どのみちヤられるならイケメン騎士がいい!

あーす。

文字の大きさ
上 下
163 / 220
かっ飛びアレクサンドライト まぜまぜイエロー・ダイヤ オン コース 8 ファントレイユ

かっ飛びアレクサンドライト まぜまぜイエロー・ダイヤ オン コース 8 ファントレイユ 3

しおりを挟む



 もうこのまま…男達、全部に犯されちゃうの?!
って涙目だった時。

やっと…来てくれた!
このコースの助っ人!

「君達。
まるで飢えたケダモノ、そのものに成り果ててるが…。
近衛の男はそれ程モテないと露呈して、楽しいか?」

凛と響き渡るその声に、皆、一斉に振り向く。

俺。
まだ口に挿入(い)れられたままだし。
蕾にはデカいの、埋め込まれたままで…。
振り向けないっ!

俺捕まえて犯してる男達、天敵に出会ったみたいに一瞬で殺気立って。
凄い視線で、ファントレイユ隊長のこと、見つめてる感じ。
けど周囲の男達、戦闘態勢のまま固まってるから、とうとう俺、我慢出来ずに。
口の中のタケノコ、振り向いて外して…背後のファントレイユ隊長を見つめる。

グレーがかったくねる長髪栗毛。
美貌。としか形容が無いような、美麗な人形のような顔立ち。
瞳はきらりと光る、宝石のようなブルー・グレー。

「…(すっごい…美形!綺麗……………!)」

けど。
俺のこと捕まえてる男達の体格と比較したら…華奢にすら、見えるんですけど………。
しかも、俺にタケノコ突っ込んでた男なんて、拳握りしめてて、殴るばっかの体勢…。

ホントに…ホントに、このデカくて逞しい男ら黙らせて…助け出してくれるの?!
あの凄く綺麗な隊長…?!

一瞬、目が合うと。
凄く雅やかに…微笑んでくれたりするっ!
「(…確か…ゼイブンの息子?!
って言ってたっけ…)」

確かに、髪は背まで覆う、グレーがかった、明るい栗毛。
瞳の色はブルー・グレー。
で、ゼイブンと一緒。

けど…顔立ちは面長で…少し、アイリスに似てる…?
雰囲気は、アイリスの方が、背が高くてゆったりしてて…上品だけど。
ファントレイユ隊長、ゼイブンみたいに軽やかな雰囲気で。
けど雅やかで。
髪も目の色も、アイリスより淡い色で。
見惚れるくらい、綺麗…。
周囲から、光が零れるみたいに、綺羅綺羅した雰囲気を纏ってる…。

「…解ってんのか?
いくら隊長だろうが…多勢に無勢だぜ…」
イくの、邪魔された男が殺気立ってそう言うと。

スターグとラウリッツが二人揃って、ファントレイユ隊長の前に立ち塞がる。
「…単なるお遊びに口出ししなくても」
栗毛で軽めラウリッツが言うと。
黒髪で鋭い印象のスターグ、肩を迫り出す。
「それともこの人数ノして、正義の騎士よろしく助け出すか?!」

ファントレイユ隊長。
雅やかな美貌で、にっこり笑うと。
次に鋭い瞳を向けて、叫ぶ。

「これが、遊びか!
単に群れて集団で。
たった一人のか弱い美少年、犯してるだけだろう?!
それが君達は、楽しいのか?!
近衛騎士の誇りも、綺麗さっぱり捨て去って?!
…可哀想に。怯えてる。
辱められ、無理矢理犯されて。
しかも…痛そうで、全然ヨさそうじゃない!
彼もされて嬉しかったら!!!
あんな…救いを求めるような眼差しで、私を見るか?!!!!」

俺。
突然、掴まれてる周囲の男達に、一斉に見つめられて、焦る。

「…少なくとも、俺とスターグはイかせたぜ」
ラウリッツがスターグの肩に手を乗せ、顔傾けてファントレイユ隊長にそう言う。
けど俺の周囲の男達。
途端、殺気立つ。

「ラウリッツ!」
「この…裏切り者!!!」

ファントレイユ隊長…すました顔で言い返す。
「では…彼に感想を聞いてみれば?」

周囲の男達にまた、一斉に見つめられて…。
俺、口に放たれた液、垂らしながら言う。

「…確かに…スターグ…って人とラウリッツって人…。
感じる所、突かれて痛くは無かったけど…。
でも!
マシなダケで、平気な顔して犯して、無理矢理イかされて!
…他は愛撫も挿入も、凄く乱暴で、ただ痛いだけで最悪です!!!」

言い切った後。
液が喉に落ちて、咳き込んだ。
ごほっ!
ごほごほっ!

ファントレイユ隊長、目を見開いて。
呆れたように、俺の周囲の男らを見る。

「…そんなに、ヘタクソなのか?
君達って………」

この、一言がメガトン級だったらしく………。
俺の周囲の男達。
顔を下げて、固まってる………。

「これだけ人数が居るんだから。
もう少し…マシかと思ったが………」

けど右横の男。
俺放すし。
左横の男も放して立ち上がり。
目前の…口に入れてた男、タケノコをスボンにしまい。
挿入されてたタケノコが、ふにゃっ!
って柔らかくなって…引き抜かれ。

みんな無言で、俺から離れて、立ち去り始める。

スターグがそれ見て、怒鳴る。
「敵前逃亡する気か?!」
ラウリッツも言う。
「…もう逃げ出すのか?
一矢ぐらい、報いてやれ!」

逃げ出す一人が振り向くと、肩を迫り出し、ファントレイユ隊長に頭一つ分高い上背で、睨み付けながら言う。
「…あんたは、俺らと違って。
優しく、あいつをイかせられるんだろうな?!」

ファントレイユ隊長、目を見開いたまま、言う。
「…そんな簡単な事も、君ら出来ないで…。
ヘタクソなまま、無理矢理相手させてたのか?!
相手の迷惑、考えた事あるのか?!」

また…。
みんな、一斉に顔を背けてる。

スターグだけが。
「証明してから言えよ」
と凄む。
ラウリッツも横で、スターグの肩に手を置いたまま、頷いてる。

けどファントレイユ隊長、その時初めて二人を睨む。
「…隊長だから、君らの最低最悪、どヘタクソの、尻拭いをしろと言う気か?!
仕方無いからしてやるが!
あくまでも悲惨な体験をした、彼の為だ!
君らの尻拭いの、為なんかじゃないぞ!!!」

そう言って、スタスタと…今では草の上に座ってる、俺の横に来る。
屈んで見つめられるんだけど…。
ほんとーーーに、綺麗………。

にこっ!
って笑われて。
「酷い目に合ったね?」
って言うから、俺、思い切り頷いた。

腕を引かれて優しく胸元に抱き寄せられると。
顔はお人形みたいに、凄く綺麗で華やかな感じなのに。
胸元とか、意外に引き締まってて…どきどきして来る。

「…痛かった…?
ああ…半勃ちのままだね…。
これじゃ、辛いよね?」
手で優しく触れられ…俺もう…地獄から天国。

あんまり気持ち良くって、うっとりしてファントレイユ隊長の胸元に、顔を埋めちゃう…。
いい匂いがして…なんかやたらどきどきする胸元で…抱きしめられてタケノコ愛撫されてると…蕩けそう…。

ゆっくりと腿を引き寄せられ。
ファントレイユ隊長の腿の上に乗せられ…蕾からやんわりと…ファントレイユ隊長のタケノコが挿入(はい)って来て。
挿入されて擦り上げられると。
すっごく気持ち良くって、喉が鳴る。
「ああ…ん…っ。
凄く…イイ…」
「気持ち…いいんだ?」
「もう最高です…このまま…」
「イきたい?」
俺、こくん。
って頷く。
そっと…。
けど、感じる場所、最初はソフトに…。
けど次第に強く擦られ始めると。
もう俺、身悶えして身をくねらせまくって…。
ファントレイユ隊長の首に、両腕回して抱きついて。
縋り付いて喘いでしまった…。

「ああっ…んっ!
っあっ…。
蕩け…そうっ!」
「蕩けていいから…」

耳元で…凛とした響きのある声音で、優しく囁かれ…。
俺もう、ファントレイユ隊長がタケノコ差し込んで来る時、思わず自分から腰を下げて。
ファントレイユ隊長のタケノコ、後腔に自ら、咥え込んでいた………。

しおりを挟む
感想 2

あなたにおすすめの小説

壁乳

リリーブルー
BL
俺は後輩に「壁乳」に行こうと誘われた。 (作者の挿絵付きです。)

ヤンデレBL作品集

みるきぃ
BL
主にヤンデレ攻めを中心としたBL作品集となっています。

男子高校に入学したらハーレムでした!

はやしかわともえ
BL
閲覧ありがとうございます。 ゆっくり書いていきます。 毎日19時更新です。 よろしくお願い致します。 2022.04.28 お気に入り、栞ありがとうございます。 とても励みになります。 引き続き宜しくお願いします。 2022.05.01 近々番外編SSをあげます。 よければ覗いてみてください。 2022.05.10 お気に入りしてくれてる方、閲覧くださってる方、ありがとうございます。 精一杯書いていきます。 2022.05.15 閲覧、お気に入り、ありがとうございます。 読んでいただけてとても嬉しいです。 近々番外編をあげます。 良ければ覗いてみてください。 2022.05.28 今日で完結です。閲覧、お気に入り本当にありがとうございました。 次作も頑張って書きます。 よろしくおねがいします。

【BL】国民的アイドルグループ内でBLなんて勘弁してください。

白猫
BL
国民的アイドルグループ【kasis】のメンバーである、片桐悠真(18)は悩んでいた。 最近どうも自分がおかしい。まさに悪い夢のようだ。ノーマルだったはずのこの自分が。 (同じグループにいる王子様系アイドルに恋をしてしまったかもしれないなんて……!) (勘違いだよな? そうに決まってる!) 気のせいであることを確認しようとすればするほどドツボにハマっていき……。

別れようと彼氏に言ったら泣いて懇願された挙げ句めっちゃ尽くされた

翡翠飾
BL
「い、いやだ、いや……。捨てないでっ、お願いぃ……。な、何でも!何でもするっ!金なら出すしっ、えっと、あ、ぱ、パシリになるから!」 そう言って涙を流しながら足元にすがり付くαである彼氏、霜月慧弥。ノリで告白されノリで了承したこの付き合いに、βである榊原伊織は頃合いかと別れを切り出したが、慧弥は何故か未練があるらしい。 チャライケメンα(尽くし体質)×物静かβ(尽くされ体質)の話。

王道学園の冷徹生徒会長、裏の顔がバレて総受けルート突入しちゃいました!え?逃げ場無しですか?

名無しのナナ氏
BL
王道学園に入学して1ヶ月でトップに君臨した冷徹生徒会長、有栖川 誠(ありすがわ まこと)。常に冷静で無表情、そして無言の誠を生徒達からは尊敬の眼差しで見られていた。 そんな彼のもう1つの姿は… どの企業にも属さないにも関わらず、VTuber界で人気を博した個人VTuber〈〈 アイリス 〉〉!? 本性は寂しがり屋の泣き虫。色々あって周りから誤解されまくってしまった結果アイリスとして素を出していた。そんなある日、生徒会の仕事を1人で黙々とやっている内に疲れてしまい__________ ※ ・非王道気味 ・固定カプ予定は無い ・悲しい過去🐜のたまにシリアス ・話の流れが遅い

兄たちが弟を可愛がりすぎです

クロユキ
BL
俺が風邪で寝ていた目が覚めたら異世界!? メイド、王子って、俺も王子!? おっと、俺の自己紹介忘れてた!俺の、名前は坂田春人高校二年、別世界にウィル王子の身体に入っていたんだ!兄王子に振り回されて、俺大丈夫か?! 涙脆く可愛い系に弱い春人の兄王子達に振り回され護衛騎士に迫って慌てていっもハラハラドキドキたまにはバカな事を言ったりとしている主人公春人の話を楽しんでくれたら嬉しいです。 1日の話しが長い物語です。 誤字脱字には気をつけてはいますが、余り気にしないよ~と言う方がいましたら嬉しいです。

性悪なお嬢様に命令されて泣く泣く恋敵を殺りにいったらヤられました

まりも13
BL
フワフワとした酩酊状態が薄れ、僕は気がつくとパンパンパン、ズチュッと卑猥な音をたてて激しく誰かと交わっていた。 性悪なお嬢様の命令で恋敵を泣く泣く殺りに行ったら逆にヤラれちゃった、ちょっとアホな子の話です。 (ムーンライトノベルにも掲載しています)

処理中です...