アグナータの命運

あーす。

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夢の中の調教

230 調教されちゃうファオン

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 キースが部屋の隅から、嬉々として大鏡を持って来る。
ファオンの目前の、床に開いた穴に鏡の両端を填め込ませて立たせる。
そして、鉄の棒の横に付いた取っ手を、くるくる回して引き上げる。

ファオンはキースが取っ手を回す左手、だけが上へと引き上げられて、顔を上げる。
次に右手。

ファオンは膝立ちしてやっと保てる姿勢で正面を見ると、真正面に置かれた鏡の中の自分は、股の間ははだけて丸見え。
ファオンがかっ!と頬を朱に染めて、恥ずかしげに俯く。

レオはそれを見、キースの作業中、端に置かれたソーセージをこそっと蹴って、部屋のもっと隅へと幾度も押しやりながら呟く。
「…お前、羞恥系好きだよな?」

「だって可愛いじゃないか…。
こんなに恥ずかしがってくれて」

「…確かに、他のヤツなら『だから何だ』程度だろうな…」
「だろ?」

白い肌の美少年ファオンは、肩が半分ははだけて胸にカーブを描いて垂れ、両乳首は丸出し。
更に腰布は付けているのに…男根は露出していたから、本人としては隠したい部分が全部出ちゃって、凄く恥ずかしげだった。


が、夢見ている皆は、両手首を広げて横で縛られ、敏感な部分が露出されて…何をされるか分からず、恥ずかしげに僅かに身をくねらす色っぽいファオンに視線が釘付け。

白っぽい金髪が肩からさらりと滑って胸に落ちる。
頬は真っ赤。
湖水の青い瞳は潤んで伏せられ…素肌をはだけられた俯く美麗な美少年…。

「…起きてたら、一発で勃ってる」
キースの言葉に、皆が揃って頷く。


「凄く、そそるだろ?」
キースに言われて、レオが無言で頷く。
ばん!
扉が突然開いて、セルティスが戻って来たと思ったら、リチャードだった。

レオが憤慨してるリチャードを見て、言う。
「出て行け。
…お前、シーリーンがファオンを好きだから気に入らずにファオンを虐めるだろう?」

キースも言う。
「抱かれるのが大好きな体にしてるのに…。
お前に虐められたら、嫌いになるかも。
邪魔だから。
とっとと出ろ」

リチャードは腕組みする。
「…口くらいは、出してもいいだろう?」

レオは、覗うようにキースを見る。
キースはリチャードに意見する。

「『いやらしいことされて、嬉しいだろう?』
と耳元に囁いて暗示かけてるのに。
それに、いやらしいコト言われると恥ずかしがるけど、余計感度が上がるんだぞ?
お前に分かるのか?
そういう高等テク」

「…じゃあ、俺がマズイコト言ったら止めて良いから」

レオとキースはその場を動かないリチャードに、溜息吐く。

キースがレオに頷く。
レオがしぶしぶ、こそっとソーセージ蹴るのを止めて、ファオンの背後に膝を付く。
後ろから抱きつくと、手をそっ…とファオンの男根に触れさす。

「あ、そこは触らなくていいから。
あんただったら、多分他の部分でも逝かせられる」

キースに言われて、レオは両手を胸元に引き上げる。
ファオンはもう、何をされるか分かって、項垂れて首を振る。
「…止めて!」

けれどレオの指が左の乳首を無造作に摘まみ上げると、ファオンは顔を跳ね上げる。
「やっ!」

けれどレオの指が、右の乳首を摘まみ、きつく締め付け潰しまくると、ファオンは激しく髪を散らして仰け反る。

「あっ!あ!
嫌っ!」

激しい痛み混じりに感じ、必死でもがくファオンはめちゃめちゃ、色っぽい。


許見てる皆は一様に無言。

「…起きてたら、某所がギンギンになってた」

やっぱり、皆キースの意見に同意し、揃って頷いた。
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