アグナータの命運

あーす。

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夢の中の調教

247 おちおちおちたファオン

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 レオはファオンを組み敷いて腿を持ち上げる。
膝をその下に入れ込むともう…ファオンは震えていて、レオは食後だと言うのに一気にその気になりきった。

正直、もっとゆっくりやりたい気もあったのに…ファオンと来たら、欲しくてたまらない顔をする。
そんな表情をされると…レオの方も、思いっきり貫きたい衝動が体中を駆け巡った。

ゆっくりと…上体をファオンの身体に倒していく。
ファオンはレオの熱く…逞しく引き締まりきった胸元が倒れ込み、腿を胴の横に付く程曲げられて、開かれた蕾に…レオの猛った先端が当たると…もう…さっきの突き上げを思い返して身を震わす。

正直レオに貫かれると、一気に身体が灼熱になり、感じる場所を激しく抉られて気が狂いそうな衝撃と快感が、身体中を駆け巡る。
けれど…赤い髪の誇り高く男らしい…レオの腕に抱かれて貫かれると…激しいさ中レオの…優しさに情熱的に包まれ、泣きたい程頼もしくて、縋り付いてずっと抱かれていたい…。

どうしてだか、そんな風に思ってしまう。

あんまり…刺激が強すぎるのか…酔ったようにレオにしがみついてしまう…。

再びレオの、身体を灼熱に叩き込む男根がずっ…!と挿入(はい)って来た時、ファオンは戦慄きながら顔を上げる。
目を開けるとレオの、男らしい顔。赤い髪。
そして…青の射貫くような瞳が、優しさを湛えて見つめ…震い続ける唇に、しっとりと口付けてくれる。
そのレオの口づけも…ファオンは凄く好きだと感じて…尚一層、レオにしっかりと腕を回してしがみついた。

ずずっ!
「ああんっ!」
ファオンは貫かれて、甘く喘ぐ。
レオに抱かれるともう、恥ずかしいだとかが一切、消えて行く。

レオがまた引いて、一気に奥まで…。
「あああああっ!」

脳天まで痺れるきる快感に、ファオンは目の縁に涙を滴らせる。
レオの唇が、労るように唇に軽く触れて、また…。

ずっ!
「あんっ!」

ファオンはつま先まで突っ張らせて、その衝撃が身体を駆け抜けて行くのを感じた。
もう…身体は熱に包まれ…レオが腰を深く差し入れる度、更に熱くなる。

「レオ…レオ………」

さっきは衝撃過ぎて、解らなかった。
けれどレオの名前を呼ぶと…やっぱり突かれると熱くなるけど…凄く気持ち良くレオは奥を擦り上げる…。

それは、セルティスの優しい気持ちよさとも、キースのうっとりする甘い突き上げとも違って…情熱的な官能…。

それが…レオの優しさのように感じる。
泣きたい程男らしく感じて…ファオンはまた、レオにしがみつく。
もう…たった今、解き放ってしまった…。
体から力は抜けるのに…まだ猛々しさを保ち挿入されたままのレオの男根は再び…ぐっ!と一気に奥まで貫き、ファオンは放ったばかりなのにまた一気に、勃ち上がるのを感じる。

「んんっ…んんんんんっ!」

どうしてだかたまらなく…良くて、ファオンはまた、レオにしがみつく。
おかしくなりそうな程、体が熱い…。

けれどレオが引くと…欲しくて体中がぞわぞわと戦慄き続ける。
ずっ!
再び脳天を突き抜けるような、激しい衝撃と快感。
「ああああっんっ!」
ファオンは抱きすくめるレオの腕の中で、体を思いきり反り返らす。
抱きしめられてこんな風に激しく貫かれると…もう体も心もレオで、いっぱいになる…。

「もっと…して…もっと…」
こんなに身体が熱く戦慄くのに…気づくとそう呟いてる。
「もっと…おかしくして…」

レオは泣きながら呟くファオンの頬に軽く唇で触れて囁く。
「…欲しい…?」
聞かれて…ファオンは頷く。
「…いっ…ぱいにして…レオ…の…」
レオはしっかりファオンを腕に抱き止めると、微かに頷きながら一気に…貫いた。
「あああああっ!」

ファオンはたまらず再び解き放つ。
はぁ…はぁ…。

こんなに…一気に張り詰めて解き放たれ…立て続けに快感を与えられ、ファオンはぐったりしながらも…まだ固さを保つ、レオの挿入された男根をじんじんと熱い蕾の奥に感じる。
放ったばかりなのに…再びレオに貫かれる事を心待ちにしてる…。

「レオ…レオ…っ!」
しがみついてねだると、レオは少し勢いを緩め…優しく二度、突き上げる。
けれどそれすらも…感じる場所を抉られるように刺激され、再び自身の男根がゆっくりと…固く勃ち上がり始め、ファオンはレオの頬に頬をぴったりと付けて囁く。
「来て…お願…い…逝かせて…」

レオはファオンの、泣き濡れた懇願に頷く。
「…ああ…俺…も、限界だ…」
レオの…掠れた男らしい声音が耳元で囁かれ…ファオンはぞくり!と身を戦慄かせる。

「ん…ん……っ」
ファオンはたまらず呻きながら、レオの腰が引かれるのを感じる。
すっ…と引きそして…再び一気に…。

「あああああああっ!」

涙が頬を伝っていく。
凄まじい衝撃と快感に包まれて…ファオンは三度目を放った。

奥が…湿っていて…レオの逞しい上半身がぴったりと密着し…ファオンはレオに縋り付いたまま、ぐったりと身体中から、力が抜けていくのを感じた。

けれど…三度も一気に快感に包まれて解き放つ快感を与えてくれたレオの…頬にそっ…と感謝の口づけをする。
直ぐ、レオが顔を倒し唇に…その熱い唇を優しく押しつけ、労るような口づけをする。

ファオンはその口づけを甘く…甘く感じて、レオの腕の中で気を失った。


「………………………………」

レオは腕に抱くファオンが気絶してるのを見て、固まる。

「(…ええと俺…気絶させちゃった事って、今まで…………何度あったかな???)」


夢見てるキースが、フテて言う。
「気絶する程、良かったって事だよな?」

セルティスもシーリーンもアリオンもが、思いっきり頷く中、レオは
「俺は無実だ…」
と呟きながら、全員から顔を背けた。
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