森と花の国の王子

あーす。

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エルデリオンの辛い毎日

デルデロッテの調教 2

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 けれどデルデロッテは、上向きで汁を滴らせ始めるエルデリオンの一物を鏡の中で見つめ、告げる。

「…ああ失礼。
当然、男ですから。
そこに刺激が、欲しいですよね?」

そう言うと立ち上がり、再び棚から、細い革のマスクを持って来る。

エウロペからそのマスクの内部が、チラと見えた。
中は尖った大きな鋲が打ち込まれ、その周囲に円形に、小さな尖った鋲が並んでた。

それを…デルデロッテは膝を付き、エルデリオンの背後から。
そそり勃ったエルデリオンの一物に、取り付け始める。

「…ぁあっ!
…ぁ…っ!」

エルデリオンは激しく身を捩って、必死に付けさせまいと暴れる。
が、デルデロッテはマスクの先を一物の先端に当て、両端を引っ張ると、根元の金のリングの両端の、留め具に止めた。

「…ぅっ…くっ!」

色白の肌の、引き締まった身体の全てが。
ピンク色に染まり始める。
エルデリオンは今度は動くまいと、身を固める。

けれどデルデロッテは、そんなエルデリオンを見て言った。

「…動いて頂かないと。
刺激になりませんね…」

そして革紐で双丘を開かされ、剥き出しの蕾に、再び鋲突きの手袋の指を挿入した。

「…っあ!
…っぁぁああああっ!!!」

その激しい反応に、ついエウロペはデルデロッテの横に来る。
指を素早く出し入れし、エルデリオンの内壁を激しく刺激していた。

「ぁあっ!!!
やっ…!
あぅっ!
デル…デルデお願いだ!
ぃやっ…!
あぅ…ぁあっ!!!」

エルデリオンはもう、泣いていた。
頬に涙が伝って行く。

デルデロッテは指の動きを止めると、ため息を吐く。

「まだ、挿入前ですよ?
これっしきりの刺激で、降参ですか?
まあいい。
この状態なら貴方がどれほど泣き叫んでも、私のしたい放題。
…どれ」

そう言って、鏡の中のエルデリオンを見つめる。
「…乳首はいい色になって来ましたね…。
キツいですか?」

エルデリオンは激しく肩を波打たせ、それだけでも胸が動く度、刺激が駆け抜けるのか。
幾度も唇を噛んで、首を横に振る。

「…息をするだけで…感じるんですか?」

問われて、エルデリオンは首を縦に振る。

「…おやおや。
一物は革の先端が、濡れまくってる…。
そんなに垂らしてるんですか?
それとも、もう放った?」

エルデリオンは必死に首を、横に振る。
「…お願い…だ…デルデ………。
はず…して………」

デルデロッテは冷静に尋ねた。
「どうして?」

エルデリオンは肩で息しながら、必死に動くまいと耐え、掠れた声を上げた。

「…耐え…られない…。
気が……狂いそうだ………」

デルデロッテは目を見開き、尋ね返した。

「…こんな、程度で?」

エルデリオンは泣き濡れた顔を上げ、懇願する。
「こん…な………。
敏感…なところ…ばかり攻め…られたら………。
おかしく…な…る………」

デルデロッテは呆れて言った。
「レジィ殿もきっと、懇願したんでしょうね?
それで奴らは…許したでしょうか?」

エルデリオンは顔を戦慄かせ、俯いて、首を横に振る。

「で、しょう?
彼は貴方よりもっと、刺激に弱い。
更に若年で貴方より、まっさら。
散々情事をしてきた、スレた貴方とは違い、刺激は何倍も辛かったはず。
それで?
どこか、痛いですか?」

エルデリオンはまた、頬に涙を伝わせると、首を横に振る。

「…おかしくなるほど…感じる・だけ?」

エルデリオンは顔を下げきって、頷く。

「ならこんな程度で、外してだなんて。
論外ですよ。
もっと…感じて乱れて頂かないと」

デルデロッテはそう告げた後、また棚へと歩き出す。
そして小瓶を取り上げると、戻って来て…背後から、エルデリオンの乳首に瓶の液体を流し込む。
右…そして左。

更にマスクの中の一物。
そして…手袋の指にも、たっぷり。

エルデリオンは粘り気のある液体が、乳首に垂らされた後。
暫くして、じんじんと熱く、先端がチリチリと感じるのに、首を垂らす。
鋲の針でさんざ刺激された、一物の先端も。
液体で垂らされただけ・なのに…。
どくんどくん…と激しく脈打ち始め、射精感が押し寄せ…。
必死に腰を、揺すり始めた。

けれど腰を揺すると、乳首の先端が激しく針で擦れ…たまらなくなって更に一物は勃ち上がり、苦しいほど。

けれどデルデロッテが、腰を抱き込んで再び押さえ付ける。

「…自分で腰を振るのは、もっと後。
なにせ貴方はレジィ殿と違って、腰を振り慣れてますからね。
全然、色っぽくない」

エルデリオンは囁かれて、唇を噛む。
けれどもう股間が…たまらなく張り詰めて、どうにかなりそうだった。

「…イ…かせてデルデ…お願いイかせ…ぁあああああっ!!!」

また、手袋の指で奥まで激しく刺激され、エルデリオンはデルデロッテに腰を抱かれたまま、激しく身悶えた。

けれどデルデは指を引かず、そのまま奥を幾度も指で、刺し貫く。
「…ぅっ!!!
やっ…嫌っ!!!
デルデお願いだ!!!
止め…もう止めて!!!
…っぁあ!!!」

激しく身もがく度、両方の乳首と一物の先端が激しく擦れ、もう股間はぱんぱんなのに、リングがきつく根元を締め付ける。

「…ぃやっ!!!
止めて!!!
…許して!!!
デルデ!!!
デルデ…ぁあああっ!!!」

エルデリオンはリングできつく、押し止められてると言うのに。
とうとう放ち…ぐったり…と身を折る。

エウロペはデルデロッテの容赦無いそのやり用に、目を見開いたまま呆れた。

けれどデルデロッテは、気絶するエルデリオンから離れると、上に吊り上げた、腕の枷を外す。

寝台に横たえるのだろうと、エウロペは思い、手伝おうと近寄る。

「テーブルの上の、手首拘束用の革紐。
持って来て頂けます?」

と言われ、また目を見開いた。


クン…。

エルデリオンはその、きつい香りに閉じた目を開ける。
デルデロッテが気付けを嗅がせ、微笑まじりに囁く。

「この程度で気絶ですか?」

エルデリオンは体中から力が抜けきってるように感じた。
が、微かに動くと…また乳首に、刺激が駆け抜ける。
同時に一物が僅か、勃ち上がり…先端が擦れ始める。

まだ誇張してなかったから…革のマスクは緩んでいて、左程じゃない。

「(…まだ…付けた…まま…?)」

蕾の奥はじんじんとして、じれた感覚に腰を捻りそうになる。
耐えられなくって…思いきり、付いて欲しい衝動に突然駆られた。

気づくと…手枷は外され、腕は背中で、手首を束ねられて拘束されていた。

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