アグナータの命運

あーす。

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戦うレグウルナス

96 レオとキース 3

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 キースの腕に抱かれ、口と付けられると…レオと違い、呼吸が楽になる事に、ファオンは気づく。

レオは灼熱のように熱く、あまりの男らしい迫力に圧されるけど…。
キースはどこか、陽に照らされた黄金に輝く、草原の中にいるような…明るく爽やかな感じがした。

優しく…くすぐられるような、甘ったるい気分になる。

うっとりと身を預けきって口づけられてると、頭の中が霞み始める。

ふいに…背後からレオの手が胸を這い…乳首に数度、触れた後に摘まみ上げられ、ファオンは喉を鳴らす。

「んっ…!」

やっぱり…自分でもびっくりするほどの、甘い喘ぎ…。

さっき、少ししか愛撫されなかったそこは、レオの両指で摘まみ上げられ、疼いていた場所を思い切り愛撫されて嬉しいと…体が感じてるんだと解って、ファオンは真っ赤になる。

キースの手がやんわりと…男根を握る。

ファオンは自分の男根が、尾根にいる誰よりも細く、小さくて…恥ずかしくて頬を真っ赤に染めて俯く。

キースはファオンの腰を引き寄せ、膝の上に乗せ上げて、手で甘やかすように、ファオンの男根を手で弄(もてあそ)び始める。

レオに抉られた時みたいに、きつく激しい刺激で一気に勃ち上がるので無く、なぜるようにゆっくりと…優しく悪戯っぽい愛撫を幾度も施され…ファオンはじれて、恥ずかしげに身を、捩った。

「顔がそっくりだが…兄貴は絶対、こんな風には恥ずかしがらないだろうな…」

「…まだ、ファーレーンで妄想してるのか…?」

背後からレオが、ファオンの乳首を摘まみ愛撫しながら、そう言った。

キースは、くすくす笑う。

「楽しくて仕方無い。
唇が真っ赤で愛らしいし…。
ここを…」
「あんっ!」

男根の先端を指の腹で擦り上げられると、されて嬉しい刺激に、ファオンは喉を晒して仰け反った。

「…ほら…可愛い」

ファオンはキースに感じさせられ、されるがままで、真っ赤になって俯く。

「相変わらず、視姦に言葉攻めが巧いな」

レオの言葉に、キースは笑う。
「相手が相手だけに、つい…」

キースの指が、ゆっくり…双丘を割って蕾へと触れる。

「…レオが放ったばかりか…。
直ぐ挿入(い)れても大丈夫…。
準備万端だな?」

けれど喋りながら指を二度、抜き差しさせると、ファオンは真っ赤な唇を戦慄かせて俯く。

レオにずっと、やんわりと乳首を弄(いじ)られ続け、キースの手で男根を愛撫されて…もうすっかり、ファオンの蕾の奥は疼き始めていた。

「…ひくついてる…。
レオにされたばかりだろう…?
もうそんなに、欲しいのか…?」

ファオンは顔を小刻みに震わせ、青い瞳を潤ませて睫を瞬かせる。

キースは少し、吐息を吐いて言った。

「そんな感じてたまらず、待ってる風情も凄くそそるが…。
男は“欲しい”“挿入(い)れて”とねだられると、たまらない」

キースに言われ、男のそんな気持ちが解らず、ファオンはまた、真っ赤になって俯いた。

「…ほ……しい」

「どこに?」
キースに笑いながら下から顔を傾け、見つめられて、ファオンはまた、真っ赤に頬を染める。

レオの指が、少し強く乳首を握り潰す。

「あんっ……あ……僕…の…お尻の奥に」

ふいに、ぐい!と両脇に手を入れられ、抱き上げられる。

キースの顔を少し上から見下ろしていた。
「俺の首に抱きつけ」

言われて、キースの首に両腕を回す。

キースの脇を上げる腕が、今度は太腿の下に入れられ、腿を持ち上げられる。

キースの胸元に引き寄せられ、彼の股の上に尻が来るような位置に来ると、双丘の真下に…キースの男根がそそり勃って微かに触れているのを感じる。

蕾に…双丘に…彼の男根の先端が幾度も触れ、ファオンはまた、真っ赤になる。

レオが苦笑して囁く。
「えらく、ジラすな」

「あんたの後だから。
男らしさで圧したい所だが」

先端が幾度も蕾を掠り、ファオンはじれてたまらなくなって囁く。

「挿入れて…お願い」
「…そんな可愛らしく頼まれるとな…」

キースの腕が、抱えていたファオンの腰を外す。
首にしがみついていた身が下に沈み込み、一気に貫かれて、ファオンは仰け反った。

「ああ…っんっ!」

以前こんな事をされたら…意地悪されたと思ったのに…。
レオにされた後のせいか、上げる声は甘く蕾はひくつき、じんじんと痺れる奥にキースの固い男根が当たり、一気に体に火が灯る。

「自分で動けるか?」
ファオンは抱きついたキースの首から、顔を上げる。
「背中…痛い?」
「いや。お前がどれだけ腰が使えるようになったのかと思って。
ファルコンの、薬無しで」

レオが横に座り、溜息を吐く。
「一気に色っぽくなったと思ったら…やっぱり使ったのか、あいつ」

ファオンは真っ赤な唇を震わせ、半分泣きながら腰を揺すり始める。

感じる場所に当たると、睫を震わせて仰け反る。

「あ………っ…」

レオがじっとりと言った。
「…さてはお前、これが見たくて自分で腰、使わないんだな?」

キースが笑いながら言う。
「たまらないほど、色っぽくて可愛いだろう…?」

レオは頷く。

ファオンは白っぽい長い金髪を揺すって真っ赤な唇を戦慄かせ、湖水のような青い瞳を潤ませながら、幼気に…それでも熱心に、腰を揺すり始める。

細い四肢は真っ白で艶やか。
仕草がとても色っぽく、首を傾けたりすると、綺麗な顔立ちが本当に、可愛らしく見える。

「ファーレーンじゃ、絶対に無い仕草だ」

「全くだ」

キースは腰を揺するファオンの背に手を当てながら、レオに囁く。

「もう、勃ってるんじゃないのか?」

レオが憮然と告げる。
「それを狙って、わざとしてるのか?」

「いや…正直俺ももう、限界」
「さっさと逝け」

レオに言われて、キースは頷く。

途端、ファオンはキースの腕に抱きしめられて、どきっ!とした。
碧緑の瞳に見つめられ、逞しい両腕で抱かれると、途端に甘い気持ちに包まれて、うっとりした気分になってくる。

キースの黄金の髪と、傾けてくる男らしく整った顔…。
王者の風格を垣間見せ…とても頼りがいのある雰囲気が彼から漂って、全身が包み込まれる…。

レオとは違う男らしさに、途端胸が高鳴る。

「レオに散々…良くされたか?」
ファオンは恥ずかしげに俯き、頷く。

けどその間も蕾の奥を貫かれたままで…睫を震わせ赤い唇を戦慄かせながら、キースを見つめ返す。

キースの顔が傾く。
ファオンはキースの触れてくる唇に唇を寄せ…舌が差し入れられるとまるで、食べられるような舌と口の動きに、すっかりキースに囚われて身を預けきった。

下から少しずつ、腰が突き上げられ、ファオンはキースの首に抱き付きながら、少しずつ内壁を擦られる感覚に、疼く敏感な場所をほんの少しずつ突かれ…じられさたみたいに瞳を潤ませた。

背後から、レオが両手で腿を持ち上げる。

足を開かされて宙に浮き、背にレオの逞しい胸板が当たると、ファオンは恥ずかしげに身を捩った。

キース、だけでもどきどきするのに。
レオの逞しい胸板の熱い体に密着すると、どきどきして身がどんどん火照ってくる。

キースの唇が外れ、けど吐息が間近。

途端…。

ずっ…!

「あっ!」

ずっとじらされていた奥を一気に貫かれ、びりびりと手足が震える程の刺激が駆け抜け、ファオンは睫を震わせ仰け反った。

浮かされた双丘へ下から、幾度もぐい!ぐい!と突かれると、ファオンはたまらなくなって両腕でキースの首に、きつくしがみつく。

「あ…んっ!」

キースはレオの圧倒的な灼熱の男らしさと違い、抱きつくと甘い、甘い気分になってくる。
全てを抱き止めてくれて安心出来る。

そんな…頼りがいのある、優しさを含む男らしさ。

けど一気に貫かれて突き上げられると、一瞬で強い刺激が四肢を駆け抜け、男根の先端にびりびり…っ!と強烈な痺れが駆け抜け、一気に解き放ちそうになって辛い程。

なのに…抱きしめられる腕やしなだれかかってるキースの体は、とても甘い気分を引き出す。
次にファオンはまた、一気に刺し貫かれると、涙を頬に滴らせた。

「ん…あんっ…!」

次第にその間隔が、どんどん短くなる。
指の先まで一瞬で貫いていく刺激は稲妻のように身を駆け抜け始め、じらされきってたせいか、もうあっという間に上り詰めて先端が濡れていくのを感じる。

「あん…っあっ!」

背後から腿を抱え上げてファオンの腰を浮かせていたレオは、キースが突き上げて来る時に合わせ、腰を下に引き落とす。

「ああっ!」

一瞬で奥深くまで貫かれ、全身を駆け抜ける激しい刺激にファオンは身を反り返らせ、喉を晒す。

「あああああっ…!
あんっ!…あ…っ!」

身に幾度も痺れる程の刺激が駆け抜け、キースにきつくしがみつきながら、俯いて必死に呼吸整える。

キースがもう二度、下から鋭く突き刺し同時にレオに腰を下に引き落とされた時。
深く奥まで刺し貫かれて脳天までもが痺れ、瞬間痺れの走る中、ファオンは男根の先端から解き放ってた。

けど逝ったばかりなのに、次にもう一度。
キースが下から刺し貫き、レオが腰を下に沈めた時。

一瞬で萎えた男根の先端にぴりぴりぴり…!と刺激が走り抜けて、再び勃ち始める。

「ああ…あ……んっ!」

次に大きくキースが腰を下からグラインドさせ、レオに腰を落とされた時、繋がった蕾の奥がどろり…と濡れて、キースがほっ。と吐息を吐く。

キースが、唇が触れあう程の距離で、言った。

「…逝った…?」

ファオンは切れ切れの息で囁く。
「…逝った………けど…ま…た」

レオが腿から手を外し、ファオンの男根に触れて囁く。

「半勃ちだな」

キースは肩を竦める。
「じらし過ぎたかな」

そう言って、ファオンの中に挿入(いれ)たままの萎えた男根を、二度、三度と腰を突き上げていく内に、固くなっていくのをファオンは蕾の奥で感じ、目を見開く。

もう数度、小刻みに突かれた時、中の男根はすっかり固くなって、奥の感じる場所に当たり始める。

「う…そ…。
もう?」

ファオンの呟きがあんまり…可愛らしかったのか、キースの男根はその言葉で一気にそそり勃ち、内壁を抉った。

「あんっ!」

ファオンが背を反り返すと、キースが囁く。
「まだ…抉ってないぞ?」

再び“雄”を感じさせる低い声に、ファオンはぞくり…と身を戦慄(わなな)かせる。
けれどキースはやんわりと、首に抱きつくファオンの腕を外す。

ファオンは両手を毛皮に付く程下げられた時、気がついて囁く。
「…後ろ…から?」

キースは笑う。
「誰かにもう、されたのか…?」

ファオンが頷き、両手を毛皮の上に付く。
キースはファオンの左腿抱え上げ、右腿と揃えて毛皮の上に下ろす。

ファオンが膝を付いて四つん這いになると、キースは突き刺したままぐい!と胸を、抱いて起こした。

「…口を開けて…レオの男根を下さいって…言ってみろ…。
本当に突き上げがいいから、口で挿入されてもたまらないぞ?」

背後からキースに抱(いだ)かれ、耳元でそう囁かれると、ファオンは身がぞくぞくした。

「あ………」

レオは溜息吐くと、立ち上がる。
ファオンは目前に立つ、レオの引き締まった腰にしなだれかかる。

もう…レオの立派な男根は勃ち上がっていたから…ファオンはそっ…と先端を、口に含む。

キースの腿が、ファオンの腿を内側から外へと押す。

ファオンは膝を付いたまま足を開かされ、腰と背がぴったりと密着すると、キースの挿入ったままの男根が奥に触れたままで、じんじん痺れてたまらなくなる。

夢中で…レオの立派なものに、しゃぶりつくと、レオの手が頭の後ろに当てられる。

キースが背後から、腰をしっかり抱く。
キースの腿で押し上げられて、右膝を立てる。

背後から、キースが引き抜くぎりぎりまで離れ、斜め下から一気に突き上げて来る。

「あ…んっ!」

ほぼ同時にレオの男根がファオンの口の中へと突き入れられ、下と上から同時に刺し貫かれて、ファオンはかっ!と身激しく火照らせた。

また…キースは引き、口の中ではレオが引く。

「(…来る…!)」

キースが一気に奥まで貫く瞬間、レオの男根が口の中を犯すように滑り込んで来る。

「んっ!!」

口の中で、さっき蕾の奥を貫かれたレオの、熱くて固く、大きな男根が挿入されてると意識した途端、身が灼熱のように熱く火照り、王者の雰囲気を持つキースに背後から密着されて抱かれ、キースが腰を引いた途端、蕾に彼の男根の先端が触れ、再び…一気に奥まで刺し貫かれるのだと思うと、身が戦慄いて止まらない。

ファオンは再び二人の男に熱を、逃げ場無く注ぎ込まれる感覚に、頭がくらくらするのを感じた。

それに…。
口の中で抜き差しされる事が…こんなに感じる事だなんて知らなくて、ファオンは一気に両方から突かれる度、手足の指先にまで痺れが走り、レオの腰に両手を当て、必死にしがみつく。

再びキースが引き抜き様、一気に奥まで貫く。
同時にレオの熱く大きく固い男根が、口の奥へと滑り込む。

「んんんっ…!」


もう、泣き出しそうだった。

指先から毛先にまで痺れが走り抜け、身は灼熱のように火照り、気づくと自分の男根はぱんぱんに張り詰め、先端から汁を滴らせていた。

触れられてもいないのに…。

ずっ!

キースに一気に貫かれると、ずん!と痺れが腰の辺りに走り、そのまま男根の先端へと走り抜け、敏感な先端がぴりぴりと痺れ、腰を中心に快感が押し寄せて来る。

レオに口の中へ大きな男根を突き刺されると、小刻みな痺れが頬を胸を肩を…ぞくぞくと沸き立つような感覚を伴って満たして行く。

「んんっ…ん…っ!」

たまらなくなって、片手でレオりの腰に縋り付き、もう片手で腰を掴む、キースの腕にしがみつく。

「んんっ…んっ!」

白っぽい髪を散らしながら二人の男に刺し貫かれてるファオンの色っぽい姿は、二人の男をそそりきる。
一気に張り詰め高まると、二人の男は同時にファオンを、刺し貫いた。

「んんっ!」

その激しい刺激に、ファオンはピンクに染まる背を反り返し、必死にレオの腰にすがりつき、キースの腕にしがみつく。

男達はくらくらとする極上の快感に包まれて行き、夢中で腰を使い始める。

二人の抜き刺しが早くなり、ファオンは息つく間も無く激しい刺激が走り抜けて身が戦慄きつづけ、泣く。

「んんっ!んっ……っ!」

どんどんレオとキースが上り詰め、激しく貫き始めると、ファオンは身が痺れきって股の間が熱く、男根の先端に快感を伴う射精感が激しく押し寄せ、そのまま解き放ちそうになる。

「…んん…っ!」

瞬間、レオの男根が口の中から引き抜かれ、キースの男根が蕾の奥深くまで抉り込む。

「あああああっ!」

激しく背を反り返らせて仰け反った後…ファオンは両手を毛皮の上に付き、顔を落として荒い息をする。

自身の男根の先端は濡れ…解き放った快感が四肢を満たし、まだ、びくん…!びくん!と身は脈打ち、蕾の奥がどろり…と濡れて…キースが、そっと引き抜かれていくのを感じた。

その途端、後ろから抱き寄せられ、キースの膝の上に座り、ぐったりと背を、キースにもたれかけさせる…。

キースの左手が前髪を掻き上げ、ファオンは顔を上げさせられてキースの唇が、頬に優しく擦りつけられ、キースの熱い右の手の平で、胸をなぜられて、仰け反ったままキースの背に、任せきってしなだれかかる。

頬に擦りつけられた唇が唇に寄り、唇をキースの唇で覆われた時、意識が薄れて行く。

キースに口づけられるとやっぱり…うっとりした、甘い気分になる…。


黄金の草原と駆け抜ける風を瞼の奥に浮かべながら、ファオンはそのまま、意識を失った。
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