アグナータの命運

あーす。

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キーナンの来襲

60 二人だけの時間 リチャード

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 どさっ!

ファオンは毛皮の上に突き倒されて突っ伏す。
リチャードが乱暴に髪を掴む。

「…っ!」

顔を上げさせられ、目前にリチャードの股の間が。

リチャードは腰布を解くと、男根をファオンの目前に晒し、言った。
「咥えろ!」

ファオンが目を見開く。
リチャードが後ろから掴む髪を引き、ファオンは痛みで口を開ける。

その間に、リチャードの男根が、強引に口の中に押し込まれた。
「んっ…ぐ!」

「舌を使え…噛むな!」
「ぅん…っ!」

ファオンは必死で舌先を動かす。
が、リチャードは髪を掴んだまま、ファオンの口の中で抜き差しを始める。

「んんっ…!んぐっ!」
口の端に唾液が垂れる。

リチャードは強引に、ファオンの口からぎりぎりまで引き、そして押し込む。

「んぐっ!」

ファオンの鼻孔には今だ《化け物》キーナンの血の臭いが漂っていたけど…次第にそれがリチャードの“雄”の匂いに取って代わり、眉を寄せた。

「ぅんっ!」

固くそそり勃ち始めるリチャードの男根…。
髪を掴まれ喉奥まで押し込まれると、苦しくて瞳から涙が滴った。

リチャードが口の中から引き抜いた時、ファオンは咳き込んだ。
「けほっ!けほ…っ!」

「四つん這いになれ」

髪を放され言われ、ファオンは両手を毛皮の上に付く。

がっ!
毛皮の上に膝をついた格好で、乱暴に腿を背後から蹴られる。

「もっと腿を引き上げ、尻を突き出せ!」

ファオンの表情が悔しさに歪む。
毛皮を拳で握り込む。

がっ!
今度はもう片方の腿の後ろをリチャードに蹴られ、ファオンはようやく…両腿を前にずり上げて、双丘を後ろに突き出した。

「自分で広げろ。
両手で。尻を掴んで。
俺が昔何と言ったか、覚えてるか?」

ファオンの顔が動揺で揺れる。
けれどリチャードは意地悪く言う。

「忘れたのか…?
お前は《皆を繋ぐ者》アグナータ
レオ達は繋ぐ大事な者とか抜かしてるが、お前は単なる性奴隷。
汚い男の慰み者。
《勇敢なる者》レグウルナスに命じられたことを、言われるまま何でもする義務がある!」

ファオンの瞳に涙が滴った。
躊躇いながら腕を上げ…そして、尻を開いて蕾を見せる。

「それから…?」

ファオンは俯きながら、小さな声で言う。
「挿入れて…下さい。
僕の…汚れた場所を…貴方のもので犯…して…。
嬲って…好きなだけ…汚して下さ…い………」

「覚えてたんだな」

リチャードはぼそり…と言う。

ファオンの髪を再び後ろから掴み、引く。

「あっ…!あ!」

ファオンは痛みに顔を上げる。
その時、リチャードの男根が一気に蕾を刺し貫く。
ほぐしてもいない内から突然。

「ああ…あっ!」

容赦無く内壁を刺し貫くリチャードの男根。

「痛っ…!
止めて…っ!」

「手は…!
手はどうする!」

ファオンは遠い昔、リチャードに拉致され逆らう事無く言われる事を聞くしか無かった、あの三日の間の出来事を、突然鮮明に思い出して震えた。
掠れた声で、許しを請う。

「それは…止めて…許して…!」

頬に涙が伝う。
ファオンはもう、泣いていた。

「なら縛るか?!
鬱血してお前の男根が使い物になるくらい、きつく!」

ファオンは頭を揺らしながら頬から涙を滴らせて、両手で自分の男根の根元をそっ…と掴む。

「逝ったらただじや置かないぞ!」

リチャードに言われて、ファオンはまた頬に涙を伝わせる。

リチャードは数度、容赦無く尻を突き出したファオンに男根を捻り入れて犯す。

「嫌っ!
痛…い…!
ああ…あっ!」

「糞!
ファルコンに余程広げられたか…!
昔みたいに、血が滴らない…!」

「こんな風にされたら傷付く…!
直また…血…が!痛(つ)っ!」

リチャードはそれでも血が滴る様子が無いのに腹を立て、ファオンの腰を抱いて、毛皮の上に尻を付く。

ファオンはリチャードの腕に引っ張られて、リチャードの膝の上に倒れ込んだ。

「……………っ!」
深く深くリチャードの男根が根元まで蕾の中に喰い込み、ファオンは唇を噛む。

リチャードは背後からファオンの腰に手を当てると、上へ持ち上げる。

喰い込んだ男根が先端を残して引き抜かれ、ファオンはリチャードのこれからしようとすることを察し、激しく肩を揺すった。
「嫌っ!」

「自分の男根の根元を握ってろ!
逝ったらもっと酷いぞ!」

リチャードに叫ばれて、ファオンは泣きながら俯くと、自身の男根の根元をきゅっ!と指で握る。

リチャードはファオンの腰を、引き抜くぎりぎりまで上げたまま、突然手を放す。
体の重みで一気に沈み込み、男根は蕾の奥深くまで貫く。

「ああっ!」

串刺しのようにリチャードの男根の上に落とされ、内壁を激しく削って、深く深くリチャードの男根が突き刺さる。

「…………………っ!」
ファオンは痛みに声も出せない。

根元まで深く蕾を刺し貫かれ、ファオンは内壁を異物で無理矢理広げられるその圧迫感に、苦しげに肩を上下させて息を吐く。

「ちゃんと握ってるか?!」

ファオンは俯きながら、頷く。

「いいか…逝ったらただじゃ置かない」

そう言って、またファオンの腰を持ち上げる。

「嫌っ!許して…許して…っ!」

「ファルコンに何度犯された?
お陰でがばがばだ。
だがお前のいやらしい尻の穴は…犯されて悦ぶんだろう?」

ずっ!

手を放され一気に落とされ、リチャードの男根が突き刺さって擦れ上がり、ファオンは痛みに髪を振って仰け反る。

「………っ!」

なのに根元を握る自分の男根の先端から、どくどくと汁が垂れ始める。

「…まさか逝ったのか…?!」

リチャードの声に、ファオンは俯き声も出せない。

リチャードはかっ!と怒ると、後ろからファオンの髪を掴み、そのまま前へと押し倒し、毛皮の上に両腕付いて腰を突き出すファオンへ、後ろから引き抜いては一気に乱暴に突き刺す。

「ああっ!あっ…止めて…!あっ!」

二度…三度目にリチャードが引き抜きながらずぶっ!と音を立て、ファオンの蕾に男根を突き刺すと、ファオンの声が変わる。

「あ…あっ!」

明らかに、感じたように…。

「いやらしい奴だな…。
男に突かれて、嬉しいか!」

ファオンは顔を、毛皮の上に付いた腕の中で傾け、泣きながらリチャードの責めで再び自身の男根が勃ち上がるのを感じ、泣きながら喘ぐ。

「あぅん…あ…ん………っ」

リチャードは勝ち誇ったように掠れた声で囁く。

「手が遊んでるぞ…。
俺をもっと良くするには…どうするんだ?」

ファオンの腕は動かず、リチャードはむっ!として怒鳴る。

「さっさと自分の乳首を自分で愛撫しろ!
痛いくらいに抓り上げろ!」

ファオンはそっ…と右腕を顔の下から引き抜くと、手で自身の乳首に触れた。

「抓ってるか?!」

ファオンは知っていたから…リチャードがもう、逝く寸前なのを。
だから蕾を抉られながら、そっと乳首に触れたまま、微かに頭を揺らし頷く。

が、締め付けが足りないのかリチャードし突然、パン!とファオンの尻の外端を叩く。

「ぅんっ!」

「いいぞ…もっと締め付けろ!」
パンっ!

「ああああっ…!」

どくんっ…。

リチャードの男根が内壁(なか)で大きく脈打つ。
その後どくどくと、中に放出されるのをファオンは感じた。

リチャードはぶるっ!と身を震わせると、最後の一滴までファオンの中で放ち、その後やっとファオンの掴んでいた尻を、放した。
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