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第七章『過去の幻影の大戦』
ディンダーデンと出会うスフォルツァとラフォーレンに合流するローランデ
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スフォルツァは入り込んだ人物が、塔に向かって進んで行くのを見た。
横に立つラフォーレンは、壁の無い剥き出しの石階段に続く、吹きっ晒しの廊下を進んでる、異国情調溢れる恰好の、えらく目立つ配色の衣服の人物を見、叫ぶ。
「ディンダーデン!」
スフォルツァも思わずその声に振り向く。
二人の入った二人の男は、だが階段を登り行き、ディンダーデンの入ったその、ピエロのような派手な衣装の人物からどんどん離れ行く。
「…どうしてお前らがここに居る…。
そっちのはスフォルツァなんだろう?
…何で透けて入ってるんだ?」
ラフォーレンもスフォルツァも、キョロキョロした。
が階段を進む二人の行く手に、ディンダーデンの入った人物の姿は無い。
ラフォーレンはスフォルツァを見たが、スフォルツァはぼやく。
「…知るか。どうしてあんただ?
俺達はアシュアークの後を追ってきたのに」
相変わらず彼らの視界の先は、寒々とした石の階段のみで、壁が無いので高さを増す度、風はびゅーびゅーと唸り舞い散る髪が頬を叩く。
二人の入った人物はフードを風避けに、片目閉じて更に上へと登る。
ディンダーデンの、声が頭の中で響く。
「…お前ら、どこ行く気だ?」
スフォルツァは怒った。
「自由に動けないんだ!
知る訳無いだろ?!」
「全然駄目か?」
ラフォーレンはスフォルツァを見た。
スフォルツァは歩を止め階段を降り、ディンダーデンの入った人物の居る廊下へ、戻ろうと試みた。
が、幾ら力を込めても自分が透けて動くだけで、彼が入り込んだ人物の歩は止まらない。
ディンダーデンの、声が聞こえた。
「…入って間もなくか?
暫くしたら定着して、僅かだが操れるように成る。
…僅かだがな」
ラフォーレンが見ていると、スフォルツァがとうとう怒鳴った。
「動けるならあんたが!
こっちに来てくれ!」
が直ぐ様ディンダーデンの、とぼけた声が聞こえた。
「聞いて無いのか?
僅かだと言ったろう?
せいぜい伽の最中、女の感じるツボを外す奴を見て、ここをやればもっと喘がせられるのに。
と手を伸ばしたら動かせた。…それっくらいだ。
二・三歩程度なら動かせるが、進む方向を完全に変えるのは無理だ」
スフォルツァが、かっかして怒鳴った。
「じゃ駄目じゃないか!」
ラフォーレンが囁く。
「でも離れてても会話は出来てる」
スフォルツァは思わずラフォーレンを見た。
ある意味、大物なのか単にボケなのかは解らなかった。
が、ラフォーレンは時々腹が立つ程周囲に流されず、マイ・ペースだ。
「…そうだな!で?
話せる奴に、事の子細を尋ねるか?!」
ラフォーレンが、筒抜けで無駄なのに声を顰める。
「…ディンダーデンに、事態が解ってるとは思えない」
直ぐに、ディンダーデンの声が頭の中に響いた。
「お前らだって分かって無いだろう!」
スフォルツァが見てると、ラフォーレンは首を竦め、近くにディンダーデンが居なくて良かった。と言う顔を、した。
「…つまり、他に誰か居れば会話は離れてても出来る。と言う事か………」
スフォルツァのつぶやきに、ディンダーデンが返す。
「…他?
俺の夢に他も入り込んでるのか?」
その返答に、スフォルツァもラフォーレンも顔を見合わせた。
「あんたの夢じゃないと思うがな!」
スフォルツァの怒声に、ディンダーデンが頷いたような気がした。
「…だろうな。間違ってもお前らは招待しない」
やっぱりスフォルツァは声を顰め呻いた。
「招待されても丁重に、断るさ!」
「…聞こえてるぞ!」
ディンダーデンの怒声に、今度はスフォルツァが首を竦め、ラフォーレンが横で溜息を吐いた。
アイリスは自分が入り込んだ女性が、理知的で気品に満ち美しい。と感じてはいた。
がどうして…自分が女に成ってるのかは、さっぱりだった。
その部屋は豪奢でだが暗く、部屋に訪れる者は皆ごつい兵士で、更に靴音を響かせているから、ここは高貴な者を閉じ込める、豪奢な牢獄だと解る。
外は石の廊下か、階段の筈だ。
更に扉が開く度、風の音が響いたから…かなり高い…塔の中なんじゃないか。と辺りを付ける。
様子見に来た、黒髪を後ろに梳き上げ随分気取って嫌味に見える、身分の高そうな男の気配に“影”を感じた途端、アイリスは俯き顔を隠す。
が、幻影のその“影”は、姫に入った自分は見えない様子だった。
近寄ったかと思うと突然、自分を庇う様に寄り添うローランデの、腕を掴む。
「お前…!
女じゃないだろう?!」
そう…見破られ糾弾されて、ローランデは自分が入り込んだ人物の息が一瞬、止まる程のショックを受けてると解る。
「誰か!」
黒髪を後ろにたくし上げ、鼻髭を蓄えたその厳しい顔の男が叫ぶ。
直ぐ…扉が開いて、槍を持ったごつい兵が一人、顔を覗かせる。黒髪の男がすかさず叫んだ。
「…連れて行って処刑しろ!」
アイリスは自分が入り込んだ女性が、泣き出しそうな表情で、連れ去られる幼馴染みの、顔のとても綺麗な少年護衛の後を必死で追うのを見た。
黒髪の、悪魔のような鼻髭の男に腕を掴まれ…彼女は泣き出しそうだったし第一、少年護衛に透けて見えるローランデの…覚悟を決めたような顔が青冷めるのを見た。
アイリスは咄嗟に叫ぶ。
「大丈夫だローランデ!
大丈夫だから………!」
理由を…叫ぼうとし、けど…彼の入り込んだ麗しのラフレンシアの、胸は張り裂けそうで。
アイリスは一瞬、息を詰まらせ眉を寄せた。
明らかに、彼女との同化が始まっていた。
彼女の身に起きる事を自分のように感じ始める。
そしてアイリスが、その息が止まりそうな嘆きを耐え顔を上げた時…ローランデが入り込んだ少年護衛は扉の向こうに、姿を消していた………。
ローランデは腕を、痛みが走る程きつく掴まれ、顔をしかめる少年の中に居ながら、はらはらしながら状況を伺った。
体の大きな男に強引に、石で出来た廊下を引きずられて行く。
まだ小柄な…少年で…なのに彼は自分のこれからの処刑より、残して来た姫の事で胸が張り裂けそうで、幾度か兵に抗ってはその力を思い知らされ、彼は必死で自分を抑え、機会を窺った。
逃げ出すのでは無く…姫の元へ、戻る機会を。
彼は痛切にこう思っていた。
女だったら良かったのに!
もしガスパスが姫を汚そうとしたら…盾に成って自分の身を差し出せたのに…!
そのあまりの悔しさに身を震わす少年の…心が痛い程…ローランデに伝わる。
あんまり一途で、もし離れて居たら、抱きしめて慰めてやりたい。と思う程だった。
が突然、廊下の先にフードを被った二人の男が立ちはだかる。
一人が咄嗟に兵の突き出す槍を握り、もう一人が懐に忍ばせた短刀を兵の腹に突き刺す。
「ぅ…ぐっ!」
兵は血糊を口から吹き、前のめりに倒れた。
「イェルク!」
あんまり一瞬の事で呆然としてると、少年は名を呼ばれ顔を上げる。
「チェザク…ニンスク!!」
仲間か…良かった。とローランデが良く見ると、その二人も目を見開いていた。
「ローランデ殿!」
透けて見えるスフォルツァとラフォーレンに、ローランデは僅かだが、頷いた。
横に立つラフォーレンは、壁の無い剥き出しの石階段に続く、吹きっ晒しの廊下を進んでる、異国情調溢れる恰好の、えらく目立つ配色の衣服の人物を見、叫ぶ。
「ディンダーデン!」
スフォルツァも思わずその声に振り向く。
二人の入った二人の男は、だが階段を登り行き、ディンダーデンの入ったその、ピエロのような派手な衣装の人物からどんどん離れ行く。
「…どうしてお前らがここに居る…。
そっちのはスフォルツァなんだろう?
…何で透けて入ってるんだ?」
ラフォーレンもスフォルツァも、キョロキョロした。
が階段を進む二人の行く手に、ディンダーデンの入った人物の姿は無い。
ラフォーレンはスフォルツァを見たが、スフォルツァはぼやく。
「…知るか。どうしてあんただ?
俺達はアシュアークの後を追ってきたのに」
相変わらず彼らの視界の先は、寒々とした石の階段のみで、壁が無いので高さを増す度、風はびゅーびゅーと唸り舞い散る髪が頬を叩く。
二人の入った人物はフードを風避けに、片目閉じて更に上へと登る。
ディンダーデンの、声が頭の中で響く。
「…お前ら、どこ行く気だ?」
スフォルツァは怒った。
「自由に動けないんだ!
知る訳無いだろ?!」
「全然駄目か?」
ラフォーレンはスフォルツァを見た。
スフォルツァは歩を止め階段を降り、ディンダーデンの入った人物の居る廊下へ、戻ろうと試みた。
が、幾ら力を込めても自分が透けて動くだけで、彼が入り込んだ人物の歩は止まらない。
ディンダーデンの、声が聞こえた。
「…入って間もなくか?
暫くしたら定着して、僅かだが操れるように成る。
…僅かだがな」
ラフォーレンが見ていると、スフォルツァがとうとう怒鳴った。
「動けるならあんたが!
こっちに来てくれ!」
が直ぐ様ディンダーデンの、とぼけた声が聞こえた。
「聞いて無いのか?
僅かだと言ったろう?
せいぜい伽の最中、女の感じるツボを外す奴を見て、ここをやればもっと喘がせられるのに。
と手を伸ばしたら動かせた。…それっくらいだ。
二・三歩程度なら動かせるが、進む方向を完全に変えるのは無理だ」
スフォルツァが、かっかして怒鳴った。
「じゃ駄目じゃないか!」
ラフォーレンが囁く。
「でも離れてても会話は出来てる」
スフォルツァは思わずラフォーレンを見た。
ある意味、大物なのか単にボケなのかは解らなかった。
が、ラフォーレンは時々腹が立つ程周囲に流されず、マイ・ペースだ。
「…そうだな!で?
話せる奴に、事の子細を尋ねるか?!」
ラフォーレンが、筒抜けで無駄なのに声を顰める。
「…ディンダーデンに、事態が解ってるとは思えない」
直ぐに、ディンダーデンの声が頭の中に響いた。
「お前らだって分かって無いだろう!」
スフォルツァが見てると、ラフォーレンは首を竦め、近くにディンダーデンが居なくて良かった。と言う顔を、した。
「…つまり、他に誰か居れば会話は離れてても出来る。と言う事か………」
スフォルツァのつぶやきに、ディンダーデンが返す。
「…他?
俺の夢に他も入り込んでるのか?」
その返答に、スフォルツァもラフォーレンも顔を見合わせた。
「あんたの夢じゃないと思うがな!」
スフォルツァの怒声に、ディンダーデンが頷いたような気がした。
「…だろうな。間違ってもお前らは招待しない」
やっぱりスフォルツァは声を顰め呻いた。
「招待されても丁重に、断るさ!」
「…聞こえてるぞ!」
ディンダーデンの怒声に、今度はスフォルツァが首を竦め、ラフォーレンが横で溜息を吐いた。
アイリスは自分が入り込んだ女性が、理知的で気品に満ち美しい。と感じてはいた。
がどうして…自分が女に成ってるのかは、さっぱりだった。
その部屋は豪奢でだが暗く、部屋に訪れる者は皆ごつい兵士で、更に靴音を響かせているから、ここは高貴な者を閉じ込める、豪奢な牢獄だと解る。
外は石の廊下か、階段の筈だ。
更に扉が開く度、風の音が響いたから…かなり高い…塔の中なんじゃないか。と辺りを付ける。
様子見に来た、黒髪を後ろに梳き上げ随分気取って嫌味に見える、身分の高そうな男の気配に“影”を感じた途端、アイリスは俯き顔を隠す。
が、幻影のその“影”は、姫に入った自分は見えない様子だった。
近寄ったかと思うと突然、自分を庇う様に寄り添うローランデの、腕を掴む。
「お前…!
女じゃないだろう?!」
そう…見破られ糾弾されて、ローランデは自分が入り込んだ人物の息が一瞬、止まる程のショックを受けてると解る。
「誰か!」
黒髪を後ろにたくし上げ、鼻髭を蓄えたその厳しい顔の男が叫ぶ。
直ぐ…扉が開いて、槍を持ったごつい兵が一人、顔を覗かせる。黒髪の男がすかさず叫んだ。
「…連れて行って処刑しろ!」
アイリスは自分が入り込んだ女性が、泣き出しそうな表情で、連れ去られる幼馴染みの、顔のとても綺麗な少年護衛の後を必死で追うのを見た。
黒髪の、悪魔のような鼻髭の男に腕を掴まれ…彼女は泣き出しそうだったし第一、少年護衛に透けて見えるローランデの…覚悟を決めたような顔が青冷めるのを見た。
アイリスは咄嗟に叫ぶ。
「大丈夫だローランデ!
大丈夫だから………!」
理由を…叫ぼうとし、けど…彼の入り込んだ麗しのラフレンシアの、胸は張り裂けそうで。
アイリスは一瞬、息を詰まらせ眉を寄せた。
明らかに、彼女との同化が始まっていた。
彼女の身に起きる事を自分のように感じ始める。
そしてアイリスが、その息が止まりそうな嘆きを耐え顔を上げた時…ローランデが入り込んだ少年護衛は扉の向こうに、姿を消していた………。
ローランデは腕を、痛みが走る程きつく掴まれ、顔をしかめる少年の中に居ながら、はらはらしながら状況を伺った。
体の大きな男に強引に、石で出来た廊下を引きずられて行く。
まだ小柄な…少年で…なのに彼は自分のこれからの処刑より、残して来た姫の事で胸が張り裂けそうで、幾度か兵に抗ってはその力を思い知らされ、彼は必死で自分を抑え、機会を窺った。
逃げ出すのでは無く…姫の元へ、戻る機会を。
彼は痛切にこう思っていた。
女だったら良かったのに!
もしガスパスが姫を汚そうとしたら…盾に成って自分の身を差し出せたのに…!
そのあまりの悔しさに身を震わす少年の…心が痛い程…ローランデに伝わる。
あんまり一途で、もし離れて居たら、抱きしめて慰めてやりたい。と思う程だった。
が突然、廊下の先にフードを被った二人の男が立ちはだかる。
一人が咄嗟に兵の突き出す槍を握り、もう一人が懐に忍ばせた短刀を兵の腹に突き刺す。
「ぅ…ぐっ!」
兵は血糊を口から吹き、前のめりに倒れた。
「イェルク!」
あんまり一瞬の事で呆然としてると、少年は名を呼ばれ顔を上げる。
「チェザク…ニンスク!!」
仲間か…良かった。とローランデが良く見ると、その二人も目を見開いていた。
「ローランデ殿!」
透けて見えるスフォルツァとラフォーレンに、ローランデは僅かだが、頷いた。
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