アグナータの命運

あーす。

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夢の中の調教

266  相変わらず意識が無いと熱烈なキリアン

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 ロレンツは腰を突き入れていたけど、キリアンが抱き付きやっぱり腰を使うから…もう限界で、キリアンの中に放った。

「…………(どうしよう…凄く…ヨかった………)」

キリアンの腕の中で、ロレンツはぐったりする。
が、キリアンは色っぽく仰け反っていたはずなのに、直ぐ自分からロレンツの男根を引き抜くと、直ぐ手で握り込む。

「!ダメキリアン!
俺今逝ったば………あ…んっそこされると俺………っ!」
「…大きく成ってきた」

キリアンは言うと、また、ロレンツの上に跨がる。
ロレンツはキリアンの腕の中で肩を揺する。
「止めてキリアン、お願い…あっ!」

また、ロレンツはキリアンの中に包み込まれて仰け反る。
「…いい?ここ……こう?」
言って、キリアンは腰を上げて下げ、ゆっくり抜き差しする。

「ダメ…キリアン…そんなにしちゃ…うっ!」


夢見てる皆が顔を背ける。

セルティスがシーリーンにこそっ、と囁く。
「…なんか…声だけ聞いてると…」
シーリーンも頷く。
「どう聞いても、ロレンツ、受け?」

レオがぼそり。と言う。
「例えキリアンが受けてたとしても…キリアンが、襲ってるのは変わらない…」

アリオンは無言で俯く。
「…俺とセルティスも、逃げてなかったらアントランに…」

セルティスが振り向いて、怒鳴った。
「怖い事言うな!」

他の三人は、滅多に取り乱さないセルティスの慌てように、気の毒げに視線を控えめに送った。


「あ…あ…んっ!」

結局キリアンに腰を使われまくり、ロレンツもつい二度程下から突き上げてしまって………また、ロレンツは果てた。

キリアンの腕の中でほっそりして良く引き締まった少年っぽい体付のロレンツが、金の髪を首に巻き付け、俯く。
キリアンはロレンツよりも少し細く小柄なはずなのに…態度がデカいせいか、小さく見えない。
元々美形だけど、白っぽい金髪を背に流し、綺麗な緑がかったくっきりとした青の瞳で、凄く艶っぽい目付をしてそんなロレンツを、顔を傾けて見つめ…また腰を浮かし、引き抜き様ロレンツの男根を手で握り…。

「ダメ…ダメっキリアン!
もう許して………」


哀れなロレンツの懇願に、夢見てるレオが思わず、くるり。と背を向ける。

アリオンが腕組みして呻く。
「…可愛そうに…レオかファルコンだったら…逝って直ぐでも平気なのに」

レオが直ぐ、アリオンに振り向き、睨み付ける。
「それは俺が!興奮した場合だ!
無理矢理勃たせられるのとは、訳が違う!」

シーリーンもセルティスも、レオを見る。
「…けどその気があんま無い時でも…《皆を繋ぐ者》アグナータに手とか口使われると、勃ってたじゃないか。
あんた」

セルティスの言葉に、レオがキリアンに顎しゃくる。
「…シュティッセンと比べてどうだ?
どう見ても、キリアンは獰猛なトラで肉食系!
シュティッセンは優しげで百合のような草食系だ!」

皆は改めてキリアンを見る。

ずっと、ファーレーンと二人きり(夢の中で)を邪魔されフテてたキースが囁く。

「…タマには肉食系も、いいんじゃないのか?」
「…アントランでも?」

レオに振り向いて即座に言われ、キースは一気に見据えるレオから、顔を背けた。

ほらみろ。

とアリオンとシーリーンとセルティスに見つめられても、キースはばっくれて、振り向かなかった。
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