森と花の国の王子

あーす。

文字の大きさ
上 下
294 / 418
ゾーデドーロ(東の最果て)

ノルデュラス公爵に犯されるエルデリオン

しおりを挟む
 公爵はエルデリオンのブーツを履いた足を掴むと、天井から垂れたロープに足首を巻き付け始めた。

エルデリオンは幾度も、足を引き抜こうと試みる。
が、その都度強引に引き戻され、とうとう公爵の手が放れた後。
ブーツの足首にロープが絡み、上に吊り上げられたままとなった。

左足も同様、上に40㎝ほど吊り上げられ…。
エルデリオンは鏡に映ってる自分が、両手を広げて寝台の隅から伸びるロープで縛られ、足は…開かされたまま吊されてるのを目にした。

公爵は寝台に膝を付いて囁く。

「…悪いコだ…。
自分から差し出すなんて。
なんて…言ったんです?その男に…。
“犯して”?
それととも…」

言って、少し上に持ち上げられた剥き出しの双丘に手を滑らせ、蕾に指を、差し入れながら囁く。
「…ここを…“突いて”?
“貫いて”…かな?
ご自身で…幾度も自慰なさった?
それとも…張り型を使ったのかな?
ここに男のモノが欲しくて…毎晩狂おしく、寝乱れた?」

エルデリオンは無遠慮に触れられ、指の責め苦に眉間を寄せて首を振る。
また…いい場所をゆっくり嬲るように擦り上げられ、エルデリオンは落ち着いた一物が再び勃ち上がりかけて、首を振った。

感じる場所に指が触れる度。
かっ!
と体が火照り、無意識に…身がくねりはじめる。
少し前。
デルデの一物で散々抉られた時同様、快感が押し寄せ…。
けれど公爵に、否応なしに感じさせられ、ヘイゼルの瞳を潤ませた。

「…もう…汁を滴らせてる…。
淫乱ですね。
ここ…だけでこんなにして!」

また奥深く指を挿入され、強く擦り上げられ、エルデリオンはたまらなく感じ、激しく首を振った。

「…ゃっ!」

「こんな…体はしつけが必要だ。
使う必要は、無いと思ったが…」

公爵は言って、金の太いリングを取り出す。
内側に肌が傷付かないよう革のついた、かなりの太さのリング。
それを…二つ。

エルデリオンはそれが視界に入った途端、公爵の意図が分かって、激しく身を捩る。
「やっ!
ぃやっ!
ダメ…だそれは…止めろ!」

エルデリオンは必死に腰をいざらせた。
けれど捕まえられ、凄い力で押さえ付けられ、リングを一物に通され、根元を締めつけられて暴れ狂う。

「止めろ!
外し…外して!」

押し寄せる射精感を、止める辛い股間の邪魔物。
必死に暴れるけれど…またもう一つ。
その太い金のリングが一物の根元に付けられ、二つのリングが誇張した根元に、痛いほど喰い込む。

きつく唇を噛む。
一つだけでも…気が狂いそうに辛かったのに。
なのに、二つ…?!

ざっっっ!

シャツを思い切り引き千切られ、今度乳首に指は這う。

「…っ…っ!」

エルデリオンは真っ赤に頬を染め、敏感になりきった乳首の先端に指が触れると、感じて身をくねらせた。
「…っ!」
「…ここ…も、御自分で慰めたんですね?
感度が半端じゃない…。
ちょっと…弄っただけで、もうこんなに乱れて…。
うんと、虐めて差し上げます。
エウロペなんて男が、頭の隅にも思い浮かばないほどに。
私に…抱いて欲しくて泣き濡れるまで」

公爵の顔…が、胸に倒れ込み。
片方の乳首に唇が触れ、もう片方を指できつく潰され、とびあがる程の感触に、エルデリオンは激しく身をのたうたせた。
「ぁあっ!
止め…!」
二つのリングで止められた、股間が更に誇張し、固くなる…。
根元に喰い込むリングは、辛いほどきつく喰い込む。
次に蕾に、猛った公爵の一物の先端が触れた時。
エルデリオンは更なる刺激を予感し、身を揺すって暴れ狂った。
「…ぃやっ!
止めろ!」
が。
ずっ!と容赦無く一気に奥まで貫かれ、エルデリオンは蕾いっぱいに埋め込まれた太い一物の感触に、息が詰まって背を反り返らせた。

「っ!ぅあっ!!!」

けれど胸に顔を倒した公爵にきつく乳首を吸い上げられ、エルデリオンは激しく感じ、胸を振っていざらせた。
なのに公爵を退けることは出来ないどころか…もう片方の乳首も指で摘まみあげられ、千切れそうなくらい引っ張られ。
痛み混じりに激しく感じ、首を振って乱れ始めた。

「…ぃやっ!!!
ゃあっ!!!」

蕾の奥に埋め込まれた太く長い一物は、内壁をいっぱいに広げ、じんじんと熱い感触と共に、脈打ってるようで…。
エルデリオンは放ってしまいそうに誇張しきって、快感に浚われかける。
が、根元に喰い込む二つのリングに阻まれ、イけなくって気が狂いそうに感じた。

乱れ始めるエルデリオンを愛おしそうに公爵は見つめ、突き刺した一物で一気に激しく奥を貫く。

「…ぁああああああっ!!!」

衝撃的な刺激に身が跳ね上がり、リングが無ければとっくに放ってた。
なのに食い止められ、放てず、エルデリオンは与えられるきつい刺激に、身も世も無く身悶えながら懇願した。
「止め…止め…っ!!!
外し…っ!!!
…っぅあ!!!
ぁああああっ!!!」

けれど公爵は激しく身をのたうたせるエルデリオンを、愉しむように…更なる奥を一物で貫き、飛び上がる程感じる場所を、もっときつく抉り上げる。

「…っ!!!っぅぅんっ!!!」

そこはエウロペとデルデですら、数回しか抉られたことが無くて…。
でもされると乱れきって、くたくたになるから…二人は加減してくれてた。
けれど公爵に遠慮無く突かれ、息が詰まる。
体はかっ!と熱を上げ、灼熱に叩き込まれたよう。

エルデリオンは必死で…その激しすぎる感覚から、気をそらそうと試みる。
でも…。
真ん中で引き千切られたシャツは肩と腕を覆い、引き下げられたズボンは腿に絡み…中途に衣服を剥がされ、“犯されてる”とダイレクトに感じ、その痴態を公爵が喜んでると知ると…。
酷く嗜虐的な、淫らな気分に襲われ…。
制止しても止まぬきつい刺激に、エルデリオンは戦慄きながら涙を頬に伝わせた。

連続して蕾の奥を激しく貫かれ、意識が飛びそうなくらい感じされられてるのに、その上。
敏感になりきった乳首にまできつく歯を立てられ噛まれ。
エルデリオンは髪を散らし、激しく身もがく。

「ゃっ!
ゃあっ!
もう…止めて!!!
…奥…は…」

けれど制止は聞き入れられず、尚も飛び上がるほど感じる奥を抉られ、もう片方の乳首は爪できつく潰され…。
痛み混じりに激しく感じ、身をくねらせて暴れまくった。

「止め…!!!やぁっ!
…ぁあ…ぅんっ!
ぃやっ!!!」

乳首を虐められる度、興奮しきった一物の先端に激しい刺激が駆け抜け…。
身ががくがく震うほどなのに、蕾の奥へと激しく挿入される公爵の一物は、遠慮無く感じる場所を激しく突き上げる。

その都度、エルデリオンは一瞬意識が薄れるほどの辛い刺激に曝され、体は灼熱の中に叩き込まれたように熱く、勃ち上がりきった一物の先端から、ひっきりなしに汁が滴り伝うのに。

がっちり根元に喰い込んだ、二つのリングに解放を阻まれ、イきそうになりながらもイけない…。
エルデリオンは身を激しくのたうたせ、泣いた。
「止め…て!
外し…お願いっ…!!!
ぁああああっ!!!」

公爵は聞かず、エルデリオンをもっと乱れさせようと、腰を掴んで激しく腰を打ち付ける。

ぱんっ!!!
ぱんっ!!!
はんっ!!!!!!

「…っぁあああっ!!!
やっ!!!
やぁっ!!!」

エルデリオンは解放を阻まれたまま、与えられる激しすぎる刺激に悶え狂い、必死に首を振りながら叫び声を上げる。
幾度も左右の腕を激しく引くので、両手首はロープで擦れ、肌が切れて痛かった。

必死に暴れるけど…縛られて手足の自由は利かず、公爵に与えられるきつ過ぎる刺激から逃れられず…。
絶望に、ヘイゼルの瞳に涙を溢れさせ、公爵に蕾の奥深くまで犯される度、身を激しく跳ね上げた。

されるがまま。
抵抗は無駄で、突かれると同時に乳首をきつく噛まれ、エルデリオンはあまりに火照りきった体が熱く、同時の刺激に脳天が痺れ、手足の先まで激しい刺激が駆け抜け、耐えきれず、のちうまわった。

「…ぅううんっ!!!
止め…!
ぁああああっ!!!
抜…いてっ!
ぃやああああっ!!!」

頬から涙が伝うのを感じた。
エウロペに“犯して”と頼んだ時ですら…これほど辛いと感じなかった。

突然…あまりの刺激に薄れかける意識の中、のしかかるエウロペの、秘やかで抑制の効いた…。
けれど野生の迫力を醸し出す彼の体の筋肉の硬さを思い出す。
圧倒されるような逞しさ…。

けれどずっ!!!
と激しく蕾の奥を突き刺され、もんどり返る程の刺激に襲われ、目前の公爵に引き戻されて思う。

“なぜ…デルデじゃなく、エウロペを思い出すんだろう?
…公爵が…デルデで無く、エウロペに嫉妬してるか…ら…?”

ぼんやり…そんな事を思う。
けれどまた…!
奥の感じる場所をきつく擦り上げられ、激しい刺激と射精感に襲われまくるのに、放てない…。
エルデリオンはもうたまらなくって…必死に腰を揺する。
イこうとするけれど…根元にきつくリングが喰い込み、どうしてもイけない…。

「んんんっ!
…っぁあっ!
止め…てもう…っあ!
外してお願い!!!」

絶叫するが、公爵は返答の代わりに激しく蕾の奥まで抉り犯し、エルデリオンの身を高く、跳ね上がらせた。

「ぁ…ぁあああああああっ!!!
ぃ…やっ!!!
ぃやああああっ!!!」

エルデリオンは激しく身をくねらせながら、逃れられぬ責め苦に、頬を涙で濡らし、暴れ狂い続けた。
しおりを挟む
感想 2

あなたにおすすめの小説

月の後宮~孤高の皇帝の寵姫~

真木
恋愛
新皇帝セルヴィウスが即位の日に閨に引きずり込んだのは、まだ十三歳の皇妹セシルだった。大好きだった兄皇帝の突然の行為に混乱し、心を閉ざすセシル。それから十年後、セシルの心が見えないまま、セルヴィウスはある決断をすることになるのだが……。

生意気な少年は男の遊び道具にされる

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?

すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。 翔馬「俺、チャーハン。」 宏斗「俺もー。」 航平「俺、から揚げつけてー。」 優弥「俺はスープ付き。」 みんなガタイがよく、男前。 ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」 慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。 終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。 ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」 保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。 私は子供と一緒に・・・暮らしてる。 ーーーーーーーーーーーーーーーー 翔馬「おいおい嘘だろ?」 宏斗「子供・・・いたんだ・・。」 航平「いくつん時の子だよ・・・・。」 優弥「マジか・・・。」 消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。 太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。 「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」 「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」 ※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。 ※感想やコメントは受け付けることができません。 メンタルが薄氷なもので・・・すみません。 言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。 楽しんでいただけたら嬉しく思います。

王と宰相は妻達黙認の秘密の関係

ミクリ21 (新)
BL
王と宰相は、妻も子もいるけど秘密の関係。 でも妻達は黙認している。 だって妻達は………。

騙されて快楽地獄

てけてとん
BL
友人におすすめされたマッサージ店で快楽地獄に落とされる話です。長すぎたので2話に分けています。

R指定

ヤミイ
BL
ハードです。

ふたなり治験棟

ほたる
BL
ふたなりとして生を受けた柊は、16歳の年に国の義務により、ふたなり治験棟に入所する事になる。 男として育ってきた為、子供を孕み産むふたなりに成り下がりたくないと抗うが…?!

【完結】別れ……ますよね?

325号室の住人
BL
☆全3話、完結済 僕の恋人は、テレビドラマに数多く出演する俳優を生業としている。 ある朝、テレビから流れてきたニュースに、僕は恋人との別れを決意した。

処理中です...