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二人きりの時間
28 二人だけの時 ファルコン
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夕食時、ファオンは再び皆がたき火を囲む、輪に配置された石の椅子に座る。
それぞれが手や足を洗い血を落とし、疲れた顔をして椅子に座る。
無言で食事は始まる…。
ファオンは食べ終わるファルコンが、自分に振り向くのを見た。
皿の食事は半分残っていた。
けれどファオンは足を引きずるようにして、テントの入り口で布を開けて待つ、ファルコンの横を通り過ぎて中へと入った。
直ぐ、ファルコンは抱きしめてくる。
折れそうなぐらい。
きつく。
顔が被さり唇を塞がれる。
そして毛皮に突き倒されて衣服を毟り取られる…。
「…っあ!」
指は早急に蕾を探り、差し入れ…抜き差ししてファオンの反応を確かめながら顔は胸に降りて行く。
その時ファオンは感じた。
ファルコンの求める豊かな胸はそこに無い。
ファルコンは直ぐ顔を上げると、乱雑に下敷きにしたファオンの腿を引き上げる。
直ぐ、片足肩に担ぐと、挿入って来る…!
「ああ…あああああっ!」
めりめりと…押し広げられていく。
凄まじい圧迫感にファオンは唇を噛む。
けれどファオンの心は知っていた。
“仮の女。本物で無い。
けれどこれで満足するしか無い”
そんなファルコンの本心を。
「あっ…!…あ………っ!」
ファルコンはそれでも裂けそうな程きつい蕾の中へと、男根を捻り込ませる。
ファオンの喉がひりつく。
手足は突っ張ったまま強ばり続ける。
…とうとう…ファルコンがすっかり挿入った時、ファオンはあまりのきつさに泣いた。
湯の時、セルティスに渡された塗り薬をたっぷり塗った。
それでもキツくて…ファオンは泣き叫びそうだった。
『お願い動かないで…!』
今更ながらに、ファオンは後悔した。
折角レオが教えてくれたのに…!
入って直ぐ、ファルコンを咥えていれば…もう少し揺さぶられる時間も減ったのに!
「ああ…あああああっ!」
叫び仰け反ると、ファルコンの指が叫ぶ口に差し入れられる。
湯で擦り込んだ花の香りがした。
「うっ…ぐ!」
「…それとも自分で動くか?
男が満足出来るように腰が、振れるか…?」
ファオンは首を横に振った。
「…なら自分で口の中に指を入れてろ。
絶叫されたら他のテントに響き渡る。
皆、戦闘後は抱きたくて仕方無い。
血を清めるように《皆を繋ぐ者》を抱く。
自分の番が来るまでお預けだ。
他は皆、欲求不満で殺気立つ!」
ファオンは慌てて指を口の中に入れる。
ずっ!
「…っぐ!」
凄まじい刺激で四肢が痙攣する。
ファルコンが二度突き上げただけで、ファオンは自身が解き放ったのを感じた。
勃ちあがった感覚すら無かった。
けれどファルコンは更に揺さぶる。
三度、四度…。
そして激しく抜き差し始めた頃、ファオンは意識が遠のくのを感じた。
ふっ…と夢のように、草原と綺麗な花…。
それを摘む少女が蘇る…。
旅の途中出会った…。
ふいに生ぬるい唇を唇に感じて目を覚ます。
蕾はファルコンの放ったもので濡れ、股の間は自身の放ったもので湿っていた。
ファルコンが抱きしめ、顔を傾けて口付けていた。
鼻筋が真っ直ぐでとても整った美男。
時折薄いブルーに見えるグレーの瞳は、ランプの灯るテントの中、きらりと光って美しかった。
けれど抱きすくめられ口付けられてる間にもう…腿にファルコンの巨大な男根が高まり固くなって当たり…大きな手がゆっくりと腿を持ち上げファオンの腰を引き寄せ、二度、先端が蕾に触れたかと思うと、一気に滑り込んで来る…。
「…っ!」
今度は奥まですっぽり入れられ、ファオンは喉を晒して仰け反る。
ファルコンの指が口の中に入り、ファルコンは連続して腰を押しつけてくる。
「んっ…!ぐ…っ!ああっ…あ…っ!」
今度は痛みを感じる。
完全に麻痺してる方がマシ…?
そんな風に思いながら、ファオンはファルコンに抱きしめられながら、腰を突き入れられて必死で彼に抱きついた。
筋肉で盛り上がった背。
固い腕の感触。
ひそやかな気配。
けれど…稲妻のような蕾の奥への衝撃。
「ああ…あっ!」
喉がひりつき、声を我慢出来ない。
ファルコンと密着してる彼の腹が塗れてる。
自分が放った為と、ファオンが解ったのは少し後。
また突き上げて来る。
巨大な固い…ファルコンの…。
しがみつく手の力が抜け、ファオンは再び意識が遠のくのを感じた。
けれど少しの間。
気づくとファルコンは最後の突き入れをし、強烈に抉られ、ファオンは痛みが走り抜けて仰け反る。
「ぐぅっ!」
ファルコンのもので蕾が塗れる。
けれどファオンは目から火花が出そうなほどに痛み、唇を震わせファルコンを見た。
…声も出せない。
ファルコンはやっと、ファオンから身を起こすと、酒瓶をそのまま、ファオンに手渡す。
自身も瓶から直接ラッパ飲みして、あおる。
ファオンは手渡されたまま。
痛みで痺れ、手が上げられない。
ファルコンが、肘を横に付いて顔を覗かせる。
「…どうした?」
ファオンは二度、瞬きした。
「…痛い…酷く」
「なら口を使うか?
順が終わりまたお前を抱けるまで、七日もお預けだ」
その七日間、ファオンに休む間も無い…。
ファオンは必死で起き上がろうとして、毛皮に手を付く。
けれど腰を上げた途端に尻の奥に痛みが走る。
「…セルティスに貰った塗り薬、塗ったのか?」
ファオンは四つん這いになったまま、痛みで動けず頷く。
ファルコンは呻く。
「あんなものは糞だ」
そう言って、横の皮袋をごそごそと探る。
そして取り出した平らな瓶の蓋を取ると、指で掬って、四つん這いで尻を晒すファオンの、蕾に乱暴に指を突き入れる。
『酷く痛いと言ってるのに…!』
が、痛む場所を乱暴にファルコンの指で掻き回されて行く内に…痛みが少しずつ引いていく。
ファオンはあまりの安堵感に、強ばらせていた全身の力を抜いて、ぐったりした。
「良く効くだろう?」
ファオンは再び酒瓶をあおっているファルコンを見つめる。
そしてゆっくり腰を毛皮に落として、ファルコンの股へと顔を屈めた。
改めて見るとファルコン男根はもう七部勃ちで、ファオンはそっと、先端に唇を付ける。
「…やった事あるのか?
…ヘタクソだな」
ファオンは手も使って、必死でファルコンの巨大な男根を慰め始めた。
「…ああ少し、良くなって来た」
ファオンは舌先で苦い汁の残る先端を舐め上げる。
「もう少し舐めろ。
袋を手で転がせ」
今やファオンは必死でファルコンの言った通り、奉仕を始める。
「んっ…」
口から出して裏筋を舐め上げ、先端を舌で覆って吸い…手でしごきながら口で先端部分に、愛撫を続ける。
あまりに大きすぎたから、全部を口で覆えなくて、必死で手を動かす。
ファルコンが腰を数度、突き上げる。
どくどくっ!と突然汁が先端から吹き出し、ファオンは咽せ返った。
「っけほん!…こんっ!」
ファルコンは肩を落とし吐息を吐く。
「レオか?人数が多いから口も使えと言われたのか?
それとも俺の扱いが乱暴だから、壊れないように?」
ファオンは白濁した液を口の端に垂らしながら、頷く。
「…酒を煽れ」
ファオンは頷く。
リチャードは彼の放った液で顔を汚した時、嬉しそうだった。
けれどファルコンは不快なように、顔を背け、布を放る。
「拭け」
“飲め”とも命じない…。
リチャードに攻められた時、彼は全部飲むまで許さないと言って…零すと幾度もそれをした…。
ファルコンは気づいたように振り向く。
「飲めと命じる男がいるかもしれんが、聞くな。
腹を壊されたら抱けない」
素っ気無い言い方だった。
けれど…万一自分が腹を壊したら…心配するファルコンが思い浮かぶ。
“本当は人と繋がりたい…”
シュティッセンの言葉が蘇る。
ファルコンはちょっとムッとして呟く。
「お前、まだ色香が足りないぞ?
本物の《皆を繋ぐ者》は、そんなもので顔汚さなくても、欲情する程色っぽい」
「…まだ…新米…だし…」
ファオンが掠れた声でそう言った時、ファルコンは笑った。
ファオンはびっくりする。
いつも無表情なファルコンの笑顔が、あんまり素敵に見えて。
「…いつも笑っていれば素敵なのに」
ファルコンは途端、むっとする。
「顔がヤワだと、舐められるのがオチだ」
「…とても綺麗なのに」
「顔がいいとオンナにモテて、男は俺を虐める。
…大人しく虐められてなんか無いが。
体格は…良かったし」
ファオンは頷く。
「でもモテて、嬉しかった?」
ファルコンは振り向く。
「オンナ抱くのに不自由は無かったな。
顔が良くて筋肉も付いてたから欲しい時、オンナは直ぐ抱けた」
ファオンはそっと呟く。
「…僕じゃ全然…代わりにならないね」
ファルコンは苦笑する。
「だがここでは《皆を繋ぐ者》しかいない。
それでも大切な存在だ」
ファオンは呆けた。
扱いは乱雑だけれど、ファルコンは《皆を繋ぐ者》をちゃんと…大切に思ってる。
ファルコンは気づいたように俯く。
「皆の共通財産だ」
ファルコンはその時、“皆”と言う言葉を愛おしそうに言った。
ファオンは…人に理解されにくい孤独な戦士、ファルコンを、じっと見つめ続けた。
それぞれが手や足を洗い血を落とし、疲れた顔をして椅子に座る。
無言で食事は始まる…。
ファオンは食べ終わるファルコンが、自分に振り向くのを見た。
皿の食事は半分残っていた。
けれどファオンは足を引きずるようにして、テントの入り口で布を開けて待つ、ファルコンの横を通り過ぎて中へと入った。
直ぐ、ファルコンは抱きしめてくる。
折れそうなぐらい。
きつく。
顔が被さり唇を塞がれる。
そして毛皮に突き倒されて衣服を毟り取られる…。
「…っあ!」
指は早急に蕾を探り、差し入れ…抜き差ししてファオンの反応を確かめながら顔は胸に降りて行く。
その時ファオンは感じた。
ファルコンの求める豊かな胸はそこに無い。
ファルコンは直ぐ顔を上げると、乱雑に下敷きにしたファオンの腿を引き上げる。
直ぐ、片足肩に担ぐと、挿入って来る…!
「ああ…あああああっ!」
めりめりと…押し広げられていく。
凄まじい圧迫感にファオンは唇を噛む。
けれどファオンの心は知っていた。
“仮の女。本物で無い。
けれどこれで満足するしか無い”
そんなファルコンの本心を。
「あっ…!…あ………っ!」
ファルコンはそれでも裂けそうな程きつい蕾の中へと、男根を捻り込ませる。
ファオンの喉がひりつく。
手足は突っ張ったまま強ばり続ける。
…とうとう…ファルコンがすっかり挿入った時、ファオンはあまりのきつさに泣いた。
湯の時、セルティスに渡された塗り薬をたっぷり塗った。
それでもキツくて…ファオンは泣き叫びそうだった。
『お願い動かないで…!』
今更ながらに、ファオンは後悔した。
折角レオが教えてくれたのに…!
入って直ぐ、ファルコンを咥えていれば…もう少し揺さぶられる時間も減ったのに!
「ああ…あああああっ!」
叫び仰け反ると、ファルコンの指が叫ぶ口に差し入れられる。
湯で擦り込んだ花の香りがした。
「うっ…ぐ!」
「…それとも自分で動くか?
男が満足出来るように腰が、振れるか…?」
ファオンは首を横に振った。
「…なら自分で口の中に指を入れてろ。
絶叫されたら他のテントに響き渡る。
皆、戦闘後は抱きたくて仕方無い。
血を清めるように《皆を繋ぐ者》を抱く。
自分の番が来るまでお預けだ。
他は皆、欲求不満で殺気立つ!」
ファオンは慌てて指を口の中に入れる。
ずっ!
「…っぐ!」
凄まじい刺激で四肢が痙攣する。
ファルコンが二度突き上げただけで、ファオンは自身が解き放ったのを感じた。
勃ちあがった感覚すら無かった。
けれどファルコンは更に揺さぶる。
三度、四度…。
そして激しく抜き差し始めた頃、ファオンは意識が遠のくのを感じた。
ふっ…と夢のように、草原と綺麗な花…。
それを摘む少女が蘇る…。
旅の途中出会った…。
ふいに生ぬるい唇を唇に感じて目を覚ます。
蕾はファルコンの放ったもので濡れ、股の間は自身の放ったもので湿っていた。
ファルコンが抱きしめ、顔を傾けて口付けていた。
鼻筋が真っ直ぐでとても整った美男。
時折薄いブルーに見えるグレーの瞳は、ランプの灯るテントの中、きらりと光って美しかった。
けれど抱きすくめられ口付けられてる間にもう…腿にファルコンの巨大な男根が高まり固くなって当たり…大きな手がゆっくりと腿を持ち上げファオンの腰を引き寄せ、二度、先端が蕾に触れたかと思うと、一気に滑り込んで来る…。
「…っ!」
今度は奥まですっぽり入れられ、ファオンは喉を晒して仰け反る。
ファルコンの指が口の中に入り、ファルコンは連続して腰を押しつけてくる。
「んっ…!ぐ…っ!ああっ…あ…っ!」
今度は痛みを感じる。
完全に麻痺してる方がマシ…?
そんな風に思いながら、ファオンはファルコンに抱きしめられながら、腰を突き入れられて必死で彼に抱きついた。
筋肉で盛り上がった背。
固い腕の感触。
ひそやかな気配。
けれど…稲妻のような蕾の奥への衝撃。
「ああ…あっ!」
喉がひりつき、声を我慢出来ない。
ファルコンと密着してる彼の腹が塗れてる。
自分が放った為と、ファオンが解ったのは少し後。
また突き上げて来る。
巨大な固い…ファルコンの…。
しがみつく手の力が抜け、ファオンは再び意識が遠のくのを感じた。
けれど少しの間。
気づくとファルコンは最後の突き入れをし、強烈に抉られ、ファオンは痛みが走り抜けて仰け反る。
「ぐぅっ!」
ファルコンのもので蕾が塗れる。
けれどファオンは目から火花が出そうなほどに痛み、唇を震わせファルコンを見た。
…声も出せない。
ファルコンはやっと、ファオンから身を起こすと、酒瓶をそのまま、ファオンに手渡す。
自身も瓶から直接ラッパ飲みして、あおる。
ファオンは手渡されたまま。
痛みで痺れ、手が上げられない。
ファルコンが、肘を横に付いて顔を覗かせる。
「…どうした?」
ファオンは二度、瞬きした。
「…痛い…酷く」
「なら口を使うか?
順が終わりまたお前を抱けるまで、七日もお預けだ」
その七日間、ファオンに休む間も無い…。
ファオンは必死で起き上がろうとして、毛皮に手を付く。
けれど腰を上げた途端に尻の奥に痛みが走る。
「…セルティスに貰った塗り薬、塗ったのか?」
ファオンは四つん這いになったまま、痛みで動けず頷く。
ファルコンは呻く。
「あんなものは糞だ」
そう言って、横の皮袋をごそごそと探る。
そして取り出した平らな瓶の蓋を取ると、指で掬って、四つん這いで尻を晒すファオンの、蕾に乱暴に指を突き入れる。
『酷く痛いと言ってるのに…!』
が、痛む場所を乱暴にファルコンの指で掻き回されて行く内に…痛みが少しずつ引いていく。
ファオンはあまりの安堵感に、強ばらせていた全身の力を抜いて、ぐったりした。
「良く効くだろう?」
ファオンは再び酒瓶をあおっているファルコンを見つめる。
そしてゆっくり腰を毛皮に落として、ファルコンの股へと顔を屈めた。
改めて見るとファルコン男根はもう七部勃ちで、ファオンはそっと、先端に唇を付ける。
「…やった事あるのか?
…ヘタクソだな」
ファオンは手も使って、必死でファルコンの巨大な男根を慰め始めた。
「…ああ少し、良くなって来た」
ファオンは舌先で苦い汁の残る先端を舐め上げる。
「もう少し舐めろ。
袋を手で転がせ」
今やファオンは必死でファルコンの言った通り、奉仕を始める。
「んっ…」
口から出して裏筋を舐め上げ、先端を舌で覆って吸い…手でしごきながら口で先端部分に、愛撫を続ける。
あまりに大きすぎたから、全部を口で覆えなくて、必死で手を動かす。
ファルコンが腰を数度、突き上げる。
どくどくっ!と突然汁が先端から吹き出し、ファオンは咽せ返った。
「っけほん!…こんっ!」
ファルコンは肩を落とし吐息を吐く。
「レオか?人数が多いから口も使えと言われたのか?
それとも俺の扱いが乱暴だから、壊れないように?」
ファオンは白濁した液を口の端に垂らしながら、頷く。
「…酒を煽れ」
ファオンは頷く。
リチャードは彼の放った液で顔を汚した時、嬉しそうだった。
けれどファルコンは不快なように、顔を背け、布を放る。
「拭け」
“飲め”とも命じない…。
リチャードに攻められた時、彼は全部飲むまで許さないと言って…零すと幾度もそれをした…。
ファルコンは気づいたように振り向く。
「飲めと命じる男がいるかもしれんが、聞くな。
腹を壊されたら抱けない」
素っ気無い言い方だった。
けれど…万一自分が腹を壊したら…心配するファルコンが思い浮かぶ。
“本当は人と繋がりたい…”
シュティッセンの言葉が蘇る。
ファルコンはちょっとムッとして呟く。
「お前、まだ色香が足りないぞ?
本物の《皆を繋ぐ者》は、そんなもので顔汚さなくても、欲情する程色っぽい」
「…まだ…新米…だし…」
ファオンが掠れた声でそう言った時、ファルコンは笑った。
ファオンはびっくりする。
いつも無表情なファルコンの笑顔が、あんまり素敵に見えて。
「…いつも笑っていれば素敵なのに」
ファルコンは途端、むっとする。
「顔がヤワだと、舐められるのがオチだ」
「…とても綺麗なのに」
「顔がいいとオンナにモテて、男は俺を虐める。
…大人しく虐められてなんか無いが。
体格は…良かったし」
ファオンは頷く。
「でもモテて、嬉しかった?」
ファルコンは振り向く。
「オンナ抱くのに不自由は無かったな。
顔が良くて筋肉も付いてたから欲しい時、オンナは直ぐ抱けた」
ファオンはそっと呟く。
「…僕じゃ全然…代わりにならないね」
ファルコンは苦笑する。
「だがここでは《皆を繋ぐ者》しかいない。
それでも大切な存在だ」
ファオンは呆けた。
扱いは乱雑だけれど、ファルコンは《皆を繋ぐ者》をちゃんと…大切に思ってる。
ファルコンは気づいたように俯く。
「皆の共通財産だ」
ファルコンはその時、“皆”と言う言葉を愛おしそうに言った。
ファオンは…人に理解されにくい孤独な戦士、ファルコンを、じっと見つめ続けた。
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