66 / 389
第四章『晩餐での冒険』
ゼイブンに怒るギュンター
しおりを挟む
ローランデはゼイブンにもう、三度目配せした。
だが三人の豊満な美女を周囲に侍らせ、ソファに身を沈めるゼイブンは、その場を去ろうとしない。
とうとう、ローランデは意を決して美女の肩を抱くゼイブンの前につかつかと歩み寄ると、身を屈めその肩を掴んで引き、とてもよく響く、低い声で言った。
「…悪いが、今晩彼は、私と約束がある」
さっ!といきなり美女達が、抱きつくゼイブンからその手を離す。
ゼイブンはとても美男に見える引き締まった表情のブルー・グレーのきつい瞳で、そう告げる、静かに挑みかかるように迫力あるローランデの青の瞳を見据えると、言い返す。
「…そうだったかな?」
ローランデは静かに言葉を返す。
「忘れて貰っちゃ困る。
私に優先権が、ある筈だ」
顔を寄せてくるローランデのその真剣な瞳に、ゼイブンはだが一瞬怒りを忘れた。
が、周囲の美女達は彼女達のお気に入りの美男に、その貴公子が口付けるように見え、ぎょっとした。
「…私の用は、君にとって、とても大切な事の筈だ」
ローランデが顔の間近でつぶやくと、ゼイブンはようやくそれが、ファントレイユについてだと思い当たって、身をソファから起こした。
ローランデが下がらなかったから、二人は抱き合う位に近く体を寄せていて、彼女達は卒倒しそうだった。
が、ローランデはゼイブンの耳に顔を向けてささやく。
ゼイブンはそっと頷くと、ようやく、ローランデは彼から離れた。
ゼイブンはさっと視線を泳がせ、息子が消えたという問題の潜り戸を探し、そこにディングレーとオーガスタスの姿を見つけて駆け寄ろうとした。
が、二人の背後に居たギュンターにぎんぎんと睨まれ、つい後ろに居るローランデに振り向き、ぼやく。
「俺に妬くなんてどう頑張っても見当違いだと、ギュンターに言ってやってくれないか?」
ローランデは、現場を見ていたギュンターの、きつい射るような睨み顔につい視線を送ると、吐息を吐いて下を、向く。
「…だってギュンターとは、こういう時、言葉が通じない」
ゼイブンは軽く、頷いた。
「野獣だものな。
でも調教手段くらい、あるんだろう?長い付き合らしいし」
ローランデが顔半分背の高いゼイブンを見上げ、怒鳴った。
「そんな方法があったら、オーガスタスやディングレーを煩わせるか?!」
ゼイブンは暫く、我を忘れて狼狽える珍しいローランデをたっぷり見つめ、かける言葉もなく、無言で頷いた。
ゼイブンとローランデに救助信号の灯った視線を送られ、ディングレーは顔を下げ、オーガスタスは吐息を吐くと、乱暴にギュンターの肩を掴んで揺すぶり、言った。
「…相手は、ゼイブンだ」
ギュンターはそれだけ揺らされてもオーガスタスを見ず、視線を、向かい来るゼイブンに向けたまま唸った。
「知ってる」
オーガスタスがつい、声を荒げた。
「だが、解って無いだろう?
あいつは女以外に興味無いのを、すっかり忘れてないか?」
「…問題は、そこじゃない」
ギュンターが低く唸り、ディングレーは隣で顔を下げきってオーガスタスに告げた。
「…なあ…。
これだけ付き合いが長くても、ギュンターはローランデに、あれだけの事すら、して貰ってないのか?」
オーガスタスがそのディングレーの質問に、ため息混じりでささやいた。
「…お前だってローランデの気持ち位、解るだろう?
ゼイブンには、幾ら顔を寄せようが抱きつこうが、全く安全だ。
が、ギュンター相手にそんな事をしたら…」
「……………」
ディングレーは顔を下げたまま、無言で頷いた。
そして言った。
「開いた狼の口に飛び込む、子羊だな」
オーガスタスも不本意に、頷く。
が、ギュンターは聞いてはいず、ゼイブンは近づきながらもオーガスタスに、今だ睨みを解く様子の無いギュンターに視線を振り
『どうにかしてくれないのか?』
とすがった。
オーガスタスは肩をギュンターの胸の前に強引に入れ、飛びかかるのを塞ぐ。
ギュンターはオーガスタスのその先制の警告に、眉根を寄せて大柄な親友を、見上げ睨んだ。
ゼイブンは目を見開く。
そして隣のローランデに顔を振り、狼狽えた小声でささやいた。
「…飛びかかりそうだったのか?
そんなに、怒ってんのか?」
ディングレーがぼやいた。
「喰い付かれないだけでも、感謝しろ」
だがローランデは、思い切りギュンターの態度に狼狽えるゼイブンに唸った。
「私の合図を無視し、女から離れないからこうなったと、解って無いだろう?!」
だがゼイブンはローランデに振り向き、怒鳴った。
「今日は、息抜きだろう?
俺にだって、楽しむ権利がある筈だ!」
ギュンターがとうとう、オーガスタスの肩を押しどけて、怒鳴った。
「放任も大概にしろ!
ローランデが姿を現したら、息子の事だとどうして予測出来ない!」
ディングレーが顔を下げて吐息を吐き、オーガスタスは内心のうんざりした感情を押し殺して冷静に、告げた。
「ファントレイユが見つかったら、好きなだけ言い争え。
今はそんな場合じゃない」
ゼイブンは総大将の言葉に、慌てて怒鳴った。
「どうして消えたんだ?どうなってる!」
ディングレーが、体を開けて後ろの潜り戸を見せ、ローランデがゼイブンの腕を素早く掴むと、その中へ連れ込もうと進んだ。
ギュンターが途端、血相変えて怒鳴る。
「…おい!どうして一緒だ!」
ゼイブンはローランデに強引に引っ張られながら、食い尽きそうに追いすがる、背後のギュンターに振り向き、怒鳴る。
「俺の、意志じゃない!」
ギュンターはもっと歯を剥いて、怒鳴った。
「そこが、大問題だ!」
ディングレーが
『何とかしなくて、いいのか?』
とオーガスタスを見るが、オーガスタスは素っ気無く言った。
「ギュンターが、あの狭い中で暴れられるか?」
ディングレーは、それはそうだが…。
と見ると、ローランデに連れ込まれて狭い入り口に頭を下げるゼイブンと、その後ろにやはり、思い切り身を屈めて入り込む、ギュンターの背を見てつぶやく。
「…あれだけ哀れだと、同情しか沸かない」
オーガスタスがその、あまり感想を口にしない黒髪の王族を見つめる。
「ゼイブンか?」
尋ねられ、ディングレーは腕を組み、首を横に振った。
「相手にどれだけ袖にされ、罵られようが。
格好良さを、崩した事の無い男だろう?」
オーガスタスが、ため息まじりに俯く。
「ギュンターか……………」
だが三人の豊満な美女を周囲に侍らせ、ソファに身を沈めるゼイブンは、その場を去ろうとしない。
とうとう、ローランデは意を決して美女の肩を抱くゼイブンの前につかつかと歩み寄ると、身を屈めその肩を掴んで引き、とてもよく響く、低い声で言った。
「…悪いが、今晩彼は、私と約束がある」
さっ!といきなり美女達が、抱きつくゼイブンからその手を離す。
ゼイブンはとても美男に見える引き締まった表情のブルー・グレーのきつい瞳で、そう告げる、静かに挑みかかるように迫力あるローランデの青の瞳を見据えると、言い返す。
「…そうだったかな?」
ローランデは静かに言葉を返す。
「忘れて貰っちゃ困る。
私に優先権が、ある筈だ」
顔を寄せてくるローランデのその真剣な瞳に、ゼイブンはだが一瞬怒りを忘れた。
が、周囲の美女達は彼女達のお気に入りの美男に、その貴公子が口付けるように見え、ぎょっとした。
「…私の用は、君にとって、とても大切な事の筈だ」
ローランデが顔の間近でつぶやくと、ゼイブンはようやくそれが、ファントレイユについてだと思い当たって、身をソファから起こした。
ローランデが下がらなかったから、二人は抱き合う位に近く体を寄せていて、彼女達は卒倒しそうだった。
が、ローランデはゼイブンの耳に顔を向けてささやく。
ゼイブンはそっと頷くと、ようやく、ローランデは彼から離れた。
ゼイブンはさっと視線を泳がせ、息子が消えたという問題の潜り戸を探し、そこにディングレーとオーガスタスの姿を見つけて駆け寄ろうとした。
が、二人の背後に居たギュンターにぎんぎんと睨まれ、つい後ろに居るローランデに振り向き、ぼやく。
「俺に妬くなんてどう頑張っても見当違いだと、ギュンターに言ってやってくれないか?」
ローランデは、現場を見ていたギュンターの、きつい射るような睨み顔につい視線を送ると、吐息を吐いて下を、向く。
「…だってギュンターとは、こういう時、言葉が通じない」
ゼイブンは軽く、頷いた。
「野獣だものな。
でも調教手段くらい、あるんだろう?長い付き合らしいし」
ローランデが顔半分背の高いゼイブンを見上げ、怒鳴った。
「そんな方法があったら、オーガスタスやディングレーを煩わせるか?!」
ゼイブンは暫く、我を忘れて狼狽える珍しいローランデをたっぷり見つめ、かける言葉もなく、無言で頷いた。
ゼイブンとローランデに救助信号の灯った視線を送られ、ディングレーは顔を下げ、オーガスタスは吐息を吐くと、乱暴にギュンターの肩を掴んで揺すぶり、言った。
「…相手は、ゼイブンだ」
ギュンターはそれだけ揺らされてもオーガスタスを見ず、視線を、向かい来るゼイブンに向けたまま唸った。
「知ってる」
オーガスタスがつい、声を荒げた。
「だが、解って無いだろう?
あいつは女以外に興味無いのを、すっかり忘れてないか?」
「…問題は、そこじゃない」
ギュンターが低く唸り、ディングレーは隣で顔を下げきってオーガスタスに告げた。
「…なあ…。
これだけ付き合いが長くても、ギュンターはローランデに、あれだけの事すら、して貰ってないのか?」
オーガスタスがそのディングレーの質問に、ため息混じりでささやいた。
「…お前だってローランデの気持ち位、解るだろう?
ゼイブンには、幾ら顔を寄せようが抱きつこうが、全く安全だ。
が、ギュンター相手にそんな事をしたら…」
「……………」
ディングレーは顔を下げたまま、無言で頷いた。
そして言った。
「開いた狼の口に飛び込む、子羊だな」
オーガスタスも不本意に、頷く。
が、ギュンターは聞いてはいず、ゼイブンは近づきながらもオーガスタスに、今だ睨みを解く様子の無いギュンターに視線を振り
『どうにかしてくれないのか?』
とすがった。
オーガスタスは肩をギュンターの胸の前に強引に入れ、飛びかかるのを塞ぐ。
ギュンターはオーガスタスのその先制の警告に、眉根を寄せて大柄な親友を、見上げ睨んだ。
ゼイブンは目を見開く。
そして隣のローランデに顔を振り、狼狽えた小声でささやいた。
「…飛びかかりそうだったのか?
そんなに、怒ってんのか?」
ディングレーがぼやいた。
「喰い付かれないだけでも、感謝しろ」
だがローランデは、思い切りギュンターの態度に狼狽えるゼイブンに唸った。
「私の合図を無視し、女から離れないからこうなったと、解って無いだろう?!」
だがゼイブンはローランデに振り向き、怒鳴った。
「今日は、息抜きだろう?
俺にだって、楽しむ権利がある筈だ!」
ギュンターがとうとう、オーガスタスの肩を押しどけて、怒鳴った。
「放任も大概にしろ!
ローランデが姿を現したら、息子の事だとどうして予測出来ない!」
ディングレーが顔を下げて吐息を吐き、オーガスタスは内心のうんざりした感情を押し殺して冷静に、告げた。
「ファントレイユが見つかったら、好きなだけ言い争え。
今はそんな場合じゃない」
ゼイブンは総大将の言葉に、慌てて怒鳴った。
「どうして消えたんだ?どうなってる!」
ディングレーが、体を開けて後ろの潜り戸を見せ、ローランデがゼイブンの腕を素早く掴むと、その中へ連れ込もうと進んだ。
ギュンターが途端、血相変えて怒鳴る。
「…おい!どうして一緒だ!」
ゼイブンはローランデに強引に引っ張られながら、食い尽きそうに追いすがる、背後のギュンターに振り向き、怒鳴る。
「俺の、意志じゃない!」
ギュンターはもっと歯を剥いて、怒鳴った。
「そこが、大問題だ!」
ディングレーが
『何とかしなくて、いいのか?』
とオーガスタスを見るが、オーガスタスは素っ気無く言った。
「ギュンターが、あの狭い中で暴れられるか?」
ディングレーは、それはそうだが…。
と見ると、ローランデに連れ込まれて狭い入り口に頭を下げるゼイブンと、その後ろにやはり、思い切り身を屈めて入り込む、ギュンターの背を見てつぶやく。
「…あれだけ哀れだと、同情しか沸かない」
オーガスタスがその、あまり感想を口にしない黒髪の王族を見つめる。
「ゼイブンか?」
尋ねられ、ディングレーは腕を組み、首を横に振った。
「相手にどれだけ袖にされ、罵られようが。
格好良さを、崩した事の無い男だろう?」
オーガスタスが、ため息まじりに俯く。
「ギュンターか……………」
0
お気に入りに追加
35
あなたにおすすめの小説

もう死んでしまった私へ
ツカノ
恋愛
私には前世の記憶がある。
幼い頃に母と死別すれば最愛の妻が短命になった原因だとして父から厭われ、婚約者には初対面から冷遇された挙げ句に彼の最愛の聖女を虐げたと断罪されて塵のように捨てられてしまった彼女の悲しい記憶。それなのに、今世の世界で聖女も元婚約者も存在が煙のように消えているのは、何故なのでしょうか?
今世で幸せに暮らしているのに、聖女のそっくりさんや謎の婚約者候補が現れて大変です!!
ゆるゆる設定です。

【完結】あなたに知られたくなかった
ここ
ファンタジー
セレナの幸せな生活はあっという間に消え去った。新しい継母と異母妹によって。
5歳まで令嬢として生きてきたセレナは6歳の今は、小さな手足で必死に下女見習いをしている。もう自分が令嬢だということは忘れていた。
そんなセレナに起きた奇跡とは?
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

転生リンゴは破滅のフラグを退ける
古森真朝
ファンタジー
ある日突然事故死してしまった高校生・千夏。しかし、たまたまその場面を見ていた超お人好しの女神・イズーナに『命の林檎』をもらい、半精霊ティナとして異世界で人生を再スタートさせることになった。
今度こそは平和に長生きして、自分の好きなこといっぱいするんだ! ――と、心に誓ってスローライフを満喫していたのだが。ツノの生えたウサギを見つけたのを皮切りに、それを追ってきたエルフ族、そのエルフと張り合うレンジャー、さらに北の王国で囁かれる妙なウワサと、身の回りではトラブルがひっきりなし。
何とか事態を軟着陸させ、平穏な暮らしを取り戻すべく――ティナの『フラグ粉砕作戦』がスタートする!
※ちょっとだけタイトルを変更しました(元:転生リンゴは破滅フラグを遠ざける)
※更新頑張り中ですが展開はゆっくり目です。のんびり見守っていただければ幸いです^^
※ただいまファンタジー小説大賞エントリー中&だいたい毎日更新中です。ぜひとも応援してやってくださいませ!!

ペットたちと一緒に異世界へ転生!?魔法を覚えて、皆とのんびり過ごしたい。
千晶もーこ
ファンタジー
疲労で亡くなってしまった和菓。
気付いたら、異世界に転生していた。
なんと、そこには前世で飼っていた犬、猫、インコもいた!?
物語のような魔法も覚えたいけど、一番は皆で楽しくのんびり過ごすのが目標です!
※この話は小説家になろう様へも掲載しています
悪役令嬢になるのも面倒なので、冒険にでかけます
綾月百花
ファンタジー
リリーには幼い頃に決められた王子の婚約者がいたが、その婚約者の誕生日パーティーで婚約者はミーネと入場し挨拶して歩きファーストダンスまで踊る始末。国王と王妃に謝られ、贈り物も準備されていると宥められるが、その贈り物のドレスまでミーネが着ていた。リリーは怒ってワインボトルを持ち、美しいドレスをワイン色に染め上げるが、ミーネもリリーのドレスの裾を踏みつけ、ワインボトルからボトボトと頭から濡らされた。相手は子爵令嬢、リリーは伯爵令嬢、位の違いに国王も黙ってはいられない。婚約者はそれでも、リリーの肩を持たず、リリーは国王に婚約破棄をして欲しいと直訴する。それ受け入れられ、リリーは清々した。婚約破棄が完全に決まった後、リリーは深夜に家を飛び出し笛を吹く。会いたかったビエントに会えた。過ごすうちもっと好きになる。必死で練習した飛行魔法とささやかな攻撃魔法を身につけ、リリーは今度は自分からビエントに会いに行こうと家出をして旅を始めた。旅の途中の魔物の森で魔物に襲われ、リリーは自分の未熟さに気付き、国営の騎士団に入り、魔物狩りを始めた。最終目的はダンジョンの攻略。悪役令嬢と魔物退治、ダンジョン攻略等を混ぜてみました。メインはリリーが王妃になるまでのシンデレラストーリーです。

病弱が転生 ~やっぱり体力は無いけれど知識だけは豊富です~
於田縫紀
ファンタジー
ここは魔法がある世界。ただし各人がそれぞれ遺伝で受け継いだ魔法や日常生活に使える魔法を持っている。商家の次男に生まれた俺が受け継いだのは鑑定魔法、商売で使うにはいいが今一つさえない魔法だ。
しかし流行風邪で寝込んだ俺は前世の記憶を思い出す。病弱で病院からほとんど出る事無く日々を送っていた頃の記憶と、動けないかわりにネットや読書で知識を詰め込んだ知識を。
そしてある日、白い花を見て鑑定した事で、俺は前世の知識を使ってお金を稼げそうな事に気付いた。ならば今のぱっとしない暮らしをもっと豊かにしよう。俺は親友のシンハ君と挑戦を開始した。
対人戦闘ほぼ無し、知識チート系学園ものです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる