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夢の中の調教
258 ファオンに煽られ、その気になるレドナンド
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レドナンドは扉を開ける。
寝台の上のファオンが、眠たげな顔を上げる。
レドナンドだと解ると、いっぺんに真っ赤。
なぜってレドナンドは、父に良く似た美丈夫。
父の姉の、一人息子。
だから従兄弟に当たる。
けれど…父の姉は、再婚相手の連れ子。
父と血は、繋がってない。
けれど、同族の出だったから…。
レドナンドと父は直接の血縁は無いが、姿はとても良く似ていた。
白っぽい金髪。
湖水の青い瞳。
高い額。
真っ直ぐ伸びた、高い鼻。
細めだけど切れ長の瞳。
整いきってて、見つめられるとどきどきする程の美丈夫。
但し、雰囲気は厳しい父より、穏やかで優しそう…。
ファオンは自分が裸でいるのが、凄く恥ずかしくて…。
けれどもキースの
『もっと乱れて良いから…』の声が耳元に残っていて…つい、レドナンドに貫かれたりしたら、どんなだろう…?
と想像してしまい、…もぞ…と腰を捩った。
「(…どうしよう…。レドナンド相手なのに…また奥が…疼いてる………)」
レドナンドはファオンに男として意識され…更に凄く欲しそうに腰を捩られて…つい、ファオンを凝視する。
彼の母とファオンの父は一応、姉弟。
が、年が10も離れている。
更に男女だったから…あまり一緒に、遊んだりはしなかったらしい。
ほぼ交流も無かったから…ファーレーンが東尾根に上がって来るまで、殆ど接したことが無かった。
けれど…ファオンがまた、恥ずかしそうに真っ赤になって俯き、再び…もぞ…と腰を捻るので…優しいレドナンドは、聞いてしまった。
「…散々…挿入されて…また、疼くのか?」
ファオンは縋り付くように、レドナンドを見上げる。
「…キースが…欲しがってもいい…って………」
あんまり可憐な美少年で、レドナンドは同じ白っぽい金髪で湖水の青い瞳なのに…自分とは随分と違う。
と感じた。
「私が…欲しい?」
レドナンドに聞かれ、ファオンはもう…彼に抱かれて貫かれたくなって、頷く。
こくん。と可愛らしく艶やかな様子で頷かれ、濡れた青い瞳で見つめられて…レドナンドはレオとセルティスの、言った意味が解った。
彼(ファオン)に欲せられ…その気にならない男はいない。
直ぐ、情欲に灯が灯るのを感じた。
レドナンドは一つ、吐息を吐く。
「(…すまない…ファーレーン。
ファオンは《皆を繋ぐ者》が、似合いすぎる…)」
レドナンドが寝台に上がると、ファオンは待ちかねた様にレドナンドに両手広げて抱きつく。
レドナンドは可憐な美少年にしがみつかれて、腕を回し抱きしめ、ついうわずった声で囁く。
「…私と……したい…のか?」
ファオンがしがみついて懇願する。
「…乱れて…欲しがって良い…って…キースが言ってから、僕…おかしい…。
最初は嫌だったのに…突かれると凄く…たまらなく気持ちよくなって…また欲しくなるの…」
レドナンドはそれを聞いて、目を見開く。
「(…言われた…だけで…?
いや、多分そうなるように…扱ったんだろう…)」
レドナンドはキースに○○された、ファーレーンの事が、心配になってくる。
が…ファオンに熱く細い指でしがみつかれ…一気に自分が…その気になってると解る。
つい…ファオンをそっ…と引き離すと、上着を脱ぎ捨てる。
そしてシャツをはだけ素肌を晒すと、ファオンの目が見開かれ、頬が一層赤く染まる。
逞しい胸板。
幅広い肩。
レオよりも、ほんの少し大きく広い…。
セルティスですらとても頼もしく感じるのに…レドナンドは圧倒的だった。
レドナンドは自分が脱ぐと、大抵の相手がする反応をファオンにもされ…完全にファオンが、自分を男として、意識してると解る。
ゆっくり…被さって押し倒す。
ファオンは可愛らしく胸に顔を埋めながら背を布団の上に倒し、恥じらいながらも顔を上げる。
気づくと、レドナンドは顔を傾け…そして、ファオンの柔らかな薔薇色の唇に、口付けていた。
「…どうよ」
夢見てるキースの言葉に、皆無言。
アリオンが聞く。
「レドナンドと一緒の時に…《皆を繋ぐ者》抱いた事って…あるのか?」
キース、そしてセルティスが顔を見合わせ、首を横に振る。
レオだけが腕組みして…無言。
後、ぼそり。と言った。
「彼と一緒に《皆を繋ぐ者》を抱く、東尾根の男らには、同情するな」
『やっぱり………』
皆、無言で顔を伏せた。
寝台の上のファオンが、眠たげな顔を上げる。
レドナンドだと解ると、いっぺんに真っ赤。
なぜってレドナンドは、父に良く似た美丈夫。
父の姉の、一人息子。
だから従兄弟に当たる。
けれど…父の姉は、再婚相手の連れ子。
父と血は、繋がってない。
けれど、同族の出だったから…。
レドナンドと父は直接の血縁は無いが、姿はとても良く似ていた。
白っぽい金髪。
湖水の青い瞳。
高い額。
真っ直ぐ伸びた、高い鼻。
細めだけど切れ長の瞳。
整いきってて、見つめられるとどきどきする程の美丈夫。
但し、雰囲気は厳しい父より、穏やかで優しそう…。
ファオンは自分が裸でいるのが、凄く恥ずかしくて…。
けれどもキースの
『もっと乱れて良いから…』の声が耳元に残っていて…つい、レドナンドに貫かれたりしたら、どんなだろう…?
と想像してしまい、…もぞ…と腰を捩った。
「(…どうしよう…。レドナンド相手なのに…また奥が…疼いてる………)」
レドナンドはファオンに男として意識され…更に凄く欲しそうに腰を捩られて…つい、ファオンを凝視する。
彼の母とファオンの父は一応、姉弟。
が、年が10も離れている。
更に男女だったから…あまり一緒に、遊んだりはしなかったらしい。
ほぼ交流も無かったから…ファーレーンが東尾根に上がって来るまで、殆ど接したことが無かった。
けれど…ファオンがまた、恥ずかしそうに真っ赤になって俯き、再び…もぞ…と腰を捻るので…優しいレドナンドは、聞いてしまった。
「…散々…挿入されて…また、疼くのか?」
ファオンは縋り付くように、レドナンドを見上げる。
「…キースが…欲しがってもいい…って………」
あんまり可憐な美少年で、レドナンドは同じ白っぽい金髪で湖水の青い瞳なのに…自分とは随分と違う。
と感じた。
「私が…欲しい?」
レドナンドに聞かれ、ファオンはもう…彼に抱かれて貫かれたくなって、頷く。
こくん。と可愛らしく艶やかな様子で頷かれ、濡れた青い瞳で見つめられて…レドナンドはレオとセルティスの、言った意味が解った。
彼(ファオン)に欲せられ…その気にならない男はいない。
直ぐ、情欲に灯が灯るのを感じた。
レドナンドは一つ、吐息を吐く。
「(…すまない…ファーレーン。
ファオンは《皆を繋ぐ者》が、似合いすぎる…)」
レドナンドが寝台に上がると、ファオンは待ちかねた様にレドナンドに両手広げて抱きつく。
レドナンドは可憐な美少年にしがみつかれて、腕を回し抱きしめ、ついうわずった声で囁く。
「…私と……したい…のか?」
ファオンがしがみついて懇願する。
「…乱れて…欲しがって良い…って…キースが言ってから、僕…おかしい…。
最初は嫌だったのに…突かれると凄く…たまらなく気持ちよくなって…また欲しくなるの…」
レドナンドはそれを聞いて、目を見開く。
「(…言われた…だけで…?
いや、多分そうなるように…扱ったんだろう…)」
レドナンドはキースに○○された、ファーレーンの事が、心配になってくる。
が…ファオンに熱く細い指でしがみつかれ…一気に自分が…その気になってると解る。
つい…ファオンをそっ…と引き離すと、上着を脱ぎ捨てる。
そしてシャツをはだけ素肌を晒すと、ファオンの目が見開かれ、頬が一層赤く染まる。
逞しい胸板。
幅広い肩。
レオよりも、ほんの少し大きく広い…。
セルティスですらとても頼もしく感じるのに…レドナンドは圧倒的だった。
レドナンドは自分が脱ぐと、大抵の相手がする反応をファオンにもされ…完全にファオンが、自分を男として、意識してると解る。
ゆっくり…被さって押し倒す。
ファオンは可愛らしく胸に顔を埋めながら背を布団の上に倒し、恥じらいながらも顔を上げる。
気づくと、レドナンドは顔を傾け…そして、ファオンの柔らかな薔薇色の唇に、口付けていた。
「…どうよ」
夢見てるキースの言葉に、皆無言。
アリオンが聞く。
「レドナンドと一緒の時に…《皆を繋ぐ者》抱いた事って…あるのか?」
キース、そしてセルティスが顔を見合わせ、首を横に振る。
レオだけが腕組みして…無言。
後、ぼそり。と言った。
「彼と一緒に《皆を繋ぐ者》を抱く、東尾根の男らには、同情するな」
『やっぱり………』
皆、無言で顔を伏せた。
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