森と花の国の王子

あーす。

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記憶を取り戻したレジィ

レジィとエリューン、初めての快感

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 エリューンが睨み付けても、デルデには怯む様子が無く、口開く。
「そろそろ服を脱ごうか。
素肌が触れて気持ち良い…の他、服を汚さないため、ってのもあるし」

レジィは真顔で頷き、エリューンはぶすっ垂れながらシャツをたくし上げ始める。

エリューンは脱ぎながら、チラ…とデルデの裸体を見た。
さっき感じる顔を見られたせいか、やけに男っぽくて迫力を感じ、思わず顔を背ける。

レジィはデルデが脱ぐと、あんまり男らしくって。
恥ずかしげに頬を染める。

「…エリューンの時は、口に入れても全然怖く無かった?」
デルデに優しく尋ねられ、レジィは頷く。
「いつかデルデにも、して貰ったから。
デルデにも、する?」
「出来るんなら。
けどお尻も、うずうずしてるんだよね?
エリューンに挿入れて貰う?」

レジィはエリューンに振り向く。
二人は裸だろうが全然意識せず、まるで兄弟のように自然に見えた。

「…エリューン、お尻に挿入れられる?」
デルデに問われ、エリューンはレジィに尋ねる。
「…うずうずしてるの?」
レジィは素直に頷く。
「凄く」

デルデはレジィの腕を引くと、抱き寄せて少し勃ち上がった、レジィの可愛らしい男の印を手に握る。
途端、レジィは大きなデルデの手に握られ、頬染めて俯く。

デルデはそんな愛らしいレジィを見つめ、手で愛撫しながら囁く。
「…私はまだ大丈夫だから。
先にエリューンに挿入れて貰おうか?」

レジィはこくん。
と頷いたけど。
横に居たエリューンが、目を見開く。

「…後ろから?」

デルデは頷き、エリューンにレジィの背後に回るよう、首振って合図を送った。

エリューンはレジィの、とても綺麗ですんなりした背中と。
ピンクに染まりつつある双丘を見た。

デルデと散々したせいで、子供っぽかった真っ白な綺麗なお尻は。
今はかなり、色香を放って見えた。

エリューンはレジィの腰を後ろから掴み、短いため息を吐くと、レジィの正面に座るデルデロッテを見る。

三人の中で一際長身で、男らしく目に映った。
うっとりとした美麗な顔でレジィを見つめながら、レジィの男の印を手で愛撫してる。

レジィはだんだん
「…っあ…っ」
と甘い喘ぎ声を上げ始め、微かにお尻を揺する。

デルデが顔を上げ、エリューンに頷く。
それでエリューンは、興奮を示し始めた自身の先端を、レジィの蕾に当てた。

「…ぁん…っ」

レジィが快感を予感し、欲しそうにお尻を揺らす。
エリューンはそれで一気にまた上向きになって…なるべく性急にならないよう、そっと挿入し始めた。

「…っぁ…っ…ぁ…」

レジィはデルデの手で男の印に触れられ、背後から挿入されて、身を戦慄かせた。

「(…確かに色っぽい…)」

エリューンは内心そう思いながら、少しずつ奥へと埋め込ませた後。
そっ…と出し入れし始めた。

ぴっちり内壁で包み込まれ、それだけでも気持ちいいのに。
擦り始めるとたまらなかった。

「…っ!」

デルデはチラ…と、感じ始めるエリューンの表情を伺いながら、放ってしまいそうなレジィの根元を、ぎゅっ!と握り、留める。

「…ぁ…んっぁんっ!」

奥を突かれ始め、感じて腰に震えが来てたレジィは。
射精を阻まれ、じらされて身をくねらせまくる。

「…ぁ…あんっ!」

けれどエリューンは自身の快感に没頭してしまい、ついだんだん激しく突き入れ始めた。

「…ぁ…あっ!
ぁあんっ!」

甘い…レジィの喘ぎ声を聞くと、エリューンは夢中になった。

デルデはもっとレジィに身を寄せ、顎に手を当てレジィの顔を上げさせると、顔を寄せて唇を近づける。
レジィは反射的に、デルデの唇に唇を寄せて口づけた。

レジィの唇は熱を帯び、更に吸い付くように柔らかい…。

キスしながらデルデはレジィの背を、後ろから突いてるエリューンの胸元に押しつけ始め、レジィの腿の下に腕を入れ、足を持ち上げた。

唇を離しながらもう片手をレジィの男の印からも離し、レジィのもう片腿も、膝裏に腕を入れ込んで持ち上げる。

レジィはエリューンの胸に背が当たり、振り向いてエリューンにキスをねだった。
エリューンは直ぐ、顔を寄せてレジィの赤くぷるんとして熟れきった果実のような唇に、誘われるように口づけた。

とても甘い…感触がした。

デルデが前から、レジィの両腿を抱え上げていたから。
レジィの腰は浮いてる。

デルデがチラ…と視線を向けるので、エリューンは浮いたレジィのお尻の下に腰を入れて膝を立て、座り込む。

デルデがゆっくり、レジィの身を少し持ち上げ…そして落とした。

「…ぁあんっ!」

レジィは叫んだけど、エリューンも睫を震わせた。

「(…ヤバ…!)」

デルデはエリューンの表情を見、レジィの腰をあまり浮かせず、軽く持ち上げて落とす。

さっきとは違う、軽い刺激に。
エリューンがぱち!と目を開けた。
「(…ヨ過ぎて一瞬、意識飛びかけてた…)」

そしてレジィの向こうに膝立ちしてる、デルデを見る。
知ってるみたいな表情で、レジィのお尻をまたほんの少し浮かしては落とし、刺激を減らして軽く擦り上げる。
エリューンはそれはそれで気持ち良くって、また睫を震わせた。

デルデの手が、エリューンの腕に触れ
「自分で抱えられる?」
と少し掠れた声で囁く。

エリューンは直ぐ気づき、デルデに代わって背後から、片腿ずつ膝裏に腕を入れ、レジィの腰を抱え上げた。

そして自身が気持ちいい様に、少しずつ浮かしては落とす。

デルデはくねり始めるレジィを見つめ、前から再びレジィの男の印を握ると、イきそうなると根元を握り留め、やんわり愛撫し続けた。

顔を倒し込んで首筋や頬に軽くキスをする。

レジィは背にぴったりとエリューンの熱い胸板が当たり、真下から蕾に突き刺され。
前からデルデに、興奮した男の印を弄られて…身をくれらせまくって乱れ始めた。

「ぁ…ぁんっ!
…っあ…!
ゃんっ!
あ…もっと!
もっと…!」

エリューンは煽られるまま、レジィの腰を高く浮かすと、一気に自身へと落とし込む。

「ぁああっ!!!」

レジィは身を跳ね上げて背を反らし…その後、びくびくん!と身を痙攣させた。

エリューンはレジィの腿を背後から担いだまま、レジィの肩に顔を倒し、動かない。

「…まさか…気絶した?」

デルデの声に、はっ!と気づいて、エリューンは顔を上げる。

「…………………」

ナニか言おうとしたけど。
言葉が出て来ない。

吐息を吐きながら、呼吸を整えようとした。

レジィは身をぐったり…とデルデの胸にもたせかけ、デルデの肩に力の抜けた腕で縋りつき、呟く。

「…ダメ…こんなの…。
…もうずっと…こんな風にされたくなったら…。
僕、エリューンとデルデじゃなきゃ、ダメになっ…ちゃ…う……」

デルデはくす。と笑う。
「そんな、ヨかった?」

レジィは頭をデルデの胸に付けたまま、金の髪を擦って頷く。
「…凄…く………」

デルデはサイドテーブルから布を取ると、自分の手と放ったレジィの股間を軽く拭き上げた。
その後、水をグラスに注いで口に含み、レジィの頭を上げさせ、口移しでレジィの唇に水を注ぐ。

顔を離すとまたグラスをあおって水を口に含ませ、グラスをレジィに手渡す。
その後レジィの肩に顔を埋めてるエリューンの横に行って、頭の横を手で触れ、エリューンの顔を上げさせて顔を寄せた。

エリューンは一瞬、警戒したけど。
寄せて来るデルデの唇を唇で受け止め、口移しで水を注がれ、こくん。と喉を鳴らし、飲み込んだ。

デルデの唇は熱く…イったばかりなのに、ぞくり…と肌が戦慄き、今朝けさおぼろな記憶で挿入された時の感覚がよみがえり、内心
「(…これがエウロペの言ってた…。
刺激が強いから、クセになるっていう…)」
と、デルデの一物をお尻の奥に欲しがる、自分の欲望を押し止め、自重した。

デルデは気づいたようにエリューンの耳元で囁く。
「傷付いて薬草挿入れてる君に。
挿入れたりしないよ」

エリューンは心を読まれ、真っ赤に成って俯いた。

素直なレジィの愛らしさとは違い。
真っ直ぐな気性の、ふだん感情をあまり表に出さないエリューンが恥じらう様子は新鮮で。
デルデはつい見入った後、くす。
と笑った。

レジィはグラスから水を飲んだ後、デルデに差し出す。
「デルデ、まだ飲んでない?」

デルデは頷くと、受け取ってグラスを煽り、残りの水を飲み干した。
 
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