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ゾーデドーロ(東の最果て)
快感責め
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エルデリオンは手首のロープが外れないか。
幾度か視線を送り、具合を確かめる。
けれどノルデュラス公爵に抱きすくめられ、唇を肌に伝わせられながら真下から深々と突き刺されて抉られると。
気が狂いそうに感じ、仰け反り叫んだ。
「…ぁ…っぁあああああっ!!!!!!」
公爵は激しく抉るのを止めると、次に抱き止めながら小刻みに揺すり続け…更に蕩け始めると、激しく奥まで抉り上げる…を繰り返すから…。
エルデリオンは奥を緩慢に刺激され、喉を鳴らし、恍惚とした快感に身を浸し、うっとりし始めると次に。
脳天突き抜ける激しい刺激を与えられ…それでも放てず、涙を滴らせて泣く。
すると公爵は再び…甘やかすように、緩やかな刺激が湧き上がる、恍惚とした刺激を与える…。
「ぅ…んぅっ…」
公爵は、クス…と笑う。
「凄く…イイんだ…ここ…?」
「あ…っ」
けれど公爵は腕の中に抱くエルデリオンを見つめ、寂しそうに囁く。
「もうすっかり…蕾の奥の快感をご存知なんですね…。
ここ…だけでイけるんでしょう?」
また、軽く下から突き上げられ、エルデリオンは感じて身をくねらせ…。
意識が薄れかけ、無意識に甘く喘ぐ。
「…っぁあんっ…」
けれど公爵はため息を吐き、片手を下げてエルデリオンのイけない一物に触れ、敏感な先端だけを弄ぶ。
そこを刺激されるのが大好きなエルデリオンは、喉を曝して堪能した。
けど…根元に喰い込むリングが、高まる快感を阻み続け、首を必死に横に振る。
「お…願…いっ…外…して………!!!」
「ダメです」
即座に公爵に言い返され、エルデリオンは辛くて悲しくって顔を俯け、涙をこぼした。
俯いて泣くエルデリオンを見つめ、公爵はロープを引いて更にエルデリオンの腕の戒めを緩めた後。
エルデリオンの両手首を掴んで背後で交差させ、エルデリオンが気づいて抵抗しようと腕を動かす度、下から突き上げて喘がせながら後ろ手で縛り上げた。
「…ぁんっ!っあ!!!
嫌…っ!後ろで…縛らない…で………」
自分でリングを外す事が出来なくなり、絶望に胸塞がれ、エルデリオンは更に泣き続けた。
足はまだ、上に吊り上げられていたから、出来たのは上体を後ろに倒す程度。
けれど公爵に背を抱き止められているから、それも無理。
が、公爵は足を吊り上げていたロープも緩め、エルデリオンは足を寝具の上に落とすことが出来た。
でも腕を縛り上げられていたから、股間のリングは外せなくって。
エルデリオンは俯ききって頬に涙を伝わせ続け、泣く。
「…外して…外し……ぅっ…」
公爵はエルデリオンを見つめ、ため息交じりに囁いた。
「では御自分で。
このまま身を上下させ、自慰なさい」
エルデリオンは、その言葉に億劫そうに顔を上げる。
公爵はエルデリオンを見つめ、言い諭した。
「自分で。
動くんです。
出来るだろうし…した事、ありますよね?」
エルデリオンは更なる無茶を突きつける公爵に、泣き濡れて首を横に振った。
「おや?
デルデロッテにいつもされる側?」
「下…から…突かれたことはあるけれど…。
でも自分で…なんて、殆ど無くて…」
公爵は隙無い美貌を俯くエルデリオンに向け、微笑む。
「では初めて?
…なさらないと、リングは外せません」
エルデリオンは涙を頬に伝わせながら、きつく唇を噛みしめ…。
あまりに辛かった後、蕩けるような刺激をくれた公爵に、それでも一縷の望みを託し、ゆっくり腰を持ち上げる。
そして自身の蕾に公爵の猛った一物を、恐る恐る。
そしてゆっくり、激しく抉らないよう気をつけながら、奥深くまで埋め込んだ。
「…っぁ……」
公爵は後ろに手を付き、少し身を離してそれを眺めながら微笑む。
「凄く…エロいですね…。
顔に私の放った液を滴らせ、胸の二つの乳首は真っ赤で、とてもいやらしい…」
エルデリオンは泣きながら、一生懸命身を、ゆっくり上げ下げする。
下げる度、奥のいい場所を擦られ、途端阻まれた二つのリングの感触を股間に強く感じ、肩を揺すって首を振った。
「ぅ…んっ!」
泣きながら…その苦行を続ける。
強く抉ると…途端、放てないまま、刺激がとても辛くなるから…。
出来るだけ強く擦らないよう、気をつけて。
「貴方が身を上下させる度。
…乳首が…ほら…。
真っ赤に膨らんで揺れる様が、とても淫ら…」
エルデリオンはそれを聞くなり、屈辱にきつく唇を噛むと、頬を涙で濡らした。
でも上下させてると。
再び快感が高まって来て、だんだんイけない股間が、辛くってたまらなくなる。
エルデリオンが動きを止め、俯くのを見て公爵はため息を吐く。
手で寝台の上を探り、革の背表紙のようなものを取り出すと。
広げて何かを取り出す。
強いアルコールの香りがして…エルデリオンは顔を上げる。
リングのはまったままの一物に手を添えられ、エルデリオンは少し腰を揺すって避けようとした。
けれど公爵に掴まれた自身の一物は外れず、公爵に声を落として囁かれる。
「これからは…動かれると激痛が起きます」
エルデリオンは驚き、公爵の手元を見つめた。
アルコールの塗られたらしい…細い硬めの紐のような物を、一物の先端に当てられ…ゆっくり、挿入され始める。
エルデリオンは目を、見開いた。
聞いた事はあったけど…ヘタをすれば一物が腐ると…。
そう言われ、どれだけ快感が得られようが、これだけはすまいと…。
そう決意した行為。
「…ぃ…!
ぅあっ!」
「動いてはいけません!
…痛いと、言ったでしょう?
暴れるともっと激痛です」
エルデリオンは震えながら、興奮しきった先端へと紐のようなそれが挿入されていく感触に、怯えきった。
汁が垂れ続けてる先端に、その細い紐はどんどん挿入されて行く…!
エルデリオンは恐怖に襲われ、火照った体が一気に…冷えていくのを感じた。
あれほどきつかった股間のリングが…今やさ程では、無くなってきている。
公爵は大人しくなるエルデリオンをチラと見つめながら…どんどん一物の先端から奥へと。
その紐を挿入して行く。
「…ほら。
動かなければ、さ程痛くない」
エルデリオンはそんな場所に挿入され、涙を滴らせながら唇を噛み、必死に恐怖に耐えていた。
けれどどんどん奥に挿入されて行くと。
今度は腰と腿が震える程の、緩慢な刺激に曝され始める。
「ぅ…くっ!」
「まだ…じっとして…。
…おや…萎えてきました?!
ならもっと奥に、挿入出来ますね…」
エルデリオンは今ですら、挿入された紐に膝が笑うほどの刺激を与えられ、身が戦慄きまくってるというのに。
“もっと奥”と聞き、恐怖に震え上がった。
聞いた話では、あまり奥に入れると…行為に影響が出る…と。
どういう影響かは、はっきり聞かなかったけれど…。
ヘタをすれば一物に、不具合が起きる…。
そう…聞いたことを思い出すと、今度は膝が、震えて来た。
けれど一度も感じた事の無い場所の、異物感がもたらす、ムズムズする感触が拭いきれず、エルデリオンは首を振って懇願する。
「…抜いて…お願…い………」
もっと深く挿入された時。
再び、かっ!と体を火照らす刺激に包まれ、エルデリオンはたまらなくって…一気に射精感に包まれ、蕩けそうに感じた。
「これで良し…。
と、具合はどうかな?」
言われた後。
紐をくるくる回されて中を刺激され、エルデリオンはあまりの快感に、肩を揺すって悶え狂う。
「ぅ…ぁ…あああっ!!!」
公爵はエルデリオンの様子を見つめ、微笑を浮かべて囁く。
「デルデロッテは…しました?
エウロペは?」
エルデリオンは泣き濡れて首を横に振る。
公爵はため息交じりに囁いた。
「さ…自慰を再開して下さい。
私も…そろそろ本当に限界ですからね?
ここまですれば…リングをはめたままでも、貴方もイける」
けれどエルデリオンは、一物に挿入された紐に、感じる場所をずっと刺激され続け…。
快感に下肢が震え、身が戦慄きまくって止まらない。
「許し…許し…て…」
泣きながら乞う。
が、公爵はクス…と笑う。
「でも膝が笑うほど気持ちいい…。
そうでしょう?」
エルデリオンは深く俯く。
紐を挿入されたそこは、刺激され続けて射精感と快感が押し寄せ来るのに…。
リングのはめこまれた場所に、軽い痛みを感じ、没頭できない。
なのに…蕾の奥深くまで公爵の一物を埋め込まれ、やっぱり蕾の奥をも刺激され続け…。
腰が震えて膝に力が入らない。
ざわざわと常に快感が湧き上がり、たまらなくってどうにかなりそう…。
こんな状態では、とても動けない…。
「…無…理…。
動け…な………」
涙声でそう告げると、公爵はそれを聞くなりエルデリオンの両乳首を指で摘み、一気に捻り上げた。
途端、身を跳ね上げるほどの刺激が全身を駆け抜け、エルデリオンは絶叫した。
「ぃやあぁぁぁぁぁっ!!!!!!!!!」
激しく身悶え、途端襲い来る、一物の奥と蕾の奥に感じる凄まじい刺激に、身をがくがく震わせるエルデリオンを、公爵は嬉しげに見つめる。
「ここ…の挿入は…危険を伴うので滅多にしない。
けれど貴方は既に男達に抱かれ、かなりの刺激に体が慣れている…。
どうです?
たまらないでしょう?」
エルデリオンはじっとしてるだけでも尿道の奥まで突き刺された紐のようなものに、激しい刺激をもたらされ続け…たまらなくって身をくねらせる。
「ぃ…や!
嫌!!!
お願いリングを外し…抜い…てっ!!!」
けれど蕩けそうな表情を、公爵は見逃さない。
「…良すぎて…おかしくなりそう?」
一物を刺激され続けて腰の震えが止まらず、エルデリオンはこっくり、頷く。
けれどまた乳首をきつく捻られ、エルデリオンは瞬間、激しく身を跳ね上げた。
「…ぅあっ!!!」
けれど跳ねた身を落とした途端、公爵の一物で蕾の奥を激しく抉られ、体がかっ!!!と燃えるように火照り、エルデリオンはあまりの刺激に息を詰まらせ、ヘイゼルの瞳を大きく見開いた。
けれどまた。
公爵に激しく両乳首を抓られ、エルデリオンはのたうち回る。
「ぃ…やぁぁぁぁぁぁっ!!!!!!!!!!!!」
また腰を浮かすほど身を跳ね上げて背を反り返らせ、蕾の奥深く公爵の一物を咥え込み、ずっと刺激しつづける紐の刺激と更に蕾の奥からの激しい刺激に耐えきれず、一瞬ふうっ…と意識を飛ばしかけた。
けれど公爵はエルデリオンの背を抱き寄せると、しっとりとエルデリオンの唇に口づけ、そして囁く。
「凄く…良かったです。
とても、刺激的で…」
エルデリオンは息が上がりきって…けれど未だ一物に挿入された紐で刺激が続き、たまらなくて…意識を飛ばしかけながらも、後腔が濡れてる事に、ぼんやり気づいた。
公爵は放っていた。
けど…自分は?
見ると、自分の放った液で先端に挿入された紐が見えないほど。
それでも挿入されたままの紐で刺激は続き、エルデリオンはまだ射精感と快感が続き、けれどリングが痛いほど喰い込んで泣く。
「…う…っ…。
嫌…。
抜…いて…お願…い……。
もう…耐えられな…い………」
公爵は微笑むと
「では抜いて差し上げましょう」
そう言って、紐をゆっくり、引き抜いて行く。
すっかり抜き取られると、エルデリオンは脱力感に包まれ、呻いた。
「っ………」
刺激され続けられた衝撃から解放され、ぐったりと身を公爵の胸に倒す。
けれど公爵はエルデリオンの一物を握ったまま、先端を指で愛撫し始める。
うんと刺激され、敏感になりきった先端を、指の腹で刺激され続け。
やっと解放されたばかりなのに、またぞわぞわと腰から快感と共に射精感に襲われ、エルデリオンは力無く、首を横に振る。
「…っぅ…っ…止め…て………。
お願いもう…許し…て………っ」
それでも公爵の攻めは止まず、敏感な先端を触られ続け、エルデリオンは辛そうに身をくねらせた。
けれどそれでも公爵は愛撫を止めない。
エルデリオンはとうとう高まりきって、たまらず再び放った。
「ぅ…んっ!!!」
けれどいつもとは違い…射精が止まらない…!
エルデリオンは力が抜けきっていたけれど…いつもと違う、自分のその反応に怯えた。
公爵はそれを手に塗りつけると、エルデリオンに見せて囁く。
「…これは、いつもと違うモノ…。
滅多な事では、出せないものです」
エルデリオンはほとんど意識が薄れかけ、ぐったりとしながらも。
公爵の手を濡らす、自身から放たれた液に視線を送る。
白濁していず、透明だった。
幾度か視線を送り、具合を確かめる。
けれどノルデュラス公爵に抱きすくめられ、唇を肌に伝わせられながら真下から深々と突き刺されて抉られると。
気が狂いそうに感じ、仰け反り叫んだ。
「…ぁ…っぁあああああっ!!!!!!」
公爵は激しく抉るのを止めると、次に抱き止めながら小刻みに揺すり続け…更に蕩け始めると、激しく奥まで抉り上げる…を繰り返すから…。
エルデリオンは奥を緩慢に刺激され、喉を鳴らし、恍惚とした快感に身を浸し、うっとりし始めると次に。
脳天突き抜ける激しい刺激を与えられ…それでも放てず、涙を滴らせて泣く。
すると公爵は再び…甘やかすように、緩やかな刺激が湧き上がる、恍惚とした刺激を与える…。
「ぅ…んぅっ…」
公爵は、クス…と笑う。
「凄く…イイんだ…ここ…?」
「あ…っ」
けれど公爵は腕の中に抱くエルデリオンを見つめ、寂しそうに囁く。
「もうすっかり…蕾の奥の快感をご存知なんですね…。
ここ…だけでイけるんでしょう?」
また、軽く下から突き上げられ、エルデリオンは感じて身をくねらせ…。
意識が薄れかけ、無意識に甘く喘ぐ。
「…っぁあんっ…」
けれど公爵はため息を吐き、片手を下げてエルデリオンのイけない一物に触れ、敏感な先端だけを弄ぶ。
そこを刺激されるのが大好きなエルデリオンは、喉を曝して堪能した。
けど…根元に喰い込むリングが、高まる快感を阻み続け、首を必死に横に振る。
「お…願…いっ…外…して………!!!」
「ダメです」
即座に公爵に言い返され、エルデリオンは辛くて悲しくって顔を俯け、涙をこぼした。
俯いて泣くエルデリオンを見つめ、公爵はロープを引いて更にエルデリオンの腕の戒めを緩めた後。
エルデリオンの両手首を掴んで背後で交差させ、エルデリオンが気づいて抵抗しようと腕を動かす度、下から突き上げて喘がせながら後ろ手で縛り上げた。
「…ぁんっ!っあ!!!
嫌…っ!後ろで…縛らない…で………」
自分でリングを外す事が出来なくなり、絶望に胸塞がれ、エルデリオンは更に泣き続けた。
足はまだ、上に吊り上げられていたから、出来たのは上体を後ろに倒す程度。
けれど公爵に背を抱き止められているから、それも無理。
が、公爵は足を吊り上げていたロープも緩め、エルデリオンは足を寝具の上に落とすことが出来た。
でも腕を縛り上げられていたから、股間のリングは外せなくって。
エルデリオンは俯ききって頬に涙を伝わせ続け、泣く。
「…外して…外し……ぅっ…」
公爵はエルデリオンを見つめ、ため息交じりに囁いた。
「では御自分で。
このまま身を上下させ、自慰なさい」
エルデリオンは、その言葉に億劫そうに顔を上げる。
公爵はエルデリオンを見つめ、言い諭した。
「自分で。
動くんです。
出来るだろうし…した事、ありますよね?」
エルデリオンは更なる無茶を突きつける公爵に、泣き濡れて首を横に振った。
「おや?
デルデロッテにいつもされる側?」
「下…から…突かれたことはあるけれど…。
でも自分で…なんて、殆ど無くて…」
公爵は隙無い美貌を俯くエルデリオンに向け、微笑む。
「では初めて?
…なさらないと、リングは外せません」
エルデリオンは涙を頬に伝わせながら、きつく唇を噛みしめ…。
あまりに辛かった後、蕩けるような刺激をくれた公爵に、それでも一縷の望みを託し、ゆっくり腰を持ち上げる。
そして自身の蕾に公爵の猛った一物を、恐る恐る。
そしてゆっくり、激しく抉らないよう気をつけながら、奥深くまで埋め込んだ。
「…っぁ……」
公爵は後ろに手を付き、少し身を離してそれを眺めながら微笑む。
「凄く…エロいですね…。
顔に私の放った液を滴らせ、胸の二つの乳首は真っ赤で、とてもいやらしい…」
エルデリオンは泣きながら、一生懸命身を、ゆっくり上げ下げする。
下げる度、奥のいい場所を擦られ、途端阻まれた二つのリングの感触を股間に強く感じ、肩を揺すって首を振った。
「ぅ…んっ!」
泣きながら…その苦行を続ける。
強く抉ると…途端、放てないまま、刺激がとても辛くなるから…。
出来るだけ強く擦らないよう、気をつけて。
「貴方が身を上下させる度。
…乳首が…ほら…。
真っ赤に膨らんで揺れる様が、とても淫ら…」
エルデリオンはそれを聞くなり、屈辱にきつく唇を噛むと、頬を涙で濡らした。
でも上下させてると。
再び快感が高まって来て、だんだんイけない股間が、辛くってたまらなくなる。
エルデリオンが動きを止め、俯くのを見て公爵はため息を吐く。
手で寝台の上を探り、革の背表紙のようなものを取り出すと。
広げて何かを取り出す。
強いアルコールの香りがして…エルデリオンは顔を上げる。
リングのはまったままの一物に手を添えられ、エルデリオンは少し腰を揺すって避けようとした。
けれど公爵に掴まれた自身の一物は外れず、公爵に声を落として囁かれる。
「これからは…動かれると激痛が起きます」
エルデリオンは驚き、公爵の手元を見つめた。
アルコールの塗られたらしい…細い硬めの紐のような物を、一物の先端に当てられ…ゆっくり、挿入され始める。
エルデリオンは目を、見開いた。
聞いた事はあったけど…ヘタをすれば一物が腐ると…。
そう言われ、どれだけ快感が得られようが、これだけはすまいと…。
そう決意した行為。
「…ぃ…!
ぅあっ!」
「動いてはいけません!
…痛いと、言ったでしょう?
暴れるともっと激痛です」
エルデリオンは震えながら、興奮しきった先端へと紐のようなそれが挿入されていく感触に、怯えきった。
汁が垂れ続けてる先端に、その細い紐はどんどん挿入されて行く…!
エルデリオンは恐怖に襲われ、火照った体が一気に…冷えていくのを感じた。
あれほどきつかった股間のリングが…今やさ程では、無くなってきている。
公爵は大人しくなるエルデリオンをチラと見つめながら…どんどん一物の先端から奥へと。
その紐を挿入して行く。
「…ほら。
動かなければ、さ程痛くない」
エルデリオンはそんな場所に挿入され、涙を滴らせながら唇を噛み、必死に恐怖に耐えていた。
けれどどんどん奥に挿入されて行くと。
今度は腰と腿が震える程の、緩慢な刺激に曝され始める。
「ぅ…くっ!」
「まだ…じっとして…。
…おや…萎えてきました?!
ならもっと奥に、挿入出来ますね…」
エルデリオンは今ですら、挿入された紐に膝が笑うほどの刺激を与えられ、身が戦慄きまくってるというのに。
“もっと奥”と聞き、恐怖に震え上がった。
聞いた話では、あまり奥に入れると…行為に影響が出る…と。
どういう影響かは、はっきり聞かなかったけれど…。
ヘタをすれば一物に、不具合が起きる…。
そう…聞いたことを思い出すと、今度は膝が、震えて来た。
けれど一度も感じた事の無い場所の、異物感がもたらす、ムズムズする感触が拭いきれず、エルデリオンは首を振って懇願する。
「…抜いて…お願…い………」
もっと深く挿入された時。
再び、かっ!と体を火照らす刺激に包まれ、エルデリオンはたまらなくって…一気に射精感に包まれ、蕩けそうに感じた。
「これで良し…。
と、具合はどうかな?」
言われた後。
紐をくるくる回されて中を刺激され、エルデリオンはあまりの快感に、肩を揺すって悶え狂う。
「ぅ…ぁ…あああっ!!!」
公爵はエルデリオンの様子を見つめ、微笑を浮かべて囁く。
「デルデロッテは…しました?
エウロペは?」
エルデリオンは泣き濡れて首を横に振る。
公爵はため息交じりに囁いた。
「さ…自慰を再開して下さい。
私も…そろそろ本当に限界ですからね?
ここまですれば…リングをはめたままでも、貴方もイける」
けれどエルデリオンは、一物に挿入された紐に、感じる場所をずっと刺激され続け…。
快感に下肢が震え、身が戦慄きまくって止まらない。
「許し…許し…て…」
泣きながら乞う。
が、公爵はクス…と笑う。
「でも膝が笑うほど気持ちいい…。
そうでしょう?」
エルデリオンは深く俯く。
紐を挿入されたそこは、刺激され続けて射精感と快感が押し寄せ来るのに…。
リングのはめこまれた場所に、軽い痛みを感じ、没頭できない。
なのに…蕾の奥深くまで公爵の一物を埋め込まれ、やっぱり蕾の奥をも刺激され続け…。
腰が震えて膝に力が入らない。
ざわざわと常に快感が湧き上がり、たまらなくってどうにかなりそう…。
こんな状態では、とても動けない…。
「…無…理…。
動け…な………」
涙声でそう告げると、公爵はそれを聞くなりエルデリオンの両乳首を指で摘み、一気に捻り上げた。
途端、身を跳ね上げるほどの刺激が全身を駆け抜け、エルデリオンは絶叫した。
「ぃやあぁぁぁぁぁっ!!!!!!!!!」
激しく身悶え、途端襲い来る、一物の奥と蕾の奥に感じる凄まじい刺激に、身をがくがく震わせるエルデリオンを、公爵は嬉しげに見つめる。
「ここ…の挿入は…危険を伴うので滅多にしない。
けれど貴方は既に男達に抱かれ、かなりの刺激に体が慣れている…。
どうです?
たまらないでしょう?」
エルデリオンはじっとしてるだけでも尿道の奥まで突き刺された紐のようなものに、激しい刺激をもたらされ続け…たまらなくって身をくねらせる。
「ぃ…や!
嫌!!!
お願いリングを外し…抜い…てっ!!!」
けれど蕩けそうな表情を、公爵は見逃さない。
「…良すぎて…おかしくなりそう?」
一物を刺激され続けて腰の震えが止まらず、エルデリオンはこっくり、頷く。
けれどまた乳首をきつく捻られ、エルデリオンは瞬間、激しく身を跳ね上げた。
「…ぅあっ!!!」
けれど跳ねた身を落とした途端、公爵の一物で蕾の奥を激しく抉られ、体がかっ!!!と燃えるように火照り、エルデリオンはあまりの刺激に息を詰まらせ、ヘイゼルの瞳を大きく見開いた。
けれどまた。
公爵に激しく両乳首を抓られ、エルデリオンはのたうち回る。
「ぃ…やぁぁぁぁぁぁっ!!!!!!!!!!!!」
また腰を浮かすほど身を跳ね上げて背を反り返らせ、蕾の奥深く公爵の一物を咥え込み、ずっと刺激しつづける紐の刺激と更に蕾の奥からの激しい刺激に耐えきれず、一瞬ふうっ…と意識を飛ばしかけた。
けれど公爵はエルデリオンの背を抱き寄せると、しっとりとエルデリオンの唇に口づけ、そして囁く。
「凄く…良かったです。
とても、刺激的で…」
エルデリオンは息が上がりきって…けれど未だ一物に挿入された紐で刺激が続き、たまらなくて…意識を飛ばしかけながらも、後腔が濡れてる事に、ぼんやり気づいた。
公爵は放っていた。
けど…自分は?
見ると、自分の放った液で先端に挿入された紐が見えないほど。
それでも挿入されたままの紐で刺激は続き、エルデリオンはまだ射精感と快感が続き、けれどリングが痛いほど喰い込んで泣く。
「…う…っ…。
嫌…。
抜…いて…お願…い……。
もう…耐えられな…い………」
公爵は微笑むと
「では抜いて差し上げましょう」
そう言って、紐をゆっくり、引き抜いて行く。
すっかり抜き取られると、エルデリオンは脱力感に包まれ、呻いた。
「っ………」
刺激され続けられた衝撃から解放され、ぐったりと身を公爵の胸に倒す。
けれど公爵はエルデリオンの一物を握ったまま、先端を指で愛撫し始める。
うんと刺激され、敏感になりきった先端を、指の腹で刺激され続け。
やっと解放されたばかりなのに、またぞわぞわと腰から快感と共に射精感に襲われ、エルデリオンは力無く、首を横に振る。
「…っぅ…っ…止め…て………。
お願いもう…許し…て………っ」
それでも公爵の攻めは止まず、敏感な先端を触られ続け、エルデリオンは辛そうに身をくねらせた。
けれどそれでも公爵は愛撫を止めない。
エルデリオンはとうとう高まりきって、たまらず再び放った。
「ぅ…んっ!!!」
けれどいつもとは違い…射精が止まらない…!
エルデリオンは力が抜けきっていたけれど…いつもと違う、自分のその反応に怯えた。
公爵はそれを手に塗りつけると、エルデリオンに見せて囁く。
「…これは、いつもと違うモノ…。
滅多な事では、出せないものです」
エルデリオンはほとんど意識が薄れかけ、ぐったりとしながらも。
公爵の手を濡らす、自身から放たれた液に視線を送る。
白濁していず、透明だった。
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