アグナータの命運

あーす。

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レグウルナスとなったファオン

161 ファオンの覗き デュラン、リチャード、アラン

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 ファオンが皆が集まる、広場の反対側の人の来ない方に回り、そっ…と中を覗く。

入れ替わりにレオ、ファルコン、セルティスが湯に浸かりに行ったようで、中はシュティッセンだけ…。

シュティッセンはゆっくりと立ち上がり…《皆を繋ぐ者》アグナータの湯に出かけた。

ファオンは拍子抜けする。

が、ふと見ると、デュランとアランがやって来る。

デュランは今だアランを心配げに見つめ…アランはもう元気そうで、鬱陶しがっていた。
顔は…微笑っていたけど。

やがてリチャードがテントの布を払い、背後のキースと何か喋ってる。

唯一正常に動けるキースとリチャードが、交代で見回りに出る様子で、キースは先をリチャードに譲ったようだった。

やがてシュティッセンが戻って来ると、アランが直ぐ、シュティッセンの腕を引き、抱き寄せてキスをする。

「(…アランって…シュティッセンだとあんな…恋人みたいに扱うんだ…)」

アランはシュティッセンを見つめ微笑し、何か言ってまた、口付ける。

シュティッセンはしっとりとアランに腕を回し抱き付き…抱き合って口付ける二人は、愛し合ってる恋人達のようだった。

が、シュティッセンの背後からリチャードが抱きつくと、シュティッセンは顔を後ろに向けて、リチャードに口付ける。

アランはシュティッセンの首筋に顔を埋め、二人の男に挟まれ…やっぱりシュティッセンはたおやかで美しく見えた。

次第にアランが、シュティッセンの腿に手を這わす。
リチャードはシュティッセンの胸に手を這わせ、乳首を指先で摘まみ、熱烈な口づけをシュティッセンと交わす。

アランの手が、シュティッセンの男根を握り込むと、シュティッセンもアランの男根を握り込む。

やがてリチャードとのキスからシュティッセンは唇を離し、屈むと、アランの男根を咥え始め…リチャードはシュティッセンの、腰に垂れる布を避け、背後から挿入し始める。

シュティッセンは突かれてアランの男根を、喘いで口から出し…けれど再び男根の先端に舌を這わせた。

けれどその仕草も凄くしなやかで優美に見えて、ファオンはどうしてこんな、やらしい事をしてるのに綺麗なんだろう。
と感嘆した。

アランの男根から唇を離し、呆然と見てるデュランににっこり笑う。

デュランは誘われるように近寄ると、腰布をはだけて見せる。

シュティッセンは今度、デュランの男根を屈み込んで咥え、両手でアランの男根を握り込んで愛撫し始め…けれどリチャードに背後から突き上げられ、時折喉を晒し喘ぎそうになりながらも…デュランの男根を口の中で可愛がった。

シュティッセンに愛撫されてる、正面のアランも横のデュランもが、眉を寄せて感じた様子を見せる。

リチャードは激しく突き上げ…けれど突く瞬間、シュティッセンは腰を自ら、リチャードの男根へと押し付ける。

ファオンはびっくりした。
だってあんな事したら…リチャードが突いて来るのに押しつけたら…。
一気にもの凄く奥まで、貫かれるのに………。

シュティッセンは時折腰を横に捻り、お尻で…咥え込んでるリチャードの男根を、愛撫してるみたいに見えた。

リチャードが、シュティッセンに腰をうねらされて仰け反っていたから。

「(三人同時に…男根愛撫してるの…?!)」

ファオンはシュティッセンのその凄さに…ファルコンが自分の時、ぶー垂れる筈だ…。

と、青ざめた。

自分はされて感じてるだけだけど…シュティッセンはどちらかと言うと、男達を感じさせてる………。

「(…凄すぎる………)」

やがてリチャードが一番先に、シュティッセンに腰をうねるように突かれて中で放ち、次にアランがシュティッセンの両手の中で。

最後にデュランが…。

放つ時、シュティッセンが口から出し、顔に浴びて横に顔を振る。

通った鼻筋の、美麗な顔に白濁した液がかかり…。

デュランが慌てて、毛皮の端から布を取り上げて、拭く。

シュティッセンは顔を拭かれた後、にっこり笑って、デュランの顎にそっと手を当て、口付けた。

デュランは頬を染め…ついにはシュティッセンを両手で抱きしめ、熱烈なキスを返していた。

「(…《勇敢なる者》レグウルナス全員の…シュティッセンって、恋人なんだな…)」

改めてファオンは、自分が参加出来なくて、《勇敢なる者》レグウルナスとしての疎外感を感じ、俯いた。

本当に、複雑な心境だった。
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