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ゾーデドーロ(東の最果て)
睨み合うデルデロッテとノルデュラス公爵 と、押し寄せる敵
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けどその時、ラステルが扉を開け
「…やっぱり…」
と呟く。
「熱々の所すみませんが、王子がそれ以上腰が抜けて動けなくなっては困るんです。
オーガスタス殿が言うには、シャスレ城が現在大炎上中。
しかもここはファントール大公の城と目と鼻の先。
いつこちらに敵が姿を見せるか、はらはらもの。
そういうの、落ち着いてノンビリできる時まで我慢して頂きたいんですけど」
エルデリオンはデルデロッテに、思いっきりしなだれかかっていたけど、いっぺんに自分は王子だと思い出し、恥じ入って頬を染め、俯いた。
デルデはそんな可愛らしいエルデリオンを見、切なげな眼差しでラステルを見て呟く。
「…こんなに、色っぽくて可愛いのに…」
「それでも戦時中ですから。
自重して」
釘指された上、ラステルは腕組みして二人が出てくるまで動かない構え。
デルデロッテはしかたなく、エルデリオンの胴を抱き上げ、自分の上から退かすと立ち上がり、代わってエルデリオンを寝椅子に座らせ、湯の溜まってる壺の前に行く。
桶に湯を汲むと、ラステルが戸口からやって来ては桶に香り粉を入れ、布を浸す。
デルデは布を手に持ち、エルデリオンの股間や胸。
そして抱き上げてお尻を拭き始める。
エルデリオンはデルデの胸に抱き寄せられ、やっぱり真っ赤になってしがみついた。
ラステルが横で、心配げに囁く。
「まだ、立てませんか?」
エルデリオンは微かに頷く。
「では薬草を用意致します」
デルデもエルデリオンも、そう告げたラステルが戸口に歩き出すので、出て行くのかと見守った。
が、また戸口で腕組みし、二人が出るまで見張る構え。
デルデは仕方無く、エルデリオンの全身を香り粉のついた湯で拭いた後。
桶にまた湯を汲んで、流し始めた。
手を差し伸べ、エルデリオンがその手に掴まると、支えながら抱き起こす。
そして一緒に戸口へと歩き出す。
ラステルは直ぐ、棚から大きな布を取って、デルデに手渡す。
デルデはそれで、エルデリオンの体と自分の体を拭いた。
部屋を出ると、ソファの上に着替えが用意されていた。
ラステルがエルデリオンの体を支え、ソファに導いて着替えを手伝い始める。
ガウンでは無く、シャツと上着。
そしてズボンにブーツ。
長剣まであった。
着替えながらエルデリオンは改めて、ラステルの『戦時中』と言う言葉が脳裏に響き、気を引き締め始めた。
デルデは浴室に取って戻って、脱ぎ捨てた衣服を身につけ、戻って来る。
衣服を着ると、デルデはとても粋で騎士らしく見えて…エルデリオンは一瞬、長身のデルデに見惚れた。
ラステルに直ぐ、グラスを手渡され、エルデリオンはそれを飲み干す。
少し苦い薬草酒で、飲むとしゃんとし始めた。
ラステルに案内され、エルデリオンはそれでもまだ、デルデロッテに支えられながら、少しずつ歩き出す。
部屋の両扉を開けて隣部屋へ入ると、大変広い部屋で南側は一面ガラス窓の、陽の差し込む明るい部屋。
クリーム色に銀刺繍の豪華なソファが並び、その一つにオーガスタスが腰掛けていた。
正面奥は扉の無い部屋に続いていて、ラウールがソファに腰掛け、その部屋を伺っている。
大きな天蓋付き寝台の横で、エシェフガランの第一王子が横に立ち、心配げに寝台に横たわる弟王子を見つめていた。
ノルデュラス公爵が、別の扉から入って来る。
ラステルが直ぐ、寄って行って尋ねた。
「ここの警備態勢は?」
公爵は俯くと、エシェフガランの王子らの部屋を見つめてる、ラウールに首を振って囁く。
「ラウールがミラーシェンを連れて逃げて来たし…。
直ぐ追っ手が来るとすれば、崖の中の地下通路。
が、とっくに全部、閉めさせたから。
そこが破られなければ、直ぐは来ない。
けれどもし、別部隊に連絡が通れば。
この城に続く丘から、押し寄せて来る可能性がある」
ラステルは頷くと、ソファに座るオーガスタスの横に来て、肩に手を乗せ脳裏で話す。
“デュバッセン大公!
まだ飛行船に居る?”
“…着陸しませんから、降りられませんよ!”
“そこからノルデュラス公爵の城って、見える?”
“僕、見える”
ル・シャレファ、シュアンの声のようだった。
デルデロッテはようやくエルデリオンをソファに座らせ、自分も横にかけた所で、脳裏に響く声に、ラウールもノルデュラス公爵もが、目を見開いてるのを目にした。
“何か見える?”
ラステルの問いに、シュアンは脳裏にはっきり響く声で告げる。
“黒い衣服の馬に乗った人がたくさん…向かってる。
森を一つ挟んだ、かなり後ろから…。
茶色とか白っぽい服の人達が、大勢馬に乗って向かってる”
“黒っぽい衣服の人って、どれくらい居るか、分かる?”
“…うーん…とね…。
なんかどんどん、増えて来るの。
途中からね、森の中からとか突然出て来て…あ、また増えた…。
今はね…えっ…と…三十人…?
もっとかな?“
その時、神聖神殿隊騎士らしき大人の声が聞こえた。
“続々合流してる。
三・四人程度が、どんどん群れに加わっていくから…合計で50は超えそうな勢いだ”
ラステルはそれを聞いて、顔を下げる。
「…幾ら貴方が強そうでも…五十人相手に戦えませんよね?」
オーガスタスは聞かれて、頷く。
「一対五十は流石の俺でも無理。
…ここで戦えそうな男って?」
隣部屋から真っ直ぐの銀の髪を流し、第一王子エディエルゼがすっ…と姿を見せて告げる。
「戦える」
ラステルは公爵を見た。
公爵はラステルに状況を告げる。
「…私の使える部下は、密偵がメイン。
面と向かっての戦いは不利。
城のあちこちに隠れながら、数を減らす事は出来る。
ここに来たら、私がラウールとミラーシェンを守る」
ラステルはデルデロッテを見る。
「不本意でしょうけど。
ここでエルデリオンも交え、さらわれそうな王子らを、公爵と共に守って下さい」
デルデロッテはスカした公爵をジロリ…と濃紺の瞳で見る。
美麗で華麗な公爵は、デルデロッテを睨み付けた。
「…エルデリオンに、風呂で手を出した?」
「…貴方に文句言われる筋合いは無いね」
言い返すデルデロッテを斜に見つめ、公爵はうそぶく。
「君、その香油使ってるって事は。
媚薬効果で垂らし込んでるだろう?」
「一物と乳首にリングはめる男に、言われたくないね。
私の使った香油は、私に好意を持たない相手には、効かない代物だ」
けれど公爵は、デルデロッテに縋り付くように身を寄せてるエルデリオンを目に、いきり立つ。
オーガスタスはとうとう、火花散らす二人に吠えた。
「敵がじき押し寄せて来るってのに、ずいぶん余裕だな?!」
二人はいっぺんに顔を下げ、自重した。
“王子が三人いるんですか?!”
デュバッセン大公の声が脳裏に響く。
ラステルが即座に訂正した。
“四人だ!”
“紅蜥蜴の奴ら、ヨダレ垂らしてもっと人員増やしそうですね”
デュバッセン大公の声の後、神聖神殿隊騎士らしき声。
“実際増やしてる。
現在70に増えた。
このまま途中から続々合流すると、ヘタすると100超えるぞ?!”
その時、もう一人の神聖神殿隊騎士らしき、理性的な声が響く。
“今から飛行船飛ばし、そちらに行く。
一番高い塔に登り、垂らした梯子から乗ってくれ!!!”
ラステルが叫ぶ。
“間に合うのか?!”
“保証は出来ない。
光の通路を支えてるラフィーレとエドウィンが、かなりくたびれてるから。
速度をさ程上げられないかも”
もう一人も呻く。
“シャスレ城の火を消すので、かなり光、消費したからな…”
「?????」
「??????」
ラウールと公爵がその声の言葉の意味が分からず、首捻ってる中。
エシェフガランの王子エディエルゼだけが。
「脱出方法が、あるんだな?!
それまで、敵を斬り殺せば良いんだな?!」
と叫び、ラステルはにこにこ笑って
「大変利発でいらっしゃって、大助かりです!!!」
と褒めた。
「…やっぱり…」
と呟く。
「熱々の所すみませんが、王子がそれ以上腰が抜けて動けなくなっては困るんです。
オーガスタス殿が言うには、シャスレ城が現在大炎上中。
しかもここはファントール大公の城と目と鼻の先。
いつこちらに敵が姿を見せるか、はらはらもの。
そういうの、落ち着いてノンビリできる時まで我慢して頂きたいんですけど」
エルデリオンはデルデロッテに、思いっきりしなだれかかっていたけど、いっぺんに自分は王子だと思い出し、恥じ入って頬を染め、俯いた。
デルデはそんな可愛らしいエルデリオンを見、切なげな眼差しでラステルを見て呟く。
「…こんなに、色っぽくて可愛いのに…」
「それでも戦時中ですから。
自重して」
釘指された上、ラステルは腕組みして二人が出てくるまで動かない構え。
デルデロッテはしかたなく、エルデリオンの胴を抱き上げ、自分の上から退かすと立ち上がり、代わってエルデリオンを寝椅子に座らせ、湯の溜まってる壺の前に行く。
桶に湯を汲むと、ラステルが戸口からやって来ては桶に香り粉を入れ、布を浸す。
デルデは布を手に持ち、エルデリオンの股間や胸。
そして抱き上げてお尻を拭き始める。
エルデリオンはデルデの胸に抱き寄せられ、やっぱり真っ赤になってしがみついた。
ラステルが横で、心配げに囁く。
「まだ、立てませんか?」
エルデリオンは微かに頷く。
「では薬草を用意致します」
デルデもエルデリオンも、そう告げたラステルが戸口に歩き出すので、出て行くのかと見守った。
が、また戸口で腕組みし、二人が出るまで見張る構え。
デルデは仕方無く、エルデリオンの全身を香り粉のついた湯で拭いた後。
桶にまた湯を汲んで、流し始めた。
手を差し伸べ、エルデリオンがその手に掴まると、支えながら抱き起こす。
そして一緒に戸口へと歩き出す。
ラステルは直ぐ、棚から大きな布を取って、デルデに手渡す。
デルデはそれで、エルデリオンの体と自分の体を拭いた。
部屋を出ると、ソファの上に着替えが用意されていた。
ラステルがエルデリオンの体を支え、ソファに導いて着替えを手伝い始める。
ガウンでは無く、シャツと上着。
そしてズボンにブーツ。
長剣まであった。
着替えながらエルデリオンは改めて、ラステルの『戦時中』と言う言葉が脳裏に響き、気を引き締め始めた。
デルデは浴室に取って戻って、脱ぎ捨てた衣服を身につけ、戻って来る。
衣服を着ると、デルデはとても粋で騎士らしく見えて…エルデリオンは一瞬、長身のデルデに見惚れた。
ラステルに直ぐ、グラスを手渡され、エルデリオンはそれを飲み干す。
少し苦い薬草酒で、飲むとしゃんとし始めた。
ラステルに案内され、エルデリオンはそれでもまだ、デルデロッテに支えられながら、少しずつ歩き出す。
部屋の両扉を開けて隣部屋へ入ると、大変広い部屋で南側は一面ガラス窓の、陽の差し込む明るい部屋。
クリーム色に銀刺繍の豪華なソファが並び、その一つにオーガスタスが腰掛けていた。
正面奥は扉の無い部屋に続いていて、ラウールがソファに腰掛け、その部屋を伺っている。
大きな天蓋付き寝台の横で、エシェフガランの第一王子が横に立ち、心配げに寝台に横たわる弟王子を見つめていた。
ノルデュラス公爵が、別の扉から入って来る。
ラステルが直ぐ、寄って行って尋ねた。
「ここの警備態勢は?」
公爵は俯くと、エシェフガランの王子らの部屋を見つめてる、ラウールに首を振って囁く。
「ラウールがミラーシェンを連れて逃げて来たし…。
直ぐ追っ手が来るとすれば、崖の中の地下通路。
が、とっくに全部、閉めさせたから。
そこが破られなければ、直ぐは来ない。
けれどもし、別部隊に連絡が通れば。
この城に続く丘から、押し寄せて来る可能性がある」
ラステルは頷くと、ソファに座るオーガスタスの横に来て、肩に手を乗せ脳裏で話す。
“デュバッセン大公!
まだ飛行船に居る?”
“…着陸しませんから、降りられませんよ!”
“そこからノルデュラス公爵の城って、見える?”
“僕、見える”
ル・シャレファ、シュアンの声のようだった。
デルデロッテはようやくエルデリオンをソファに座らせ、自分も横にかけた所で、脳裏に響く声に、ラウールもノルデュラス公爵もが、目を見開いてるのを目にした。
“何か見える?”
ラステルの問いに、シュアンは脳裏にはっきり響く声で告げる。
“黒い衣服の馬に乗った人がたくさん…向かってる。
森を一つ挟んだ、かなり後ろから…。
茶色とか白っぽい服の人達が、大勢馬に乗って向かってる”
“黒っぽい衣服の人って、どれくらい居るか、分かる?”
“…うーん…とね…。
なんかどんどん、増えて来るの。
途中からね、森の中からとか突然出て来て…あ、また増えた…。
今はね…えっ…と…三十人…?
もっとかな?“
その時、神聖神殿隊騎士らしき大人の声が聞こえた。
“続々合流してる。
三・四人程度が、どんどん群れに加わっていくから…合計で50は超えそうな勢いだ”
ラステルはそれを聞いて、顔を下げる。
「…幾ら貴方が強そうでも…五十人相手に戦えませんよね?」
オーガスタスは聞かれて、頷く。
「一対五十は流石の俺でも無理。
…ここで戦えそうな男って?」
隣部屋から真っ直ぐの銀の髪を流し、第一王子エディエルゼがすっ…と姿を見せて告げる。
「戦える」
ラステルは公爵を見た。
公爵はラステルに状況を告げる。
「…私の使える部下は、密偵がメイン。
面と向かっての戦いは不利。
城のあちこちに隠れながら、数を減らす事は出来る。
ここに来たら、私がラウールとミラーシェンを守る」
ラステルはデルデロッテを見る。
「不本意でしょうけど。
ここでエルデリオンも交え、さらわれそうな王子らを、公爵と共に守って下さい」
デルデロッテはスカした公爵をジロリ…と濃紺の瞳で見る。
美麗で華麗な公爵は、デルデロッテを睨み付けた。
「…エルデリオンに、風呂で手を出した?」
「…貴方に文句言われる筋合いは無いね」
言い返すデルデロッテを斜に見つめ、公爵はうそぶく。
「君、その香油使ってるって事は。
媚薬効果で垂らし込んでるだろう?」
「一物と乳首にリングはめる男に、言われたくないね。
私の使った香油は、私に好意を持たない相手には、効かない代物だ」
けれど公爵は、デルデロッテに縋り付くように身を寄せてるエルデリオンを目に、いきり立つ。
オーガスタスはとうとう、火花散らす二人に吠えた。
「敵がじき押し寄せて来るってのに、ずいぶん余裕だな?!」
二人はいっぺんに顔を下げ、自重した。
“王子が三人いるんですか?!”
デュバッセン大公の声が脳裏に響く。
ラステルが即座に訂正した。
“四人だ!”
“紅蜥蜴の奴ら、ヨダレ垂らしてもっと人員増やしそうですね”
デュバッセン大公の声の後、神聖神殿隊騎士らしき声。
“実際増やしてる。
現在70に増えた。
このまま途中から続々合流すると、ヘタすると100超えるぞ?!”
その時、もう一人の神聖神殿隊騎士らしき、理性的な声が響く。
“今から飛行船飛ばし、そちらに行く。
一番高い塔に登り、垂らした梯子から乗ってくれ!!!”
ラステルが叫ぶ。
“間に合うのか?!”
“保証は出来ない。
光の通路を支えてるラフィーレとエドウィンが、かなりくたびれてるから。
速度をさ程上げられないかも”
もう一人も呻く。
“シャスレ城の火を消すので、かなり光、消費したからな…”
「?????」
「??????」
ラウールと公爵がその声の言葉の意味が分からず、首捻ってる中。
エシェフガランの王子エディエルゼだけが。
「脱出方法が、あるんだな?!
それまで、敵を斬り殺せば良いんだな?!」
と叫び、ラステルはにこにこ笑って
「大変利発でいらっしゃって、大助かりです!!!」
と褒めた。
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