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アールドット国王の別邸
削がれた敵戦力
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室内の皆は、黒い靄を出現させたヤッハ族の男が倒れ込む様子を、かなり距離を取った周囲から、怖々見つめた。
今や地に降り立った二人の神聖騎士は、男を見つめながら手から白い光を放射し、男を包み込む。
男は唸り、時に吠え…。
幾度も白い光を跳ね退けようと、黒い靄が立ち上りかけ…。
けれど二人の神聖騎士は力業でねじ伏せるように、光を放射し続ける。
靄はあがき続け、とうとう最後に薄いグレーの人型が、男から身を起こして告げる。
“この礼は、必ずするぞ!!!”
そして、ヒギィヤァァァァァァァァァァァァ!!!
と、そこら中に木霊する大勢の悲鳴が聞こえ、浮かび上がる、グレーの無数の慟哭する人々の悲鳴を上げる映像が、ヤッハ族の男の上に見えた後。
『闇の第二』の人型は、ぱたっ!と消え、更に…黒ずんで見えたヤッハ族の男の肌が…ワントーン明る味を帯び、野獣ではなく人に見え始めた。
“この男…このままだと死ぬが、手当てしても構わないか?”
ホールーンの声が脳裏に響き、偵察隊の男らは、どこからの声なのかと周囲を見回す中。
バルバロッサ王が答える。
“状況による。
野人同然だが、マトモに話は出来るのか?”
冷静な声のホールーンと比べ、アーチェラスの声は、少し柔らかく響く。
“…追放したオーデ・フォールの王族への恨みは凄まじいが…。
操り、復讐を煽りまくった『闇の第二』が消えた今。
多分…放心状態。
が、とても精神力が強く、体力も強靱。
貴方が部下として使いたいというのなら…可能だ”
バルバロッサ王は頷く。
けど直ぐ、ホールーンからも説明が響く。
“この男の一族…ヤッハ族の全てから、憑いていた『闇の第二』を払った。
彼らはもう、君たちの敵の戦力にはなり得ない”
ラステルが、呆けて囁く。
“…つまり…?
彼らは戦線から外れると言う事か?!”
ホールーンは柔らかく微笑んだ。
“君らの圧倒的不利は、解除された”
アーチェラスも優しく微笑む。
“強敵は…紅蜥蜴の、少数精鋭部隊ぐらいだろうね”
ホールーンは顔を上げる。
“ミラーレスがここにいるなら、丁度良い。
彼らの部屋に、運んでも構わないか?
アースルーリンドと違い、この土地では『闇の第二』だろうが、アースルーリンド程は影響力が無く、支配力も劣る。
だから…“障気”に憑かれようが、この男のダメージは軽い”
アーチェラスもため息吐いた。
“これがアースルーリンドかその近辺なら…人の姿は完全に消え、もっとおぞましい、化け物のように変形していた”
偵察隊の男らはその言葉を聞き、内心呻き合う。
“王はいつか、アースルーリンドに遠征隊出すと言ってたが…”
“やはりアースルーリンドには、化け物が出るんだな…”
“助け手を呼べなければ…食われるのか?”
“遠征中止に賛成”
“俺も。
せめて人間の豪傑と立派に戦って散りたい”
“同感”
バルバロッサ王は部下らの内心の呟きを聞き、シュアンにぼやいた。
“本心が聞こえる…ってのも、それなりに不便だな?
シュアン”
シュアンは直ぐ言葉を返す。
“ボクじゃないよ。
神聖騎士は力が強すぎて、更にアースルーリンドから遠く離れた場所では、能力のコントロールが難しいから。
内心が全部ツーカーになってるの”
ホールーンは気づいて謝った。
“すまない。
加減出来なくてね。
さて、そっちのベッドの用意は?”
直ぐ、ミラーレスの声が響く。
“ええ、大丈夫です。
送って下さい”
皆が見てると、突然ヤッハ族の男は白い光に包まれたまま、宙に浮く。
そのままぷかぷか漂い、扉を出て行った。
ラステルもエウロペも。
王も顔を見合わせ、慌てて後を追う。
偵察隊の男らも、王に続いて一斉に部屋を出て行った。
室内に入って来ようとしたオーガスタスは、一斉に出て来る男達に驚き、咄嗟横に避ける。
ヤッハ族の男は宙に浮いたまま階段を降りて行き、間もなく玄関広間に出ると、左の廊下へと姿を消す。
皆、顔を見合わせ合った。
が、階段下りて行くラステルとエウロペの後に、王が続き。
三人が階段を駆け降り始めると。
後続隊の男らも、揃って一斉に駆け下りた。
オーガスタスは、自分よりは背は低いが、浅黒い肌のデカい男達が、群れて部屋から出て行った後。
室内に歩を踏み入れる。
ローフィスは気絶寸前で膝を付き、ゼイブンに至っては床に大の字に横たわり、くたばっていた。
アーチェラスとホールーンは宙に浮くと
“後を頼む”
“我々も、限界だ”
とそれぞれ告げ、白い光が大きくなったかと思うと、姿を消して行く。
“こんな離れた地で、更に力が使いづらいのに…。
助けてくれて、心から感謝する”
ローフィスの声が脳裏に響いた後。
白い光の中、ホールーンとアーチェラスの笑顔が白い光でぼやけ、そして消えて行き…。
やがて空間に浮かぶ、白い光も消え去った。
オーガスタスはため息吐くと、膝を付いて顔を下げてるローフィスの横に屈み、肩に腕を回して抱き上げる。
「御姫様抱っこは、よせ!」
オーガスタスは腕で払い退けるローフィスを、強引に抱き上げて唸った。
「贅沢言うな!
おんぶだって、似たようなもんだろう?!」
文句垂れてる真っ最中に、ギュンターが駆け込んで来る。
“呼んだ?!”
言って気づき
「呼んだ?」
と言葉にして、オーガスタスに告げる。
オーガスタスは戸口に歩き出し、背後の床にくたばってるゼイブンを顎で差し示すと
「あいつを、運べ」
と、戸口のギュンターに命じた。
ギュンターはため息交じりに室内に入り、ゼイブンの横に屈む。
「…お前も、御姫様抱っこは嫌なクチか?」
ゼイブンは屈むギュンターの、見慣れた冴えた美貌を見つめ
「殴られなきゃ、ナンでもいい」
と呻いた。
ギュンターはゼイブンを抱き上げ、呻く。
「俺が直ぐ殴ると、勘違いしてるな?」
ゼイブンは呻き返す。
「お前はカンに触ると、条件反射で拳振り回すだろう?」
ギュンターは腕に抱くゼイブンを見て、言った。
「どのみち、今はどれだけお前に腹が立とうが、両手塞がってるから殴れない」
それを聞いたゼイブンは目を閉じ、運ばれながら唸った。
「なら、寝台に下ろされるまでは、安全だな…」
「ほさげ」
が、ゼイブンはくたびれきって目を閉じる。
先に階段を降りて行くオーガスタスが、腕に抱きかかえるローフィスに
「神聖騎士呼び出して…立てないほど疲労するのか?」
と尋ねているのを、ギュンターは聞く。
ローフィスの返答は無く、代わってエドウィンが
“アースルーリンドで呼び出す時と比べ、三倍の気力、使うから…。
ローフィスとゼイブンじゃなきゃ、呼び出せなかった…”
と、悲しげに囁く。
ラフィーレも、困惑した声で囁く。
“ホントにホントにホントに、無理かと思った!
すっ…ごく、ハラハラした!”
シュアンも、珍しく沈んだ声で告げる。
“助けたくっても…二人とも集中してたし…”
オーレも唸る。
“途中変に介入すると、二人の集中力が途切れ、ショックで神聖騎士召喚出来ず、二人とも気絶するリスクも、あったしな…”
シュテフが、頷きながらぼやく。
“神聖呪文って…強烈だが、人間が扱う用に出来てるから…割と繊細だしな…”
直ぐミラーレスの声が飛ぶ。
“一気に病人増えたんだから!
ボヤボヤしない!!!”
ラステルとエウロペ。
そして王と偵察隊は、デルデロッテの横の寝台の上に、すとん、と落ちたヤッハ族の男を戸口で群れて見つめ、オーレがため息交じりに、両手を広げ白い光の結界で包むのを、物珍しげに見つめた。
背後からオーガスタスに
「退いてくれ」
と要請され、皆一斉に道を開ける。
その中を、気絶したローフィスを抱いたオーガスタスが通り抜ける途中。
偵察隊の男達から、拍手が湧いた。
ぱちぱちぱちぱちぱち…。
後からギュンターが来ると、慌ててまた偵察隊の男らは道を開け、ギュンターはゼイブンを抱いて進む。
途中、意外な光景を見て、目を見開いた。
いつも柔軟な態度と柔和な笑顔の、ラステルはともかく。
エウロペやバルバロッサ王までもが、拍手に加わってる。
思わず目を閉じる、ゼイブンの顔を見つめ、思った。
“…美女に拍手されてたら、多分こいつ、目を覚まして起き上がるんだろうな…”
直ぐ、脳裏に返答が聞こえた。
“聞こえたぞ。
…その、通りだが”
ついギュンターはそれを聞くと
“…シュアン…”
と呻き、シュアンが
“だってコントロール、出来ないもん”
と、言い訳るのを、ため息混じりに聞いた。
今や地に降り立った二人の神聖騎士は、男を見つめながら手から白い光を放射し、男を包み込む。
男は唸り、時に吠え…。
幾度も白い光を跳ね退けようと、黒い靄が立ち上りかけ…。
けれど二人の神聖騎士は力業でねじ伏せるように、光を放射し続ける。
靄はあがき続け、とうとう最後に薄いグレーの人型が、男から身を起こして告げる。
“この礼は、必ずするぞ!!!”
そして、ヒギィヤァァァァァァァァァァァァ!!!
と、そこら中に木霊する大勢の悲鳴が聞こえ、浮かび上がる、グレーの無数の慟哭する人々の悲鳴を上げる映像が、ヤッハ族の男の上に見えた後。
『闇の第二』の人型は、ぱたっ!と消え、更に…黒ずんで見えたヤッハ族の男の肌が…ワントーン明る味を帯び、野獣ではなく人に見え始めた。
“この男…このままだと死ぬが、手当てしても構わないか?”
ホールーンの声が脳裏に響き、偵察隊の男らは、どこからの声なのかと周囲を見回す中。
バルバロッサ王が答える。
“状況による。
野人同然だが、マトモに話は出来るのか?”
冷静な声のホールーンと比べ、アーチェラスの声は、少し柔らかく響く。
“…追放したオーデ・フォールの王族への恨みは凄まじいが…。
操り、復讐を煽りまくった『闇の第二』が消えた今。
多分…放心状態。
が、とても精神力が強く、体力も強靱。
貴方が部下として使いたいというのなら…可能だ”
バルバロッサ王は頷く。
けど直ぐ、ホールーンからも説明が響く。
“この男の一族…ヤッハ族の全てから、憑いていた『闇の第二』を払った。
彼らはもう、君たちの敵の戦力にはなり得ない”
ラステルが、呆けて囁く。
“…つまり…?
彼らは戦線から外れると言う事か?!”
ホールーンは柔らかく微笑んだ。
“君らの圧倒的不利は、解除された”
アーチェラスも優しく微笑む。
“強敵は…紅蜥蜴の、少数精鋭部隊ぐらいだろうね”
ホールーンは顔を上げる。
“ミラーレスがここにいるなら、丁度良い。
彼らの部屋に、運んでも構わないか?
アースルーリンドと違い、この土地では『闇の第二』だろうが、アースルーリンド程は影響力が無く、支配力も劣る。
だから…“障気”に憑かれようが、この男のダメージは軽い”
アーチェラスもため息吐いた。
“これがアースルーリンドかその近辺なら…人の姿は完全に消え、もっとおぞましい、化け物のように変形していた”
偵察隊の男らはその言葉を聞き、内心呻き合う。
“王はいつか、アースルーリンドに遠征隊出すと言ってたが…”
“やはりアースルーリンドには、化け物が出るんだな…”
“助け手を呼べなければ…食われるのか?”
“遠征中止に賛成”
“俺も。
せめて人間の豪傑と立派に戦って散りたい”
“同感”
バルバロッサ王は部下らの内心の呟きを聞き、シュアンにぼやいた。
“本心が聞こえる…ってのも、それなりに不便だな?
シュアン”
シュアンは直ぐ言葉を返す。
“ボクじゃないよ。
神聖騎士は力が強すぎて、更にアースルーリンドから遠く離れた場所では、能力のコントロールが難しいから。
内心が全部ツーカーになってるの”
ホールーンは気づいて謝った。
“すまない。
加減出来なくてね。
さて、そっちのベッドの用意は?”
直ぐ、ミラーレスの声が響く。
“ええ、大丈夫です。
送って下さい”
皆が見てると、突然ヤッハ族の男は白い光に包まれたまま、宙に浮く。
そのままぷかぷか漂い、扉を出て行った。
ラステルもエウロペも。
王も顔を見合わせ、慌てて後を追う。
偵察隊の男らも、王に続いて一斉に部屋を出て行った。
室内に入って来ようとしたオーガスタスは、一斉に出て来る男達に驚き、咄嗟横に避ける。
ヤッハ族の男は宙に浮いたまま階段を降りて行き、間もなく玄関広間に出ると、左の廊下へと姿を消す。
皆、顔を見合わせ合った。
が、階段下りて行くラステルとエウロペの後に、王が続き。
三人が階段を駆け降り始めると。
後続隊の男らも、揃って一斉に駆け下りた。
オーガスタスは、自分よりは背は低いが、浅黒い肌のデカい男達が、群れて部屋から出て行った後。
室内に歩を踏み入れる。
ローフィスは気絶寸前で膝を付き、ゼイブンに至っては床に大の字に横たわり、くたばっていた。
アーチェラスとホールーンは宙に浮くと
“後を頼む”
“我々も、限界だ”
とそれぞれ告げ、白い光が大きくなったかと思うと、姿を消して行く。
“こんな離れた地で、更に力が使いづらいのに…。
助けてくれて、心から感謝する”
ローフィスの声が脳裏に響いた後。
白い光の中、ホールーンとアーチェラスの笑顔が白い光でぼやけ、そして消えて行き…。
やがて空間に浮かぶ、白い光も消え去った。
オーガスタスはため息吐くと、膝を付いて顔を下げてるローフィスの横に屈み、肩に腕を回して抱き上げる。
「御姫様抱っこは、よせ!」
オーガスタスは腕で払い退けるローフィスを、強引に抱き上げて唸った。
「贅沢言うな!
おんぶだって、似たようなもんだろう?!」
文句垂れてる真っ最中に、ギュンターが駆け込んで来る。
“呼んだ?!”
言って気づき
「呼んだ?」
と言葉にして、オーガスタスに告げる。
オーガスタスは戸口に歩き出し、背後の床にくたばってるゼイブンを顎で差し示すと
「あいつを、運べ」
と、戸口のギュンターに命じた。
ギュンターはため息交じりに室内に入り、ゼイブンの横に屈む。
「…お前も、御姫様抱っこは嫌なクチか?」
ゼイブンは屈むギュンターの、見慣れた冴えた美貌を見つめ
「殴られなきゃ、ナンでもいい」
と呻いた。
ギュンターはゼイブンを抱き上げ、呻く。
「俺が直ぐ殴ると、勘違いしてるな?」
ゼイブンは呻き返す。
「お前はカンに触ると、条件反射で拳振り回すだろう?」
ギュンターは腕に抱くゼイブンを見て、言った。
「どのみち、今はどれだけお前に腹が立とうが、両手塞がってるから殴れない」
それを聞いたゼイブンは目を閉じ、運ばれながら唸った。
「なら、寝台に下ろされるまでは、安全だな…」
「ほさげ」
が、ゼイブンはくたびれきって目を閉じる。
先に階段を降りて行くオーガスタスが、腕に抱きかかえるローフィスに
「神聖騎士呼び出して…立てないほど疲労するのか?」
と尋ねているのを、ギュンターは聞く。
ローフィスの返答は無く、代わってエドウィンが
“アースルーリンドで呼び出す時と比べ、三倍の気力、使うから…。
ローフィスとゼイブンじゃなきゃ、呼び出せなかった…”
と、悲しげに囁く。
ラフィーレも、困惑した声で囁く。
“ホントにホントにホントに、無理かと思った!
すっ…ごく、ハラハラした!”
シュアンも、珍しく沈んだ声で告げる。
“助けたくっても…二人とも集中してたし…”
オーレも唸る。
“途中変に介入すると、二人の集中力が途切れ、ショックで神聖騎士召喚出来ず、二人とも気絶するリスクも、あったしな…”
シュテフが、頷きながらぼやく。
“神聖呪文って…強烈だが、人間が扱う用に出来てるから…割と繊細だしな…”
直ぐミラーレスの声が飛ぶ。
“一気に病人増えたんだから!
ボヤボヤしない!!!”
ラステルとエウロペ。
そして王と偵察隊は、デルデロッテの横の寝台の上に、すとん、と落ちたヤッハ族の男を戸口で群れて見つめ、オーレがため息交じりに、両手を広げ白い光の結界で包むのを、物珍しげに見つめた。
背後からオーガスタスに
「退いてくれ」
と要請され、皆一斉に道を開ける。
その中を、気絶したローフィスを抱いたオーガスタスが通り抜ける途中。
偵察隊の男達から、拍手が湧いた。
ぱちぱちぱちぱちぱち…。
後からギュンターが来ると、慌ててまた偵察隊の男らは道を開け、ギュンターはゼイブンを抱いて進む。
途中、意外な光景を見て、目を見開いた。
いつも柔軟な態度と柔和な笑顔の、ラステルはともかく。
エウロペやバルバロッサ王までもが、拍手に加わってる。
思わず目を閉じる、ゼイブンの顔を見つめ、思った。
“…美女に拍手されてたら、多分こいつ、目を覚まして起き上がるんだろうな…”
直ぐ、脳裏に返答が聞こえた。
“聞こえたぞ。
…その、通りだが”
ついギュンターはそれを聞くと
“…シュアン…”
と呻き、シュアンが
“だってコントロール、出来ないもん”
と、言い訳るのを、ため息混じりに聞いた。
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