どのみちヤられるならイケメン騎士がいい!

あーす。

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リセット5 アイリス

リセット5 アイリス 1

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 すると。
明るい栗毛の美男が横に。
顔立ちは色白で端正なんだけど。
腕を掴まれてあずまやに連れ込まれ…。

胸の衣服ばっ!とはだけられて、クリップが乳首に。

「やっ!あんっ!」

…まだ、ディンダーデンに嬲られた影響か。
すんごく敏感になっちゃってて、クリップで挟まれてるとじんじんと疼いて感じちゃう。

すると。
器具付けてた明るい栗毛の美男は、目を見開く。
「………そんなに、感じるのか?」
「あっ…あ!
やん…。
こんな…の…付けたままなんて無理…」

「か…片側だけなんだけど………」
サド男の筈なんだけど、俺の反応に凄く、途惑ってる。

「…あんっ…あっあ…外し…て…っ。
こんな…される位なら…吸って…」

多分、凄く色っぽく発情してたらしい。
サド男、皮紐手に持ったまま、ごくり。とか、唾飲み込んでたから。

「あっ…あ…んっ」

俺、クリップ片方の乳首に付けられたままで、じんじん疼きまくっちゃって…身をくねらせちゃったりしてる…。

「わ…解った!
これは諦める!」

慌ててクリップ外す、サド男。
俺、外された途端、ほーっとした。

次に腰元のシャツをはだけられる。
でもって腰にベルトを装着されて…タケノコを手で持ち上げられ、根元に皮紐の輪っかを潜らされて、引っ張られ…。
輪っかから伸びた四本の皮紐の先の、金属の覆いを先端に付けられた。

裏側に、短い突起突きで、敏感な先端が刺激されて…。
一気に、勃ち上がっちゃう。

「やんっ!」

「………………………めちゃめちゃ、感じやすいな………」

「こんなの…付けられてたら、ずっと勃ってて…絶対歩けない…」
涙目でそう言うんだけど、サド男、今度は無視して、膝を持ち上げて椅子の上に。
足を折り曲げられ、股間思い切り開かされて、今度は腰を引かれ、蕾が椅子の縁から出るようにされて…挿入されちゃってる。

ぐいぐいと、太くてちょっと固めの…ゴムみたいなの、押し込まれると…。
ディンダーデンの立派なの、思い出しちゃってまた、涙目。

「あんっ…っあ!」

ごくり。
ってまた、唾呑み込む音。

「…イイらしいな…」
「…挿入(い)れたまま…?
突いてくれないの?」

掠れてうわずった声でそう尋ねるんだけど…。
なんか俺、サド男を煽りまくっちゃったらしくて。

突然、ゴム引き抜くと、凄くお洒落な若草色のズボンの、前はだけて、タケノコを取り出す。
出た途端、ぴん!と上向く、細長いサド男のタケノコ。

そしてまたまた突然、俺の腰引き寄せて蕾に当て、ぐい!と押し込んで来る。

長さは割とあるんだけど。
ディンダーデンと比べると、細いわ…。
動きはただやたら激しく出し入れするダケで、テク無しで雑だわ…。

「…やっ…んっあんっ!」
長いから、いちおうイイ場所には届くんだけど。
触れたかと思うと直ぐ、引かれちゃって。
全然ヨくない…。

「(……………なんか比べるのもディンダーデンに失礼だけど…。
ディンダーデンって凄かったんだな………)」

俺、もう涙が頬を、伝って行く。
傍目からは、かなり強引に犯されてる図にみえてるかも、しんない。

けど。
やたら腰、押しつけられて、ぱんぱん言ってるのに…。
全然、気持ち良くない………。

どころか、根元縛り付けられ、なのに先端には挿入される度に思いっきり揺すられて刺激が走り、イけなくて泣きそう…。
ディンダーデンみたいな凄いので突かれて、感じまくってるのにイけないのも辛いけど。

全然気持ち良くないのに、刺激だけは受けて、イけないのも辛い…。

「あっあ!
や…っ!あ!やぁっ!」

すると。

「…何をされてるんです?
彼、泣いてるじゃありませんか」

声はするんだけど。
サド男が覆い被さってて、まるで見えない!

ぱん!ぱん!ぱんっ!
「じ…邪魔するなアイリス!イ…きそう…なん…だっ!」
ぱんっ!

蕾に濡れた感触。
サド男は全身から緊張解いて、ほーーーーっ。
とかって、息吐いてる。

でも俺。
タケノコの装具、だけは付けてたから。
イけずにびんびんのまま。
根元凄い締め付けられて辛い…。

ぽろぽろ頬に涙伝わせてると。
サド男がまた、(サドだから)興奮して来る。

「…またこんな、恥ずかしい遊びをこんな場所で。
お父君に知れたら…何とおっしゃることか」

サド男、かっかして俺に屈めた体起こして、振り向いて叫ぶ。
「アイリス!貴様!
チクる気か?!」
「…チクらなくても…こんな場所でしてたら、直ぐ大勢にバレますよ。
私が言わなくても、噂好きの貴婦人が大勢、ここにはいらしてますし」

「…………………っ!」

俺、もうイけなくて辛くて…。
顔上げて、お助けアイリスすら見られない。

「…バレたくなかったら。
さっさとこの場を立ち去るんですね」

「………………………覚えてろ!!!」

サド男が俺から離れ、俺、やっとお助けで賢者一押しの、アイリスを見られた。

濃い栗色の長い巻き毛。
色白で面長の…綺麗なラインの頬。
気品が漂いながらも、とても綺麗な…理性的な濃紺の瞳の…とびっきりの、美青年っ!

「(…なんか…シュミレイションで見た時よりも…顔、綺麗…。
でも態度とか…迫力ある…)」

…そう。
ディンダーデンくらいの、長身で。
サド男も背が高く感じたけど、もっと高い。

けど凄く育ちが良さそうで、たおやかで、物腰がとても、優雅。
女顔の綺麗な顔立ちなんだけど…背が高いせいか。
底に凄い迫力が垣間見えて、サド男が小物に見えちゃう…。

凄くお洒落な、黄金色と紺色の上着に身を包み…。
ゴージャスな宝石で飾られまくられてるのに…ゴテゴテしてなくて、スタイリッシュ。

「…大丈夫。
忘れませんから」

アイリスにそう言われた時。
真っ青になったのは、サド男の方。

「…忘れてくれて、いい…」

「(…う…捨て台詞もキメられないなんて…情けなさ過ぎ…)」

アイリスってば、ゆったりした態度の中にも、大物っぽい迫力を覗かせて、余裕の返答。
「どうして忘れるんです?
第一、忘れたりしたら貴方に失礼だ」

「しししししししし、失礼じゃ無い!
いいから、きっぱりきっちりと!
忘れてくれていい!」

「…まあ、貴方がどうしても。
とおっしゃるんなら。
今回(少し高いトーンの声)は、忘れましょう」

サド男は行きかけて、振り向いて叫ぶ。
「今回…は?!
どこまで嫌味な男だ!」
けどアイリス。
直ぐ言い返す。
「…たって今、忘れたことを、思い出しましょうか?」

「………………………」

俺が見てると。
サド男は、一言も言い返せず、そそくさと背を向けて、立ち去っていった。

アイリスが、ゆっくりと俺の前に屈む。
「…ああ…大変なことに、なってるね?」

俺、もう涙を頬に伝わせて…気品の塊のような優しい貴人を見つめた。

「…待って。
今外すから」

アイリスの…長い形の綺麗な指先が動く。

直ぐに紐が緩んで…先端の刺激からも解放されて…。
アイリスの手に握られた時。
俺、アイリスの胸に、しなだれかかった。

すんごく綺麗な、面長の女性的な顔立ちなのに…肩幅も胸も広くて…。
凄く逞しい感じがして、びっくりして思わず顔を上げると…。

いい香りがふわっ…として…アイリスの唇が、唇に触れる。
しっとり…と口付けられて…その秘やかな感触に、胸が高鳴る…。

なんだろう…?
気品があって、凄く安心感があって………。
けれど、唇は熱い…。

「…挿入(い)れてお願い…。
あんな…奴に汚された後だけど………」

そこで俺が、ぽろぽろぽろっ。と頬に涙を伝わせた時。
アイリスは、くすっ。って笑った。

笑顔が。
何て言うか、凄く人懐っこくて、チャーミング!

気品が有って綺麗な顔で、長身で逞しくって…近寄り難い雰囲気なのに。
親しみを感じる素敵な笑顔で微笑えまれると…つい、胸がきゅん。
ってなって、思わず見惚れちゃった。

「…ここでは…いつ人が来るか解らないから…。
とりあえず、手でさせてくれる?
この後屋敷に招待して…ゆっくりベットで過ごそう。
それじゃ…駄目?」

「だ…だだだだだだ、ダメ、じゃ、ありません」

アイリス、俺がサド男みたいにどもるので、くすくすくすっ。
て笑いながら。
手で握ってくれた。

その後、手を動かして…俺がイくようにしてくれるんだけど…。
指先が…感じる場所を、時には強く…優しく、擦り上げてくれてもう…めちゃめちゃ、気持ちいい!

「…あ…っん…………」

俺、秒殺?
なくらい早くに、イってしまった………。

けど。
気品の塊みたいな貴公子の、手を俺ので汚しちゃった?!

って見たら…アイリス、凄い綺麗なレースのハンケチで手を拭って、にこっ!てまた、凄くチャーミングな笑顔で笑いかけてくれる。

俺、もう全身ぐったりしてると。
アイリスが、両足揃えて抱き上げてくれる。

「ああああああのっ!(…どもり癖、完全にうつっちゃった?!)」

「約束したろう?
とても辛そうだから。
ここはもう失敬して、私の屋敷に招待するから」

ダメ…。
綺麗な…けれど、男らしいきりっ!とした表情でそう言われちゃうと。
もう目も心も、ハートで埋め尽くされちゃってる………。

「あ…はい………」

かろうじて返答するものの。
頬が熱いから、多分真っ赤なんだと思う。

逞しさはダテじゃないっ。
て感じで、危なげなく馬車まで運ばれる。

馬車も、白地に金の飾りの入った、すごくお洒落な馬車。

中へ運ばれて座らされるんだけど。
椅子も深紅の、ふかふかソファ。
内装も、光沢のあるクリーム色の生地が張られていて、ゴージャスで、す・て・き♡

「そんなに時間、かからないから」

横で、にこっ!て笑われて言われて、俺また改めて頬が熱くなって、素敵なアイリスの、笑顔に見惚れ続けちゃいました。

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