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短編集
アントランがやって来た
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その日、北尾根のレグウルナスらは沈んでいた。
アグナータが見つからず、選抜委員会からアントランの申し出を受けるしか無い。
と通達されたからだ。
普通アグナータは、尾根を上がって来る。
が新しいアグナータは東尾根からやって来た。
「よぉ!」
皆、一斉に顔を下げる。
アランが思わず、陽気なアントランに囁く。
「お前、本気?」
「なんで?悪い?」
レオが俯く。
「実績から言って、セグナ・アグナータ だな」
「え?
俺戦わなくちゃ駄目?
犯りまくろうとか、思ってんだけど」
キースが溜息吐いてアントランに告げる。
「セグナ・アグナータ にするのは、お前の為と言うより俺達の為だ。
戦わなくてイイからセグナ・アグナータ でいてくれ。
そしたら…半分は俺達、ローエングリン で他と出来る」
アントランはぶんむくれた。
「俺を否定するような言葉、初日なのに俺の前で言うかな」
アントランがぷんぷん怒って湯に浸かりに行くと、皆寄り集まる。
「…手足…押さえてる必要あると思う?」
アランが囁く。
レオはむっつり首を横に振る。
ファルコンがこっそりと言う。
「…あれはどっちかってーと、俺達がアグナータにそそられるようにする儀式だ」
デュランが言った。
「…最初から全然そそられない場合は、どうなるんです?」
皆、デュランを見たが、沈黙して顔を下げた。
アントランが湯から戻って来る。
アランがテントの入り口で待ち、嬉しげなアントランを中に入れる。
「うほっ!」
アントランは腰布一枚のレグウルナスらを見て、瞳を輝かせる。
「…うほっ。なんて言うアグナータは初めてだ…」
セルティスが囁くと、キースが言った。
「こっちが貞操の危機を感じるアグナータも、初めてだ」
二人は顔を見合わせ、深く俯いた。
「よっしゃあああ!
最初はレオか?!」
レオは気が進まない顔で、それでも進み出る。
「おいおいおいおいおい!
両手両足、掴むのが基本じゃなかった?!
他はどうした!」
アリオンが顔を下げて言う。
「…それは、慣れなくて逃げ出しそうなアグナータにする事で、慣れてて全然平気なヤツには免除だ」
アントランはぶー垂れた。
「そうだっけ?!」
皆は『ナイス!』
とアリオンに賞賛の視線を送った。
レオはアントランに、念押しする。
「いっとくが最初は突っ込むだけだ」
アントランはにこにこ笑う。
「いーねぇ!
突っ込む。だって!」
「…別の意味で、手足掴んでないと駄目なんじゃ無いのか?」
セルティスが囁く。
シーリーンが俯く。
「アントランが、レオを襲わないように?」
皆、頷く。
アントランはレオの腰布の、股間を握り込む。
「…勃って無い…」
「俺にだって、出来ない事がある」
「ちぇっ!じゃ、手でする?
まあ、口でいいか」
直ぐ、屈み込むと取り出して咥える。
ファオンが目を見開く。
「…アントランって…凄い」
シーリーンが囁く。
「お前の時って悲壮だったしな…」
ファオンはシーリーンを見る。
「…けど…みんな役に立ってた」
シーリーンは俯く。
アリオンが代わって言う。
「悲壮だったけと、そそられきったから」
ファオンは俯く。
結局レオは咥えられ、アントランに抱きつかれて押し倒され、馬乗りに成られて挿入させられた。
「…このままレオを生け贄に、逃げ出しちゃ駄目かな?」
リチャードはデュランに問われて、言い返す。
「俺だって、出来ればそうしたい。
心から」
レオは早く終わらせたくて腰を使う。
アントランは派手に
「すんれぇ、イイ!」
と叫んで、果てた。
が、直ぐレオの上からどく。
「キース♡」
キースは顔を下げる。
「あんたも、口でする?
俺、たっぷり可愛がってやるぜ?」
「…手でして」
アントランは睨む。
手で擦り上げ、キースの背を抱き寄せると、足を引き上げて強引に挿入する。
挿入角度に、キースが呻く。
「…い…痛い…」
「俺の足、抱えろよ!
もっと高く!」
キースが抱えると、アントランの腕はキースを抱きしめる。
「うっわーーー♡
さいこーーー!」
皆が、キースの他に、アントランに好かれてるシーリーンを、そっと盗み見る。
シーリーンは真っ青で俯いていた。
「…顔…下げろよ」
「…いっとくが、初日キスはしないぞ」
「だって手足だって押さえてないじゃ無いか。
本式じゃないんだろ?
…さっさと顔下げないと、俺腰振らないぜ?
ずって挿入(い)れたまま。
それも、いいな♡」
キースが仕方なしに顔を下げると、アントランに強引に、唇を奪われた。
キスしながらアントランは腰を使いまくり、逝く迄キースの唇を離さなかった。
コトが終わった後、キースは言った。
「…………犯された気分だ…」
アントランは唇をペロリと舌で舐め
「美味かったぜ!」
と満足げ。
そして、
「ファルコーーーン!」
と呼ぶ。
「指名制か…?」
ファルコンは進み出る。
アントランは股間に触る。
「なんで、勃ってないかな!」
アントランが屈むので、ファルコンはぼやく。
「キースには手でしたのに…」
「だって俺、こんなでっかいの、舐めるの初めてだし…。
うっわーーーー♡♡♡
んっ…。
うっま!」
皆、ファルコンが仰け反る姿から、顔を背ける。
「俺、後ろから突かれたい」
「…俺に苦行、させる気か?」
「やる気、まるで無しだな!」
アントランはファルコンを押し倒すと、やっぱり上に乗った。
「やっべーーーー!
めっちゃ、イイ!
キリアンのヤツに『巨根』って虐められたんだって?
これだからバージンは…。
この良さが分かんないんだよな!」
と自分で腰使いまくる。
次にセルティスが犠牲者となり、やっぱりアントランに手で弄ばれて上に乗られた。
が、アランだけはアントランに触れられ
「勃ってる」
と言われて
「自分で勃たせた」
と言い返し、さっさと背後から挿入して終わらせた。
以降、皆が必死で勃たせようと…始める。
「シーリーン」
シーリーンは心から怖気て、アントランに中央に召し出された。
アントランはキース同様、シーリーンに絡みつくと、顔を下げるように指示を出す。
シーリーンが仕方無く顔を下げると唇を奪いながら手でシーリーンの男根を刺激し続け、押し倒して挿入し、騎乗位で犯しながら言った。
「アグナータって最高!」
アリオンが出る。
「勃ってる」
と言い
「後ろ向け」
と、背後から挿入。
アントランは
「ああん♡」
と喘ぎ、ようやく犯されるレグウルナスの図から脱却した。
が、リチャードの時。
「寝転がれ」
と命じ、上に乗って口で男根を犯し、上から乗って挿入を果たし、見下ろしながら言う。
「…イイぜ…。
もっと喘げよ…。
気持ちイイんだろう?」
と挿入してるにも関わらず、完全に立場が逆転していた。
デュランの時。
デュランは「俺、勃ってます!」
と叫び
「後ろからさせて頂きます!」
と怒鳴って、背後からした。
レオは
「アランとアリオンのマネだ」
と囁き、ファルコンも
「こすっからい野郎だぜ…」
とデュランを睨んだ。
そしてファオンの時。
アントランは
「たっぷり可愛がってやるからな…」
と抱き寄せる。
「あの…僕も…挿入したい…」
「え?出来んの?お前。
やり方、知ってる?」
「え…と。
僕…口でされると嬉しい…」
「よっしゃ!
お前、いいコだからサービスしてやる」
と言い、押し倒して男根を口にくわえる。
しかし…。
「あっ…イイ…」
と喘ぐファオンが色っぽく、皆、ごくり。と唾を飲み込む。
「…ファオンを最初にすれば良かったな…」
セルティスの言葉に、皆頷いた。
その内アントランは乳首まで摘まむ。
「ここも…イイだろう?」
「あっ…駄目っ…アントラン…僕…がレグウルナス」
「知ってる。
ほらもう…凄く固くなってる」
「やっ…恥ずかしい…」
「でもイきそうになると…ホラ…尻の奥が疼くんだろう…?」
「駄目…僕今日挿入…あんっ!
指…指は駄目!
僕が今日挿入(い)れ…ああんっ!」
「我慢出来ないだろう…?
で、お前挿入(い)れるの?
挿入(い)れられたいの…?」
「…………挿入(い)れて…」
「え?
俺に挿入(い)れたいんじゃないの?」
「ずるい…!
アントランが指でそうしたんじゃないか!」
「じゃ、責任とってやるよ」
結局、ファオンの望みは叶わず、アントランに挿入されて喘いだ。
「…完全に、犯されてるな」
アランの言葉に、レオが暗い声で言った。
「俺達ですら犯されるんだから…」
「ファオンじゃ…チョロ過ぎ?」
キースに聞かれ、レオは頷いた。
アグナータが見つからず、選抜委員会からアントランの申し出を受けるしか無い。
と通達されたからだ。
普通アグナータは、尾根を上がって来る。
が新しいアグナータは東尾根からやって来た。
「よぉ!」
皆、一斉に顔を下げる。
アランが思わず、陽気なアントランに囁く。
「お前、本気?」
「なんで?悪い?」
レオが俯く。
「実績から言って、セグナ・アグナータ だな」
「え?
俺戦わなくちゃ駄目?
犯りまくろうとか、思ってんだけど」
キースが溜息吐いてアントランに告げる。
「セグナ・アグナータ にするのは、お前の為と言うより俺達の為だ。
戦わなくてイイからセグナ・アグナータ でいてくれ。
そしたら…半分は俺達、ローエングリン で他と出来る」
アントランはぶんむくれた。
「俺を否定するような言葉、初日なのに俺の前で言うかな」
アントランがぷんぷん怒って湯に浸かりに行くと、皆寄り集まる。
「…手足…押さえてる必要あると思う?」
アランが囁く。
レオはむっつり首を横に振る。
ファルコンがこっそりと言う。
「…あれはどっちかってーと、俺達がアグナータにそそられるようにする儀式だ」
デュランが言った。
「…最初から全然そそられない場合は、どうなるんです?」
皆、デュランを見たが、沈黙して顔を下げた。
アントランが湯から戻って来る。
アランがテントの入り口で待ち、嬉しげなアントランを中に入れる。
「うほっ!」
アントランは腰布一枚のレグウルナスらを見て、瞳を輝かせる。
「…うほっ。なんて言うアグナータは初めてだ…」
セルティスが囁くと、キースが言った。
「こっちが貞操の危機を感じるアグナータも、初めてだ」
二人は顔を見合わせ、深く俯いた。
「よっしゃあああ!
最初はレオか?!」
レオは気が進まない顔で、それでも進み出る。
「おいおいおいおいおい!
両手両足、掴むのが基本じゃなかった?!
他はどうした!」
アリオンが顔を下げて言う。
「…それは、慣れなくて逃げ出しそうなアグナータにする事で、慣れてて全然平気なヤツには免除だ」
アントランはぶー垂れた。
「そうだっけ?!」
皆は『ナイス!』
とアリオンに賞賛の視線を送った。
レオはアントランに、念押しする。
「いっとくが最初は突っ込むだけだ」
アントランはにこにこ笑う。
「いーねぇ!
突っ込む。だって!」
「…別の意味で、手足掴んでないと駄目なんじゃ無いのか?」
セルティスが囁く。
シーリーンが俯く。
「アントランが、レオを襲わないように?」
皆、頷く。
アントランはレオの腰布の、股間を握り込む。
「…勃って無い…」
「俺にだって、出来ない事がある」
「ちぇっ!じゃ、手でする?
まあ、口でいいか」
直ぐ、屈み込むと取り出して咥える。
ファオンが目を見開く。
「…アントランって…凄い」
シーリーンが囁く。
「お前の時って悲壮だったしな…」
ファオンはシーリーンを見る。
「…けど…みんな役に立ってた」
シーリーンは俯く。
アリオンが代わって言う。
「悲壮だったけと、そそられきったから」
ファオンは俯く。
結局レオは咥えられ、アントランに抱きつかれて押し倒され、馬乗りに成られて挿入させられた。
「…このままレオを生け贄に、逃げ出しちゃ駄目かな?」
リチャードはデュランに問われて、言い返す。
「俺だって、出来ればそうしたい。
心から」
レオは早く終わらせたくて腰を使う。
アントランは派手に
「すんれぇ、イイ!」
と叫んで、果てた。
が、直ぐレオの上からどく。
「キース♡」
キースは顔を下げる。
「あんたも、口でする?
俺、たっぷり可愛がってやるぜ?」
「…手でして」
アントランは睨む。
手で擦り上げ、キースの背を抱き寄せると、足を引き上げて強引に挿入する。
挿入角度に、キースが呻く。
「…い…痛い…」
「俺の足、抱えろよ!
もっと高く!」
キースが抱えると、アントランの腕はキースを抱きしめる。
「うっわーーー♡
さいこーーー!」
皆が、キースの他に、アントランに好かれてるシーリーンを、そっと盗み見る。
シーリーンは真っ青で俯いていた。
「…顔…下げろよ」
「…いっとくが、初日キスはしないぞ」
「だって手足だって押さえてないじゃ無いか。
本式じゃないんだろ?
…さっさと顔下げないと、俺腰振らないぜ?
ずって挿入(い)れたまま。
それも、いいな♡」
キースが仕方なしに顔を下げると、アントランに強引に、唇を奪われた。
キスしながらアントランは腰を使いまくり、逝く迄キースの唇を離さなかった。
コトが終わった後、キースは言った。
「…………犯された気分だ…」
アントランは唇をペロリと舌で舐め
「美味かったぜ!」
と満足げ。
そして、
「ファルコーーーン!」
と呼ぶ。
「指名制か…?」
ファルコンは進み出る。
アントランは股間に触る。
「なんで、勃ってないかな!」
アントランが屈むので、ファルコンはぼやく。
「キースには手でしたのに…」
「だって俺、こんなでっかいの、舐めるの初めてだし…。
うっわーーーー♡♡♡
んっ…。
うっま!」
皆、ファルコンが仰け反る姿から、顔を背ける。
「俺、後ろから突かれたい」
「…俺に苦行、させる気か?」
「やる気、まるで無しだな!」
アントランはファルコンを押し倒すと、やっぱり上に乗った。
「やっべーーーー!
めっちゃ、イイ!
キリアンのヤツに『巨根』って虐められたんだって?
これだからバージンは…。
この良さが分かんないんだよな!」
と自分で腰使いまくる。
次にセルティスが犠牲者となり、やっぱりアントランに手で弄ばれて上に乗られた。
が、アランだけはアントランに触れられ
「勃ってる」
と言われて
「自分で勃たせた」
と言い返し、さっさと背後から挿入して終わらせた。
以降、皆が必死で勃たせようと…始める。
「シーリーン」
シーリーンは心から怖気て、アントランに中央に召し出された。
アントランはキース同様、シーリーンに絡みつくと、顔を下げるように指示を出す。
シーリーンが仕方無く顔を下げると唇を奪いながら手でシーリーンの男根を刺激し続け、押し倒して挿入し、騎乗位で犯しながら言った。
「アグナータって最高!」
アリオンが出る。
「勃ってる」
と言い
「後ろ向け」
と、背後から挿入。
アントランは
「ああん♡」
と喘ぎ、ようやく犯されるレグウルナスの図から脱却した。
が、リチャードの時。
「寝転がれ」
と命じ、上に乗って口で男根を犯し、上から乗って挿入を果たし、見下ろしながら言う。
「…イイぜ…。
もっと喘げよ…。
気持ちイイんだろう?」
と挿入してるにも関わらず、完全に立場が逆転していた。
デュランの時。
デュランは「俺、勃ってます!」
と叫び
「後ろからさせて頂きます!」
と怒鳴って、背後からした。
レオは
「アランとアリオンのマネだ」
と囁き、ファルコンも
「こすっからい野郎だぜ…」
とデュランを睨んだ。
そしてファオンの時。
アントランは
「たっぷり可愛がってやるからな…」
と抱き寄せる。
「あの…僕も…挿入したい…」
「え?出来んの?お前。
やり方、知ってる?」
「え…と。
僕…口でされると嬉しい…」
「よっしゃ!
お前、いいコだからサービスしてやる」
と言い、押し倒して男根を口にくわえる。
しかし…。
「あっ…イイ…」
と喘ぐファオンが色っぽく、皆、ごくり。と唾を飲み込む。
「…ファオンを最初にすれば良かったな…」
セルティスの言葉に、皆頷いた。
その内アントランは乳首まで摘まむ。
「ここも…イイだろう?」
「あっ…駄目っ…アントラン…僕…がレグウルナス」
「知ってる。
ほらもう…凄く固くなってる」
「やっ…恥ずかしい…」
「でもイきそうになると…ホラ…尻の奥が疼くんだろう…?」
「駄目…僕今日挿入…あんっ!
指…指は駄目!
僕が今日挿入(い)れ…ああんっ!」
「我慢出来ないだろう…?
で、お前挿入(い)れるの?
挿入(い)れられたいの…?」
「…………挿入(い)れて…」
「え?
俺に挿入(い)れたいんじゃないの?」
「ずるい…!
アントランが指でそうしたんじゃないか!」
「じゃ、責任とってやるよ」
結局、ファオンの望みは叶わず、アントランに挿入されて喘いだ。
「…完全に、犯されてるな」
アランの言葉に、レオが暗い声で言った。
「俺達ですら犯されるんだから…」
「ファオンじゃ…チョロ過ぎ?」
キースに聞かれ、レオは頷いた。
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