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夢の中の調教
218 囚われたシーリーン
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シーリーンは音に振り向く。
そこには栗毛の美少年。
リチャードがいた。
「…お前か!
密告したのは!」
シーリーンは両手を繋がれたまま、立ち竦むリチャードに歯を剥く。
リチャードは俯き…けれど叫ぶ。
「…どうして…ファオンに目をかけるんだ!
どうして…俺を見てくれない!
俺…ずっとあんたを…。
なのにファオンと逃げたりするから…。
だから言ったんだ!レオに!
…あんたの事は、俺に任せられてる…。
あんたさえ…あんたさえ、俺の事好きになってくれたら…大切にするから」
皆、夢の中のリチャードを見、一様に背を向け
『おえっ』
とした。
「…俺、この夢の中のシーリーンを一途に思う健気なリチャード…って、耐えられそうに無い…」
キースの言葉に、シーリーンが歯を剥いた。
「その健気なリチャードに想われてる、俺よりは数千倍マシだろう?!」
扉を開けて、キースが入って来る。
そして…両手首縛られ、膝を付いて床に座る、ファオンの背後に立つと、衣服の上からお尻をなで上げる。
「…これからたっぷりここ…」
そう言って、双丘の間を衣服の上から指でなぞる。
「…に、男を咥え込ませてやるからな!」
夢見てるレオがそれ見て、ぼそり。と言った。
「夢の中だろうが…お前本当に卑猥な言葉を明るく爽やかに言うよな…」
セルティスが、思い切り同意して頷いた。
ファオンは懇願する。
「お願いです!
僕…男の人だなんて…。
女の子とだってまだなのに…」
ポロポロと涙を流すファオンの顎を、けれどセルティスは掴み上げて言った。
「口を開けろ。
絶対、噛むな」
背後のキースは衣服の上から蕾の辺りを幾度も押しながら囁く。
「…でないと、ほぐさない内に思い切りここに、ねじ込むからな!」
ファオンは顔を上げさせられ…セルティスが股の衣服を取り退けるのを見た。
出されたもの…を無理矢理口にねじ込まれそうになって…瞬間顔を背ける。
が、強い力で顎を引き戻され、口の中に無理矢理押し込まれた。
「ん…っぐっ!」
「舌先で舐め上げろ…。
自慰をした事ぐらい、あるんだろう?
自分がされて気持ちいい場所を舐めるんだ」
セルティスに言われ、ファオンはまた、ぽろぽろぽろっ…と涙を滴らせた。
けれど背後からキースに衣の上から幾度も蕾に指を押し入れられ…仕方無く、舌先で舐める。
「んっ…う…んっ!」
次第にセルティスは、ファオンの口の中でゆっくりと抜き差しを始める。
背後から、キースが抱きついて囁く。
「…噛むなよ?」
そして…とうとう上から被る膝まである衣服のお尻をめくり…腰布を払って蕾に直に、指を挿入し始める。
「んんっ!」
セルティスに髪を掴まれて口の中で抜き差しされる度、大きく育つ男根…。
キースに指で、蕾の入り口付近を幾度もなぜたり指を挿入(い)れられたりして、ファオンはまたぽろぽろっ。と涙を滴らせる。
夢見てるレオが、ぼそり。と言う。
「嫌がって泣いてるのに、凄くそそりきる。
って所が、ファオンの不幸だよな」
セルティスも言う。
「あれは夢。
って分かってるから余計素直に、興奮出来たりして」
キースも頷く。
「あれ、俺であって、俺で無いし」
レオとセルティスはキースを見た。
「現実でもああだよな?」
レオの言葉に、セルティスは頷く。
「夢と現実の違いって、無くない?」
途端、キースは憤慨した。
アリオンとシーリーンは目を覆いたくても夢だから出来ず、沈黙。
「…ファオン、喋らないな?」
レオの気づきに、キースも囁く。
「…酒で熟睡してて…夢、見てないのかも」
その言葉に、少し後ろめたかった皆が、一様にほっとする。
「…ならかなり、安心して見ていられる」
アリオンが言って、シーリーンも頷く。
「本人じゃ無いし」
そこには栗毛の美少年。
リチャードがいた。
「…お前か!
密告したのは!」
シーリーンは両手を繋がれたまま、立ち竦むリチャードに歯を剥く。
リチャードは俯き…けれど叫ぶ。
「…どうして…ファオンに目をかけるんだ!
どうして…俺を見てくれない!
俺…ずっとあんたを…。
なのにファオンと逃げたりするから…。
だから言ったんだ!レオに!
…あんたの事は、俺に任せられてる…。
あんたさえ…あんたさえ、俺の事好きになってくれたら…大切にするから」
皆、夢の中のリチャードを見、一様に背を向け
『おえっ』
とした。
「…俺、この夢の中のシーリーンを一途に思う健気なリチャード…って、耐えられそうに無い…」
キースの言葉に、シーリーンが歯を剥いた。
「その健気なリチャードに想われてる、俺よりは数千倍マシだろう?!」
扉を開けて、キースが入って来る。
そして…両手首縛られ、膝を付いて床に座る、ファオンの背後に立つと、衣服の上からお尻をなで上げる。
「…これからたっぷりここ…」
そう言って、双丘の間を衣服の上から指でなぞる。
「…に、男を咥え込ませてやるからな!」
夢見てるレオがそれ見て、ぼそり。と言った。
「夢の中だろうが…お前本当に卑猥な言葉を明るく爽やかに言うよな…」
セルティスが、思い切り同意して頷いた。
ファオンは懇願する。
「お願いです!
僕…男の人だなんて…。
女の子とだってまだなのに…」
ポロポロと涙を流すファオンの顎を、けれどセルティスは掴み上げて言った。
「口を開けろ。
絶対、噛むな」
背後のキースは衣服の上から蕾の辺りを幾度も押しながら囁く。
「…でないと、ほぐさない内に思い切りここに、ねじ込むからな!」
ファオンは顔を上げさせられ…セルティスが股の衣服を取り退けるのを見た。
出されたもの…を無理矢理口にねじ込まれそうになって…瞬間顔を背ける。
が、強い力で顎を引き戻され、口の中に無理矢理押し込まれた。
「ん…っぐっ!」
「舌先で舐め上げろ…。
自慰をした事ぐらい、あるんだろう?
自分がされて気持ちいい場所を舐めるんだ」
セルティスに言われ、ファオンはまた、ぽろぽろぽろっ…と涙を滴らせた。
けれど背後からキースに衣の上から幾度も蕾に指を押し入れられ…仕方無く、舌先で舐める。
「んっ…う…んっ!」
次第にセルティスは、ファオンの口の中でゆっくりと抜き差しを始める。
背後から、キースが抱きついて囁く。
「…噛むなよ?」
そして…とうとう上から被る膝まである衣服のお尻をめくり…腰布を払って蕾に直に、指を挿入し始める。
「んんっ!」
セルティスに髪を掴まれて口の中で抜き差しされる度、大きく育つ男根…。
キースに指で、蕾の入り口付近を幾度もなぜたり指を挿入(い)れられたりして、ファオンはまたぽろぽろっ。と涙を滴らせる。
夢見てるレオが、ぼそり。と言う。
「嫌がって泣いてるのに、凄くそそりきる。
って所が、ファオンの不幸だよな」
セルティスも言う。
「あれは夢。
って分かってるから余計素直に、興奮出来たりして」
キースも頷く。
「あれ、俺であって、俺で無いし」
レオとセルティスはキースを見た。
「現実でもああだよな?」
レオの言葉に、セルティスは頷く。
「夢と現実の違いって、無くない?」
途端、キースは憤慨した。
アリオンとシーリーンは目を覆いたくても夢だから出来ず、沈黙。
「…ファオン、喋らないな?」
レオの気づきに、キースも囁く。
「…酒で熟睡してて…夢、見てないのかも」
その言葉に、少し後ろめたかった皆が、一様にほっとする。
「…ならかなり、安心して見ていられる」
アリオンが言って、シーリーンも頷く。
「本人じゃ無いし」
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