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夢の中の調教
240 すっかりオチまくるファオン セルティス
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ファオンはその後、湯殿の調教部屋と反対側の扉の向こうへ、キースに抱き上げられて運ばれる。
ファオンはキースの首に腕を回し、幾度もキースに口づけながら運ばれていたから…下ろされた時、ふんわりして気づくと大きな寝台の上だった。
「飲み物を持ってくる」
キースが言うから、ファオンは手を伸ばす。
キースは気づいて、寝台に仰向けに横たわるファオンに屈み込むと…唇にしっとりと、口付けた。
ファオンは甘いキャンデーを貰ったように、うっとりとキースの唇を受け止める。
キースが扉を開けると、セルティスとレオがテーブルを囲み椅子に座り、顔を上げる。
「…ファオンを休ませる?」
セルティスに問われて、キースは首を横に振る。
「いや。
もうほぼオチてる。
次はお前が行って…真面目に抱いてやれ。
そして最後、レオと二人きり。
その後…また三人で完全に仕上げる」
レオはセルティスを見る。
セルティスは吐息を吐きながら、椅子を立った。
ファオンは戸が開くと、キースだと思って嬉しそうな表情を見せる。
けれど…セルティスで、セルティスは少し、驚いていた。
が、直ぐ寝台の横に座る。
ファオンは途端に恥ずかしがって、俯く。
ちら…。
ちら…とセルティスの、優しげで端正な顔とそして…逞しい肩や胸板を見る。
なぜってセルティスは、脱ぎ始めていたから。
胸を張って肩からシャツを引き落とす様は本当に…素敵で、ファオンはもじもじして俯く。
「…あの…もしかしてその…」
セルティスは腰布一枚になると、振り向いて寝台の上に乗ってくる。
ファオンはどきっ!と顔を上げるけど…セルティスはもう、腕を引いて、気づくとセルティスの熱い胸板に抱き寄せられ、ファオンは真っ赤になった。
首にセルティスの指が触れて顔を上げると…セルティスは微笑んで見つめてる。
ファオンはやっぱりどきっ!と胸が高鳴ってしまい…気づくとセルティスに、口付けられていた。
キースの甘さとは違う…秘やかで慎みがあってその癖…情熱的。
抱きすくめられると、セルティスの恋人になったような気分で…。
彼の頼もしさと優しさに、縋り付きたい気持ちにさせられる。
唇が少し離れると、ファオンは小刻みに唇を震わせ…。
次にセルティスの唇で唇を塞がれ、舌が情熱的に滑り込んで来ると…ファオンはうっとりした。
セルティスは…どきどきはするけれど、とても優しい雰囲気で、緊張が解けていく。
抱きすくめられたまま寝台に押し倒されても…怖くない。
また…セルティスが顔を傾けて口付けて来る。
ファオンは頭を布団の上に沈めながら、セルティスの唇を受け止める。
自然と…セルティスの逞しい体に腕を回して、抱きついていた。
セルティスはファオンの背に腕を回し、上体を抱き上げて額に頬に…。
そっと口付けられて、ファオンはもうすっかりセルティスに身を預けきっていた。
セルティスのきめ細かな白い肌と、ぴったりと密着すると…彼の逞しさに縋り付きたくなって、きつく抱きつく。
するとセルティスは嬉しそうに微笑んで…腕を回して抱き寄せてくれるから、ファオンはセルティスにびったりと身を寄せた。
抱き合っていると、とても幸福な気分で、セルティスの温もりに安心する。
けれど腿にセルティスの…男根が触れるとどうしてだか、蕾の奥が、かっ!と熱くなって疼いた。
腰を捩ると、セルティスがクスリ…と笑う。
「…欲しい…気分?」
その言い方が、とても親しげで…ファオンもセルティスに顔を触れる程近づけて囁く。
「…思い切り…突いて欲しい…」
セルティスはまた、優しく微笑む。
腿で…ファオンの腿を外へと開かせながら、腰を押しつけそして…蕾に、セルティスの先端が当たる。
けれどセルティスは囁く。
「…本当に…もう、欲しいの?」
セルティスに微笑混じりに言われて…ファオンはじれたように、足を持ち上げて腰を下げ、セルティスの男根を蕾に押しつけて囁く。
「…凄く…欲しいの…」
甘えたようにそう言うと、セルティスはクスクス笑いながらファオンの背を布団の上にゆっくりと押し倒しながら、頭を布団に沈めたファオンの顔に倒れ込んで口付ける。
「んっ…」
キースの圧倒されるような雰囲気と甘さとは違う…優しくて逞しい体が密着すると…どうしてだか、ねだってる。
「お願い…」
セルティスは微かに頷き、また…口づけてそっ…と挿入(はい)って来る。
ファオンは腰を沈めてセルティスを受け入れる。
セルティスがゆっくりと奥へ、彼の固くなったものを挿入し始める。
「…っんっ」
ファオンは挿入(はい)ってくる感触に、目を閉じて喉を鳴らした。
セルティスがゆっくり…抜き差しすると、うっとりする程気持ちよくなる。
「いい…?
ここ?」
問われて…ファオンは優しいセルティスに囁く。
「うん…凄く…気持ちいい…」
素直にそう言うと、セルティスは嬉しそうに、更に腰を進める。
「…んっ…あ……っ…」
夢の中のファオンが、あんまり気持ち良さそうで…更に自分からセルティスに抱き付き、更にもっとセルティスを奥まで導くように、腰を下げるのを見て、アリオンもシーリーンもすっかり暗くなって俯く様を、夢見てるセルティスはチラと見た。
「…キースも言った。
たかが夢だと」
キースが、セルティスにそっと囁く。
「俺の気持ちが、分かったか?」
セルティスは頷く。
「俺の顔をした別の奴が、俺の振りして、したい放題してる感じ?」
キースが、頷く。
「俺達に、罪は無い」
セルティスはその言葉に、思い切り頷いた。
ファオンはキースの首に腕を回し、幾度もキースに口づけながら運ばれていたから…下ろされた時、ふんわりして気づくと大きな寝台の上だった。
「飲み物を持ってくる」
キースが言うから、ファオンは手を伸ばす。
キースは気づいて、寝台に仰向けに横たわるファオンに屈み込むと…唇にしっとりと、口付けた。
ファオンは甘いキャンデーを貰ったように、うっとりとキースの唇を受け止める。
キースが扉を開けると、セルティスとレオがテーブルを囲み椅子に座り、顔を上げる。
「…ファオンを休ませる?」
セルティスに問われて、キースは首を横に振る。
「いや。
もうほぼオチてる。
次はお前が行って…真面目に抱いてやれ。
そして最後、レオと二人きり。
その後…また三人で完全に仕上げる」
レオはセルティスを見る。
セルティスは吐息を吐きながら、椅子を立った。
ファオンは戸が開くと、キースだと思って嬉しそうな表情を見せる。
けれど…セルティスで、セルティスは少し、驚いていた。
が、直ぐ寝台の横に座る。
ファオンは途端に恥ずかしがって、俯く。
ちら…。
ちら…とセルティスの、優しげで端正な顔とそして…逞しい肩や胸板を見る。
なぜってセルティスは、脱ぎ始めていたから。
胸を張って肩からシャツを引き落とす様は本当に…素敵で、ファオンはもじもじして俯く。
「…あの…もしかしてその…」
セルティスは腰布一枚になると、振り向いて寝台の上に乗ってくる。
ファオンはどきっ!と顔を上げるけど…セルティスはもう、腕を引いて、気づくとセルティスの熱い胸板に抱き寄せられ、ファオンは真っ赤になった。
首にセルティスの指が触れて顔を上げると…セルティスは微笑んで見つめてる。
ファオンはやっぱりどきっ!と胸が高鳴ってしまい…気づくとセルティスに、口付けられていた。
キースの甘さとは違う…秘やかで慎みがあってその癖…情熱的。
抱きすくめられると、セルティスの恋人になったような気分で…。
彼の頼もしさと優しさに、縋り付きたい気持ちにさせられる。
唇が少し離れると、ファオンは小刻みに唇を震わせ…。
次にセルティスの唇で唇を塞がれ、舌が情熱的に滑り込んで来ると…ファオンはうっとりした。
セルティスは…どきどきはするけれど、とても優しい雰囲気で、緊張が解けていく。
抱きすくめられたまま寝台に押し倒されても…怖くない。
また…セルティスが顔を傾けて口付けて来る。
ファオンは頭を布団の上に沈めながら、セルティスの唇を受け止める。
自然と…セルティスの逞しい体に腕を回して、抱きついていた。
セルティスはファオンの背に腕を回し、上体を抱き上げて額に頬に…。
そっと口付けられて、ファオンはもうすっかりセルティスに身を預けきっていた。
セルティスのきめ細かな白い肌と、ぴったりと密着すると…彼の逞しさに縋り付きたくなって、きつく抱きつく。
するとセルティスは嬉しそうに微笑んで…腕を回して抱き寄せてくれるから、ファオンはセルティスにびったりと身を寄せた。
抱き合っていると、とても幸福な気分で、セルティスの温もりに安心する。
けれど腿にセルティスの…男根が触れるとどうしてだか、蕾の奥が、かっ!と熱くなって疼いた。
腰を捩ると、セルティスがクスリ…と笑う。
「…欲しい…気分?」
その言い方が、とても親しげで…ファオンもセルティスに顔を触れる程近づけて囁く。
「…思い切り…突いて欲しい…」
セルティスはまた、優しく微笑む。
腿で…ファオンの腿を外へと開かせながら、腰を押しつけそして…蕾に、セルティスの先端が当たる。
けれどセルティスは囁く。
「…本当に…もう、欲しいの?」
セルティスに微笑混じりに言われて…ファオンはじれたように、足を持ち上げて腰を下げ、セルティスの男根を蕾に押しつけて囁く。
「…凄く…欲しいの…」
甘えたようにそう言うと、セルティスはクスクス笑いながらファオンの背を布団の上にゆっくりと押し倒しながら、頭を布団に沈めたファオンの顔に倒れ込んで口付ける。
「んっ…」
キースの圧倒されるような雰囲気と甘さとは違う…優しくて逞しい体が密着すると…どうしてだか、ねだってる。
「お願い…」
セルティスは微かに頷き、また…口づけてそっ…と挿入(はい)って来る。
ファオンは腰を沈めてセルティスを受け入れる。
セルティスがゆっくりと奥へ、彼の固くなったものを挿入し始める。
「…っんっ」
ファオンは挿入(はい)ってくる感触に、目を閉じて喉を鳴らした。
セルティスがゆっくり…抜き差しすると、うっとりする程気持ちよくなる。
「いい…?
ここ?」
問われて…ファオンは優しいセルティスに囁く。
「うん…凄く…気持ちいい…」
素直にそう言うと、セルティスは嬉しそうに、更に腰を進める。
「…んっ…あ……っ…」
夢の中のファオンが、あんまり気持ち良さそうで…更に自分からセルティスに抱き付き、更にもっとセルティスを奥まで導くように、腰を下げるのを見て、アリオンもシーリーンもすっかり暗くなって俯く様を、夢見てるセルティスはチラと見た。
「…キースも言った。
たかが夢だと」
キースが、セルティスにそっと囁く。
「俺の気持ちが、分かったか?」
セルティスは頷く。
「俺の顔をした別の奴が、俺の振りして、したい放題してる感じ?」
キースが、頷く。
「俺達に、罪は無い」
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