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激突
更なる敵と白く光るレジィの中のシャーレ
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ラウールはオーガスタスが剣を下げ、ラフォーレンに
“見張れ”
と告げてギュンターの元へ歩き出した時。
戦闘が終わったと感じ、首を下げた。
そこから…意識が途切れた。
安堵したせいか、ぼーっと立ちすくんでたと思う。
けれどあの声が響いた時。
はっ!!!と顔を上げた。
「(…アッハバクテス…?!)」
…大陸エルデルシュベインは、南はほぼ海に面していた。
けれど南東だけは、細長い大陸が南へと続き…。
山岳地帯で小山だらけ、両端は海。
僅かな陸地に、浅黒い肌の住民の住む領地が幾つか在った。
その更に南に位置する、遙か遠い南の大国アールドッド。
アールドットは大陸エルデルシュベインとかなり風習が違い、王はたくさんの妃を後宮に侍らせ、そしてたくさんの奴隷を抱えていた。
人が公然と売り買いされるのは、この国と周辺の幾つかの小国ぐらい。
王は絶対で、厳しい身分制度が敷かれ、エルデルシュベインの各国は船旅の途中難破し、この国に捕らえられ奴隷の身分に落とされた身内を救うため、頻繁に身代金を払い、助け出さねばならなかった。
が、数年前とうとう奴隷上がりの盗賊集団が徒党を組み、この国の王都を占領。
王は命からがら国を逃げ出し、今や王冠は、盗賊集団を束ねたリーダーが被って王を名乗り、奴隷制度を完全廃止。
周囲の小国を従わせるため、戦闘に明け暮れていた。
国を逃げ出したかつての王の名が…アッハバクテス。
彼は救いの手を差し伸べた紅蜥蜴の元へと逃げ込み…そこで、さらわれて奴隷同然の、美少年らを犯し続けた。
やはり同様逃げ出して来た貴族や軍人らを配下へと招き入れ、小規模ながらも紅蜥蜴の為の軍隊を持っていた…。
ラウールはその声に、思わず耳を塞ぎたくなった。
ファントール大公に飽きられ、払い下げられた後…。
しばらくの間、やって来て間もないアッハバクテスの相手をさせられた。
奴隷に対しては容赦無く、鞭を当てられ鎖の付いた首輪をはめられ、惨めな境遇に落とされ…。
それまでですら、待遇は良かったとはいえ、性奴隷。
なのにそれよりもっと地獄があったとは、最初信じられなかった。
毎晩の宴会。
アッハバクテスが飽きるまで犯すと、その後は彼の部下、多数に嬲られる。
浅黒い肌の…精悍な野獣のような男達…。
肛門が避け、腸を傷つけられ、死ぬ少年もいたぐらい…。
挿入時、良く締まるからと首を絞められ、そのまま息絶えた者も。
逆らえば殴られ、腕を折られ、そのまま腕が二度と動かなくなり、カタワになった少年もいた。
少女も同様の扱いをされ…あっと言う間に孕んで、それでも大きなお腹のまま、まだ犯され続けて発狂した子も相次いだ。
ラウールは自分の指先が、震え始めるのに気づく。
助けてくれたのは、ノルデュラス公爵…。
肛門が裂けて血が止まらず、公爵の元へ運び込まれ手厚い手当を受け…。
その後、ファントール大公の息子、シャルレ・ドゼルに口を利いてくれ、彼の元へ引き取られる事となり、二度とアッハバクテスの元へは戻さないよう、進言してくれた…。
ラウールはオーガスタスを探し、振り向く。
オーガスタスの瞳は暗闇に黄金に光り、髪は真っ赤に見えた。
まるでこれから強敵と対峙する、ライオンのような迫力。
その時…オーガスタスは自分が最後を迎えるまで戦い抜く覚悟だと感じた時。
唾を飲み込む。
“捕らえられ…また酷い陵辱を受けると思うから、身が震う。
彼のように…最後の一滴まで血が体から吹き出すまで、戦い抜くと決意すれば…怖くない”
気づくと、ぐっ!と、剣の柄を握り込んでいた。
がさがさがさっ!!!
正面の森から、押し寄せる足音。
ローフィスは革袋に指を入れ、睨めつける。
けどすっ…と、正面を塞ぐ、大きな背。
“オーガスタス!!!”
彼は皆をその大きな背で護るように、立ち塞がって吠える。
「周りを固めろ!!!
ラフォーレン、ロットバルト、ゼイブン!!!
何が何でもル・シャレファを起こせ!!!
奇跡が起きるまで、絶対諦めるな!!!
一人たりとも、王子を渡すな!!!
いいな?!」
その咆吼を聞き、ノルデュラス公爵は心に勇気が流れ込み、疲れ切った体に力が漲るのを感じた。
スフォルツァはきっ!と顔を上げ、エリューンは気づくと腹の底から声を出し、叫び返してた。
「しかと!!!」
ミラーシェンは泣きそうな表情を、勇猛なる兄、エディエルゼに向ける。
が、兄ですら
「承知!!!」
と肝の据わった声で叫び返し、男爵に向かって
「お前、ホントにヤツと交渉出来ないのか?!
人質の価値無しか?!」
と怒鳴ってた。
男爵は後ろ手で縛られながら、首をきょろきょろ、残して来た西の方角に居る自分の部下らと、声のした南の方角を交互に見つめ、狼狽えて呻く。
「…あいつらは味方とは言えない…。
私が邪魔なのだから」
言って、はっ!と、エディエルゼとエウロペを見つめる。
「だ…だが、私の部下らに対しては、まだ人質の価値があるぞ?!」
エウロペは短いため息吐くと、男爵を後ろ手で縛り終えたテリュスに囁く。
「レジィの側から…」
テリュスは直ぐ、頷く。
「…どうしてここで、飛行船が飛んで来ないかな?」
とぼやきながら。
エウロペは微笑むと
「オーガスタスがああ叫ぶ以上。
何か秘策はきっとあるさ」
と答えた。
ギュンターは友の、身震いするような奮い立たせる咆吼を聞き、少し顔を下げ、剣を一度上に上げ、びゅっ!と振り下げた後。
ラステルに振り向く。
「下がって、君の王子と怪我人を護れ」
ラステルは狼狽えるエルデリオンの手を握りながら顔を上げ
「そうさせて貰う」
と呟いた。
ラウールは無言で、もっときつく剣の柄を握りしめ、気づくとオーガスタスの力強い言葉に頷いていた。
ロットバルト、ゼイブン、ラフォーレンは慌てて背負ったル・シャレファらを地に下ろし、顔を伺ったり頬を軽く張ったりし、目覚めさせようと必死。
ローフィスだけは、目前で自分を護ろうとする友に、ぼやいた。
「ちょい、横にずれてくれ。
短剣、お前に当てたくない」
オーガスタスはそのとぼけた返答に振り向くと、ローフィスが投げられるよう、少し横にずれて言い返す。
「…だってたいして、本数残ってないんだろ?」
「それでもお前を、多少は助けられる」
オーガスタスは肩すくめる。
「どーして可愛らしく、俺に護られようとか、思わないかな?」
「俺のガラか?」
問われてオーガスタスは暫し沈黙した後。
「…確かにガラじゃ無い」
そう、同意した。
間もなく、森の中から銀にぎらりと光る剣を持ち、突っ込んで来る浅黒い肌の精悍な多数の男達。
オーガスタスは腰を下げ、身構えて迎え討つ。
ざざざざざざざっ!!!
けれどテリュスは、背後のレジィに振り向く。
ミラーシェンは振り向くテリュスを見て、やっぱりレジィへと振り向いた。
エディエルゼは剣を持ち、オーガスタスの横に並ぼうとして…歩を止め、ふと振り向く。
ギュンターもそれに気づき、振り向いた。
レジィが…真っ白に発光し、どんどん白く強烈に光を放ち始め、エウロペもそれを見て、ぎょっ!とした。
ローフィスもラステルも振り向き、ノルデュラス公爵は白光の中に消えて行く、レジィのシルエットを見つめ呆け。
エリューンはレジィに駆け寄りかけて…白い光の中に姿をすっかり消した、レジィの前で呆然と歩を止める。
草の上にル・シャレファらを下ろし、屈んで起こしてた、ゼイブン、ラフォーレン、ロットバルトも振り向いて目を見開き、エルデリオンは叫んだ。
「何が…どうなって光ってる?!」
声と共にローフィスが振り向き、呆けて思わず見つめ、オーガスタスだけが突進して来る敵に、剣を引き待ち構えた。
剣を振り回そうとした時。
突然真っ白な光の放射が幾つも伸び、突進して来る敵を、薙ぎ払うように倒して行く。
光が当たった途端、押し寄せる敵はその衝撃で、倒れ始めた。
どっ!
どぉっ!
どっすん!
敵は次々、吹っ飛んで地に転げ落ち、後から来る者らは倒れた者に足を取られ、やはりすっ転び始める。
ギュンターはオーガスタスが、剣を振る途中で止めたまま、呆然と目前で転びまくる敵を見つめてるのを目にした。
そしてその後。
敵の後ろから、新たな者らが。
森から飛び出しやって来て、突進して来る敵に次々、背後から襲いかかるのを目にする。
とうとう宙で止めた剣を下げ、オーガスタスは頭を掻いた。
「…どうなってる?」
返事無く、とうとう振り向き
「お前に聞いてるんだ、ローフィス」
と名指しした。
けど聞かれたローフィスですら、目をまん丸に見開き、無言。
その後、オーガスタスに気づき目が合うと
「お前な。
俺が何でも知ってると思うな」
とぼやき、まだ見てるオーガスタスに
「俺にだって分からない!」
と匙投げ発言をした。
“見張れ”
と告げてギュンターの元へ歩き出した時。
戦闘が終わったと感じ、首を下げた。
そこから…意識が途切れた。
安堵したせいか、ぼーっと立ちすくんでたと思う。
けれどあの声が響いた時。
はっ!!!と顔を上げた。
「(…アッハバクテス…?!)」
…大陸エルデルシュベインは、南はほぼ海に面していた。
けれど南東だけは、細長い大陸が南へと続き…。
山岳地帯で小山だらけ、両端は海。
僅かな陸地に、浅黒い肌の住民の住む領地が幾つか在った。
その更に南に位置する、遙か遠い南の大国アールドッド。
アールドットは大陸エルデルシュベインとかなり風習が違い、王はたくさんの妃を後宮に侍らせ、そしてたくさんの奴隷を抱えていた。
人が公然と売り買いされるのは、この国と周辺の幾つかの小国ぐらい。
王は絶対で、厳しい身分制度が敷かれ、エルデルシュベインの各国は船旅の途中難破し、この国に捕らえられ奴隷の身分に落とされた身内を救うため、頻繁に身代金を払い、助け出さねばならなかった。
が、数年前とうとう奴隷上がりの盗賊集団が徒党を組み、この国の王都を占領。
王は命からがら国を逃げ出し、今や王冠は、盗賊集団を束ねたリーダーが被って王を名乗り、奴隷制度を完全廃止。
周囲の小国を従わせるため、戦闘に明け暮れていた。
国を逃げ出したかつての王の名が…アッハバクテス。
彼は救いの手を差し伸べた紅蜥蜴の元へと逃げ込み…そこで、さらわれて奴隷同然の、美少年らを犯し続けた。
やはり同様逃げ出して来た貴族や軍人らを配下へと招き入れ、小規模ながらも紅蜥蜴の為の軍隊を持っていた…。
ラウールはその声に、思わず耳を塞ぎたくなった。
ファントール大公に飽きられ、払い下げられた後…。
しばらくの間、やって来て間もないアッハバクテスの相手をさせられた。
奴隷に対しては容赦無く、鞭を当てられ鎖の付いた首輪をはめられ、惨めな境遇に落とされ…。
それまでですら、待遇は良かったとはいえ、性奴隷。
なのにそれよりもっと地獄があったとは、最初信じられなかった。
毎晩の宴会。
アッハバクテスが飽きるまで犯すと、その後は彼の部下、多数に嬲られる。
浅黒い肌の…精悍な野獣のような男達…。
肛門が避け、腸を傷つけられ、死ぬ少年もいたぐらい…。
挿入時、良く締まるからと首を絞められ、そのまま息絶えた者も。
逆らえば殴られ、腕を折られ、そのまま腕が二度と動かなくなり、カタワになった少年もいた。
少女も同様の扱いをされ…あっと言う間に孕んで、それでも大きなお腹のまま、まだ犯され続けて発狂した子も相次いだ。
ラウールは自分の指先が、震え始めるのに気づく。
助けてくれたのは、ノルデュラス公爵…。
肛門が裂けて血が止まらず、公爵の元へ運び込まれ手厚い手当を受け…。
その後、ファントール大公の息子、シャルレ・ドゼルに口を利いてくれ、彼の元へ引き取られる事となり、二度とアッハバクテスの元へは戻さないよう、進言してくれた…。
ラウールはオーガスタスを探し、振り向く。
オーガスタスの瞳は暗闇に黄金に光り、髪は真っ赤に見えた。
まるでこれから強敵と対峙する、ライオンのような迫力。
その時…オーガスタスは自分が最後を迎えるまで戦い抜く覚悟だと感じた時。
唾を飲み込む。
“捕らえられ…また酷い陵辱を受けると思うから、身が震う。
彼のように…最後の一滴まで血が体から吹き出すまで、戦い抜くと決意すれば…怖くない”
気づくと、ぐっ!と、剣の柄を握り込んでいた。
がさがさがさっ!!!
正面の森から、押し寄せる足音。
ローフィスは革袋に指を入れ、睨めつける。
けどすっ…と、正面を塞ぐ、大きな背。
“オーガスタス!!!”
彼は皆をその大きな背で護るように、立ち塞がって吠える。
「周りを固めろ!!!
ラフォーレン、ロットバルト、ゼイブン!!!
何が何でもル・シャレファを起こせ!!!
奇跡が起きるまで、絶対諦めるな!!!
一人たりとも、王子を渡すな!!!
いいな?!」
その咆吼を聞き、ノルデュラス公爵は心に勇気が流れ込み、疲れ切った体に力が漲るのを感じた。
スフォルツァはきっ!と顔を上げ、エリューンは気づくと腹の底から声を出し、叫び返してた。
「しかと!!!」
ミラーシェンは泣きそうな表情を、勇猛なる兄、エディエルゼに向ける。
が、兄ですら
「承知!!!」
と肝の据わった声で叫び返し、男爵に向かって
「お前、ホントにヤツと交渉出来ないのか?!
人質の価値無しか?!」
と怒鳴ってた。
男爵は後ろ手で縛られながら、首をきょろきょろ、残して来た西の方角に居る自分の部下らと、声のした南の方角を交互に見つめ、狼狽えて呻く。
「…あいつらは味方とは言えない…。
私が邪魔なのだから」
言って、はっ!と、エディエルゼとエウロペを見つめる。
「だ…だが、私の部下らに対しては、まだ人質の価値があるぞ?!」
エウロペは短いため息吐くと、男爵を後ろ手で縛り終えたテリュスに囁く。
「レジィの側から…」
テリュスは直ぐ、頷く。
「…どうしてここで、飛行船が飛んで来ないかな?」
とぼやきながら。
エウロペは微笑むと
「オーガスタスがああ叫ぶ以上。
何か秘策はきっとあるさ」
と答えた。
ギュンターは友の、身震いするような奮い立たせる咆吼を聞き、少し顔を下げ、剣を一度上に上げ、びゅっ!と振り下げた後。
ラステルに振り向く。
「下がって、君の王子と怪我人を護れ」
ラステルは狼狽えるエルデリオンの手を握りながら顔を上げ
「そうさせて貰う」
と呟いた。
ラウールは無言で、もっときつく剣の柄を握りしめ、気づくとオーガスタスの力強い言葉に頷いていた。
ロットバルト、ゼイブン、ラフォーレンは慌てて背負ったル・シャレファらを地に下ろし、顔を伺ったり頬を軽く張ったりし、目覚めさせようと必死。
ローフィスだけは、目前で自分を護ろうとする友に、ぼやいた。
「ちょい、横にずれてくれ。
短剣、お前に当てたくない」
オーガスタスはそのとぼけた返答に振り向くと、ローフィスが投げられるよう、少し横にずれて言い返す。
「…だってたいして、本数残ってないんだろ?」
「それでもお前を、多少は助けられる」
オーガスタスは肩すくめる。
「どーして可愛らしく、俺に護られようとか、思わないかな?」
「俺のガラか?」
問われてオーガスタスは暫し沈黙した後。
「…確かにガラじゃ無い」
そう、同意した。
間もなく、森の中から銀にぎらりと光る剣を持ち、突っ込んで来る浅黒い肌の精悍な多数の男達。
オーガスタスは腰を下げ、身構えて迎え討つ。
ざざざざざざざっ!!!
けれどテリュスは、背後のレジィに振り向く。
ミラーシェンは振り向くテリュスを見て、やっぱりレジィへと振り向いた。
エディエルゼは剣を持ち、オーガスタスの横に並ぼうとして…歩を止め、ふと振り向く。
ギュンターもそれに気づき、振り向いた。
レジィが…真っ白に発光し、どんどん白く強烈に光を放ち始め、エウロペもそれを見て、ぎょっ!とした。
ローフィスもラステルも振り向き、ノルデュラス公爵は白光の中に消えて行く、レジィのシルエットを見つめ呆け。
エリューンはレジィに駆け寄りかけて…白い光の中に姿をすっかり消した、レジィの前で呆然と歩を止める。
草の上にル・シャレファらを下ろし、屈んで起こしてた、ゼイブン、ラフォーレン、ロットバルトも振り向いて目を見開き、エルデリオンは叫んだ。
「何が…どうなって光ってる?!」
声と共にローフィスが振り向き、呆けて思わず見つめ、オーガスタスだけが突進して来る敵に、剣を引き待ち構えた。
剣を振り回そうとした時。
突然真っ白な光の放射が幾つも伸び、突進して来る敵を、薙ぎ払うように倒して行く。
光が当たった途端、押し寄せる敵はその衝撃で、倒れ始めた。
どっ!
どぉっ!
どっすん!
敵は次々、吹っ飛んで地に転げ落ち、後から来る者らは倒れた者に足を取られ、やはりすっ転び始める。
ギュンターはオーガスタスが、剣を振る途中で止めたまま、呆然と目前で転びまくる敵を見つめてるのを目にした。
そしてその後。
敵の後ろから、新たな者らが。
森から飛び出しやって来て、突進して来る敵に次々、背後から襲いかかるのを目にする。
とうとう宙で止めた剣を下げ、オーガスタスは頭を掻いた。
「…どうなってる?」
返事無く、とうとう振り向き
「お前に聞いてるんだ、ローフィス」
と名指しした。
けど聞かれたローフィスですら、目をまん丸に見開き、無言。
その後、オーガスタスに気づき目が合うと
「お前な。
俺が何でも知ってると思うな」
とぼやき、まだ見てるオーガスタスに
「俺にだって分からない!」
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