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ゾーデドーロ(東の最果て)
エウロペの正体を知るノルデュラス公爵
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その時、ノックの音がする。
「探れたか?」
「はい」
扉の向こうで返事がし、公爵は
「暫し待て!」
と叫ぶと、エルデリオンの膝を持ち上げ、天井から吊されているロープに通し始める。
少し動く度、尿道奥に挿入された紐が動き、更に刺激が強くなって。
エルデリオンは抵抗すら出来なかった。
膝を曲げた状態で…股間を開かされ、足を吊り上げられる。
次に公爵は、布団の下から革のベルトを取り出す。
腹に巻き付けられ、寝台に縛り付けられる。
エルデリオンは腰を捩る腰すら出来なくなって、瞳を瞬かせた。
公爵はエルデリオンの背を持ち上げると、後ろ手で縛ったロープを外す。
直ぐエルデリオンは自身の股間に手を伸ばす。
が、手首を掴まれ…公爵にのしかかられて膝で股間を遮られ、顔を背けた。
手首も…左右肩の上で寝台から伸びたベルトで縛り付けられ、エルデリオンはせいぜいが肩を揺する程度で寝台に張り付けられ、泣く。
「…ぅっ…ん…ぁ…っ」
「さて…と。
これで良し。
少し待てば貴方の方から
“抱いて”とねだって来るでしょうからね」
公爵はそう告げると笑って寝台に腰下ろし、足を跳ね上げ床に付け、さっと立ち上がって扉へと歩き去って行く。
エルデリオンは公爵の颯爽とし、粋な後ろ姿を泣き出しそうな瞳で見送った。
けれど手も足も…ロクに動かせず刺激は続き…エルデリオンは僅かに動く、腰を捩る。
一物はどんどん勃ち上がり、今にもイきそう…。
蕩けるような射精感に包まれているというのに…根元のリングが阻み、イきそうなのにイけず辛くてたまらなくって、すすり泣くような喘ぎ声を上げた。
「…んっ…っぁあっ…ぁぁっ………」
公爵が扉を開けると、黒装束の配下が立っている。
「…エウロペとは、シュテフザインの第一従者。
本来は王に仕えるべき人物で、将来の宰相。
国民の人気も高く、大変人望がある上…博学で腕も立つ、一角の人物。
オーデ・フォールの従者らも、一目置いてるそうです」
が、公爵はじれったそうに怒鳴る。
「外見は!どうなんだ?!
デルデロッテよりいい男か?!」
「デルデロッテよりは年上。
落ち着きがあり男としての迫力満点。
顔立ちは頬骨が出ていて、鋭く男らしい顔だちだそうです。
が、明るい緑色の瞳が印象的で、笑うととても爽やかで好感度が高い。
熟女にたいそうモテるそうです」
「…つまり…綺麗系では無いが…?」
「男前で大変魅力的」
「捕らえてここに連れて来い」
「…無理でしょうね。
先のレジィリアンス王子誘拐事件でも。
あの男がたった一人で潜入し、いち早く所在をラステル配下に伝えた為、あっと言う間に追っ手に追われ…誘拐した関係者は全て今、牢の中」
「たった…一人で?
つまりかなりの実力者か?」
「言ったでしょう?
腕が立つと。
今まではシュテフザインから出てこなかったので、ノーマークでした。
が。
ひとたび敵に回せば…身を滅ぼしかねない、恐ろしい男」
公爵は眉を寄せた。
「…そんな男が…エルデリオンを抱いたのか?」
配下は目を見開く。
「…それは初耳だ。
どこの情報です?」
公爵はエルデリオンをここに匿ってる事を、迂闊に漏らせば…大金欲しさに紅蜥蜴に売る輩が出てもおかしくなくて、エルデリオンの所在を隠す。
「ある筋からの情報だ。
ラステルと懇意の女官は多い」
けれどラステルが迂闊に女官に情報を漏らす男では無いと、知ってる配下は首を捻る。
「…せめて、肖像画か似顔絵でいいから、手に入れろ」
公爵に指令され、配下は頷くと、会釈して背を向ける。
公爵はその後ろ姿を見送り、思う。
王都より追放された、この反逆者達の地で、最大の敵はラステル。
だから…本気で刃向かう気概のある者達は、少しでも利口で腕の立つ密偵を雇い入れる…。
が。
質、量、共にラステルには完全に劣る。
けれど目的は果たした。
恋い焦がれたエルデリオンは今、自分の手の内にある…。
公爵は振り向くと、寝台に取って戻る。
潤みきったヘイゼルの瞳がこちらに向けられ、唇は真っ赤。
感じて愛らしさを増すエルデリオンの、愛しい顔を見つめ返すと、幸福感が湧き上がる。
が、白い肌に真っ赤な乳首を見る度、はらわたが煮えくりかえった。
ここを…エウロペとかいう男も!!!
デルデロッテもが、舐めたかと思うと。
公爵は感じて震え、潤みきったヘイゼルの瞳を、訴えるように向けるエルデリオンに、微笑みかける。
「貴方を完全に、私の物にしなくては…」
そう囁くと、布に薬瓶から薬を垂らし、それをエルデリオンの口に当てた。
エルデリオンは首を振る。
が、暫くし、ぼうっ…と意識を鈍らせる。
「…正気では…かなり痛みますからね」
公爵はエルデリオンに顔を傾け、艶然と微笑んでエルデリオンの前髪を手で梳き上げ、額に口づけた。
エルデリオンは頭に靄がかかり、手足に力が入らず…刺激され続けた一物の感覚までが遠ざかり…ぼんやり、のしかかって来る公爵を見つめる。
けれど覆い被さっては来ず、乳首を摘ままれ、持ち上げられた。
また…アルコールの匂い…!
エルデリオンはまさか…!と目を見開き、何とか手を動かそうともがく。
けれど縛られている身では、何も出来ない…!
やがて予想通り…乳首に針の通る、鋭い痛みが遠く、ぼんやりと感じられ…。
金属の何かが、埋め込まれる。
「…いや…だ…」
エルデリオンは何とか声を、絞り出す。
もう片方の乳首にも…針を突き刺す感触。
そして…金属の小さな細い棒で、突き刺される。
金属の小さな棒は、敏感なその場所に、挟まったまま…。
聞いた事があったし、実際…付けてる女性にも会った。
“引っ張って…凄く、イイの…感じるの”
金のリングがはめ込まれていて…エルデリオンはぎょっ!とした。
間違いなく、痛みしか感じないはず…そう思ったけど…女性は、乳首に付けられた金のリングを引っ張る度、激しく乱れた…。
“あれ程…!
あれほど執拗に虐め、まだ…足りないのか…?”
エルデリオンは屈辱に、僅か動く首を、切なげに揺らした。
「さて…。
とても、お似合いだ。
これは貴方のここ…が、わたしのものになったという証拠」
公爵にリングを引っ張られ…感覚が鈍くなってるはずなのに、かなり痛み混じりに感じ、エルデリオンは首を振る。
「…っ!」
「後でゆっくり見せてあげましょう…。
高貴な貴方が…性奴隷のように見え、大変刺激的です」
エルデリオンは眉を寄せた。
「そう…するつもり…なんだろう?
私に…お前の性奴隷になれと…」
力は入らず、けれど精一杯虚勢を張って、エルデリオンは突きつける。
公爵は笑った。
「私が望む時。
望むまま。
貴方は私に抱かれる。
抵抗されても大丈夫なように…今、仕込んでるんです。
なにせ貴方は今や、戦士としても一級…。
素手でも戦えるようになった。
油断しません。
貴方を完全に…私の物にするまでは」
エルデリオンは眉を寄せた。
また…乳首のリングを指で弄られて。
「…っ!」
「これ程強烈な、感覚を鈍らせる薬を嗅いでるのに…感じるんですか?
では薬が切れた頃が、楽しみだ…。
私は、媚薬を使うのが嫌いだ。
薬が切れて正気に戻った時、反抗されるようではね…」
また、リングを捻られ、エルデリオンは身を揺する。
そうすると…尿道を通ってる紐の刺激を感じ、たまらなくなって身をくねらす。
けれど腹はベルトで固定され、足は膝にロープが絡み、足先だけしか動かせず。
悔しさに眉を寄せ、唇をきつく、きつく噛んだ。
「探れたか?」
「はい」
扉の向こうで返事がし、公爵は
「暫し待て!」
と叫ぶと、エルデリオンの膝を持ち上げ、天井から吊されているロープに通し始める。
少し動く度、尿道奥に挿入された紐が動き、更に刺激が強くなって。
エルデリオンは抵抗すら出来なかった。
膝を曲げた状態で…股間を開かされ、足を吊り上げられる。
次に公爵は、布団の下から革のベルトを取り出す。
腹に巻き付けられ、寝台に縛り付けられる。
エルデリオンは腰を捩る腰すら出来なくなって、瞳を瞬かせた。
公爵はエルデリオンの背を持ち上げると、後ろ手で縛ったロープを外す。
直ぐエルデリオンは自身の股間に手を伸ばす。
が、手首を掴まれ…公爵にのしかかられて膝で股間を遮られ、顔を背けた。
手首も…左右肩の上で寝台から伸びたベルトで縛り付けられ、エルデリオンはせいぜいが肩を揺する程度で寝台に張り付けられ、泣く。
「…ぅっ…ん…ぁ…っ」
「さて…と。
これで良し。
少し待てば貴方の方から
“抱いて”とねだって来るでしょうからね」
公爵はそう告げると笑って寝台に腰下ろし、足を跳ね上げ床に付け、さっと立ち上がって扉へと歩き去って行く。
エルデリオンは公爵の颯爽とし、粋な後ろ姿を泣き出しそうな瞳で見送った。
けれど手も足も…ロクに動かせず刺激は続き…エルデリオンは僅かに動く、腰を捩る。
一物はどんどん勃ち上がり、今にもイきそう…。
蕩けるような射精感に包まれているというのに…根元のリングが阻み、イきそうなのにイけず辛くてたまらなくって、すすり泣くような喘ぎ声を上げた。
「…んっ…っぁあっ…ぁぁっ………」
公爵が扉を開けると、黒装束の配下が立っている。
「…エウロペとは、シュテフザインの第一従者。
本来は王に仕えるべき人物で、将来の宰相。
国民の人気も高く、大変人望がある上…博学で腕も立つ、一角の人物。
オーデ・フォールの従者らも、一目置いてるそうです」
が、公爵はじれったそうに怒鳴る。
「外見は!どうなんだ?!
デルデロッテよりいい男か?!」
「デルデロッテよりは年上。
落ち着きがあり男としての迫力満点。
顔立ちは頬骨が出ていて、鋭く男らしい顔だちだそうです。
が、明るい緑色の瞳が印象的で、笑うととても爽やかで好感度が高い。
熟女にたいそうモテるそうです」
「…つまり…綺麗系では無いが…?」
「男前で大変魅力的」
「捕らえてここに連れて来い」
「…無理でしょうね。
先のレジィリアンス王子誘拐事件でも。
あの男がたった一人で潜入し、いち早く所在をラステル配下に伝えた為、あっと言う間に追っ手に追われ…誘拐した関係者は全て今、牢の中」
「たった…一人で?
つまりかなりの実力者か?」
「言ったでしょう?
腕が立つと。
今まではシュテフザインから出てこなかったので、ノーマークでした。
が。
ひとたび敵に回せば…身を滅ぼしかねない、恐ろしい男」
公爵は眉を寄せた。
「…そんな男が…エルデリオンを抱いたのか?」
配下は目を見開く。
「…それは初耳だ。
どこの情報です?」
公爵はエルデリオンをここに匿ってる事を、迂闊に漏らせば…大金欲しさに紅蜥蜴に売る輩が出てもおかしくなくて、エルデリオンの所在を隠す。
「ある筋からの情報だ。
ラステルと懇意の女官は多い」
けれどラステルが迂闊に女官に情報を漏らす男では無いと、知ってる配下は首を捻る。
「…せめて、肖像画か似顔絵でいいから、手に入れろ」
公爵に指令され、配下は頷くと、会釈して背を向ける。
公爵はその後ろ姿を見送り、思う。
王都より追放された、この反逆者達の地で、最大の敵はラステル。
だから…本気で刃向かう気概のある者達は、少しでも利口で腕の立つ密偵を雇い入れる…。
が。
質、量、共にラステルには完全に劣る。
けれど目的は果たした。
恋い焦がれたエルデリオンは今、自分の手の内にある…。
公爵は振り向くと、寝台に取って戻る。
潤みきったヘイゼルの瞳がこちらに向けられ、唇は真っ赤。
感じて愛らしさを増すエルデリオンの、愛しい顔を見つめ返すと、幸福感が湧き上がる。
が、白い肌に真っ赤な乳首を見る度、はらわたが煮えくりかえった。
ここを…エウロペとかいう男も!!!
デルデロッテもが、舐めたかと思うと。
公爵は感じて震え、潤みきったヘイゼルの瞳を、訴えるように向けるエルデリオンに、微笑みかける。
「貴方を完全に、私の物にしなくては…」
そう囁くと、布に薬瓶から薬を垂らし、それをエルデリオンの口に当てた。
エルデリオンは首を振る。
が、暫くし、ぼうっ…と意識を鈍らせる。
「…正気では…かなり痛みますからね」
公爵はエルデリオンに顔を傾け、艶然と微笑んでエルデリオンの前髪を手で梳き上げ、額に口づけた。
エルデリオンは頭に靄がかかり、手足に力が入らず…刺激され続けた一物の感覚までが遠ざかり…ぼんやり、のしかかって来る公爵を見つめる。
けれど覆い被さっては来ず、乳首を摘ままれ、持ち上げられた。
また…アルコールの匂い…!
エルデリオンはまさか…!と目を見開き、何とか手を動かそうともがく。
けれど縛られている身では、何も出来ない…!
やがて予想通り…乳首に針の通る、鋭い痛みが遠く、ぼんやりと感じられ…。
金属の何かが、埋め込まれる。
「…いや…だ…」
エルデリオンは何とか声を、絞り出す。
もう片方の乳首にも…針を突き刺す感触。
そして…金属の小さな細い棒で、突き刺される。
金属の小さな棒は、敏感なその場所に、挟まったまま…。
聞いた事があったし、実際…付けてる女性にも会った。
“引っ張って…凄く、イイの…感じるの”
金のリングがはめ込まれていて…エルデリオンはぎょっ!とした。
間違いなく、痛みしか感じないはず…そう思ったけど…女性は、乳首に付けられた金のリングを引っ張る度、激しく乱れた…。
“あれ程…!
あれほど執拗に虐め、まだ…足りないのか…?”
エルデリオンは屈辱に、僅か動く首を、切なげに揺らした。
「さて…。
とても、お似合いだ。
これは貴方のここ…が、わたしのものになったという証拠」
公爵にリングを引っ張られ…感覚が鈍くなってるはずなのに、かなり痛み混じりに感じ、エルデリオンは首を振る。
「…っ!」
「後でゆっくり見せてあげましょう…。
高貴な貴方が…性奴隷のように見え、大変刺激的です」
エルデリオンは眉を寄せた。
「そう…するつもり…なんだろう?
私に…お前の性奴隷になれと…」
力は入らず、けれど精一杯虚勢を張って、エルデリオンは突きつける。
公爵は笑った。
「私が望む時。
望むまま。
貴方は私に抱かれる。
抵抗されても大丈夫なように…今、仕込んでるんです。
なにせ貴方は今や、戦士としても一級…。
素手でも戦えるようになった。
油断しません。
貴方を完全に…私の物にするまでは」
エルデリオンは眉を寄せた。
また…乳首のリングを指で弄られて。
「…っ!」
「これ程強烈な、感覚を鈍らせる薬を嗅いでるのに…感じるんですか?
では薬が切れた頃が、楽しみだ…。
私は、媚薬を使うのが嫌いだ。
薬が切れて正気に戻った時、反抗されるようではね…」
また、リングを捻られ、エルデリオンは身を揺する。
そうすると…尿道を通ってる紐の刺激を感じ、たまらなくなって身をくねらす。
けれど腹はベルトで固定され、足は膝にロープが絡み、足先だけしか動かせず。
悔しさに眉を寄せ、唇をきつく、きつく噛んだ。
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