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第八章 『中央護衛連隊長就任』
中央護衛連隊長の重責を、改めて思い知るギュンター
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広場では、散会した騎兵らが馬を厩に戻し、あちこちのテーブルに用意された料理を立って喰い、酒のグラスを片手にわいわい言いながら祝ってる。
中央護衛連隊長宿舎でギュンターは、ちんどんやみたいな飾りを全部取り、やって来るオーガスタス。
そしてどっか!と長椅子でヘタり込むディンダーデンの居る部屋で、椅子にかけて俯いていた。
ローランデが、瞳輝かせて入って来る。
「君、とっても素晴らしかったよ!」
が、オーガスタスが立つその前の椅子に、俯いて座るギュンターの姿を見つけ、あれ?と首捻る。
ディングレーとラフォーレンは揃って、二日酔いの頭抱え入って来て、スフォルツァがやれやれ。と扉閉める。
「官舎前広場では、凄い騒ぎですよ!
あれだけの人数の屋外宴会。
って近衛でも、そうそう無いですよね?」
そして、困惑するローランデを見つめる。
「…どうしたんです?」
ローランデはだが、オーガスタスを見る。
「…腹痛…とか?」
聞かれて、オーガスタスは肩すくめて言った。
「重責を、改めて噛みしめてるんだろう?」
横に立っているオーガスタスに、上から言われ、ギュンターは俯ききって頷く。
「…ディングレーもディンダーデンも、逃げる筈だ…」
ディンダーデンは椅子にへたり切って、呻く。
「明日は就任祝いの舞踏会だ。
大貴族から王族、大公まで、都の重要人物が軒並み詰めかけるぞ」
ギュンターはますます、がっくり。と首垂れた。
スフォルツァが、ぼそり。と囁く。
「…大観衆の前で就任の誓いを叫んだ貴方は、本当に素晴らしかったのに。
…同一人物ですか?」
問われてオーガスタスは、仕方なげに頷く。
「多分な」
ディングレーは部屋に入るなり、二日酔いの頭に手をやって、手近な椅子にへたり込むと呻く。
「舞踏会には、ローフィスやアイリスは来るのか?」
オーガスタスが唸る。
「…奴らは神聖神殿隊付き連隊だしな。
神聖神殿隊付き連隊からは、出るのはせいぜい長と副。
アイリスはエルベスの血縁として、出席出来るが…。
結構傷があるのにかなり無理してる。
あっち(「夢の傀儡王」結界内)では怪我してても、生身の傷の殆ど癒えてる俺達と違い…重傷の回復途中であの無茶だ。
多分、ミラーレスが首を縦に振らないだろう。
とダンザインが言っていた。
…現にダンザインも、明日の舞踏会は欠席。
式典が終わったら直ぐ、『光の里』に戻って行った」
ギュンターが、俯く顔を上げる。
オーガスタスの横に立つローランデの、心配そうな表情。
つい、小声で問うた。
「…式典では病人には見えなかったが…無理したのか?」
ギュンターの問いに、ローランデは振り向く。
「彼(ダンザイン)の部下達はまだ完全に癒えてないし…その不在の業務の采配を、神聖神殿隊騎士らに割り振って合同で職務に当たってるそうだ。
部下らが職務復帰出来たら、代わりに休む。とダンザインは言ってた。
けど…“気”を抜くと辛そうだった…。
…倒れないと良いけど………」
ギュンターは再び、がっくり…!と首、垂れた。
オーガスタスがそれ見て、ぼやく。
「全部俺の馬鹿のせいだ。
と落ち込んでるな」
が、ディンダーデンが酒片手で唸る。
「悪いのは間違いなく、「夢の傀儡王」まで担ぎ上げたメーダフォーテだ。
だが俺だって、言いたい!
兄貴を避けて近衛に進んで、やりたい放題出来て幸せだったのに!
また兄貴と同じ隊だしその上!
兄貴が次期副長じゃ、補佐の俺はしょっ中顔合わせる事になるだろう!!!」
が、ギュンターはむっつり…と言った。
「…どうせ、サボる癖に…」
ディンダーデンが、ぎっ!と睨むが、ギュンターは金の前髪、手で掻き上げると囁く。
「…お前が本来する職務を全部、ライオネスが肩代わりしてくれるんだ。
今迄同様気ままにやって、相手がつけあがる時だけやって来て睨んで、ビビらせてくれればそれでいい」
「…何て寛容な長だ」
ラフォーレンの呟きが響くが、オーガスタスもローランデも同様な気持ちで俯き、オーガスタスが口開く。
「だってどの道、それしかディンダーデンはしない」
ラフォーレンはスフォルツァを見るが、スフォルツァは頷き倒していた。
「…よう…式は終わったんだな?
…なのになんで、通夜みたいなんだ?」
ふらり。と室内に入って来るゼイブンに、皆が振り向く。
ギュンターはその、お気楽具合に吐息交じりで囁く。
「心底平の、お前が羨ましいぜ…!」
ゼイブンはディングレーの横の椅子にかけると、肩竦める。
「惚れた相手が悪すぎるんだ。
北領地[シェンダー・ラーデン]大公子息だぞ?
中央護衛連隊長くらいになってなきゃ、北領地[シェンダー・ラーデン]の地方護衛連騎士に、バレた時闇討ちされるぜ」
ギュンターが、またがっくり。と首垂れて、ローランデがゼイブンを見つめる。
ゼイブンは訳知り顔で、頷いた。
「…都でこれだけ知れ渡ってるんですから、ここに住む北領地[シェンダー・ラーデン]の高位官らの耳には、入ってるんですよね?」
ラフォーレンの疑問に、スフォルツァが振り向く。
「都では他の地方護衛連隊の手前、長は立てて置きたいから、権威失墜になる情報は地元へは流さない。
内部でモメると、他の地方護衛連隊らに舐められるから」
オーガスタスも補足する。
「…地元では同じ領民がライバルだが、都では領民同士一致団結しないと、他の(主に東領地ギルムダーゼンと南領地ノンアクタル)地方護衛連隊に張り合えないんだ」
ラフォーレンが、感心したように呟く。
「…都でこれだけ有名なのに、北領地[シェンダー・ラーデン]で知られていないのは、そういう事情だからですか…!」
ローランデは少し恥ずかしげに俯き、が、言った。
「皆、不名誉な噂だ。
と腹を立てている。
だが事実関係を、問い正された事は一度も無い」
ギュンターが、ぼそり。と呻く。
「事実関係を知ってる者は、老獪で頑健な腹心の部下で。
死んでも事実だと、口にしないだろうしな」
オーガスタスが、溜息交じりに忠告する。
「…近衛の目立ちたがりの、一隊長の妄想だと今迄お前が全部ひっ被って悪者に成っていたが…。
中央護衛連隊長になっちまったら、そうそうお前を悪者に出来ない。
…ローランデとの事は出来るだけ陰でこそこそやらないと、地方護衛連隊同志の諍いに使われ、騒ぎももっと大きくなる。
出来るだけ、自制しろ」
言われた途端、ギュンターはがっくり。と首を落とし項垂れた。
ローランデも追随する。
「地方護衛連隊長は地方では王様扱いだけど、都では余所者で、あまり重要視されない。
だが中央護衛連隊長だけは…領民の筆頭は王族で、宮廷内部に直結してるから、私達の領民らよりももっと手強い」
ギュンターはもう、垂れた顔を、上げられなかった。
「…アイリスに手助けして貰うしか、無いな」
ゼイブンの言葉に、ディンダーデン迄が乗っかる。
「不本意だが、仕方無い」
オーガスタスも…スフォルツァですら、もうギュンターは顔が上げられない。
と思ったが…その通りだった。
ギュンターは深く、深く項垂れたまま、その美麗な面を上げる様子は、皆無だったから。
中央護衛連隊長宿舎でギュンターは、ちんどんやみたいな飾りを全部取り、やって来るオーガスタス。
そしてどっか!と長椅子でヘタり込むディンダーデンの居る部屋で、椅子にかけて俯いていた。
ローランデが、瞳輝かせて入って来る。
「君、とっても素晴らしかったよ!」
が、オーガスタスが立つその前の椅子に、俯いて座るギュンターの姿を見つけ、あれ?と首捻る。
ディングレーとラフォーレンは揃って、二日酔いの頭抱え入って来て、スフォルツァがやれやれ。と扉閉める。
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あれだけの人数の屋外宴会。
って近衛でも、そうそう無いですよね?」
そして、困惑するローランデを見つめる。
「…どうしたんです?」
ローランデはだが、オーガスタスを見る。
「…腹痛…とか?」
聞かれて、オーガスタスは肩すくめて言った。
「重責を、改めて噛みしめてるんだろう?」
横に立っているオーガスタスに、上から言われ、ギュンターは俯ききって頷く。
「…ディングレーもディンダーデンも、逃げる筈だ…」
ディンダーデンは椅子にへたり切って、呻く。
「明日は就任祝いの舞踏会だ。
大貴族から王族、大公まで、都の重要人物が軒並み詰めかけるぞ」
ギュンターはますます、がっくり。と首垂れた。
スフォルツァが、ぼそり。と囁く。
「…大観衆の前で就任の誓いを叫んだ貴方は、本当に素晴らしかったのに。
…同一人物ですか?」
問われてオーガスタスは、仕方なげに頷く。
「多分な」
ディングレーは部屋に入るなり、二日酔いの頭に手をやって、手近な椅子にへたり込むと呻く。
「舞踏会には、ローフィスやアイリスは来るのか?」
オーガスタスが唸る。
「…奴らは神聖神殿隊付き連隊だしな。
神聖神殿隊付き連隊からは、出るのはせいぜい長と副。
アイリスはエルベスの血縁として、出席出来るが…。
結構傷があるのにかなり無理してる。
あっち(「夢の傀儡王」結界内)では怪我してても、生身の傷の殆ど癒えてる俺達と違い…重傷の回復途中であの無茶だ。
多分、ミラーレスが首を縦に振らないだろう。
とダンザインが言っていた。
…現にダンザインも、明日の舞踏会は欠席。
式典が終わったら直ぐ、『光の里』に戻って行った」
ギュンターが、俯く顔を上げる。
オーガスタスの横に立つローランデの、心配そうな表情。
つい、小声で問うた。
「…式典では病人には見えなかったが…無理したのか?」
ギュンターの問いに、ローランデは振り向く。
「彼(ダンザイン)の部下達はまだ完全に癒えてないし…その不在の業務の采配を、神聖神殿隊騎士らに割り振って合同で職務に当たってるそうだ。
部下らが職務復帰出来たら、代わりに休む。とダンザインは言ってた。
けど…“気”を抜くと辛そうだった…。
…倒れないと良いけど………」
ギュンターは再び、がっくり…!と首、垂れた。
オーガスタスがそれ見て、ぼやく。
「全部俺の馬鹿のせいだ。
と落ち込んでるな」
が、ディンダーデンが酒片手で唸る。
「悪いのは間違いなく、「夢の傀儡王」まで担ぎ上げたメーダフォーテだ。
だが俺だって、言いたい!
兄貴を避けて近衛に進んで、やりたい放題出来て幸せだったのに!
また兄貴と同じ隊だしその上!
兄貴が次期副長じゃ、補佐の俺はしょっ中顔合わせる事になるだろう!!!」
が、ギュンターはむっつり…と言った。
「…どうせ、サボる癖に…」
ディンダーデンが、ぎっ!と睨むが、ギュンターは金の前髪、手で掻き上げると囁く。
「…お前が本来する職務を全部、ライオネスが肩代わりしてくれるんだ。
今迄同様気ままにやって、相手がつけあがる時だけやって来て睨んで、ビビらせてくれればそれでいい」
「…何て寛容な長だ」
ラフォーレンの呟きが響くが、オーガスタスもローランデも同様な気持ちで俯き、オーガスタスが口開く。
「だってどの道、それしかディンダーデンはしない」
ラフォーレンはスフォルツァを見るが、スフォルツァは頷き倒していた。
「…よう…式は終わったんだな?
…なのになんで、通夜みたいなんだ?」
ふらり。と室内に入って来るゼイブンに、皆が振り向く。
ギュンターはその、お気楽具合に吐息交じりで囁く。
「心底平の、お前が羨ましいぜ…!」
ゼイブンはディングレーの横の椅子にかけると、肩竦める。
「惚れた相手が悪すぎるんだ。
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中央護衛連隊長くらいになってなきゃ、北領地[シェンダー・ラーデン]の地方護衛連騎士に、バレた時闇討ちされるぜ」
ギュンターが、またがっくり。と首垂れて、ローランデがゼイブンを見つめる。
ゼイブンは訳知り顔で、頷いた。
「…都でこれだけ知れ渡ってるんですから、ここに住む北領地[シェンダー・ラーデン]の高位官らの耳には、入ってるんですよね?」
ラフォーレンの疑問に、スフォルツァが振り向く。
「都では他の地方護衛連隊の手前、長は立てて置きたいから、権威失墜になる情報は地元へは流さない。
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オーガスタスも補足する。
「…地元では同じ領民がライバルだが、都では領民同士一致団結しないと、他の(主に東領地ギルムダーゼンと南領地ノンアクタル)地方護衛連隊に張り合えないんだ」
ラフォーレンが、感心したように呟く。
「…都でこれだけ有名なのに、北領地[シェンダー・ラーデン]で知られていないのは、そういう事情だからですか…!」
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「皆、不名誉な噂だ。
と腹を立てている。
だが事実関係を、問い正された事は一度も無い」
ギュンターが、ぼそり。と呻く。
「事実関係を知ってる者は、老獪で頑健な腹心の部下で。
死んでも事実だと、口にしないだろうしな」
オーガスタスが、溜息交じりに忠告する。
「…近衛の目立ちたがりの、一隊長の妄想だと今迄お前が全部ひっ被って悪者に成っていたが…。
中央護衛連隊長になっちまったら、そうそうお前を悪者に出来ない。
…ローランデとの事は出来るだけ陰でこそこそやらないと、地方護衛連隊同志の諍いに使われ、騒ぎももっと大きくなる。
出来るだけ、自制しろ」
言われた途端、ギュンターはがっくり。と首を落とし項垂れた。
ローランデも追随する。
「地方護衛連隊長は地方では王様扱いだけど、都では余所者で、あまり重要視されない。
だが中央護衛連隊長だけは…領民の筆頭は王族で、宮廷内部に直結してるから、私達の領民らよりももっと手強い」
ギュンターはもう、垂れた顔を、上げられなかった。
「…アイリスに手助けして貰うしか、無いな」
ゼイブンの言葉に、ディンダーデン迄が乗っかる。
「不本意だが、仕方無い」
オーガスタスも…スフォルツァですら、もうギュンターは顔が上げられない。
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