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夢の中の調教
236 キリアンに襲われるシーリーン
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セルティスが覗いた時…。
キリアンはもう、シーリーンの股の間に顔を埋め、舐め上げていた。
シーリーンは正直、ファオンと血統を示す白っぽいくねる金髪と目鼻立ちのキリアンに、気持ちがぐらぐら揺れた。
そしてまったりとした生暖かい舌で刺激され、感じ始めてマズいと思い、キリアンの頭を腰を押し上げて押し退けていたけど…。
結果、キリアンの口腔内に擦られる形になって、更なる快感に気持ちを浚われそうになっていた。
正直、凄くイイ。
しかし…両手上に吊られたまま股の顔を埋めるキリアンを見る度…。
時折猛獣に喰い付かれてる感が思い出されて、ぞくり。と身が恐怖に戦慄く。
「(…コワイ…。…けど、イイ…)」
シーリーンは眉を寄せる。
もう…上り詰めて解き放ちそうになる。
「(…キリアンの口の中…?ヤバ…)」
思うものの…止められない。
ふっ。といきなりキリアンが顔を上げる。
そして、抱きついて来る。
胸板にしなだれかかられた時…。
一瞬もう少し小柄で甘やかな、ファオンを思い返す。
時々、もう抱いちまおうか…。
そう思いつつ、ずっと抑えてきた。
もう少し…。ファオンが熱い瞳で見つめてくれるようになって、その時…。
大切に…とっておいたのに…。
そこ迄思い返すと、それを酷い形で奪った、レオとキースとセルティスに腹が立つ!
しかし…キリアンが先端をどこかに当てていて…。
目を開けてキリアンを見る。
キリアンはファオンより背が高かったから、顔はほぼ真正面。
肩にしなだれかかって頭をもたせ…そして顔を倒し唇を…うっとりした目で見つめて来るから、思わず顔を背ける。
しかし…突然…中に包まれる。
キリアンの…中……………?
「くっ!」
「美男が感じてる顔って…イイ………」
キリアンに、キャンデー含んでるみたいな甘ったるい表情で見つめられ、シーリーンは再び顔を、慌ててキリアンから背けた。
夢見てるアリオンが、ぼそっ…と言った。
「ああいう感じで俺はもっと幼い頃シーリーンに、睨まれてたんだな…」
セルティスもキースも…レオもが、気持ちが解る。
と頷いた。
シーリーンはわなわな震った。
「どうせ夢なら、どうして俺がファオンの一番最初の相手になるって話にならない?!
なんでまた…あの悔しさを夢の中の俺までもが、味わってるんだ?!」
レオもセルティスもキースも、決してシーリーンに振り向かず、無言。
アリオンだけが
「今度桃囓って、そういう夢みたい。
と願え」
レオもセルティスもキースもが、同時にやっぱりシーリーンを見ないまま、頷いた。
夢の中のシーリーンは、両腕上に釣り上げられたまま…キリアンの中に咥え込まれ、腰を使われて眉を寄せる。
「…お前…バージンじゃないのか?!
したコト、あるのか?!
なんで痛くない!」
キリアンはふ…。
と思い返す。
「実際は無い…と思うが、夢の中でロレンツと散々、体位しこたま変えてやってたな…。
あれ…夢…だよな?」
逆にキリアンに聞かれて、シーリーンは歯を剥く。
「知るか!」
夢見てるアリオンとキースが同時に溜息。
セルティスとレオが振り向く。
シーリーンが、言った。
「夢じゃない。
実際してるのに、酒と薬やってたから記憶が朧で、夢だと思い込んでる…」
セルティスが問う。
「…つまり…シーリーンがロレンツで、あれが実際起こてたってコトか?!」
アリオンが頷く。
「ロレンツは夢の中のシーリーンみたく、縛られてなかったが…。
キリアンに迫り倒されて…とうとう………………」
その場は暗く、ロレンツへの同情で満たされた。
「……………………酒と薬やったキリアンには、決して近づくまい」
レオの重い呟きに、セルティスとキースまでもが、重々しく頷いた。
キリアンはもう、シーリーンの股の間に顔を埋め、舐め上げていた。
シーリーンは正直、ファオンと血統を示す白っぽいくねる金髪と目鼻立ちのキリアンに、気持ちがぐらぐら揺れた。
そしてまったりとした生暖かい舌で刺激され、感じ始めてマズいと思い、キリアンの頭を腰を押し上げて押し退けていたけど…。
結果、キリアンの口腔内に擦られる形になって、更なる快感に気持ちを浚われそうになっていた。
正直、凄くイイ。
しかし…両手上に吊られたまま股の顔を埋めるキリアンを見る度…。
時折猛獣に喰い付かれてる感が思い出されて、ぞくり。と身が恐怖に戦慄く。
「(…コワイ…。…けど、イイ…)」
シーリーンは眉を寄せる。
もう…上り詰めて解き放ちそうになる。
「(…キリアンの口の中…?ヤバ…)」
思うものの…止められない。
ふっ。といきなりキリアンが顔を上げる。
そして、抱きついて来る。
胸板にしなだれかかられた時…。
一瞬もう少し小柄で甘やかな、ファオンを思い返す。
時々、もう抱いちまおうか…。
そう思いつつ、ずっと抑えてきた。
もう少し…。ファオンが熱い瞳で見つめてくれるようになって、その時…。
大切に…とっておいたのに…。
そこ迄思い返すと、それを酷い形で奪った、レオとキースとセルティスに腹が立つ!
しかし…キリアンが先端をどこかに当てていて…。
目を開けてキリアンを見る。
キリアンはファオンより背が高かったから、顔はほぼ真正面。
肩にしなだれかかって頭をもたせ…そして顔を倒し唇を…うっとりした目で見つめて来るから、思わず顔を背ける。
しかし…突然…中に包まれる。
キリアンの…中……………?
「くっ!」
「美男が感じてる顔って…イイ………」
キリアンに、キャンデー含んでるみたいな甘ったるい表情で見つめられ、シーリーンは再び顔を、慌ててキリアンから背けた。
夢見てるアリオンが、ぼそっ…と言った。
「ああいう感じで俺はもっと幼い頃シーリーンに、睨まれてたんだな…」
セルティスもキースも…レオもが、気持ちが解る。
と頷いた。
シーリーンはわなわな震った。
「どうせ夢なら、どうして俺がファオンの一番最初の相手になるって話にならない?!
なんでまた…あの悔しさを夢の中の俺までもが、味わってるんだ?!」
レオもセルティスもキースも、決してシーリーンに振り向かず、無言。
アリオンだけが
「今度桃囓って、そういう夢みたい。
と願え」
レオもセルティスもキースもが、同時にやっぱりシーリーンを見ないまま、頷いた。
夢の中のシーリーンは、両腕上に釣り上げられたまま…キリアンの中に咥え込まれ、腰を使われて眉を寄せる。
「…お前…バージンじゃないのか?!
したコト、あるのか?!
なんで痛くない!」
キリアンはふ…。
と思い返す。
「実際は無い…と思うが、夢の中でロレンツと散々、体位しこたま変えてやってたな…。
あれ…夢…だよな?」
逆にキリアンに聞かれて、シーリーンは歯を剥く。
「知るか!」
夢見てるアリオンとキースが同時に溜息。
セルティスとレオが振り向く。
シーリーンが、言った。
「夢じゃない。
実際してるのに、酒と薬やってたから記憶が朧で、夢だと思い込んでる…」
セルティスが問う。
「…つまり…シーリーンがロレンツで、あれが実際起こてたってコトか?!」
アリオンが頷く。
「ロレンツは夢の中のシーリーンみたく、縛られてなかったが…。
キリアンに迫り倒されて…とうとう………………」
その場は暗く、ロレンツへの同情で満たされた。
「……………………酒と薬やったキリアンには、決して近づくまい」
レオの重い呟きに、セルティスとキースまでもが、重々しく頷いた。
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