森と花の国の王子

あーす。

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ゾーデドーロ(東の最果て)

緊迫してるはずの中の…デルデロッテ

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「…ん…っまっ…デルデ………っ!」

エルデリオンは室内に入った途端、デルデに抱きすくめられ、もう股間を手で触れられ、愛撫されて焦った。
背は壁に押しつけられ、身をいざらせようが逃げ場が無い。

「ダ…メデルデっ!
ロットバルトやラステル…が近くに…」
けれどデルデロッテは全く聞かず、布をはだけて直に一物を握って来る。

「…っぁ…あっ!」

軽く触れられただけで感じてしまい、更に握られてしまうともう…囚われてしまって、エルデリオンは拒絶できなかった。

上着の間を開けられ、布が退けられて、胸にデルデロッテの顔が降りて来る。
きつく乳首を吸い上げられると、エルデリオンは仰け反った。

「ゃ…あ…んっ!
ダメ…そこダメっ!
っあ!」

舌でざらりと舐め上げられると、もう一物の先端に汁が滴り始め、顔を上げたデルデに耳元で
「もう…?
相変わらず、早いですね?」
そう囁かれ、更にぞわっ…と身が戦慄き、デルデの体温を感じると、それだけでどうにかなりそうに感じて、エルデリオンは焦った。

デルデがどうしてこんな性急に求めて来るのか。
理由は…分かってた。

食後、デルデに肩に腕を回され、背を押されながら階段を上がり始めると、背後でロットバルトの声。
「この上は、遠慮して頂きたい」

振り向くと…公爵が上がって来ようとしていて、ロットバルトが目前に立ちはだかり、警告していた。

ラステルもロットバルトの横に来ると
「それ以上上がれば。
恩赦状を無効にしますよ?」
とにこやかに脅してる。

公爵は言い返してた。
「今からデルデロッテがエルデリオンを抱くというのに、黙って見てろと言う気か?!」
「…だから、見なくていいです」
ラステルが言うと、ロットバルトも。
「上がらなければ、見なくて済みます」

デルデはもう無理に上に促そうとせず、歩を止めて振り向くと、公爵を凄くキツイ濃紺の瞳で、睨めつけていた。

…だ…から…。
もうズボンを引き下げられ、腿を担ぎ上げられて双丘を広げられ、デルデの…猛った一物が蕾に当たっても、無理無いのかもしれない。

蕾にデルデの一物の先端を感じるだけで、もう…上ずった気分で、見つめて来るデルデの熱い視線に、狂おしい気分に包まれる。

ずっ!
「…っあ!」

性急に挿入され、エルデリオンはその確かな熱さと固さに身震った。
微かに…公爵だけで無く、エウロペのもを意識してるように、デルデはゆっくり入り口近くを擦り上げる。

その優しい刺激に喉が鳴り、エルデリオンは思わずうっとりして背を反らした。
けれど一気に奥まで。
激しく突き入れられると、思いっきり首を振ってデルデの肩にしがみつく。
「嫌っ!!!」

いつも…なら『辛いですか?』そう気遣ってくれるはずなのに、全然遠慮無く奥深くをこじ開けるように…突かれ続け、エルデリオンはのたうちまわった。
「ダメっ!
やっ!ん…あぅっ!
ぁ…ぁあああああっ!!!」

エルデリオンは混乱した。
確かに公爵にも責められたけど。
デルデのそれはもっと…もっと強烈でたまらなくって…。

「…ここ…なら早い貴方も、幾度もイけるでしょう?」
デルデに耳元で囁かれても、エルデリオンには全然余裕なんて無かった。

「ぁああっ!!!
…っん…っぅんっ…嫌ダメまた…イくっ!!!」
「…ここなら何度でもイける…。
やっぱりアイツ(公爵)、貴方を自分の物にするため、ここ責めたんですね?」
「…ゃ…あっ!!!
どうにか…なっちゃ…う…んっ!!!」

エルデリオンは容赦無く攻め立てられ、その都度イってしまい、気が狂いそうに感じて、必死にデルデにしがみつく。
「…エウロペも…とっくにここを責めたんでしょう?
で、公爵もした…?」
「デルデ…デルデ虐めない…で…あ…あああっ!!!」

デルデは腕の中で乱れまくるエルデリオンを片腕でしっかと抱き止めながら、再びうんと奥まで挿入を果たす。

「ぁああああっ!!!」
エルデリオンの体が激しく痙攣し、首を振って激しく悶える。
デルデはたまらなくって…あまりにヨくて、我慢出来そうに無かった。

けれどいつもの癖でつい達するのを自重し、更に攻め立てた。
「ダメっ!!!
許し…も…う…あ!!!
ま…たっ…んぁっ!!!」

エルデリオンにきつくしがみつかれ、中は吸い付くようにぴっちり包まれ、あまりにも気持ち良く締め付けられて…正直、限界だった。

エルデリオンは意識が飛んで来る。
必死にきつくデルデにしがみつきながら、また突かれて狂おしい快感の渦に叩き込まれ、絶頂に達したというのに…また突かれると、絶頂に達してる。

「ぅ…んっ!!!
んああっ!!!」

達するたび、背を反り返して…射精してる筈…なのに…。
出してる感覚が無い。

エウロペも公爵も…確かに…シたけど、こんなに幾度も。
更に長くされた事が初めてで、エルデリオンは気絶寸前まで追い込まれながらも、溺れる者が藁を掴むように、必死にデルデにしがみついた。

「ぁんっ!!!
ぁああああっ!!!」

最後に激しく突き上げられた後。
体は痙攣しまくり、デルデが動きを止め、吐息を吐いてゆっくり彼の胸に、顔を埋めるように抱き寄せられる。

エルデリオンはぐったりして…デルデの腕の中にいた。
彼の胸から顔を離され、顔を傾けて見つめられ、デルデの綺麗な濃紺の瞳を見つめ返したけど…。
また意識が戻らない。

「…公爵はもっと、時間をかけてこれをした?」

エルデリオンは返事が、出来なかった。
あまりに刺激が強烈すぎて。

けれど…デルデの体の温もりを感じると、どうしてだかとても…嬉しかった。
知ってる…昔から知ってる彼の体臭。

いつも…気遣って顔を伺って。
落ち込んでるといつも笑わせてくれて、不可能なんて軽く笑い飛ばし、軽やかで陽気で…優しくって…。

また、しがみついて胸に顔を埋め
「…デルデ…大好き…」
それだけ、やっと呟いた。

デルデはため息吐くと
「虐めすぎました?」
と尋ねる。
エルデリオンは頷くと
「頭…がおかしくなるかと思った…」
と呟く。

けどデルデに顔を傾けられて微笑まれ
「ヨ過ぎて?」
と問われた時。

その通りなので、頬を真っ赤に染めて俯き、こくん…。
と頷いた。
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