どのみちヤられるならイケメン騎士がいい!

あーす。

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リセット 3 ディンダーデン

リセット 3 ディンダーデン 3

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 ディンダーデンの部屋も、ギュンターのとこみたく、壁も床も木目で割と質素。
けどギュンターの部屋よりは家具があり、それも使い込んだ歴史ある家具で、室内も広くて洒落ていた。

寝台も…飾りは少ないけど一応、天蓋付きだし。
と、ベットでぼんやり周囲を見回してると、突然扉が開く。

召使いっぽい人が入って来て、寝台横のテーブルの上に、瓶とコップを置く。
「喉が渇いてるだろうと。
ご主人が」

そう素っ気無く言って、出て行ってしまう…。
………。
取りあえず、瓶からコップに注いで、飲んでみる。
爽やかな酸味のある味。
少し甘い。
美味しい。

「…気づいたか」
いつの間にか戸口で、腕組みして立ってるディンダーデンの姿。

背…高いのに顔が小さくて美麗で…なのに肩幅めちゃくちゃ広くて逞しくて…。
くっきりした青い瞳の流し目。
艶やかな栗色の長い巻き毛が、胸元を飾ってる。
つい、見惚れちゃって声が出ない。

ギュンターは、ゴージャスな金髪であまりの美貌で、キレイ過ぎての迫力感じたけど。
ディンダーデンってば、存在そのものが、って言うか、態度っていうか…。
めちゃくちゃ迫力あるんだよね。

横に来て、寝台に腰掛けて見つめられるんだけど…。
胸…広い…。
肩…盛り上がってる…。
つい、凄く剣が強そうに思えて、ごくり。と唾飲み込んで言う。

「…あの…実験に協力したらお金貰えて…それで、剣術講師をお願いするつもりで…」
「誰か、アテが在るのか?」
と聞かれて、首を横に振る。
「…いいえ。
けど相場だと、契約金に10クローラはかかるって…」
「それでヤツは10払うと?」
「…貰えなかったけど…」

罵倒しちゃったからね…。
この後行っても、きっと払って貰えない…。
しょげてると、ディンダーデンが低音で響く、優しい声音で囁く。
「俺がヤツから、もぎ取ってやる。
だが剣なら…俺が教えても良い」

俺、思わず顔上げちゃう。
「ホント?!」
ディンダーデンは頷く。
「通ってくるか?
それとも…」
「行くとこないです!
あ…でも、お金が払って貰えたら…迷惑なら宿に…」
「迷惑じゃ無いから、ここにいろ」

俺、多分すんごく嬉しそうな顔したらしい。
気づくとディンダーデンの顔が近づいて来て…被さったかと思うと、キス…されてた。

「ん…ん…っ」
甘く唇塞がれちゃうともう…腰の前と後ろが、うずうずして来ちゃう。

ディンダーデンは感じたのか、唇離して囁く。
「…まだ…薬、残ってるのか…?」
そう言って、大きな手が股間へ…。
「あっ!」
「…これだけじゃ、もう物足りないんだろう…?
こっちも欲しい筈だ…」

お尻に手がっ!
しかも…蕾近くに指が…っ!

「あ…んっ」
つい、期待に身が震える。
ディンダーデンは綺麗に笑う。
「…もう…うずいてるのか…?」

そんな事言われると、すんごく恥ずかしいんですけど。
「やっ…」
ってつい、美少年になりきって、頬染めて顔を下げたりする。
すると、胸で押してきて…寝台に背を押しつけられ、やんわり両方の手首を握られて、寝台に釘付けにされちゃう。

手が動かせず、上から逞しいディンダーデンにのし掛かられてる。
ってダケでどうしてこう、やらしい気分になるんだろう。

でもって耳元ですんごく低い、どきどきするような声で囁かれる。
「…どうされたい?」

囁かれた、だけで身が火照ってきて、腰がくねっちゃう。
「…意地悪…」
「…言えないのか?
じゃ、俺にナニされても、文句は言えないな…」

「え…っ?」

ディンダーデンが、左手首を離すと、胸元にかかってるシャツを指先で取り退ける。
右。左。
そして裸の胸がはだけられると…どういう訳か、すんごく恥ずかしい。

「もう…勃ってる…」
え?
そりゃ…そりゃ確かにちょい勃ちだけど、そこ迄は…。

と思ったら…乳首を指先で摘まみ上げるから、あ、そっちね。
って思った途端。

「っ!」

一瞬、息が止まった。
きつく指で摘ままれ、潰されて。
次に転がされると、たまらなくて身がくねる。

「やんっ!」
「…いい感度だ」
そう、言ったかと思うと突然顔を下げて。
唇に含まれちゃったりする。

「やっ!あんっ!」

なんか…シチュエーションのせいなのか…。
やたら淫らな気分で、ちょっとした刺激ですら反応しちゃうってのに、いきなり敏感な先端、だけをきつく吸われて、つきん!と軽い痛みを伴って感じまくってしまう。

「あ…あ……っ!(…ナニこれ…?)」

“ディンダーデンって、テク持ちだから”
『ちなみにギュンターも上級編だと、凄いわよー。
あんたには無理。
って凄く、手加減されてたけど』

「(マジ凄い感じまくるんですけどっ!)」
『まあ思い切り楽しみなさい』
“経験値上がったらまた、報告するけどそれまでは邪魔しませんからっ!”

「あ…あんっ!
ああっ」

また、舌先で転がされて吸われちゃって、もうたまんなくってくねりまくり。
ちょっと待って。
だってさ、左の乳首、だけでこんだけ感じさせられちゃってたらさ…。
この先、どうなるの?!

「あっ…やっ…あんっ!」

もう俺ってば、乱れまくり。
結局左手首もまた、ディンダーデンに握られて釘付けされちゃったので。

ディンダーデンの舌技で俺、左乳首、だけ刺激されて、手首動かせないから肩捩ってくねりまくった。

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