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二人きりの時間
30 二人だけの時 ファルコン 3
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明け方、反射的にファオンは目を覚ます。
そっ…と手を、背を向けて眠るファルコンの股の間に忍ばせる。
そそり勃つのを確かめ、ファオンは身を起こす。
ファルコンが薬を塗ってくれたとはいえ、動くと蕾の奥が、びりびりと引き吊った。
片方の眉を寄せて立ち上がり、ファルコンの顔の方へと移動する。
股の間に屈み込む。
やはり…蕾の奥に引き攣れたような痛みを感じながら、ファオンは必死でそそり勃つ巨大な男根に口付ける。
苦み残る先端に舌を這わせ、口に含み、まろやかに舐め上げながら、手を添えしごき上げ…。
幾度も口の中で抜き差ししながら、脈打つ巨大な男根を慰める。
「………巧くなったな…」
ファオンは突然の声に振り向く。
ファルコンが陽を弾くグレーの瞳をきらりと光らせ、見つめていた。
けれどファオンは作業に戻る。
必死で。
口に含みながら。
けれどファルコンの手が、ファオンの腕を掴む。
難なく抱き寄せられて、気づくとファルコンの股の間では無く、綺麗な顔がそこにあった。
「…また俺に挿入(い)れられたくなくて、必死か?」
そう聞かれてファオンは泣きそうな表情をする。
ファルコンの唇が唇に触れ、舐め取るように吸い出される。
「…ん…っ」
キスが不快じゃない…。
ずっと…アリオンやシーリーンとしてきたから?
むしろファオンは、好きだと感じた。
例え相手がファルコンでも。
どうしてだかファルコンは秘やかな感じがする。
肌は誰よりも白い。
逞しい腕に抱きすくめられて口付けられると、うっとりとした気分になる。
けれど下敷きにされファルコンに上から見つめられると、ファオンは内心慌てた。
が、ファルコンは微笑っていた。
「…そっとする。
俺を朝っぱらから咥えるお前は可愛いし…それに、色っぽかったからな」
ファルコンの顔が傾いて倒れ込み、頬に唇が擦りつけられる。
朝で冷え込む中、それを温かいと感じ、次に首筋を吸われると、身体がかっ!と火照る。
ファルコンの手で男根を握られる。
「お前も…勃ってる」
ファオンは微かに頷く。
ファルコンの長く真っ直ぐな銀の髪が、彼が顔を倒していく毎に肌の上を滑って行く。
乳首を口に含まれると、ファオンの身が、かっ!と燃えた。
「あ…あ…っ!」
「いいか…?」
そしてもう片方。
ファルコンの秘やかな気配。
けれど触れる唇は熱い。
「ん…っあ…」
「感じると、色っぽい声出すな」
ファオンは顔が揺れるのを自覚した。
必死でファルコンの男根に触れようと手を伸ばす。
けれど…。
ファルコンがのし掛かる。
顔を見つめ、そして口付ける。
手がそっと蕾へと降り、触れ、指を入れる。
ファオンは泣き出しそうになった。
「…自分…で…上に乗って……挿入…る…から」
ファルコンの唇が離れた隙に、やっとそう言う。
ファルコンはまた、笑った。
「…そうしてくれ」
そう言うと、ファオンの上からどくと、横にごろん。と転がり、腕を頭の後ろで組む。
ファオンはさっき含んで先端から汁を滴らせてるファルコンの巨根を見つめる。
ごくり…。と喉が鳴る。
ファルコンは頭の後ろで組んだ右手をほどき、毛皮の横にある革袋を掴むと、ファオンに投げて言った。
「それを塗ってからにしろ」
ファオンは革袋を開き、小さな瓶の蓋を開け…指で掬って後ろ…双丘の間の蕾へと、指を捻り入れる。
「…っ!」
「奥まで。
しっかりと塗り込め」
ファオンは頷き、また掬って必死で塗り込む。
そうして…再びファルコンの巨根を見つめ、跨ぎ、自分で双丘を開き、蕾をそっと、押し当てた。
昨夜広げたせいか、ゆっくりと身を沈めても酷い圧迫感も痛みも無い。
むしろ…ファルコンを飲み込む毎に、身がかっ!と火照った。
「自分が逝けるように動いてみろ」
ファルコンに言われて、ゆっくり腰を揺する。
ファルコンの男根を根元まで飲み込まずに。
腰を上げ、ゆっくりと下げ、また上げる。
先端近くを腰を上下させながら、蕾で愛撫する。
だけど…。
ファオンは俯く。
もう少し奥まで。
後もう少し…。
「あっ…あ!」
ファルコンの先端が、敏感な場所に触れる。
すると自身の男根が甘く疼く。
「…気持ちいいか?」
ファオンは頷く。
レオに、自身の男根には直接触るなと…そう言われたからファオンは必死に腰を揺すりながら、快感を追いかける。
「ん…っあ…っ!」
次第にファルコンの上へ、深く腰を沈め始める。
「…あ…っ!」
泣きそうな表情をしながら、切なげに眉を寄せ。
けれど…ファオンのそそり勃つ先端から、汁が滴り始める。
「ん…く………っ!」
ファルコンがゆっくり…下から腰を突き上げる。
ぬぷっ…。
音がして、ファオンはその優しい突き上げに喉を鳴らす。
「あ……………っ!」
ファルコンがまるで、甘やかすようにゆっくり、腰を押し上げる。
その度、ファオンの感じる場所をなぜるように触れ、ファオンは気持ち良さげに喉を晒す。
ふわりと柔らかな、白っぽい金髪を可愛らしく振りながら。
ファルコンの突き上げはゆっくりから…次第に早くなっていく。
「あっ…あ!
ああ…あ…んっ!」
ファオンはどうにかなりそうな気がした。
かつてアリオンに男根を愛撫され挿入された時のように気持ち良かった。
「あ…んっ!
ああ…っ」
真っ赤に染まる赤い唇から紡ぎ出されるファオンの甘い喘ぎ声。
ファオンの手が自分の胸に触れようとした時、ファルコンの手がそれを遮って、二つの乳首に触れる。
ファルコンの手の平で転がされると、ファオンは熱に浮かされたように体が更に熱くなり、男根の先端に快感が押し寄せた。
「あんっ!あ…んっ!」
ファルコンに深く突き刺される度、ファオンの体が痺れて行く。
けれど先端の快感は増して行く…。
ファルコンの手がファオンの背に回り、抱き寄せる。
ファオンは上体をファルコンに倒し込む。
白い肌。
逞しい美男の胸に突っ伏し、尚も突き上げられて、ファオンは喘ぐ。
「うう…んっ…あんっ!」
「お前が舐めるから…保ちそうに無い」
ファルコンの声は掠れ、うわずっていた。
ファルコンが腰を突き入れる度、ファオンの先端がファルコンの腹に辺り、ファオンも囁く。
「もう…逝く」
ファルコンの頷く気配。
「あっ…あ!」
例えようも無い快感が押し寄せ、ファオンはファルコンの腹に放ち、ファルコンはファオンの蕾を濡らした。
ファルコンの胸に抱き付き、息を整える。
ファルコンの唇がそっ…とファオンの額に、押しつけられた。
親密な…肌の触れあい。
ファオンはぐったりしながら、ファルコンにしなだれかかり、そのまま逞しい体に抱きついた。
ファルコンの腕が背に回る。
「…いいだろう…。
これだけ色っぽけりゃ、オンナ扱いしてやる」
ファオンはその意味が良く解らなかったけれど…でも、ファルコンの逞しい胸にすがりついたまま、二度、頷いた。
そっ…と手を、背を向けて眠るファルコンの股の間に忍ばせる。
そそり勃つのを確かめ、ファオンは身を起こす。
ファルコンが薬を塗ってくれたとはいえ、動くと蕾の奥が、びりびりと引き吊った。
片方の眉を寄せて立ち上がり、ファルコンの顔の方へと移動する。
股の間に屈み込む。
やはり…蕾の奥に引き攣れたような痛みを感じながら、ファオンは必死でそそり勃つ巨大な男根に口付ける。
苦み残る先端に舌を這わせ、口に含み、まろやかに舐め上げながら、手を添えしごき上げ…。
幾度も口の中で抜き差ししながら、脈打つ巨大な男根を慰める。
「………巧くなったな…」
ファオンは突然の声に振り向く。
ファルコンが陽を弾くグレーの瞳をきらりと光らせ、見つめていた。
けれどファオンは作業に戻る。
必死で。
口に含みながら。
けれどファルコンの手が、ファオンの腕を掴む。
難なく抱き寄せられて、気づくとファルコンの股の間では無く、綺麗な顔がそこにあった。
「…また俺に挿入(い)れられたくなくて、必死か?」
そう聞かれてファオンは泣きそうな表情をする。
ファルコンの唇が唇に触れ、舐め取るように吸い出される。
「…ん…っ」
キスが不快じゃない…。
ずっと…アリオンやシーリーンとしてきたから?
むしろファオンは、好きだと感じた。
例え相手がファルコンでも。
どうしてだかファルコンは秘やかな感じがする。
肌は誰よりも白い。
逞しい腕に抱きすくめられて口付けられると、うっとりとした気分になる。
けれど下敷きにされファルコンに上から見つめられると、ファオンは内心慌てた。
が、ファルコンは微笑っていた。
「…そっとする。
俺を朝っぱらから咥えるお前は可愛いし…それに、色っぽかったからな」
ファルコンの顔が傾いて倒れ込み、頬に唇が擦りつけられる。
朝で冷え込む中、それを温かいと感じ、次に首筋を吸われると、身体がかっ!と火照る。
ファルコンの手で男根を握られる。
「お前も…勃ってる」
ファオンは微かに頷く。
ファルコンの長く真っ直ぐな銀の髪が、彼が顔を倒していく毎に肌の上を滑って行く。
乳首を口に含まれると、ファオンの身が、かっ!と燃えた。
「あ…あ…っ!」
「いいか…?」
そしてもう片方。
ファルコンの秘やかな気配。
けれど触れる唇は熱い。
「ん…っあ…」
「感じると、色っぽい声出すな」
ファオンは顔が揺れるのを自覚した。
必死でファルコンの男根に触れようと手を伸ばす。
けれど…。
ファルコンがのし掛かる。
顔を見つめ、そして口付ける。
手がそっと蕾へと降り、触れ、指を入れる。
ファオンは泣き出しそうになった。
「…自分…で…上に乗って……挿入…る…から」
ファルコンの唇が離れた隙に、やっとそう言う。
ファルコンはまた、笑った。
「…そうしてくれ」
そう言うと、ファオンの上からどくと、横にごろん。と転がり、腕を頭の後ろで組む。
ファオンはさっき含んで先端から汁を滴らせてるファルコンの巨根を見つめる。
ごくり…。と喉が鳴る。
ファルコンは頭の後ろで組んだ右手をほどき、毛皮の横にある革袋を掴むと、ファオンに投げて言った。
「それを塗ってからにしろ」
ファオンは革袋を開き、小さな瓶の蓋を開け…指で掬って後ろ…双丘の間の蕾へと、指を捻り入れる。
「…っ!」
「奥まで。
しっかりと塗り込め」
ファオンは頷き、また掬って必死で塗り込む。
そうして…再びファルコンの巨根を見つめ、跨ぎ、自分で双丘を開き、蕾をそっと、押し当てた。
昨夜広げたせいか、ゆっくりと身を沈めても酷い圧迫感も痛みも無い。
むしろ…ファルコンを飲み込む毎に、身がかっ!と火照った。
「自分が逝けるように動いてみろ」
ファルコンに言われて、ゆっくり腰を揺する。
ファルコンの男根を根元まで飲み込まずに。
腰を上げ、ゆっくりと下げ、また上げる。
先端近くを腰を上下させながら、蕾で愛撫する。
だけど…。
ファオンは俯く。
もう少し奥まで。
後もう少し…。
「あっ…あ!」
ファルコンの先端が、敏感な場所に触れる。
すると自身の男根が甘く疼く。
「…気持ちいいか?」
ファオンは頷く。
レオに、自身の男根には直接触るなと…そう言われたからファオンは必死に腰を揺すりながら、快感を追いかける。
「ん…っあ…っ!」
次第にファルコンの上へ、深く腰を沈め始める。
「…あ…っ!」
泣きそうな表情をしながら、切なげに眉を寄せ。
けれど…ファオンのそそり勃つ先端から、汁が滴り始める。
「ん…く………っ!」
ファルコンがゆっくり…下から腰を突き上げる。
ぬぷっ…。
音がして、ファオンはその優しい突き上げに喉を鳴らす。
「あ……………っ!」
ファルコンがまるで、甘やかすようにゆっくり、腰を押し上げる。
その度、ファオンの感じる場所をなぜるように触れ、ファオンは気持ち良さげに喉を晒す。
ふわりと柔らかな、白っぽい金髪を可愛らしく振りながら。
ファルコンの突き上げはゆっくりから…次第に早くなっていく。
「あっ…あ!
ああ…あ…んっ!」
ファオンはどうにかなりそうな気がした。
かつてアリオンに男根を愛撫され挿入された時のように気持ち良かった。
「あ…んっ!
ああ…っ」
真っ赤に染まる赤い唇から紡ぎ出されるファオンの甘い喘ぎ声。
ファオンの手が自分の胸に触れようとした時、ファルコンの手がそれを遮って、二つの乳首に触れる。
ファルコンの手の平で転がされると、ファオンは熱に浮かされたように体が更に熱くなり、男根の先端に快感が押し寄せた。
「あんっ!あ…んっ!」
ファルコンに深く突き刺される度、ファオンの体が痺れて行く。
けれど先端の快感は増して行く…。
ファルコンの手がファオンの背に回り、抱き寄せる。
ファオンは上体をファルコンに倒し込む。
白い肌。
逞しい美男の胸に突っ伏し、尚も突き上げられて、ファオンは喘ぐ。
「うう…んっ…あんっ!」
「お前が舐めるから…保ちそうに無い」
ファルコンの声は掠れ、うわずっていた。
ファルコンが腰を突き入れる度、ファオンの先端がファルコンの腹に辺り、ファオンも囁く。
「もう…逝く」
ファルコンの頷く気配。
「あっ…あ!」
例えようも無い快感が押し寄せ、ファオンはファルコンの腹に放ち、ファルコンはファオンの蕾を濡らした。
ファルコンの胸に抱き付き、息を整える。
ファルコンの唇がそっ…とファオンの額に、押しつけられた。
親密な…肌の触れあい。
ファオンはぐったりしながら、ファルコンにしなだれかかり、そのまま逞しい体に抱きついた。
ファルコンの腕が背に回る。
「…いいだろう…。
これだけ色っぽけりゃ、オンナ扱いしてやる」
ファオンはその意味が良く解らなかったけれど…でも、ファルコンの逞しい胸にすがりついたまま、二度、頷いた。
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