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リセット 6 アドラフレン

リセット 6 アドラフレン 8

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“経験値、65っ!”
レイデンの声の後に。
ピロリロリ~ン!
って鳴り響き。
“ピジョン・ブラッド・ルビー、ゲットしました!”
の声の後、宝石箱が開き、ミッドナイト・ブルー・サファイア、タイガー・アイ、の横に、深紅のルビーが!

何か意識無くした中、俺、感激しつつも…。
アドラフレンの底力見ちゃって、つくづく
『眠れるノンケ、刺激すると凄い事になるんだね…』
って思ってた。

でもその時、股間…つまりはタケノコなんだけど…。
に、つきんっ!って刺激が走って、俺、突然目覚める…。

「…っあっ…」
なんか熱い舌で含まれて…熱烈に嬲られてる…?
下半身に人の気配…?

目をやると。
いつの間にか全裸で、やっぱり裸のアドラフレンに腰を抱かれて…タケノコに襲いかかられて…。
思い切り口に含まれ、愛撫されてた。

先端をきつく吸い上げられ、裏筋を舐め上げられ…。
感じすぎて、仰け反ってる。

「あ…あんっ!ああ…っ!」

な・なななななな・なんでっ?!

俺、焦りまくるくんだけど。
もうびんびんで。
先から汁、滴りまくりっ!

「あっ…ダメっ…。
もう…出ちゃう…」

俺が言うと。
アドラフレンの舌が今度は…その下へ…。

うううう嘘っ!

「やっあ!」

蕾を舐め上げられ、じわじわとじれる感覚に腰がぞわぞわっと戦慄き、身がくねりまくるっ!
「あ…んっ…!
や…あ…!
そこ…ダメっ…おかしくなる…っ!」

そう叫ぶと。
今度は指…。
挿入されて出し入れされると…もう…アドラフレンの猛々しいタケノコで貫かれた感覚が蘇って、蕾の奥の、感じる場所がずきん!ずきんっ!
って…疼き始める。

「やっ…あ…!
なぶら…ない…で…!
挿入(い)れて…」

息も絶え絶えにそう懇願すると…。
アドラフレンが身を起こし、俺の横に片手突いて、見下ろしてる…。
白い…彫刻のような、見事な裸体…。
肩から胸元に垂れる、艶やかな栗毛…。
肩も胸元も、染みも傷も無くて、本当に綺麗…。

「…んっ…」
倒れ込んでくるアドラフレンの上半身に覆われて…。
触れて来る肌の温かさに、ほっとする…。

綺麗な鼻筋の、整った高貴に見える顔が、倒れ込んでくる…。
耳元に顔を寄せられ、囁かれる…。
「言ったろう…求めてしまうと」
高いトーンのテノールな声なんだけど…気迫と言うか。
底に迫力があるから…ぞくっ!
って身が、戦慄いてしまう…。

今度は、布団と背の間に腕が入ったかと思うと…。
一気に背を起こされて、腿を持ち上げられ…。
俺、アドラフレンの首に腕を巻き付け、しがみつく。

ほぼ、垂直に背を起こされ、真下から…蕾に突き刺そうとする、その熱さを感じて身が震う…。
「…これが…欲しい?」

まるでビロードのような肌触りの…アドラフレンの肌に抱き付きながら、腿を持ち上げられて引き寄せられ、そして真下から…蕾に触れて揺れてる…、熱い熱い…猛々しいタケノコ…。

幾度も蕾の周囲を滑り…擦られて…。
もううわずった声を上げ、吐息をひっきりなしに吐きながら、幾度も唾を、飲み込み、喘いだ。

「んっ…あ…っ。
あ……あ……っ」

やっと…狙いを定め?たのか…先が少し、挿入(はい)って来る。
けどその後は、一気に最奥まで、刺し貫かれて。
びびんっ!
と背筋から脳天へ。
同時に腰からタケノコへときつい刺激が…!

「あ…ああああっ!」
アドラフレンの肩に顔を埋めて、必死にしがみつきながら叫んでた。

真下から突き刺されると…ダイレクトに刺し貫かれる感覚で…。
もう身が戦慄きまくって、涙が滴ってくる…。

「んっ…ん!」
けど直ぐまた、引き抜きかけたと同時に、真下から突き刺され…。
「ああああんっ!」
大声上げて、背を反り返す。

「ダメ…ダメもう俺…」
「イきそう…?」
アドラフレンに囁かれて、俺、彼の首筋に顔埋めたまま、幾度も首を縦に振る。
小刻みに身体が震って…止まらない。
目覚めたばかりなのに…また意識が薄れていく。
体が、沸騰したみたいに熱くって…けど、温かいアドラフレンの身体に、ぴったりと身を寄せて、きつく縋り付く…。

「んっ…」
次に真下から、貫かれた時。
あまりに激しい刺激が体中を駆け巡り…意識が遠くなって足と手の指先まで、小刻みに震え…。
一瞬意識が、ふっ…。
と途切れた。

“経験値、66っ!”
レイデンのはしゃいだ声がして…。
けど俺、ふっ…と意識を、取り戻す。

気づくと…とても大きな…真っ白な肌の、逞しい貴公子に抱き止められ…。
けど。
白いとても大きな、毛足の長い毛皮の…神秘的で崇高な、狼に抱かれてる気分になってる…。
不思議。
なんで?

こんな激しくされると、幻覚とか、見ちゃう訳?!

アドラフレン、腕の中でぐったりする俺の顔を、覗き込む…。
「少し、休む?」

俺、潤んだ瞳をアドラフレンのヘイゼルの瞳に向けて…微かに頭を振って、頷いた。
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