アグナータの命運

あーす。

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夢の中の調教

256 もう止められない 3

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 キースは唇を、ゆっくり…と離す。
潤みきったファーレーンの…青い瞳を見つめ返し、ファーレーンの身を放すと、前へ歩を進める。

「…キース………まだ………」

キースはファーレーンの…はだけた乳首に顔を倒し込む。

「ぅんっ!」

一気に唇に含まれ、舌で激しく転がされて吸い上げられて、ファーレーンが叫ぶ。

「やっ…あっ…ああ…っ!」

キースはもう片方の乳首に顔を移し、ファーレーンの乳首を激しく舌先と唇で愛撫しながら、短剣でファーレーンの衣服を切り裂き、手で毟り取って剥いで行く。

キースの情熱的な愛撫に、ファーレーンは感じきって激しく胸を揺すり、背を反らした。

「あ…んっんんっ…やっ!キースっ!」

キースがやっと顔を上げる。
ファーレーンは身から衣服を剥ぎ取られ…素肌を晒し、俯く。
青い瞳は潤みきり…白っぽい金髪を胸に垂らし、真っ赤に染まる唇を戦慄かせて。


「…やっぱり…兄弟だな」
夢見てるシーリーンの言葉に、アリオンも頷く。
「顔立ちは…確かに似てる。
が、ファオンはもっと…」
「砂糖菓子のように甘ったるい?」
キースの言葉に、アリオンとシーリーンが同時に、頷いた。

レオがふ…と気づき、呟く。
「でもこんな夢…お前にとっては日常…?」

レオの言葉に、皆一斉にキースを見る。
キースが呟く。
「俺の日常の妄想は、こんなソフトじゃなくてもっと、凄い」

皆、一斉にキースから顔を背けた。


キースが正面から…ファーレーンに身を寄せて、抱きしめる。
素肌がぴったりと密着し…キースはファーレーンの肌を肌で感じられて、つい感動で目を閉じ、震えた。

「…愛してる…」

ファーレーンはキースの…情熱的で的確な愛撫に感じすぎて震えていたけど…その言葉に視線をキースに向ける。

「…馬鹿じゃ無いのか…?」

キースは切なげにファーレーンを抱き寄せ、顔を近づける。

「…馬鹿でもいい…。
ずっと…こうしたかった…。
お前を…俺だけの物に………」


その時、夢見てる皆が一斉に夢から顔を背けるので、キースが言った。
「…こんなに感動的な場面なのに?!」

「…イタ過ぎる…」
レオの言葉に、皆無言でほぼ同時に、頷いた。



キースはファーレーンに口づけながら…吊り上げられた右足の…腿を抱き寄せる。
ファーレーンが、震えながら顔を少し上げ、掠れた声で囁く。

「…挿入(い)…れる気…か?」

キースはもっと身をファーレーンにぴったりと寄せて囁く。
「…我慢出来ない…」
「だって…!…っ!」

キースの先端が、蕾に触れて、ファーレーンは目を見開く。
そして首を横に振る。
「無理だ…!
裂ける…!」
「ゆっくり…するから…」
「駄目…無理…!
お前の、デカいだろう?!」
「…ファルコンよりは、うんと小さい…」
「あれと比較する気か?!
人間離れしたあんなのと比べれば、誰だって小さ…あ…あっ!」

「…まだ…先しか挿入(い)れてない…のに…そんなに感じるのか…?」
「駄目だキース…嫌だ!
変に…な…る…!」
「感じてる癖に…!
お願いだ!もっと俺を感じて…」
「あ…あっ!」

ずっ!と強引に、キースが進む。
めり込み、無理矢理広げられる感覚に、ファーレーンは固く目を閉じる。

ずっ!
キースは確かにゆっくりと…押し広げて来る。
けれど…。

キースはまた、歯を食い縛って、狭い…ファーレーンの中へと進む。
進む度…あんまり狭くて、良すぎて放ちそうなのを、ぐっ。とこらえ、もっと奥…。
ファーレーンのいい場所へ………。

「やっ!」

ファーレーンが、髪を乱しきって首を激しく振る。
「あ…あ…!」
手足をびりびりと震わせ…ファーレーンが固く目を閉じる。

「ここ…?…ここがいい…?」
「あんっ!」

ファーレーンの甘い声に、キースは一気にまた快感に包まれ…放ちそうになって必死に留まる。

「ハァ…動く…よ?」
「駄目…キース…頼む抜いて…」
「痛くないだろ?」
ファーレーンは首を横に振る。
「苦しくも無い…」
そう言って、キースはファーレーンの額に、労るように口付ける。

「…凄く感じて…感じすぎて…。
恥ずかしいんだ…違う?
けど俺の前では…どれだけでも感じて、乱れていいから…。
恥ずかしくない…。
凄く…キレイだ…だ…から…」

ファーレーンは二度、息を吸い込んで、戦慄く赤い唇をキースに向ける。
キースがしっとりと、ファーレーンの唇を塞ぐ。

キスしながら…キースは引くと、思いっきり突き上げる。

「ん…あっ!」
キースはファーレーンの唇の間近に唇を寄せたまま…更に突き上げる。
「あんっ!」
キースはしっかりファーレーンを抱きしめ、また貫く。

「ああああっ!」

腕の中で背を反り返らせ…ファーレーンの飛び散る液で腹が濡れるのを感じ、キースは唇を噛んで、ファーレーンの狭い中から自身を引き抜く。

ファーレーンはキースの肩に顔を伏せて、荒い吐息を吐いてる。

キースはそっと、ファーレーンに囁く。
「…ごめん…我慢出来なくて…中で出した………」

ファーレーンは、キースの肩に顔を埋めたまま囁き返す。

「お…前………さい…低…………」

キースはその言葉に、微かに頷いた。



「…あれよりもっと、凄いのか?!」
夢見てるレオに聞かれ、キースは頷く。

「………バージンで更に…あんなに狭い、ファーレーンにほぼ無理矢理、突っ込んでるのに?」
シーリーンに聞かれても、キースは頷く。

セルティスとアリオンは言葉が出ず、顔をキースから、深く背けた。
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