アースルーリンドの騎士 幼い頃

あーす。

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第七章『過去の幻影の大戦』

ガスパスの事情

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 椅子にへたり込むガスパス…ノルンディルの居室に、次々に兵が駆け込んで来る。

「護衛兵が次々に斬り殺されています!
兵が間に合いません!」
「城の中庭で魔が共食いを…!
とても戦力になりません!」
「敵が城下門に押し寄せるのは、時間の問題です!」

「大変です!
アーマラスの軍勢が、大挙してこちらに矢の如く向かっていると!
合流されたら、城下門はとても持ちません!」

その、敗色濃い報告に、横に立つ少年侍従メーダフォーテは次々に振り向き、怒鳴り返す。

「狂凶大猿(エンドス)は!
奴らは共食いしない筈だ!
直ちに城下門に集結させろ!
ありったけだ!」

「飛び魔(イレギュレダ)にアーマラス軍を襲わせろ!
直ちに飛べと!
今すぐ伝令しろ!」

「城下の兵全てを城下門に集結させろ!
いざとなれば門を閉じ、押し寄せる兵を迎え撃つ!」

狼狽えきる兵達は、メーダフォーテの伝令を受け、次々に姿を消して行く。

メーダフォーテは横に座るガスパス。
ノルンディルの様子を見るが、かなり同化が進んでいるのか、ガスパスのごつい顔がどんどん、ノルンディルの端正な顔立ちに変わって行くのが解る。

「…まだ…駄目か?
簡単だろう?
アイリスに、突っ込むくらい」

途端、ノルンディルは「アイリス」の名で、込み上げる吐き気を制するように、口元を押さえている。
「………………………………」

メーダフォーテはそれを見た途端、ノルンディルに屈む身を固まらせた。
そして身を起こすと、くるりと椅子に背を向け、顔を下げ肩を落として、深いため息を吐き出した。
「………ハァ…」

が、扉が突然開く。
その向こうに姿を見せた人物は、黒々とした漆黒の長い髪の、背のとても高い、端正な人物。

が良く見るとその手は扉の、とっ手を握ってはいなかった。
「『闇の帝王』か…」

メーダフォーテは心で呟いたつもりだった。
が、心を読むのか、帝王は軽く頭を傾げ、頷きに変える。
「何のご用か?
ガスパス殿は今不調。

私が代わってご用、受け給う」

が、『闇の帝王』はうっすら微笑を、その端正で禍々しい顔の上に浮かべるだけ。

すっ…。
と透けて見える人物に、メーダフォーテは覚えがあったがつい、もう一度目を、凝らした。

が…………。
「…ムストレス…………」



その名を聞いて、『闇の帝王』は頷く。
「お前の隠れ邸宅を訪れたが、面白い遊びを、しているな?」

メーダフォーテが口を、開こうとした。
が、ムストレスは遮る。
「…それにお前の采配はいつも、見事だ。
狂凶大猿(エンドス)も飛び魔(イレギュレダ)も。

直ぐ様遣わした。
他に策は、あるのか?」

ノルンディルは椅子に掛けたまま、ムストレスの名を聞き、固まる。
「閣下」
呟くと、ムストレス…『闇の帝王』がその顔を、向ける。

「ノルンディル。
傷がまだひどい。とか」

ノルンディルは直ぐ椅子から身を起こし、床に片膝ついて深く頭を、垂れた。

「私はもう暫く城下を見て回る。
入ったばかりでこの身を上手く、操れぬ。
代わりに…この者に指令を伝えよ」

『闇の帝王』の背後から姿を見せたのは、帝王の三王子の内の一人。
『闇の第二王子』

「他の二人はまだ、混乱した城内をウロつくと他の魔に喰われる。
…が、この者は幼くとも、どの心も操る。

自分を喰おうとする魔に、別の食料を与える事は容易い」

幼い少年はだがもう真っ黒な髪を、していた。
『光の民』特有の、透き通るような輝きを帯びた肌はすっかり色素が抜け、青白い。

が…。
メーダフォーテはその中にも、見知った人物の顔を見つけ、目を見開く。

「…ディスバロッサ……様」



『闇の帝王』、ムストレスは微笑う。

メーダフォーテは、ディスバロッサと、ムストレス。
更にディングレーの兄、グーデンもが実は、血の繋がった異母兄弟では無いか。
と密かに情報を、得ていた。

彼らの父が全ての血の繋がり。
一族で最も優美、華麗と詠われた美貌の青年。
ムストレス、そしてグーデンの母らの浮気相手。

…が、勇猛で激しい気質の男こそ真の「左の王家」たる男。
その風潮に押され、その存在は闇に隠れた。

…が、女性達に取って彼は、抗いがたい魅力の美しい男だった。
更に最も古い家柄に生まれたその青年は、彼を求める女性達と気ままに子迄成しても、決して誰にも咎められる事は無かった…。

…だから…。
ムストレスと、血族の中で結婚をせずに子を産んだ女性の息子、ディスバロッサ。
二人の父も、同じ青年だった。

ディスバロッサの母は生まれた子の父の名を言わず、離れ屋敷に子供と共に隔離され、普段の奇異な言動から一族の者に「魔女」と影で、畏怖される存在だった。

だがその美貌は、一族の女性達の中で最も優美で、父である青年とは似合いの夫婦に、成るはずだった。

が、青年が迎えた妻は、「右の王家」出身の、金髪美女。
彼女を得てから青年はすっかり身持ちを正し、妻にひれ伏す毎日。

ディスバロッサの母はそんな彼に、随分失望した様で独身を貫いている。

年と共にディスバロッサは一族の集まりに時折、顔は出してはいたようだ。
が多くの者に、表だって顔を出すべき存在では無い。
と否定され、ムストレスが密かに連絡を取り合い、自分の配下として育てている。
とメーダフォーテは報告を受けた。

「魔女」と呼ばれる母の血を受け継ぎ、美貌の両親を持つその戸籍上は片親のその青年は、ぞっとする程美しく、顔が自慢のグーデンはその青年と顔を合わせるのに、拒否反応を示した。

それ位だから、それは綺麗な青年で…。
が、ぞっとする程の冷たさと冷酷さ。
そして禍々しさを漂わせ、メーダフォーテから見たら三人の中で最も、人の情に見放された者。

そんな風に、見えた。
が、芸術鑑賞が大好きなメーダフォーテはその少年の、完成された残酷な美に、時折見とれた。

…ムストレスも確かに、ぞっとするような残酷な男だった。
メーダフォーテは身震いするようなムストレスの、冷酷な深蒼(こんな字はありませんが、とりあえず深い蒼《あお》という意味)の瞳が煌めく様が、好きだった。

その、真っ直ぐな黒髪。端正などちらかと言えば細面の顔立ちの、すらりとした立ち姿。

弟レッツァディンと比べると、背丈では少し劣る程度だったが体格では、明らかに劣る。

その、コンプレックスからか、ムストレスは自分を相手に大きく見せる為には何でもした。

見せしめに命令違反した部下を滅多斬りにし、恐怖で部下を、制圧して来た。

…がこのディスバロッサは…。
権力を持たなかったから、その美貌と頭脳で、多くの自分に不利益な者達を影ながら、葬って来た策謀家だった。

メーダフォーテがたまたま、「左の王家」の集まりに出くわした時…離れからこっそり…その美しい綠碧の瞳を煌めかせ、黒髪の美少年が飛び出して来た。

彼は飛び出た離れに、足を止め振り向き、艶然と微笑った。
駆け去って行くその少年の背を、見送った直後、離れから悲鳴が響く。

見ると少女が恐ろしい形相で、口から血を吐いて事切れていた。
周囲の一緒にお茶を楽しんでいた少女達は皆、金切り声で悲鳴を上げ、泣き叫ぶ。

平和で心弾む光景が一転、皆その少女の遺骸で恐怖へと叩き込まれ、美しい調度に囲まれ明るい陽の差す室内に、金切り声が止む事無く鳴り響く。

砒素か…。
メーダフォーテはその少女の遺体を見、そして微笑って駆け去った少年の名が、ディスバロッサと知った…。

そのディスバロッサが『闇の第二王子』の中に居る。

ハマリ過ぎだ。
メーダフォーテは内心、嗤った。

夢の傀儡靴王は彼らの申し出を、心から楽しんで快諾したに違いない。

思惑に囚われるメーダフォーテに、ムストレスがその蒼の瞳を投げる。
「…ここに入る時、傀儡靴者はこう言った。
ディアヴォロスが既にこの結界の、中に入り込んでいる。と。
光の守護者、ワーキュラスの守護を得る事が出来ずに。
…つまり我々には、絶好の機会。と言う訳だ。
メーダフォーテ。お前が幾ら知恵を絞ったとしても…。
ワーキュラスの守護あるディアヴォロスを、滅ぼす事は叶わぬ。

が、ここでは…。
ディアヴォロスは守護を持たぬ、ただの人間。
…ならば殺す事も出来よう」

ムストレスはきっと、心の底からほくそ笑んだろう。
それを夢の傀儡靴王から聞いて。

そして二つ返事で自分を中に入れろ。
そう…夢の傀儡靴王に催促を掛けたに違いない。

この夢の結界内で、最も強大な力を使える『闇の帝王』と成って。
宿敵、ディアヴォロスを守護無く叩ける好機を得、心から嬉しげに。

メーダフォーテが思案に暮れていると、ムストレス…『闇の帝王』はいつの間にかその姿を消す。
『闇の第二』、ディスバロッサを残して。

メーダフォーテは顔を上げる。
窓の外。

その遙か遠く。
この同じ結界内に、ディアヴォロスが居る…!

そして攻め込む銀髪の一族の中にシェイル。

メーダフォーテは微笑った。

ディアヴォロス。
お前が駆けつけるその間に、シェイルの遺体が無残に魔物達に、喰い千切られぬ事を祈ってろ!

ズタズタに喰い千切られた死体に縋るお前を、私はきっと、嗤ってやるだろうから。

そして振り向くと、『闇の第二』に告げる。
「居るだけの狂凶大猿(エンドス)を全部掻き集め、城下門前に集結。
援軍の来ぬ間に一気に、銀髪の一族を全て骸に!」

『闇の第二』ディスバロッサは微笑んで、頷いた。




“ディアス!”
咄嗟に寝台からその身を跳ね起こすディアヴォロスに、ワーキュラスが慌てて金の光からその姿を現す。

“駄目だ…まだ…!”

寝て、いないと…。
そう、告げようとした。

が、ディアヴォロスは目を見開き、かっ!とその瞳を遙か遠く、窓の外。
その景色の中に見出す事叶わぬ、ガスパスの居城へと向ける。

「…シェイルは…!どうなっている!!!」

「!…ディアス…。
起きたのか?!」
オーガスタスの、頭の中に響く問いに、がディアヴォロスは跳ね起きた反動で痛む身に、顔をしかめ無言で激痛に、耐える。

ワーキュラスは直ぐ、その身を飛ばす。
夢の結界の外、ディアヴォロスの本体を癒す癒し手達の元へ飛ん行き、告げる。

“もっと光を!
彼はまだ目覚めてはならない!

激痛を…抱えたまま戦に駆り出す事は何としても…!”

ミラーレスは神が、その声を震わせ、懇願するのを聞いた。

すっ…。
とその手を、左将軍に群がる幾多の癒し手に、遮るように差し出して呟く。

「援護してくれ。
私一人で全部の亀裂を繋ぎ、統合する」

ディアヴォロスの全身に広がる無数の亀裂を、たった一人で繋ぎ合わせ元に戻そうとする“里”随一の能力者の言葉に、一人が囁く。

「確かに…。
一人で亀裂を統合された方が、すっかり綺麗に、元通りに戻せます。

が…無茶です。
亀裂の数が多すぎる。
気力が保ちますまい。

下手をすれば貴方が…」

が、ミラーレスはきっ!と顔を上げる。
「神が心を悼(いた)めているのが、感じられないか?」

全員が、荘厳な“神”の声が震えていたのを思い返し、顔を下げる。

アーフラステスが癒し手の一人から連絡を受け、直ぐに結界の外にいるダンザインを遠視で見つめる。

ダンザインは横に居るウェラハスに振り向き、一つ頷く。
ウェラハスは見つめられ、ダンザインに心話で囁き返す。

“こちらは今、安定しています。
どうか、左将軍の治癒にお力添えを。

結界は何としても、我々が護り抜きます”

ワーキュラスが瞬時に言葉を送る。
“人間の援軍の準備が出来
彼らが中に入り回路が安定したら
アースラフテス配下の神聖神殿隊に、完全に引き継いでも問題は無い。

だが後少し…君達の能力が要る。
この回路が今切れれば…私は中の皆に、警告と導きが出来なくなる”

“元より承知”

ウェラハスの言葉が響き、ダンザインが結界を繋ぎ支える輪から抜け、瞬時に空間を移動し、ミラーレスの横に飛び来た。

「君を私が、支えよう。
その能力を、存分に使えるように」

ミラーレスはその類い希な程安定し、崇高で濃密な光をダンザインから感じ、感極まって声を、震わせた。

「貴方の助力あらば必ず!
全て滞りなくやり切れます!」



 が、夢の結界内のディアヴォロスは激痛を押し退け、寝台から身を、滑り落とそうとした。

「ディアス!
無茶をするな!!!」
オーガスタスは必死で馬を駆りながら、頭の中の気配に気を配る。

が、走り去る緑の木々のその横に、金の光が速度に合わせ、付いて来て一瞬で輝き、ワーキュラスの声が響く。

“敵が応戦する。
その気配を察し、ディアスはシェイルの身を案じている。

狂凶大猿(エンドス)が大量に動き、飛び魔(イレギュレダ)の軍勢がこちらに向かっている!”

「!」
「!」

オーガスタスとギュンターは同時に顔を、見合わせる。
ワーキュラスは瞬きながら叫ぶ。

“援軍の、準備が出来た。
二人とも、優れた神聖呪文の使役者だ!
直、回路を通りここに導く!!

だからそれ迄………!
どうか持ち応えてくれ!”

ギュンターとオーガスタスは同時に、目前の岩の段差を駆け上がる。
ふわり…!と金と赤の長い髪が宙で舞い、蛇行する道を速度も落とさず、二人は手綱を繰って曲がり、駆け抜けて行く。

一馬身遅れ、アシュアークも続く。
歯を、食い縛りながら。

「援軍が来るそうだ!」

オーガスタスの、咆哮が頭の中、皆に響き渡る。



 ディングレーはまた一人、ばさりと斬り殺しなから次第に、剣を持つ手の感触が自分の物になりつつあるのに必死でシェイルを見やる。

シェーンデューンのその姿に、くっきりシェイルが、浮かび上がる。
彼がシェーンデューンの勢いを無くすのはいつか…。
が………。

「有り難い!」
頭の中でオーガスタスに怒鳴り返し、また一人を斬り殺す。
血糊をばさり!と剣を振って拭い、肩で息を吐きながら必死に、シェーンデューンの後を追った。




 アイリスは退屈し切った。
「ノルンディルは私が余程、怖いようだな?」

ディンダーデンはふて切って、床に座り立てた膝の上に肘を付いて顎を乗せ、もう片手でとん。とん。と指先で床を叩いていた。

「…俺の理性も限界だ…。
以前横に解毒剤を用意して毒草を自ら試したが、今回も興味を抑えられない」

そして顎の上に乗せた顔をチラリ…と傾け、その青の流し目をアイリスに向ける。

アイリスはぎっ!とディンダーデンを睨み返し、凄む。
「私と言う毒草を、その身で試したいのか?」

ディンダーデンは睨まれてそっぽ向き、恨み言を言った。
「…ノルンディルに、取って代わりたいぜ………」

アイリスはふん。と顔を背ける。
「君がガスパスに入ったら、私は誰の相手もしなくて済む」

ディンダーデンはハァ…。と顔を下げる。
「外は開戦で大騒ぎなのに、ここは退屈だ」

アイリスが二度(にたび)ぎっ!と振り向く。
「怪我人の私を君が!
護ってくれるんだろうな?!」

ディンダーデンは嫌そうに、顔を背けむくれた。
「ギュンターと、代わりたいぜ………。
せめて思い切り暴れないと、憂さ晴らしも満足に出来ない…」

そのぼやきに三度、アイリスに睨まれ、ディンダーデンは顔を下げきって長い、吐息を吐き出した。


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