森と花の国の王子

あーす。

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記憶を無くしたレジィリアンス

エウロペの調教 2

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 エウロペは尚もエルデリオンに尋ねる。
「…それで?
レジィはあれで…いざとなれば暴れたろう?
どうやって押さえ込んだ?」

エルデリオンは身を震わせながら、白状した。
「…上着を…肘まで下ろして」

エウロペは頷く。
「そしてズボンを膝まで下ろして?」

エルデリオンは瞳を潤ませきって、頷く。
「…それは手足を拘束したも同然と。
意識してた?
それとも…」

エウロペは呟きながら、エルデリオンの上着の襟を掴むと。
肩からずり下ろして行く。

ざっ!
ざっ!

上からのしかかったまま。
エウロペはエルデリオンの身を持ち上げもせず、強引に肘まで引き下げる。

「…こう…?
でも多少は…動かせる?」

エルデリオンは肘に下ろされた上着で、肘から上がまるで動かせず、身を捩った。

エウロペは腰を上げ、エルデリオンの腰の両側に膝を付くと、再び乱暴にズボンを引き下げ始めた。

エルデリオンは無抵抗でいるよう、心がけたけど…。

ざっ!
と一気に腰から腿に引き下げられ、股間を剥き出しにされると。
恥辱を感じ、頬染めて顔を俯けた。

膝の上で絡むズボンで腿が閉じて動かせず、エルデリオンは腰をもじったように横にずらす。
エウロペは膝の真ん中の、絡むズボンを手で握り込むと。
一気に膝下まで引き下げ、エルデリオンの膝を曲げて立たせる。
膝下に絡むズボンを、エウロペは自身の膝で更に下に押し下げ、足首をズボンで拘束し。
一気にエルデリオンの両膝の間に、手を入れ左右に開き、身を入れ込む。

エルデリオンの腰の外側に膝を付け、持ち上がるエルデリオンの腿の下に膝を入れ込む。
エウロペの股間が密着し始めると、エルデリオンは羞恥に襲われ、腿を閉じようとする。
が、エウロペの胴に阻まれ、叶う筈も無かった。

背をソファに倒し、肘から下しか動かせず。
股は開かされてその間にエウロペが…。

足首に絡まるズボンで、足は両足揃え、縛られたも同然…。

「…っ…」

エルデリオンは大きく息を吐き、呼吸を整えようとした。
その途端、エウロペに腿を掴まれ、腰を持ち上げられる。

屈むエウロペの顔面に、剥き出しの股間が曝され、エルデリオンは羞恥で頬を真っ赤に染めた。

エウロペの手が、一物に触れる。
ビクッ!とエルデリオンは身を震わせた。

掴み上げられた、エウロペの節のある大きな手の感触の後…。
先端に唇が触れたかと思うと、口腔内に含まれた。

「…………っ!」

先端を舌でねっとり…舐め上げられると。
口でされることに慣れたエルデリオンの一物は、ゆっくり固く成り始め、興奮を示す。

「………っあ!」

軽く噛まれ、次に敏感な先端を吸われ…口の中でゆっくり…抜き差しされると、エルデリオンは習慣に習って、腰を使いそうになった。

自身でエウロペの口の中で…抜き差し、快感を高めようと…。
けれど直ぐ口から出され、エルデリオンは悲嘆のため息を吐く。

エウロペの、腿を握る手に力が籠もり、もっと腰を持ち上げられた時。
エルデリオンは首を横に振った。

「…あ…ぁ…あっ………」

蕾に、ぬめった舌の感触。
舐め上げられ、恥じ入って身をくねらす。
じれた…なんとも言えない感触に、腰がざわめき渡った。

けれど舌は離れ、今度は指が。
ゆっくりと蕾を分けいって、挿入されて来る。

「…っぅ…んっ!」

初めての…挿入。
指を挿入れられた後、ゆっくり奥へと埋め込まれ、指は中で蠢く。

「…っ!」

指の感触は嫌悪感は無く。
けれどこの後、エウロペの一物で抉られるのだと思い出すと、身のざわめきは止まらなかった。

指が、二本に増えて…挿入されて更に掻き回される。
そして三本…。
四本に増えた時。
きつく押し広げられる感覚に、エルデリオンは首を横に振った。

「っ…あ!あっあ!」

その奥。
感じる場所を掠るだけで…じらすように軽く触れては、引いていく。

けれどその次、エウロペは三本の指を一気に滑り込ませ、一物同様激しく抜き差し始める。

ぬちゃっ!ちゃっ!ちゃっ!

「ぐ…ふ…っぅんっ!」

エルデリオンは首を激しく横に振る。

「…っう!」

エウロペが、ため息を吐いた気がした。

エルデリオンは肩を大きく上下し、荒い息を吐き出す。
気づくと股の間の圧迫感が消え…。
すうっ…と涼しい空気に、火照った体が冷やされ、心地良い…。

棚の前に立つ、エウロペの姿が見えた。
すらりとした出で立ち。
草色のシャツに茶のズボン…黒のショートブーツ…。

真ん中分けの、肩まである明るい栗毛は毛先が縮れ、無造作に乱れた姿は…ぞくりとする男っぽさを纏っていた。

エルデリオンは不思議に感じた。
だってレジィリアンスと居る時、いつも彼は…爽やかで自然体で…。
なのに今は。
男の色香や迫力すら纏い、男らしさを隠そうともしない。

途端、盛り上がった肩や太い首筋。
広く逞しい胸元が強調されて見えた。

エウロペは暫く棚を物色し、戻って来る。
閉じかけた膝をまた、強引に開けて間に身を滑り込ませ…手にした…何かを下げ…。

「…っあ!」

思わず声が、口を突いて出る。

“張り型…?!”

唇と指とは違う…固い感触。
けれど蕾に押し込まれようとした瞬間、引き抜かれ…。
次に挿入された時、今度その固い異物は、するり…と中へ滑り込む。

ぐい!と強引に奥まで挿入された後、それはゆっくり…広げられて行く。

「…っあ!…っああっ!」

エルデリオンは思わず、肩を揺すった。

張り型をそんな場所に挿入されたのは、初めて…。
女性には…使ったことがある。
けれど自分で挿入したかったから…相手に勧められたけど、たいして使わず…。

「………っ!」

無理矢理…強引に中を広げられ、エルデリオンは顔を肩に埋め、耐えた。

エウロペのきつい視線を感じ、薄目開くと。
エウロペはじっ…と自分の反応を伺っていた。

明るく、きつい緑の瞳。

また更に、張り型は中で開かれ…千切れそうな痛みが瞬間走り抜け、途端エウロペは広げる手を止めた。

「ふうっ…」

吐息を吐いたのは、エウロペの方。
張り型を抜かれ、今度は指で、広がり具合を確かめられる。

その時初めて、エルデリオンはこの格好でエウロペに指で、蕾の奥を探られている事が、凄く恥ずかしく感じ、頬染めて顔を俯ける。

奥の…感じる場所に指が触れると、一瞬勝手に身が跳ね上がった。

「ぁぅんっ!」

指が、引く。
エルデリオンは自分の反応が、やっぱり信じられなかった。
だって…少年と情事をする為、蕾に指を挿入した時だって。
相手は身をくねらせただけ。

こんな…跳ね上がるような反応をした男の子は、一人もいなかった。
また…!
エウロペの指が、その場所に触れる。

「(…我慢出来な…いっ!)ぅうっ!」

やっぱり…瞬間激しすぎる刺激が駆け抜け、上半身が跳ね上がる。

自分が…特別敏感なんだろうか…?!
それとも、少年じゃないから…こんな反応になる…?!

エルデリオンはやっぱり、混乱しきった。

けれど幸いなことに、エウロペはそれ以上触れなかった。
代わりにまた。
張り型を押し込まれ…今度はゆっくり、押し広げられ続ける…。

じわじわと中で広がる、木の感触。
最初は平気だったけれど。
どんどん広がっていく張り型に圧迫感を感じ、更に広げられると、千切れそうな痛みが再び襲い来る。

「……っあ!ぁあっ!!!」

張り型は閉じて行き、エルデリオンがほっとした時。
また広がり始めた。

どうしても…かなり広げられると、千切れそうな痛みに襲われ、肩を揺する。
瞳は潤みきって、景色はぼやけてる。

張り型は一気に閉じ、けれどまた。
じわじわと広がり始め…エルデリオンは広がりきった時の痛みを予想し、肩を激しく波打たせた。

「ぅ…あっ!!!」

激しい声を上げてようやく。
エウロペは中で広がる張り型を、抜いてくれた…。
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