アグナータの命運

あーす。

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レグウルナスとなったファオン

169 尋ねられるシーリーンとアリオン

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 毛皮の上で、ぼぉぉぉぉぉっ。

としてるファオンのテントの入り口を、シーリーンが少し上げてファオンの様子を見、横にいるアリオンと目を見交わし合い、中へ入る。

二人はファオンの前に座る。

シーリーンがファオンを覗き込み、尋ねる。

「…大丈夫か?」

ファオンは突然二人に気づく。

「…どうして二人とも、シュティッセンとしてまだ僕と出来るの?」

聞かれて、シーリーンもアリオンも

「………………………………」

後、互いを見て発言を譲り合う。

シーリーンが溜息と共に、尋ねる。

「…何が?」

「…挿入」

ストレートに聞かれ…また、アリオンとシーリーンは互いを見て、発言を譲り合った。

アリオンが吐息と共に尋ね返す。

「質問の意味が分からん」

「だって!シュティッセンって凄いんだよ?
腰の使い方も凄いし。
中が時々ぎゅうっ!と締まるし!
僕…そんなのしてない…」

「…………だから昨日、キースはお前の乳首抓ってたんだろう?」

シーリーンの言葉に、アリオンが眉寄せて顔傾ける。

「…そんな事してたのか?」

「…じゃ…僕乳首抓られると…絞める?」

シーリーンが顔色も変えずに言う。

「凄く」

アリオンが呆れてシーリーンを見る。

ファオンが、おずおずと尋ねる。

「…でも…そうでもしないと駄目なんだよね?」

アリオンが顔傾ける。

「いや…。
お前、感じ始めて奥のいいトコ擦られると、滅茶苦茶絞めてくるから…こっちは先端擦り付けて気持ち良く、更に絞められて気持ちいい」

「………そうなの?」

シーリーンも同意する。

「…特に、いいトコ激しく攻めると、先端は激しく擦れてめちゃくちゃ良いし、一気に締め付けられて脳天まで痺れる」

「…………………………………」

ファオンは二人の顔を交互に見る。

アリオンは男らしく綺麗。
シーリーンは美麗で素敵。
…な顔を崩さず見つめ返す。

ファオンは、がっかりしたように言う。

「僕…僕に挿入(い)れられない………」

「(…出来たら化け物だ)」

シーリーンは言いたかったが、耐えた。

ファオンが突然顔を上げる。

「…だからみんな…僕、テク無しなのに抱くの?」

「お前、可愛いし」

アリオンが言うと、シーリーンも。

「恥ずかしがると滅茶苦茶感じて、挿入(い)れると収縮激しいし。
…俺、アリオンが仕込んだのかと思った」

アリオンはシーリーンを睨む。
「お前じゃないのか?
俺の時は恥ずかしがらないぞ?」

シーリーンはむっとする。
「恥ずかしがる間も与えず攻めるからだろう!」

アリオンはシーリーンを睨む。
「お前はうんと恥ずかしくする。と昔ファオンは言ってたぞ?
それ迄恥ずかしいとは少し思ったけど、こういうものなんだ。と思い込んでた。
と」

「…じゃ…恥ずかしがると感じて、滅茶苦茶収縮するのは…アリオンのせいじゃないのか」
「俺じゃない!」

ファオンは口喧嘩する二人を見る。

「…でもシュティッセンにして貰うと…凄く良いよね?」

「お前はお前で凄く良い」

その時、アリオンとシーリーンの言葉が揃い、二人は顔を見合わせた。
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