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エルデリオンの辛い毎日
エルデリオンをいたぶり始めるデルデロッテ
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エウロペは着替えて寝室から出てくる、デルデロッテを見た。
ロットバルトとテリュスはまだテーブルで話していて、洒落た濃い紫の上着を粋に着こなすデルデロッテに振り向く。
ロットバルトは玄関で待つエウロペの元に、足を運ぶデルデロッテに尋ねる。
「舞踏会?」
デルデは無言で首を横に振る。
「…ご婦人との会食?」
また、デルデは首を横に振る。
エウロペは扉を開け、デルデを通した後
「遅くなるから、後を頼む!」
と言って、扉を閉めた。
テリュスとロットバルトは顔を見合わせる。
「エウロペは普段服だぞ?」
テリュスの言葉に、ロットバルトは首捻った。
「…じゃ公式な場でも、ご婦人相手でも無いな」
「無いっぽい」
テリュスも同意して、頷いた。
エウロペはさっき降りた王宮の豪華な正面階段を、再びデルデと連れだって上がる。
そして王子住まいの一角の扉の前の、見張りに扉を開けられ、中に進んで廊下の先の、エルデリオンの居室の扉をノックした。
「…どうぞ」
声が聞こえ、エウロペは横のデルデロッテを見た。
微笑んでるのに…どこか凄みがあって。
正装姿といい、エウロペはデルデの思惑が理解出来ず、首捻った。
「こんなに早く、来て頂いて…」
ソファの横に立つエルデリオンは、髪を拭いていた。
湯に浸かったらしく、とても上品な香り粉の残り香が、部屋中に広がっていた。
エウロペと並んで入って来る、デルデを見ると、ヘイゼルの瞳を見開く。
「…デルデ………」
デルデロッテが微笑んで慇懃丁寧にお辞儀した時。
エウロペは見た事も無い凄味あるデルデの表情に、視線が吸い付く。
「(…もしかして…怒ってるのか?実は)」
思いつつも、首捻る。
デルデロッテは早足で室内に入ると、エルデリオンに視線を投げる。
「…で?
調教部屋ってどちらです?
まさか…工具部屋の事ですか?」
エルデリオンはデルデロッテがさっさと扉を開け、中庭に出ると扉を開けて
「やっぱりここか!」
と叫ぶので、オタついた。
「あの…」
エルデリオンは戸惑って、横にやって来るエウロペを見た。
が、エウロペはエルデリオンの背を軽く押して促す。
エルデリオンはクリーム色のガウン姿だった。
が、背を押されて調教部屋へと、足を踏み入れる。
デルデロッテがジロリ…と艶を含んだ濃紺の瞳で、斜にエルデリオンを見つめ、棚に並ぶ器具や部屋の様子を、首を振って見回してる。
エウロペはエルデリオンを室内に入れた後、自分も入って扉を閉めた。
「デルデロッテ、あの…」
「エウロペ殿に、自分をレジィ殿のように扱って欲しいと、懇願されたとか。
エウロペ殿は年下の少年への、理不尽ないたぶりは苦手だそうだ。
…どうして私に相談しなかったんです?
幾らでも…して差し上げたのに」
エウロペは顔下げた。
「(…顔は笑顔だけど。
明らかに、怒ってる…)」
デルデロッテは鞭を手に、エルデリオンの目前にやって来ると。
ガウンの胸元を、鞭の先で押し開く。
「…下は素肌ですか。
興を削がれますね。
貴方も、それは楽しんで、レジィ殿の衣服を剥いたんでしょう?」
もう少し開き、エルデリオンの裸の乳首を見つめる。
「…エウロペ殿に、吸わせたんですか?
横に赤い痣がある」
エルデリオンは、ばっ!とガウンを右手で握り、胸元を閉じ、頬を染めて異論を唱えた。
「…どうして君が…!」
「どうして?
だってレジィ殿を嬲ったのは多数。
貴方エウロペ殿に、一人二役をヤレと、無茶を言う気ですか?」
エルデリオンは俯く。
「けど…」
デルデロッテは直ぐ様、言葉を遮って告げる。
「けれどどうしたって、貴方とレジィ殿は経験値が違う。
レジィ殿と同じ事をされたところで…貴方はせいぜい、不自由と屈辱を一時、味わう程度。
…貴方本気で。
レジィ殿の体験を味わいたいんですか?」
その濃紺の瞳は、ぎくっとする程、鋭かった。
エルデリオンはムキになって怒鳴る。
「本気に決まってる!」
デルデロッテは嗤った。
「いい覚悟だ。
脱いだら素っ裸なんですね?
仕方無い」
デルデロッテはエルデリオンの前に進むと、手首を握って引く。
そして石床の上に立たせ、背後に回ると、ばっ!と一気にガウンをエルデリオンの肩から滑り落とした。
俯くエルデリオンの顔を見もせずに、天井から鎖で吊されてる手枷を取ると、エルデリオンの腕を強引に上に引っ張り、手首に枷を嵌めた。
エウロペはデルデロッテがたいそう怒ってるように見え、とうとう腕組みして背を壁にもたせかけ、それを眺める。
もう片腕上に引っ張り、手枷を嵌める。
エルデリオンは腕を上に伸ばしたまま裸で拘束され、恥じ入る表情を見せた。
デルデロッテは立てた大鏡を引きずり、エルデリオンの目前に置く。
「…これで…されてる恥ずかしい自分が、よぅく見える」
が、エルデリオンは鏡に映る裸の自分を見るなり、頬染めて俯いた。
そのエルデリオンには、色香が微かに伺える。
エウロペはそれを見て
「(…寝てないにしろ…性的な接触が、あったんだな)」
と二人を見て推測した。
デルデロッテは両腕上に吊り上げられてる、エルデリオンの背後に立つと。
腕を前に回し、手をゆっくり、腰から胸へと這わせる。
エルデリオンがさらりとした明るい栗毛を振って、頬を染め俯く。
エウロペに、デルデは背を向けていたけど。
鏡に映る長身のその美貌は、鋭く冴え渡って見えた。
「残念ながら、これじゃまるで色気不足。
犯せと言っても、エウロペ殿に、到底ソノ気になって貰えませんよ」
エルデリオンは唇を噛み、下げた顔をその言葉で、微かに震わせた。
デルデロッテは棚に進むと、ずらりと並ぶ器具を眺め、革紐を手に取る。
エルデリオンの背後に戻り、背から肩に革紐を垂らす。
右…そして左。
前に回ると、顔を下げているエルデリオンの、顎を掴んで上げさせ
「何俯いてるんです?
せいぜい鏡を見て。
いやらしい自分の姿に、レジィ殿のように恥じらって。
色香を増して頂かないと。
エウロペ殿を、勃たせるのも一苦労。
彼に興奮して頂けないと。
貴方の望む、強姦…なんて、とても無理な相談です」
最後はエルデリオンの伏せた瞳を覗き込んで、そう告げる。
手を下げると、無造作に乳首を突然摘まみ上げる。
「…っ!」
痛むのか、エルデリオンが首振って顔を上げた。
デルデは乳首の先に、革紐から伸びた、小さな洗濯ばさみのような金属のクリップを挟み込む。
「…ぅうっ!」
「…痛い?
でも感じる」
そう言って、クリップを引っ張った。
「ぁあっ!」
デルデはクリップから手を離すと
「まだ片方」
そしてもう片方の乳首も、摘まみ上げる。
エルデリオンはもう何をされるか、どんな痛みか知っているので、胸を横にいざらせた。
が、デルデはきつく摘まみ上げ、強引にクリップに挟み込む。
「…っ!っ!」
エルデリオンは最早、涙混じりに首を振る。
さらりとした栗毛が揺れ、端整な顔立ちは、苦痛を耐えるように戦慄いていた。
エウロペが背を壁から起こし、デルデの横にやって来る。
「…痛がってるぞ?」
囁くと、デルデは無造作にエルデリオンの片方のクリップを外し、エウロペに見せる。
「きっちり奥まで差し込んで挟むと。
一番敏感な先端に、クリップの真ん中の突き出た針が当たるから。
半端無く感じるんだ」
エウロペは手に取って見る。
「…挟み込んで乳首を勃起させ…感度上げた上で、敏感な先端をも刺激するのか?
凶悪だな…。
一応先の針は、太めで鋭くも無いな」
デルデは頷きながらエウロペの手からクリップを取り上げ、外した方のエルデリオンの乳首を摘まみ上げ、無造作に挟み込みながら囁き返す。
「傷は付けない」
エウロペは挟まれた瞬間、エルデリオンが激しく首を横に振るのを見、ため息を吐いた。
ロットバルトとテリュスはまだテーブルで話していて、洒落た濃い紫の上着を粋に着こなすデルデロッテに振り向く。
ロットバルトは玄関で待つエウロペの元に、足を運ぶデルデロッテに尋ねる。
「舞踏会?」
デルデは無言で首を横に振る。
「…ご婦人との会食?」
また、デルデは首を横に振る。
エウロペは扉を開け、デルデを通した後
「遅くなるから、後を頼む!」
と言って、扉を閉めた。
テリュスとロットバルトは顔を見合わせる。
「エウロペは普段服だぞ?」
テリュスの言葉に、ロットバルトは首捻った。
「…じゃ公式な場でも、ご婦人相手でも無いな」
「無いっぽい」
テリュスも同意して、頷いた。
エウロペはさっき降りた王宮の豪華な正面階段を、再びデルデと連れだって上がる。
そして王子住まいの一角の扉の前の、見張りに扉を開けられ、中に進んで廊下の先の、エルデリオンの居室の扉をノックした。
「…どうぞ」
声が聞こえ、エウロペは横のデルデロッテを見た。
微笑んでるのに…どこか凄みがあって。
正装姿といい、エウロペはデルデの思惑が理解出来ず、首捻った。
「こんなに早く、来て頂いて…」
ソファの横に立つエルデリオンは、髪を拭いていた。
湯に浸かったらしく、とても上品な香り粉の残り香が、部屋中に広がっていた。
エウロペと並んで入って来る、デルデを見ると、ヘイゼルの瞳を見開く。
「…デルデ………」
デルデロッテが微笑んで慇懃丁寧にお辞儀した時。
エウロペは見た事も無い凄味あるデルデの表情に、視線が吸い付く。
「(…もしかして…怒ってるのか?実は)」
思いつつも、首捻る。
デルデロッテは早足で室内に入ると、エルデリオンに視線を投げる。
「…で?
調教部屋ってどちらです?
まさか…工具部屋の事ですか?」
エルデリオンはデルデロッテがさっさと扉を開け、中庭に出ると扉を開けて
「やっぱりここか!」
と叫ぶので、オタついた。
「あの…」
エルデリオンは戸惑って、横にやって来るエウロペを見た。
が、エウロペはエルデリオンの背を軽く押して促す。
エルデリオンはクリーム色のガウン姿だった。
が、背を押されて調教部屋へと、足を踏み入れる。
デルデロッテがジロリ…と艶を含んだ濃紺の瞳で、斜にエルデリオンを見つめ、棚に並ぶ器具や部屋の様子を、首を振って見回してる。
エウロペはエルデリオンを室内に入れた後、自分も入って扉を閉めた。
「デルデロッテ、あの…」
「エウロペ殿に、自分をレジィ殿のように扱って欲しいと、懇願されたとか。
エウロペ殿は年下の少年への、理不尽ないたぶりは苦手だそうだ。
…どうして私に相談しなかったんです?
幾らでも…して差し上げたのに」
エウロペは顔下げた。
「(…顔は笑顔だけど。
明らかに、怒ってる…)」
デルデロッテは鞭を手に、エルデリオンの目前にやって来ると。
ガウンの胸元を、鞭の先で押し開く。
「…下は素肌ですか。
興を削がれますね。
貴方も、それは楽しんで、レジィ殿の衣服を剥いたんでしょう?」
もう少し開き、エルデリオンの裸の乳首を見つめる。
「…エウロペ殿に、吸わせたんですか?
横に赤い痣がある」
エルデリオンは、ばっ!とガウンを右手で握り、胸元を閉じ、頬を染めて異論を唱えた。
「…どうして君が…!」
「どうして?
だってレジィ殿を嬲ったのは多数。
貴方エウロペ殿に、一人二役をヤレと、無茶を言う気ですか?」
エルデリオンは俯く。
「けど…」
デルデロッテは直ぐ様、言葉を遮って告げる。
「けれどどうしたって、貴方とレジィ殿は経験値が違う。
レジィ殿と同じ事をされたところで…貴方はせいぜい、不自由と屈辱を一時、味わう程度。
…貴方本気で。
レジィ殿の体験を味わいたいんですか?」
その濃紺の瞳は、ぎくっとする程、鋭かった。
エルデリオンはムキになって怒鳴る。
「本気に決まってる!」
デルデロッテは嗤った。
「いい覚悟だ。
脱いだら素っ裸なんですね?
仕方無い」
デルデロッテはエルデリオンの前に進むと、手首を握って引く。
そして石床の上に立たせ、背後に回ると、ばっ!と一気にガウンをエルデリオンの肩から滑り落とした。
俯くエルデリオンの顔を見もせずに、天井から鎖で吊されてる手枷を取ると、エルデリオンの腕を強引に上に引っ張り、手首に枷を嵌めた。
エウロペはデルデロッテがたいそう怒ってるように見え、とうとう腕組みして背を壁にもたせかけ、それを眺める。
もう片腕上に引っ張り、手枷を嵌める。
エルデリオンは腕を上に伸ばしたまま裸で拘束され、恥じ入る表情を見せた。
デルデロッテは立てた大鏡を引きずり、エルデリオンの目前に置く。
「…これで…されてる恥ずかしい自分が、よぅく見える」
が、エルデリオンは鏡に映る裸の自分を見るなり、頬染めて俯いた。
そのエルデリオンには、色香が微かに伺える。
エウロペはそれを見て
「(…寝てないにしろ…性的な接触が、あったんだな)」
と二人を見て推測した。
デルデロッテは両腕上に吊り上げられてる、エルデリオンの背後に立つと。
腕を前に回し、手をゆっくり、腰から胸へと這わせる。
エルデリオンがさらりとした明るい栗毛を振って、頬を染め俯く。
エウロペに、デルデは背を向けていたけど。
鏡に映る長身のその美貌は、鋭く冴え渡って見えた。
「残念ながら、これじゃまるで色気不足。
犯せと言っても、エウロペ殿に、到底ソノ気になって貰えませんよ」
エルデリオンは唇を噛み、下げた顔をその言葉で、微かに震わせた。
デルデロッテは棚に進むと、ずらりと並ぶ器具を眺め、革紐を手に取る。
エルデリオンの背後に戻り、背から肩に革紐を垂らす。
右…そして左。
前に回ると、顔を下げているエルデリオンの、顎を掴んで上げさせ
「何俯いてるんです?
せいぜい鏡を見て。
いやらしい自分の姿に、レジィ殿のように恥じらって。
色香を増して頂かないと。
エウロペ殿を、勃たせるのも一苦労。
彼に興奮して頂けないと。
貴方の望む、強姦…なんて、とても無理な相談です」
最後はエルデリオンの伏せた瞳を覗き込んで、そう告げる。
手を下げると、無造作に乳首を突然摘まみ上げる。
「…っ!」
痛むのか、エルデリオンが首振って顔を上げた。
デルデは乳首の先に、革紐から伸びた、小さな洗濯ばさみのような金属のクリップを挟み込む。
「…ぅうっ!」
「…痛い?
でも感じる」
そう言って、クリップを引っ張った。
「ぁあっ!」
デルデはクリップから手を離すと
「まだ片方」
そしてもう片方の乳首も、摘まみ上げる。
エルデリオンはもう何をされるか、どんな痛みか知っているので、胸を横にいざらせた。
が、デルデはきつく摘まみ上げ、強引にクリップに挟み込む。
「…っ!っ!」
エルデリオンは最早、涙混じりに首を振る。
さらりとした栗毛が揺れ、端整な顔立ちは、苦痛を耐えるように戦慄いていた。
エウロペが背を壁から起こし、デルデの横にやって来る。
「…痛がってるぞ?」
囁くと、デルデは無造作にエルデリオンの片方のクリップを外し、エウロペに見せる。
「きっちり奥まで差し込んで挟むと。
一番敏感な先端に、クリップの真ん中の突き出た針が当たるから。
半端無く感じるんだ」
エウロペは手に取って見る。
「…挟み込んで乳首を勃起させ…感度上げた上で、敏感な先端をも刺激するのか?
凶悪だな…。
一応先の針は、太めで鋭くも無いな」
デルデは頷きながらエウロペの手からクリップを取り上げ、外した方のエルデリオンの乳首を摘まみ上げ、無造作に挟み込みながら囁き返す。
「傷は付けない」
エウロペは挟まれた瞬間、エルデリオンが激しく首を横に振るのを見、ため息を吐いた。
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