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ゾーデドーロ(東の最果て)
デュバッセン大公とデルデの情事 とエルデリオンとレジィリアンスが飛んだ先
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デルデはデュバッセン大公を一番南の寝室に誘うと、扉を閉め様抱き寄せる。
真っ直ぐの黒髪を揺らし、大公は腰を抱き寄せる長身の美丈夫を見上げた。
濃紺の瞳を真っ直ぐ自分に向けているのを見、濡れた妖艶な碧緑の瞳で誘うように見つめ返す。
その間も大公は片手下げて腰の横の右ボタンを外す。
前部分の布が垂れ、左ボタンをも外すとお尻の布が垂れ、股間部分だけを剥き出しにしてデルデにすり寄った。
デルデも片手で腰の前を剥き出しにするボタンを外す。
更にぐっ!と股間が密着するほど大公を抱き寄せると、大公は腿を持ち上げ、デルデの腰に足を絡ませて囁く。
「…立ったまま?」
デルデは腰に絡む大公の腿を引き、更に腰を密着させて囁き返す。
「…横になってる時間、ナイでしょう?
本当は一刻も早く発たなくてはならないはず」
デュバッセン大公はデルデの股間を手で探り、握り込んで軽く擦り始めるから…。
デルデはデュバッセン大公の腰を抱く腕を外して下げ、大公の一物を握り込んで手で愛撫し始めた。
「…っぁ!」
握られた途端、大公が短く喘ぐ。
その声を聞いた途端、デュバッセン大公の手に握られたデルデの一物が、一気に上を向く。
デュバッセン大公はその素早い反応に、目を見開いた。
けれどじれたようにお尻を持ち上げ、手に握るデルデの一物を、蕾に当てる。
途端デルデは、グイ!と一気に挿入した。
「っぁ!」
デルデは、自分より確実に五つは年上の筈なのに。
まるで衰えなく初めて出会った若い頃のまま、美少年に見える大公を見つめ、首筋に顔を埋めて突き上げ始める。
「…ぅ…んっ!」
突き上げながら手でデュバッセン大公の一物を可愛がると、大公は気持ち良さげに喉を曝した。
「…っ…っ…」
デルデはまた、一気に激しく内壁を擦り上げる。
「…っ!」
デュバッセン大公の華奢な指が、デルデの肩に、背にしがみついた。
それを合図に、デルデは連続して激しく突き上げ始める。
「…ぁっ!…っぅ…ぅぅ…っんっ!」
デルデに奥のイイ場所を思いっきり擦り上げられ、激しい痺れと快感が脳天を突き抜けて一物の先端に伝い、大公は長い睫を震わせた。
デルデは手に握った大公の一物が、どんどん張り詰め汁を滴らせてるのを確認しながら、更に二度。
思いっきり奥を抉り、突き上げる。
「…っぁぅんっ!!!」
大公の指が、きつく背に喰い込む。
手に濡れた感触を感じた時。
デルデも一瞬脳天が白くぼやけ、素早く蕾から抜いて自身の手の中で放つ。
デュバッセン大公は解き放って全身から力が抜け、デルデの広い胸にしなだれかかり、息を整えながら呟く。
「…かなり……簡略化し…た?」
デルデは持ち上げていたデュバッセン大公の腿から手を放し、胸ポケットからハンケチを取り出して、液で汚れた自身の手を拭きながら囁く。
「…良く…なかった?」
デュバッセン大公が、顔を上げる。
「…出来れば今度はフルコースが食べたいところだけど…。
もうその時は、王子の夫かな?」
そう告げながらデルデの頬に指で触れ、顔を上げてねだるように目を閉じるので。
デルデは大公の赤く染まった唇に、しっとりと口づけた。
互いに剥き出しにしたズボンのボタンを止め、デルデは大公の腰に腕を回して扉を開ける。
「…言っとくけど、私を最初に振ったの、貴方だから」
大公は長身のデルデを見上げた。
「…初めて会った時、君は餓鬼だった」
デルデは眉寄せる。
「餓鬼だったからノーカウント?
…そんなの、アリ?」
大公は微笑むと、デルデの首の後ろに手を回し屈ませ、顔を下げるデルデの唇に、唇を柔らかく押しつけて囁いた。
「王子の夫になろうが…機会があればフルコース」
唇を離し、デルデも囁いた。
「機会があればね」
大公はさっ!と背を向けると、短い廊下の横の玄関に向かって歩き去り、戸を開けて出て行った。
デルデが広い居間に戻ると、エウロペ、エリューンが食器を並べ始め、奥の北の厨房に続く扉から、テリュスが両手に鍋掴みをはめてぐつぐつ煮立った陶器の鍋を持ち、やって来る。
デルデと視線が合うと
「キャベツの肉巻きチーズ煮込み」
と告げ、デルデは
「美味しそうだ」
と頷いた。
その後、主寝室を見る。
「王子二人は?」
エウロペはワゴンの上に置かれた鍋の蓋を開け、片手で皿を持って鍋の料理をレェィドゥル(おたま)で掬い、盛り付けながら言葉を返す。
「…まだ、出てこない…。
覗いてみてくれる?」
デルデは頷き、主寝室の扉を軽くノックし、返事がないので不審に思いつつも扉を開けた。
「…エウロペ!!!」
デルデの鋭い咆吼に、エウロペが首振ってデルデの背に視線を投げる。
デルデは室内に駆け込み、あっという間にその背を消すから。
エウロペもレェィドゥル(おたま)を手放し、駆けつける。
デルデは寝台の横で、二人が寝転がった布団の沈むあとを見、窓の外に顔を向け、庭に出る掃き出し窓に駆け寄った。
エウロペは誰の姿も無いのに愕然とし、一瞬顔を、がくん!
と下げた後、腹の底から声を張り上げ、叫ぶ。
「テリュス!エリューン!
直ぐ、ラステルかアッカマン侯爵の元に行って、アースルーリンドの客人を呼んで来てくれ!!!」
そしてデルデが開けて庭に出て姿を消した、掃き出し窓に寄ると叫ぶ。
「デルデロッテ!
ここからは出ていない!!!」
けれどデルデロッテは二人の姿を首振って探し、庭から池の方へ歩き出して振り向く。
「なぜ言い切れる!!!」
「寝台から、強く香る!!!
この窓には香りが無い!!!」
エウロペの怒鳴り声を聞き、デルデは一瞬冷静さを取り戻し
「(…嗅覚が、獣並みだっけ…)」
と内心呟き、室内に取って戻った。
寝台の横で見つめてるエウロペに向かい、怒鳴り返す。
「なぜ、言える!!!
居ないんなら出口はここだけだろう?!
それとも…」
窓を見る。
が、掃き出し窓と寝室出口があるのに、わざわざ窓から抜け出す訳も無い。
エウロペは寝台の上を調べながら、告げる。
「…睡眠薬の匂いもしない。
レジィはともかく。
エルデリオンが急襲されて、無抵抗で連れ去られるのはあり得ないだろう?」
デルデはエウロペの横に来ると、目を見開いて叫ぶ。
「だったらどうして居ない?!
ぱっと!!!
消えたとでも言う気か?!」
叫んだ後、エウロペに振り向かれ。
明るく鋭い緑の瞳を向けられ。
デルデは呆けた。
「…嘘だろ?
…本気で………?」
エウロペは顔下げる。
「私は一通り、各国に足を運んでる。
若年の頃。
アースルーリンドにも行った。
一度だけ見た。
空間から人が出て来て…人を抱いて空間に消えた」
デルデは暫く声が出ず…エウロペをじっ…と見る。
「…つまり…アースルーリンドの能力者…とかが。
空間から出て来て…二人をさらった?!
本気で言ってるのか?!」
エウロペは俯いて頷く。
「無い事じゃ無い」
エルデリオンとレジィは、まどろむように眠りに就いていたけれど。
突然周囲を包む光が途切れ、斬り裂かれた悲鳴のような、耳に聞こえない声が聞こえたように思い、突然、どさっ!!!
と、草の上に落ち、意識を取り戻す。
エルデリオンは首を振り、寝室にいたはずなのに、夜露に濡れた草の上に倒れ込んでいるのに気づき、横を見る。
レジィリアンスもそこにいて、頭を揺らし、呆けて呟いてる。
「…ここ…どこ?」
エルデリオンは半身起こすと両手付いて立ち上がり、レジィの方へと歩き出す。
手を差し伸べるとレジィはつかまり、立ち上がって二人は周囲を見回した。
森の中。
木々の上空に、月が光ってる。
森の中は暗い…。
その時、獣の瞳が光るのが見え、咄嗟エルデリオンは身体を探る。
腰に差していた護身用の短剣の柄に指が触れると握り込み、さっと抜いて構え、レジィリアンスを背に回す。
のそりと草陰から姿を現したのは狼で、エルデリオンは警戒を強める。
連中は群れで狩りをする。
多勢で襲いかかられては…こんな短剣では、捌ききれない…!
背に回した腕に、レジィリアンスの指が食い込む、その温もりを感じ。
エルデリオンは気迫込めて狼を睨み付けた。
真っ直ぐの黒髪を揺らし、大公は腰を抱き寄せる長身の美丈夫を見上げた。
濃紺の瞳を真っ直ぐ自分に向けているのを見、濡れた妖艶な碧緑の瞳で誘うように見つめ返す。
その間も大公は片手下げて腰の横の右ボタンを外す。
前部分の布が垂れ、左ボタンをも外すとお尻の布が垂れ、股間部分だけを剥き出しにしてデルデにすり寄った。
デルデも片手で腰の前を剥き出しにするボタンを外す。
更にぐっ!と股間が密着するほど大公を抱き寄せると、大公は腿を持ち上げ、デルデの腰に足を絡ませて囁く。
「…立ったまま?」
デルデは腰に絡む大公の腿を引き、更に腰を密着させて囁き返す。
「…横になってる時間、ナイでしょう?
本当は一刻も早く発たなくてはならないはず」
デュバッセン大公はデルデの股間を手で探り、握り込んで軽く擦り始めるから…。
デルデはデュバッセン大公の腰を抱く腕を外して下げ、大公の一物を握り込んで手で愛撫し始めた。
「…っぁ!」
握られた途端、大公が短く喘ぐ。
その声を聞いた途端、デュバッセン大公の手に握られたデルデの一物が、一気に上を向く。
デュバッセン大公はその素早い反応に、目を見開いた。
けれどじれたようにお尻を持ち上げ、手に握るデルデの一物を、蕾に当てる。
途端デルデは、グイ!と一気に挿入した。
「っぁ!」
デルデは、自分より確実に五つは年上の筈なのに。
まるで衰えなく初めて出会った若い頃のまま、美少年に見える大公を見つめ、首筋に顔を埋めて突き上げ始める。
「…ぅ…んっ!」
突き上げながら手でデュバッセン大公の一物を可愛がると、大公は気持ち良さげに喉を曝した。
「…っ…っ…」
デルデはまた、一気に激しく内壁を擦り上げる。
「…っ!」
デュバッセン大公の華奢な指が、デルデの肩に、背にしがみついた。
それを合図に、デルデは連続して激しく突き上げ始める。
「…ぁっ!…っぅ…ぅぅ…っんっ!」
デルデに奥のイイ場所を思いっきり擦り上げられ、激しい痺れと快感が脳天を突き抜けて一物の先端に伝い、大公は長い睫を震わせた。
デルデは手に握った大公の一物が、どんどん張り詰め汁を滴らせてるのを確認しながら、更に二度。
思いっきり奥を抉り、突き上げる。
「…っぁぅんっ!!!」
大公の指が、きつく背に喰い込む。
手に濡れた感触を感じた時。
デルデも一瞬脳天が白くぼやけ、素早く蕾から抜いて自身の手の中で放つ。
デュバッセン大公は解き放って全身から力が抜け、デルデの広い胸にしなだれかかり、息を整えながら呟く。
「…かなり……簡略化し…た?」
デルデは持ち上げていたデュバッセン大公の腿から手を放し、胸ポケットからハンケチを取り出して、液で汚れた自身の手を拭きながら囁く。
「…良く…なかった?」
デュバッセン大公が、顔を上げる。
「…出来れば今度はフルコースが食べたいところだけど…。
もうその時は、王子の夫かな?」
そう告げながらデルデの頬に指で触れ、顔を上げてねだるように目を閉じるので。
デルデは大公の赤く染まった唇に、しっとりと口づけた。
互いに剥き出しにしたズボンのボタンを止め、デルデは大公の腰に腕を回して扉を開ける。
「…言っとくけど、私を最初に振ったの、貴方だから」
大公は長身のデルデを見上げた。
「…初めて会った時、君は餓鬼だった」
デルデは眉寄せる。
「餓鬼だったからノーカウント?
…そんなの、アリ?」
大公は微笑むと、デルデの首の後ろに手を回し屈ませ、顔を下げるデルデの唇に、唇を柔らかく押しつけて囁いた。
「王子の夫になろうが…機会があればフルコース」
唇を離し、デルデも囁いた。
「機会があればね」
大公はさっ!と背を向けると、短い廊下の横の玄関に向かって歩き去り、戸を開けて出て行った。
デルデが広い居間に戻ると、エウロペ、エリューンが食器を並べ始め、奥の北の厨房に続く扉から、テリュスが両手に鍋掴みをはめてぐつぐつ煮立った陶器の鍋を持ち、やって来る。
デルデと視線が合うと
「キャベツの肉巻きチーズ煮込み」
と告げ、デルデは
「美味しそうだ」
と頷いた。
その後、主寝室を見る。
「王子二人は?」
エウロペはワゴンの上に置かれた鍋の蓋を開け、片手で皿を持って鍋の料理をレェィドゥル(おたま)で掬い、盛り付けながら言葉を返す。
「…まだ、出てこない…。
覗いてみてくれる?」
デルデは頷き、主寝室の扉を軽くノックし、返事がないので不審に思いつつも扉を開けた。
「…エウロペ!!!」
デルデの鋭い咆吼に、エウロペが首振ってデルデの背に視線を投げる。
デルデは室内に駆け込み、あっという間にその背を消すから。
エウロペもレェィドゥル(おたま)を手放し、駆けつける。
デルデは寝台の横で、二人が寝転がった布団の沈むあとを見、窓の外に顔を向け、庭に出る掃き出し窓に駆け寄った。
エウロペは誰の姿も無いのに愕然とし、一瞬顔を、がくん!
と下げた後、腹の底から声を張り上げ、叫ぶ。
「テリュス!エリューン!
直ぐ、ラステルかアッカマン侯爵の元に行って、アースルーリンドの客人を呼んで来てくれ!!!」
そしてデルデが開けて庭に出て姿を消した、掃き出し窓に寄ると叫ぶ。
「デルデロッテ!
ここからは出ていない!!!」
けれどデルデロッテは二人の姿を首振って探し、庭から池の方へ歩き出して振り向く。
「なぜ言い切れる!!!」
「寝台から、強く香る!!!
この窓には香りが無い!!!」
エウロペの怒鳴り声を聞き、デルデは一瞬冷静さを取り戻し
「(…嗅覚が、獣並みだっけ…)」
と内心呟き、室内に取って戻った。
寝台の横で見つめてるエウロペに向かい、怒鳴り返す。
「なぜ、言える!!!
居ないんなら出口はここだけだろう?!
それとも…」
窓を見る。
が、掃き出し窓と寝室出口があるのに、わざわざ窓から抜け出す訳も無い。
エウロペは寝台の上を調べながら、告げる。
「…睡眠薬の匂いもしない。
レジィはともかく。
エルデリオンが急襲されて、無抵抗で連れ去られるのはあり得ないだろう?」
デルデはエウロペの横に来ると、目を見開いて叫ぶ。
「だったらどうして居ない?!
ぱっと!!!
消えたとでも言う気か?!」
叫んだ後、エウロペに振り向かれ。
明るく鋭い緑の瞳を向けられ。
デルデは呆けた。
「…嘘だろ?
…本気で………?」
エウロペは顔下げる。
「私は一通り、各国に足を運んでる。
若年の頃。
アースルーリンドにも行った。
一度だけ見た。
空間から人が出て来て…人を抱いて空間に消えた」
デルデは暫く声が出ず…エウロペをじっ…と見る。
「…つまり…アースルーリンドの能力者…とかが。
空間から出て来て…二人をさらった?!
本気で言ってるのか?!」
エウロペは俯いて頷く。
「無い事じゃ無い」
エルデリオンとレジィは、まどろむように眠りに就いていたけれど。
突然周囲を包む光が途切れ、斬り裂かれた悲鳴のような、耳に聞こえない声が聞こえたように思い、突然、どさっ!!!
と、草の上に落ち、意識を取り戻す。
エルデリオンは首を振り、寝室にいたはずなのに、夜露に濡れた草の上に倒れ込んでいるのに気づき、横を見る。
レジィリアンスもそこにいて、頭を揺らし、呆けて呟いてる。
「…ここ…どこ?」
エルデリオンは半身起こすと両手付いて立ち上がり、レジィの方へと歩き出す。
手を差し伸べるとレジィはつかまり、立ち上がって二人は周囲を見回した。
森の中。
木々の上空に、月が光ってる。
森の中は暗い…。
その時、獣の瞳が光るのが見え、咄嗟エルデリオンは身体を探る。
腰に差していた護身用の短剣の柄に指が触れると握り込み、さっと抜いて構え、レジィリアンスを背に回す。
のそりと草陰から姿を現したのは狼で、エルデリオンは警戒を強める。
連中は群れで狩りをする。
多勢で襲いかかられては…こんな短剣では、捌ききれない…!
背に回した腕に、レジィリアンスの指が食い込む、その温もりを感じ。
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