アグナータの命運

あーす。

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レグウルナスとなったファオン

164 レオとファルコン

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 キースとシーリーンはレオとファルコンが入って来るのを見て、その場を離れる。

ファオンはまだ、とろん。
とした目をしていて、レオが見つめてぼそり。と呟く。

「確か、キースもシーリーンも蕩かし上手だったな」

ファルコンが、むっつり。と言う。

「ロマン派?」

レオがファルコンを見ると、ファルコンはレオを見て言った。

「さしずめ俺達なら…ハード派?」

レオは顔を下げて、溜息を吐き出す。

ファルコンはそれを見て、ムッとした。

「俺・達。ってのが気にくわないのか?」

「俺は巨砲じゃないしな」

「よく言う」

だがレオはファオンに屈み、口づけ始める…。

ファオンの柔らかで蜜のような唇に、夢中に成って貪るように口づけ始め、ファルコンはファオンの両腿掴むと、屈むレオの下から横にズラす。

ファオンはキースとシーリーンとした後で、すっかりぼうっ。と成っていたところを…。

レオの大人の唇で熱烈に舌を入れられ口付けられて、レオの腕にしがみつく。

「んっ…ん…」

レオに情熱的に口付けられると、ファオンの身が小刻みに震い始める。

ファルコンはファオンの両腿を掴み、膝を立たせて双丘の蕾が白濁した液で濡れているのを見つめ…。

「(…やっぱりそそる)」と思いつつ、巨砲を取り出す。

両腿をぐい。と上に上げて蕾を天井向かせると、見下ろす。

「(…そそりきる光景だ)」

ファオンは熱烈なレオの口づけに押されるように頭を毛皮に埋めていたけど、腰が浮く程持ち上げられて蕾に先端が…触れるのを感じた。

「っ!」

いきなり、ぐっ!と巨大な男根が挿入(はい)って来る。

「ん…っ!」

レオはひとまず気が済んだのと、ファルコンが挿入したらしいのを感じ、ファオンの唇を放す。

が、ファオンはファルコンに挿入されて、今しがた嬲った真っ赤な唇を震わせたりするから…。

レオはついまた、誘われるようにファオンの唇に被さった。

「うんっ!んんっ…!」

ファオンの手がきつくレオの腕にしがみつく。

ファルコンが一気に貫くと、ファオンは固く目を閉じる。

「っ!」

全身が、びりびりと痺れる。

電流で貫かれたみたいに…ファオンは一瞬レオの熱い舌の感触を見失う程。

一気に男根が勃ち上がり…一気に張り詰める。

再びファルコンが貫いた時…ファオンは解き放ってた。

レオがファオンの唇を放すと、ファオンはまだ真っ赤な唇を震わせていて…衝撃に、泣いてるように見えた。

レオがそっ…と口付ける。

ファオンはけれどまたファルコンに貫かれ、身を震わせて再び男根が半勃ちになり…。

きつくレオにしがみつく。

レオは抱きついて来るファオンを、きつく抱き返す。

ずっ!

「ああっ!」

レオの腕の中でファオンが仰け反る。

レオに固く抱きすくめられて、ファオンは再びファルコンに貫かれる衝撃に耐える。

ずっ!

「ああああっ!」

また…ファオンはファルコンに貫かれ、男根から解き放ってた。

ずるり…。とファルコンの男根が引き抜かれると、ファオンはレオの腕の中でぐったりと顔を埋めた。

レオがファオンを抱きしめたまま、体を起こす。

するとファルコンが今度はファオンの背に付く。
そして…ファオンの胸を後ろから両手付き出して、揉み始めた。

「…っファル…コン…。
僕…女…じゃな…あっ!」

揉まれながら乳首を立たせて先端に指が触れ、ファオンは恥ずかしげに身をよじる。

「…女じゃ無くても感じるんだろう?」

ファルコンに背後から顔を寄せて言われ、ファオンは真っ赤になって俯く。

レオが正面から腿を掴み上げる。

「…ファルコンの後じゃ…俺が挿入(い)れてもたいして感じないかもな」

背後でファルコンが、溜息を吐いた。

が。

レオが膝裏を肩に抱え上げ、ファルコンが腰を抱え、真下からレオに挿入されて、ファオンは喉を晒し仰け反る。

「ああっんっ…」

ファルコンにもたれかかり、目を閉じ首を横に振りくねるファオンは色っぽくて、レオはつい、たまらず下から思い切り突き上げる。

「あんっ!」

ファオンの身が跳ね上がる。

ファルコンはファオンの背を背後から抱きながら

「(…ナニが、俺の後じゃたいして感じない。だよ…。
レオは自分を過小評価してやがるな…)」

と内心ブツクサ言った。

その通り、レオが下から突き上げる度にファオンはファルコンに背を押しつけ、髪を振って激しく仰け反り、真っ赤な唇を戦慄かせる。

「(…やっぱファオンって、犯されてると色っぽいんだよな…)」

ファルコンは観察しながら、そう思った。

「ああ…んっ!あんっ…!」

ファルコンの目から見て、やっぱり…レオの挿入の仕方は誰より激しかった。

しかも持ち物だって立派だから、ずん!と突かれた途端、ファオンは喉を晒して仰け反ってる。

「(俺は持ち物男根がハードだが、レオは間違いなく貫き方がハードだ)」

「あんっ…ああっ!あっ…!あ…………」

ファオンの喘ぎはどんどん高くなって掠れ…。
ついに自身も…男根に手も触れてないのに解き放ち、レオは吐息を吐いてファオンから男根を引き抜く。

「……………」

レオが見ると、ファオンはファルコンの胸に背をもたせかけて、ぐったり…と目を閉じていた。

情事の終えた後のファオンは、しどけなく艶が溢れ…。

レオはつい呟く。

「…ファオンだとつい…思い切り、攻めちまうんだよな…」

「(…シュティッセンの時は違う。とでも言いたげだな)」

ファルコンは俯いてそう思う。
が、気づいて顔を上げるとレオと目が合った。

「…気絶してるか?」

聞かれて、ファルコンはファオンを上から覗き込む。

「…殆ど」

「お前の後じゃ、無理無いか」

ファルコンはとうとう、むっとして言った。

「言いっとくが、気絶させたのはあんただ」

「…俺一人じゃ気絶しない」

「でも、あんただ。それが事実だ」

ファルコンがムキになるので、レオは暫くの間ファルコンにどう言い返そうかを、俯いて沈黙して、考え続けた。
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