。
「豪華な飾り彫刻やら金や宝石のはめ込まれた壁なんかを直すには、大層な技術が要る。って事で、ただそれだけさ」

ギュンターは、めちゃ大変なことでも、軽やかに請け合うその若き大公は、やっぱりアイリスの叔父なんだな。
と内心呟き、ついマジマジと、優雅に見えて大胆不敵な、やり手の大公の若く整った顔を見た。

広間に目を向けると、ディアヴォロス、アルファロイス両将軍が、王と王妃と、微笑を浮かべ談笑していた。

エルベスがそっ…と横から囁く。
「いつも…あんな場だと必ず、ムストレスが現れては…無冠の帝王のように振る舞い、若き両将軍を見下してその存在を貶めていた」

ギュンターは顔が、揺れるのを自覚していた。
そうか…。
ムストレスの本当の出番は、ここだったのか…。
軍ではさ程その姿を見せない。
戦闘で名を馳せず…こういう場で幅を効かせ…近衛で大きな面してたのか…。

ディアヴォロス、アルファロイスは常に戦場で、戦闘指揮を執っていた。
その姿を誰もが…目にしてる。
だからこそあの二人は、近衛の男達に心から信頼されていた…。

エルベスはギュンターにそっ…と視線送る。
「これから君は度々こういう舞踏会に呼ばれる。
だが戦闘がある時は欠席し、自身の職務を遂行して結構。
むしろ…『私欲の民』が押し寄せてる時に舞踏会に出、笑顔を振りまくのなら、覚悟が必要だ」
「…決して負けないと言う?」

エルベスは頷く。
「社交好きな中央護衛連隊長は昔、わざと敵が押し寄せ来る時ばかり、舞踏会に出ていた。
が、必ず勝つ。
以来彼が非常時に舞踏会に現れると、皆が彼を微笑みで包む。
『今度も、大丈夫だ』と」

ギュンターは溜息を吐いた。
「…大層、自信家で剛胆だな?」
エルベスは笑って頷いた。

「君に就けたアンガストは非常に有能な男だ。
影のように君の側にいつも居て、君に寄り来る男らにもし物騒な…君を破滅に導く私欲の塊の身分高い男が居たら、必ず彼らから君を護る。
例え君の心証がどれ程良かろうと…自身の陰謀の為に君を利用としようとしたなら…その男は、君の周囲から消える」

ギュンターは改めてエルベスを、見た。
…つまりアンガストは、自分の命令無しに、危ない男を秘密裏に処理するのだと解って。
そしてそれは自分の命(めい)だから、咎めるなと…エルベスは言っている。

ギュンターは、頷くしか無かった。
が、思い知った。

これだけの後ろ盾が無ければきっと…中央護衛連隊長の椅子には、座り続けられないだろう、事を。

自分を政治的に失脚させる手段が…この舞踏会に集う人々には、幾らでもあるのだから…………。


ギュンターがオーガスタスと談笑するローランデに視線送るのを、エルベスは見逃さず、笑顔で
『行って良い』
と告げた。

ギュンターはそっ…と歩を進める。
道開ける高貴な人々は皆、ギュンターに気づくと微笑を送る。
ギュンターは微笑み返すものの…心の中はじっとりと…冷や汗をかき続けていた。

近衛騎士は剣で敵を倒す。
が、宮廷人らは陰謀で、敵を打ち倒す。
それを、ひしひしと感じて。

自分のような、身分の低い男など、引きずり下ろしたい男がちょっと企むだけで。
簡単に、今の座から引きずり下ろせる。

周囲を見回すと、身分高い若者が、一時中央護衛連隊長の椅子を、君に預ける。
がいずれは明け渡して頂く。
そんな挑戦的な視線が、いくつも感じられた。

おお…!!!

会場がどよめき、見ると中央でディンダーデンが、何と王妃と踊り始めていた。

「彼が補佐だそうだ」
「おや…!
今度の中央護衛連隊上層部は、生え抜きの美男二人か…!」

そんな噂する声を耳に、ギュンターがオーガスタスの前に立つローランデの、背後に寄ると、オーガスタスは笑う。
「お前相手だと流石に、王妃は浮気を疑われるからな」

ギュンターは言われて、視線を広間中央で目立ちまくる、ディンダーデンと王妃の踊る姿に視線送る。

「補佐、ディンダーデンの披露目を…ああいう形で行ってるんでしょう…」
ローランデの言葉に、ギュンターは改めて国王が、自分の噂を耳にしてる事を思い返した。
「…ディンダーデンが補佐だと、ここの人は皆知っている様子だな…」

オーガスタスはグラスを口に、囁く。
「ローランデに聞いてみろ。
ここでは情報が、剣の代わりだ」

ギュンターが横に付くローランデに視線送る。

彼はやっぱり感じ良く微笑んで、頷く。
「相手を黙らせるのに、幾つ相手の弱味を握る情報を持っているか。
それで勝敗を付ける」

ギュンターは頷き、ローランデが手にしたグラスを取り上げ、半分以上は残ってるそれを、一気に煽ってほんの少し残し、ローランデの手に返す。

「俺の噂も、国王は耳にしたと」
呟くとオーガスタスがローランデに顎しゃくるから、ギュンターは言葉を続ける。
「舞踏会に出ると女に囲まれる事だ」

オーガスタスは呆れた。
「毎度取り囲まれて、既に名物に成ってるから当然耳に入るだろう?」
ギュンターはそれ聞いて、思い切り項垂れた。

「…つまりここに居る連中は、俺とディンダーデンの事は殆ど…」
「噂で聞いている。
そりゃそうだろう?
聞いた事無い馬の骨のようなお前の名が、栄えある中央護衛連隊長に上がってる。
皆お前の情報を、そこら中漁って聞きまくり、ここで実物見ようと押しかけてきてるんだから…!」

ローランデが見てると、ギュンターは改めて顔、下げた。


「ギュンター!
ギュンター凄く、格好良かった!!!」
テテュスが頬を林檎色に染め、しきりに服の裾握り、見上げてそう言う。
レイファスも頬染め、はしゃいだ高い声で告げる。
「凄く、誇らしかった!
皆の苦労の、報われた瞬間だものね!!!」

言われ…ギュンターは改めて、オーガスタスとローランデを順繰りに見つめる。
が、オーガスタスは
『改めて礼を言うのは勘弁してくれ』
と顔背けたし、ローランデは子供達に
「君達も、凄く頑張ったから、感激ひとしおだろう?」
と優しく言っていて…ギュンターはまた、顔下げる。

ファントレイユはいつも人形のようにすましきってたのに、本当に嬉しそうに微笑んでた。
「もう…あんまり格好良くて、僕、泣きそうに成った!!!」

ギュンターは三人の子供達に振り向く。

つい…自分を、紅潮した頬で目を潤ませ見つめる、テテュスを抱きしめそうに成った。

…済まなかった…。
お前からたった一人の…父親を奪う所だった…。
本当に、切ない思いさせて済まなかった…。

そして、レイファスを見る。
血塗れのオーガスタス。
そして…必死で護る危なっかしいシェイル…。
大人は彼らを心配したけど…レイファスもそれは…自分を護ってくれる大人達を、心配した…。

つい…手を小さなレイファスの頭に乗せ、くしゃっ。と撫でた。

そして、ファントレイユ。
父親ゼイブンの護りに応えようと…いつでも必死で………。
あの、傀儡王の結界の中でも、皆を助ける為に、最後迄その責務を果たしてた…。

朧に残る…大人の彼らの面影…。
子供の自分の心に応え…未来の彼らは駆けつけた………。

ギュンターは我慢した。
心素直な三人を目にした途端…目頭が熱く成って。

アイリスもローフィスも…言ったりはしないだろう。
オーガスタス同様、恩に着せるような事は何も。

だが間違いなく彼らが共に戦ってくれたからこそ…。

ギュンターは、ぼそり…と囁く。
「誇りに…思ってくれる程、立派に見えたか?」

三人は、思いっきり頷いた。

やっぱり…ギュンターは三人を、思い切り抱きしめて、泣きたくなった。

感謝を…彼らに心の底から、言葉を超えた感謝を、伝えたかった。

「…ギュンター………?」
ファントレイユの問う言葉にも、ギュンターは顔を、上げられなかった。

オーガスタスが頷き、ローランデはそっ…と三人の背を押す。
ローランデに促されその場を離れる小さな三人に、ギュンターは泣き顔に歪む笑顔向け、首を縦に振った。

オーガスタスが、さり気なく寄って周囲から、泣きそうな顔を隠してくれる。
程無く、アルファロイスが自分の血縁の、王妃をディアヴォロスに紹介し、ディアヴォロスと王妃のダンスが会場中の視線集める。

オーガスタスはまだ無茶をし、ギュンターの感激の涙を周囲から隠す、ディアヴォロスに視線向ける。

彼は『これくらいは大丈夫だ』
と軽くオーガスタスに、視線送った。

アルファロイスが直ぐやって来て、ギュンターを囲みオーガスタス同様、その泣き顔を周囲から隠す。

「…大人は大丈夫だが…素直な子供相手だと、感情を抑えるのは無理らしい…」
オーガスタスの言葉に、アルファロイスは笑う。
「びっくり箱だし、突然だったからな…!」

ギュンターはその右将軍の、相変わらずの無頓着な物言いに、思わず顔を上げて睨みそうに成った。

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