173 / 286
レグウルナスとなったファオン
173 見ていてその気にさせられるファオン
しおりを挟む
アリオンとシーリーンが中に入ると、真っ最中。
キースが背後から横たわるシュティッセンを抱き、レオが正面から挿入。
ファルコンが右側に膝立ちし、顔を向けるシュティッセンに咥えられ、シュティッセンの右手は背後のキースの男根を握り、左手は左側に膝立つアランの男根を握る。
順番待ちのリチャードとデュランが、わくわくしてこそっと入って来るファオン。
そして背後から続く…万一ファルコンがファオンにその気になったら、殴り合う覚悟のアリオンとシーリーンを見上げる。
ファオンはテントの隅にそっと腰下ろし、シュティッセンを見て目を見開く。
「(…凄い…!四人…いっぺんに………)」
背後から抱くキースはシュティッセンの手に握られながら、シュティッセンの胸を後ろから揉みほぐし、レオは正面からシュティッセンの両足を肩に抱え、激しくシュティッセンの蕾に突き入れていた。
ファルコンは横に顔を向けるシュティッセンの口に抜き差しし、アランはシュティッセンの手で激しく擦られ、感じて眉間を寄せている。
「…丁度こっちも、四人ですね」
デュランが、テントの隅の毛皮の上に座るファオンの横に来ると、にこにこ笑って囁く。
「え…えっ…?」
ファオンがびっくりして目を見開く。
「俺、口でいいですから。
やっぱ背後から抱くのは…」
と、やって来るアリオンとシーリーンを見上げる。
「…ファオンは今日は見学だ」
シーリーンがデュランに言う。
が、デュランは顔を背け、ファオンに振り向く。
「…だって…あれ見たら…されてみたくてぞくぞくしません?」
ファオンはそう言われて、真っ赤になって俯く。
その顔が可憐で愛らしくて、アリオンもシーリーンも、そしてデュランもリチャードもが、一気にそそられきる。
アリオンとシーリーンは目を見交わす。
どっちも、自分らがファオンと…してたら、ファルコンは入って来れず殴り合いをせずに済む。
と納得し、どっちがどっちに付くかを目で会話する。
結果、シーリーンがファオンの背後に回る。
「え…えっ!」
ファオンは背後からシーリーンに絡め取られるみたいに抱きすくめられ、途惑いながらもどきどきしてしまう。
脇に背後から腕を出して胸を覆われ、シーリーンに揉まれ始めると、ファオンはもがく。
「あっ…あっ!
駄目…シーリーン…あっ!」
乳首に触れられると、仰け反るファオンに全員がそそられきって、アリオンがとうとう正面に屈むと、ファオンの両足を肩に抱え上げる。
「あっ…あ…の…僕………」
シーリーンの手が、背後からファオンの右手首を掴み、自分の男根に導く。
ファオンはもう、固くなりきったシーリーンの脈打つ男根に触れ、びくっ!と身を震わせ、真っ赤になる。
アリオンが開かされた股の間…蕾にもう、男根の先端を擦りつけ、デュランは右側からファオンの頬に手を触れて自分の男根に導く。
ファオンの僅かに開いた唇に、先端を押しつけ…リチャードがファオンの左手首をやんわり掴み、自分の男根を掴ませる。
「ん…んんっんっ!」
デュランの男根が口の中にやんわり押し込まれた時、ほぼ同時にアリオンの男根が蕾を奥まで貫いた。
「う…んっ!
んっ…んんんっ!」
シーリーンの指先が、揉みながらも乳首の先端に触れ、アリオンがなぜるように蕾の奥のいい場所を擦り上げるから…ファオンは感じて仰け反るけど…デュランが口の中で抜き差し始め、熱い男根が口を犯すように擦り入れられて…。
ファオンはかっ!と身を火照らせる。
両手に握らされた男根は固くて熱く…シーリーンとリチャードは、手首を握り、男根を握る手の中で、抜き差しを始める。
四人の男に囲まれるなんて…ファオンは初めてで、凄い興奮と熱気に、どうにかなりそうに感じて身悶えた。
「んんっ…んっ…!んっ!」
じゅるっ!じゅるっ!と口の中を抜き差しされ…四人の男らの男根の興奮が全て自分に向けられてると思うと…凄く恥ずかしくて、どうにかなりそうに感じた。
両手が熱く…口も…そして蕾をも刺し貫かれて揺さぶられると、意識が霞んで来る。
その時、リチャードが男根に触れてくれ、そして激しく擦り始める。
「んんっ!」
あんまり気持ち良くて…その時初めて、犯されてるような羞恥が消え…四人の男らと同時に快感を共有してる気持ちになる。
「んんんっ…んっ!」
貫かれ、抜き差しされながら…自分も同時に擦り上げられ…やっぱりファオンは男根に愛撫されるのが好きだと感じる。
でも自分に抜き差ししてる四人の男らも同様…。
ファオンはどんどん上り詰め、一気に快感に太腿を震わす。
アリオンが気づき、リチャードに首を振る。
「…ファオンは早い」
リチャードは頷く。
それ迄、一気に上り詰める程激しく擦られてたのに…その速度が緩やかで優しくなり、ファオンはそれも気持ち良くて、喉を鳴らす。
デュランがどんどん熱中し、口の中で激しく抜き差し始め、アリオンも角度を変えて時にやんわり…次第に激しく蕾の奥を擦り上げ、ファオンは僅かに動く肩を揺らす。
シーリーンとリチャードは手首を握り、手の中に握り込んだ男根を激しく抜き差し始める。
「んんんんんっ!」
デュランが解き放つ、一瞬前にファオンの口の中から引き抜く。
ほぼ同時に、シーリーンとリチャードが手の中で放ち、少し遅れてアリオンが…。
そして自分もが、リチャードの手の中で放って…ファオンはとろん。とした瞳でぐったり…とシーリーンの胸にもたれかかった。
「………っ…………」
余韻で身がぴくぴくと動いてるのを、感じていた。
けれど…あまりの興奮に、暫くシーリーンの逞しい胸元に背を倒し込む。
デュランの唇が振って来て唇を塞がれ…清水を口の中に注ぎ込まれて…ファオンはとろん。と蕩けた意識を取り戻す。
「…う………んっ…」
デュランが、ちゅっ!とキスをして、掠れた声で囁く。
「凄く…良かった」
背後からシーリーンに抱きしめられ…アリオンが、濡れた布で蕾を拭き上げてくれてるのをぼんやりと、感じた。
横を見るとリチャードが…自分の手を拭いた後、左手を拭いてくれている。
つい…ファオンはリチャードに言った。
「握ってくれたから…もう最高だった………」
リチャードはやっぱり、ツンとした女顔に見えたけど…頷く。
アリオンが拭き終えて、正面からファオンの頭の後ろに手を置き、ファオンの唇を引き寄せて口付ける。
やっぱりアリオンの唇は甘く…その後、背後からシーリーンに抱きすくめられ、顔を寄せられて振り向くと…シーリーンも優しく甘い口づけをくれる…。
シーリーンに放され、リチャードを見ると…リチャードは少し震え…顔を近づけてそっ…と唇を軽く、触れさせた。
その時、リチャードは感激に、微かに唇を震わせていた…。
次にファオンは首を回し、そっ…とシュティッセンを見る。
シュティッセンは皆に体を放され…体を拭く用のお湯汲みに出ていて、戻って来たセルティスに腕を伸ばし…セルティスは手を差し出す女神のようなシュティッセンを抱き止め、腕にくるんで熱烈な口づけを交わし始める。
あんまり…綺麗で二人共素敵で、ファオンは見とれる。
セルティスとシュティッセンは恋人のように抱き合い…セルティスはシュティッセンを抱きしめ、シュティッセンは腕をセルティスに巻き付け…唇を互いに軽く触れさせたかと思うと、深い口づけをしてる。
やがてシュティッセンが片足膝を曲げて持ち上げ、セルティスの腰に自分の腰を密着させると、セルティスはシュティッセンの腕を首に巻き付けたまま…自分の男根を持ち、シュティッセンの蕾に差し挿入(い)れる。
挿入(い)れた瞬間、シュティッセンが仰け反る。
歓喜に顎を晒し、長い髪をさらりと背に揺らし…挿入された後、唇をセルティスの唇に近づける。
あんまり…熱烈で綺麗で、それでいて自然で…ファオンはつい、ぼーっとなって見とれた。
セルティスの色白の逞しい体…。
綺麗な鼻筋の整った顔立ちが一層美しく見え…。
シュティッセンの美麗な美貌は輝きを増し…。
二人はあまりにも似合いの一対に見えて、ファオンはその愛を交わす二人の美しさに見とれる。
シーリーンに清水の入った瓶を手渡され…ファオンはシーリーンに胸に背をもたせかけたまま、瓶から清水を飲みながらも、シュティッセンとセルティスに見とれた。
けれどファルコンが立ち上がる。
シュティッセンは身をくるりと返して背後のファルコンに振り向く。
セルティスの手が、シュティッセンの足を持ち上げ…今度はシュティッセンを背後から抱きしめる。
そして後ろから、やんわりと突き上げる。
シュティッセンはファルコンの股の間の…もう勃ちかけた男根に愛おしげに両手を腰に当てて、顔を寄せる。
ファルコンの男根に口づけそしてゆっくりと、先端を口に含み、次に唇と舌をゆっくり…男根の裏筋に伝わせる。
元々美男のファルコンは更に整いきった美男に見え…その表情は、感じ震えながら目を閉じてた。
シュティッセンはまるで戯れるように唇を舌を…ファルコンの男根に伝わせ、時折先端を口の中にすっぽりと包み…けれどその赤く柔らかそうな唇の動きは、卑猥と言うより綺麗で…ファオンはまた、見とれた。
「(…全然いやらしくなくて…綺麗なんだ………。シュティッセンがすると)」
アランもレオもキースも…瓶から果実酒をあおりながら…絵のように美しい三人の絡みを見つめてる。
やがてセルティスが背後から激しく突き上げ始めると、シュティッセンはあおられたようにファルコンの男根を口の中で…夢中になって愛おしげに抜き差し始める。
けれどシュティッセンの表情はうっとりしていて、セルティスに突き刺されると言うよりとても激しくセルティスに愛されているように見えたし、ファルコンの男根をあくまで愛しいもののように大切に、口で愛撫してる。
「(…凄い…。
美しい……って感じ…。
見るに耐える…。
………凄く上手い画家の描く、精密で綺麗な絵画みたい……………)」
気づくと、アリオンも横に座り、デュランもリチャードもが…セルティスとシュティッセン。
そしてファルコンを見つめてる。
セルティスより一際大きなファルコンは、逞しい体に綺麗な顔立ちで迫力あって美しく、シュティッセンに男根を愛され、俯き瞳を閉じ、感じなから時折、喉を晒す。
振り向くと背後のシーリーンもが。
皆三人に見とれていた。
デュランが
「美しいシュティッセン相手が美男二人…って、見応え有りますねぇ…」
と呟いた。
皆、誰も返答しなかった。
が、心の中で同意の頷きを繰り返してた。
キースが背後から横たわるシュティッセンを抱き、レオが正面から挿入。
ファルコンが右側に膝立ちし、顔を向けるシュティッセンに咥えられ、シュティッセンの右手は背後のキースの男根を握り、左手は左側に膝立つアランの男根を握る。
順番待ちのリチャードとデュランが、わくわくしてこそっと入って来るファオン。
そして背後から続く…万一ファルコンがファオンにその気になったら、殴り合う覚悟のアリオンとシーリーンを見上げる。
ファオンはテントの隅にそっと腰下ろし、シュティッセンを見て目を見開く。
「(…凄い…!四人…いっぺんに………)」
背後から抱くキースはシュティッセンの手に握られながら、シュティッセンの胸を後ろから揉みほぐし、レオは正面からシュティッセンの両足を肩に抱え、激しくシュティッセンの蕾に突き入れていた。
ファルコンは横に顔を向けるシュティッセンの口に抜き差しし、アランはシュティッセンの手で激しく擦られ、感じて眉間を寄せている。
「…丁度こっちも、四人ですね」
デュランが、テントの隅の毛皮の上に座るファオンの横に来ると、にこにこ笑って囁く。
「え…えっ…?」
ファオンがびっくりして目を見開く。
「俺、口でいいですから。
やっぱ背後から抱くのは…」
と、やって来るアリオンとシーリーンを見上げる。
「…ファオンは今日は見学だ」
シーリーンがデュランに言う。
が、デュランは顔を背け、ファオンに振り向く。
「…だって…あれ見たら…されてみたくてぞくぞくしません?」
ファオンはそう言われて、真っ赤になって俯く。
その顔が可憐で愛らしくて、アリオンもシーリーンも、そしてデュランもリチャードもが、一気にそそられきる。
アリオンとシーリーンは目を見交わす。
どっちも、自分らがファオンと…してたら、ファルコンは入って来れず殴り合いをせずに済む。
と納得し、どっちがどっちに付くかを目で会話する。
結果、シーリーンがファオンの背後に回る。
「え…えっ!」
ファオンは背後からシーリーンに絡め取られるみたいに抱きすくめられ、途惑いながらもどきどきしてしまう。
脇に背後から腕を出して胸を覆われ、シーリーンに揉まれ始めると、ファオンはもがく。
「あっ…あっ!
駄目…シーリーン…あっ!」
乳首に触れられると、仰け反るファオンに全員がそそられきって、アリオンがとうとう正面に屈むと、ファオンの両足を肩に抱え上げる。
「あっ…あ…の…僕………」
シーリーンの手が、背後からファオンの右手首を掴み、自分の男根に導く。
ファオンはもう、固くなりきったシーリーンの脈打つ男根に触れ、びくっ!と身を震わせ、真っ赤になる。
アリオンが開かされた股の間…蕾にもう、男根の先端を擦りつけ、デュランは右側からファオンの頬に手を触れて自分の男根に導く。
ファオンの僅かに開いた唇に、先端を押しつけ…リチャードがファオンの左手首をやんわり掴み、自分の男根を掴ませる。
「ん…んんっんっ!」
デュランの男根が口の中にやんわり押し込まれた時、ほぼ同時にアリオンの男根が蕾を奥まで貫いた。
「う…んっ!
んっ…んんんっ!」
シーリーンの指先が、揉みながらも乳首の先端に触れ、アリオンがなぜるように蕾の奥のいい場所を擦り上げるから…ファオンは感じて仰け反るけど…デュランが口の中で抜き差し始め、熱い男根が口を犯すように擦り入れられて…。
ファオンはかっ!と身を火照らせる。
両手に握らされた男根は固くて熱く…シーリーンとリチャードは、手首を握り、男根を握る手の中で、抜き差しを始める。
四人の男に囲まれるなんて…ファオンは初めてで、凄い興奮と熱気に、どうにかなりそうに感じて身悶えた。
「んんっ…んっ…!んっ!」
じゅるっ!じゅるっ!と口の中を抜き差しされ…四人の男らの男根の興奮が全て自分に向けられてると思うと…凄く恥ずかしくて、どうにかなりそうに感じた。
両手が熱く…口も…そして蕾をも刺し貫かれて揺さぶられると、意識が霞んで来る。
その時、リチャードが男根に触れてくれ、そして激しく擦り始める。
「んんっ!」
あんまり気持ち良くて…その時初めて、犯されてるような羞恥が消え…四人の男らと同時に快感を共有してる気持ちになる。
「んんんっ…んっ!」
貫かれ、抜き差しされながら…自分も同時に擦り上げられ…やっぱりファオンは男根に愛撫されるのが好きだと感じる。
でも自分に抜き差ししてる四人の男らも同様…。
ファオンはどんどん上り詰め、一気に快感に太腿を震わす。
アリオンが気づき、リチャードに首を振る。
「…ファオンは早い」
リチャードは頷く。
それ迄、一気に上り詰める程激しく擦られてたのに…その速度が緩やかで優しくなり、ファオンはそれも気持ち良くて、喉を鳴らす。
デュランがどんどん熱中し、口の中で激しく抜き差し始め、アリオンも角度を変えて時にやんわり…次第に激しく蕾の奥を擦り上げ、ファオンは僅かに動く肩を揺らす。
シーリーンとリチャードは手首を握り、手の中に握り込んだ男根を激しく抜き差し始める。
「んんんんんっ!」
デュランが解き放つ、一瞬前にファオンの口の中から引き抜く。
ほぼ同時に、シーリーンとリチャードが手の中で放ち、少し遅れてアリオンが…。
そして自分もが、リチャードの手の中で放って…ファオンはとろん。とした瞳でぐったり…とシーリーンの胸にもたれかかった。
「………っ…………」
余韻で身がぴくぴくと動いてるのを、感じていた。
けれど…あまりの興奮に、暫くシーリーンの逞しい胸元に背を倒し込む。
デュランの唇が振って来て唇を塞がれ…清水を口の中に注ぎ込まれて…ファオンはとろん。と蕩けた意識を取り戻す。
「…う………んっ…」
デュランが、ちゅっ!とキスをして、掠れた声で囁く。
「凄く…良かった」
背後からシーリーンに抱きしめられ…アリオンが、濡れた布で蕾を拭き上げてくれてるのをぼんやりと、感じた。
横を見るとリチャードが…自分の手を拭いた後、左手を拭いてくれている。
つい…ファオンはリチャードに言った。
「握ってくれたから…もう最高だった………」
リチャードはやっぱり、ツンとした女顔に見えたけど…頷く。
アリオンが拭き終えて、正面からファオンの頭の後ろに手を置き、ファオンの唇を引き寄せて口付ける。
やっぱりアリオンの唇は甘く…その後、背後からシーリーンに抱きすくめられ、顔を寄せられて振り向くと…シーリーンも優しく甘い口づけをくれる…。
シーリーンに放され、リチャードを見ると…リチャードは少し震え…顔を近づけてそっ…と唇を軽く、触れさせた。
その時、リチャードは感激に、微かに唇を震わせていた…。
次にファオンは首を回し、そっ…とシュティッセンを見る。
シュティッセンは皆に体を放され…体を拭く用のお湯汲みに出ていて、戻って来たセルティスに腕を伸ばし…セルティスは手を差し出す女神のようなシュティッセンを抱き止め、腕にくるんで熱烈な口づけを交わし始める。
あんまり…綺麗で二人共素敵で、ファオンは見とれる。
セルティスとシュティッセンは恋人のように抱き合い…セルティスはシュティッセンを抱きしめ、シュティッセンは腕をセルティスに巻き付け…唇を互いに軽く触れさせたかと思うと、深い口づけをしてる。
やがてシュティッセンが片足膝を曲げて持ち上げ、セルティスの腰に自分の腰を密着させると、セルティスはシュティッセンの腕を首に巻き付けたまま…自分の男根を持ち、シュティッセンの蕾に差し挿入(い)れる。
挿入(い)れた瞬間、シュティッセンが仰け反る。
歓喜に顎を晒し、長い髪をさらりと背に揺らし…挿入された後、唇をセルティスの唇に近づける。
あんまり…熱烈で綺麗で、それでいて自然で…ファオンはつい、ぼーっとなって見とれた。
セルティスの色白の逞しい体…。
綺麗な鼻筋の整った顔立ちが一層美しく見え…。
シュティッセンの美麗な美貌は輝きを増し…。
二人はあまりにも似合いの一対に見えて、ファオンはその愛を交わす二人の美しさに見とれる。
シーリーンに清水の入った瓶を手渡され…ファオンはシーリーンに胸に背をもたせかけたまま、瓶から清水を飲みながらも、シュティッセンとセルティスに見とれた。
けれどファルコンが立ち上がる。
シュティッセンは身をくるりと返して背後のファルコンに振り向く。
セルティスの手が、シュティッセンの足を持ち上げ…今度はシュティッセンを背後から抱きしめる。
そして後ろから、やんわりと突き上げる。
シュティッセンはファルコンの股の間の…もう勃ちかけた男根に愛おしげに両手を腰に当てて、顔を寄せる。
ファルコンの男根に口づけそしてゆっくりと、先端を口に含み、次に唇と舌をゆっくり…男根の裏筋に伝わせる。
元々美男のファルコンは更に整いきった美男に見え…その表情は、感じ震えながら目を閉じてた。
シュティッセンはまるで戯れるように唇を舌を…ファルコンの男根に伝わせ、時折先端を口の中にすっぽりと包み…けれどその赤く柔らかそうな唇の動きは、卑猥と言うより綺麗で…ファオンはまた、見とれた。
「(…全然いやらしくなくて…綺麗なんだ………。シュティッセンがすると)」
アランもレオもキースも…瓶から果実酒をあおりながら…絵のように美しい三人の絡みを見つめてる。
やがてセルティスが背後から激しく突き上げ始めると、シュティッセンはあおられたようにファルコンの男根を口の中で…夢中になって愛おしげに抜き差し始める。
けれどシュティッセンの表情はうっとりしていて、セルティスに突き刺されると言うよりとても激しくセルティスに愛されているように見えたし、ファルコンの男根をあくまで愛しいもののように大切に、口で愛撫してる。
「(…凄い…。
美しい……って感じ…。
見るに耐える…。
………凄く上手い画家の描く、精密で綺麗な絵画みたい……………)」
気づくと、アリオンも横に座り、デュランもリチャードもが…セルティスとシュティッセン。
そしてファルコンを見つめてる。
セルティスより一際大きなファルコンは、逞しい体に綺麗な顔立ちで迫力あって美しく、シュティッセンに男根を愛され、俯き瞳を閉じ、感じなから時折、喉を晒す。
振り向くと背後のシーリーンもが。
皆三人に見とれていた。
デュランが
「美しいシュティッセン相手が美男二人…って、見応え有りますねぇ…」
と呟いた。
皆、誰も返答しなかった。
が、心の中で同意の頷きを繰り返してた。
0
お気に入りに追加
230
あなたにおすすめの小説
身体検査
RIKUTO
BL
次世代優生保護法。この世界の日本は、最適な遺伝子を残し、日本民族の優秀さを維持するとの目的で、
選ばれた青少年たちの体を徹底的に検査する。厳正な検査だというが、異常なほどに性器と排泄器の検査をするのである。それに選ばれたとある少年の全記録。
ヤンデレだらけの短編集
八
BL
ヤンデレだらけの1話(+おまけ)読切短編集です。
全8話。1日1話更新(20時)。
□ホオズキ:寡黙執着年上とノンケ平凡
□ゲッケイジュ:真面目サイコパスとただ可哀想な同級生
□アジサイ:不良の頭と臆病泣き虫
□ラベンダー:希死念慮不良とおバカ
□デルフィニウム:執着傲慢幼馴染と地味ぼっち
ムーンライトノベル様に別名義で投稿しています。
かなり昔に書いたもので、最近の作品と書き方やテーマが違うと思いますが、楽しんでいただければ嬉しいです。
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる