森と花の国の王子

あーす。

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記憶を無くしたレジィリアンス

夕食後の各々(おのおの)

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 結局、ラステルとロットバルトも混じっての夕食で
「それ、取って」
とロットバルトは言われ、目前の皿を差し出しかけて…相手がテリュスと分かると
「…どうぞ」
と丁寧に言うので、テリュスは眉間を寄せまくった。

「女扱いするな!!!
気色悪い!!!」

ラステルは呆けて見てる、デルデとエウロペにこそっと告げる。
「…ロットバルトは、言葉が馬鹿丁寧に。
テリュス殿は…めちゃくちゃ口が悪くなってますね」

デルデとエウロペは揃って首を縦に振り、レジィはロットバルトとテリュスを見る。
「…テリュスはいつもに戻ったけど。
ロットバルトさんって…普段あんまり、丁寧な言葉使いじゃナイの?」
と尋ねた。

エウロペは横のレジィを見る。
「…ロットバルト殿は、大国の重臣。
威厳があるだろう?」

けれどレジィは、外見はいかつい風だけど、眉下げてテリュスにへつらってるロットバルトを見、フォークでスパゲティを口に入れたまま、首を横に振った。

皆が、リンゴの甘煮クリームがけのデザートを、満足げに胃に掻き込んだ後。
レジィがまた、頬を真っ赤に染める。

横のエウロペが、反対横のデルデロッテを肘で小突く。

デルデロッテは
「ああ…」
と言って立ち上がり、レジィの横に来ると
「行こうか?」
と感じ良く微笑む。
レジィは真っ赤に成りながら、頷いて差し出されるデルデの手に掴まり、主寝室へと消えて行く。

ロットバルトとラステルはそれを見ながら
「毎度思うが。
デルデロッテの場合、彼の笑顔はあの美貌で効果倍増しですな」
と頷いてると。
ラステルはロットバルトを見る。
「私は、三倍増しかと思った」

が、突然ガタガタガタッ!!!
シュテフザイン森と花の王国の皆は、一斉に席を立つ。

テリュスは食後酒のグラスを手に、ロットバルトに告げる。
「酒があるんなら、俺の部屋、一番北だから」

エウロペは
「エルデリオン殿の自室ですね?」
とラステルに確認取り、玄関扉へと歩く。

ラステルは慌てて席を立つと
「案内しますよ!!!」
と、後を追う。

残ったロットバルトが、まだグラスに残る食後酒を口に運ぶと、間もなく。

「…ん…っぁ…あっ!!!」

途端、ロットバルトは顔を下げると、手にした高級酒のボトルを手に、東の廊下の、曲がった突き当たり。
一番北の、テリュスの部屋をノックした。

エウロペとラステルが、玄関扉から暮れた外に出て間もなく。
レジィの
「…ん…っ…デルデ…ぁあんっ!!!」
と甘い喘ぎ声が聞こえ、エウロペは振り向くラステルにぼやいた。
「…窓を閉めてないようですね」

ラステルはエウロペの横に滑り込むと、尋ねた。
「…つまり、筒抜け?!」

エウロペは首を横に振る。
「廊下の先のエリューンの部屋と、北の奥のテリュスの部屋は大丈夫」

ラステルは暫く沈黙した後
「…それでデルデがレジィ殿を連れ、寝室に消えた後…揃ってみんな、避難したんですね」
と呟く。

エウロペは苦笑した。
「私は状態が分かるので、覗く必要が無くかえって助かるが。
年若い二人は流石にね…」

ラステルは、ぐっ!と言葉を詰まらせる。
「…防音対策を施そうと思いましたが…不要ですか?」
エウロペは頷いて言った。
「お気遣いは感謝する」

ラステルは低い丘を王宮方面に歩きながら、コテージに振り返る。

まだ、微かにレジィの甘い嬌声が、聞こえた気がした。


デルデは寝室に入るなり、レジィがしがみついて来るので、抱き上げて寝台に運び、レジィの背を寝台に押し倒しながら口づけ。

口づけながらも股間を探り。
腰周りのレジィの衣服を剥がすと。
直ぐレジィの両腿を持ち上げ、蕾に自身の猛った一物を突き刺す。

「ぁあんっ!!!」

レジィは甘い喘ぎを上げて、寝台に背を倒す。
最近はデルデの方も、二人きりになると直ぐ欲情全開。
あっという間に興奮する癖が、すっかりついていたから。
腿を持ち上げ二度激しく突いた後、上半身をレジィに倒し込む。

レジィは腕をデルデの首に絡ませると、間近のデルデの唇に唇を擦りつけ…熱くて甘い吐息を吐きかける。

もうデルデはそれで完全に勃ち上がり、ぐっ!
と自身の腰をレジィの蕾の奥まで、押しつけて貫く。

「ぁあんっ!!!…っぁっ…ぁああっ!!!」

レジィの腕はきつくデルデの首に縋り付き…けれどゆっくり首から肩に滑らせ、胸を反らす。
もうそれで。
デルデはレジィが、乳首を吸って欲しいんだと気づき、顔を下げてレジィの胸をはだけ、唇を寄せる。

吐息が触れただけで。
ツンと立ち上がった真っ赤な乳首が震え、レジィは熱に浮かされたようにうわずった吐息を吐いた。

デルデの唇が乳首に吸い付いた途端、レジィは甘やかな喘ぎを上げ、仰け反る。
「…っ…ぁん…っ!!!」

レジィの腰はデルデの腰に押しつけられ、デルデはもっと深くレジィの蕾に咥え込まれ、包み込まれて睫を震わせた。

正直、これだけ求められると。
もっと色々したくなったけど。

背後から犯されたのなら、多分彼の身をひっくり返し、背から挿入しつつ、両手で乳首を摘まみ上げてやることは…嫌がるかも…。

「(…イチかバチかだ!)」

デルデは決心すると。
身を起こし、レジィに挿入したままレジィの片足を持ち上げ、ひっくり返してレジィを俯せにした。

腹に腕を入れ込んでレジィの腰を浮かせ、自身の膝を寝台の上に乗り上げる。
レジィは膝を付き出し足を曲げられ…四つん這いに近い体位になった時。
一瞬、身を震わせた。

けれどデルデが、過去の辛い記憶を払拭するように彼の熱くて固い一物で、蕾を擦り上げる。

「…っぁ…あんっ!」

酷く感じ、レジィが顔を小刻みに震わせていると。
背にデルデの腹が触れ、そして…背後から乳首を摘まみ上げられ、激しく感じて身をのたうたせた。

「ぁあっ!…ぁんっ!ぁあんっ!!!」

レジィの身が色っぽくくねると、デルデはかっ!!!と更に興奮し、熱が上がる。

両手で背後から、レジィの乳首を摘まみ上げ、きつく引き、指の腹で握りつぶすと。
レジィは腰を胸を、激しくいざらせながら、身をくねらせまくった。

「ぁあっ!!!ぁあああんっ!!!あんっ!!!」

「(…ヤバ…!
めちゃ…イイ…)」

デルデは自分が使わなくとも、レジィが腰を使い、蕾に奥深く突き刺した一物を、たまらなく刺激されて内心呻く。

レジィは乳首の刺激に、感じすぎて身が勝手にくねりまくって止まらなくて。
けれどそれで、突き刺さってるデルデの一物で蕾の奥を抉られまくれ…涙を滴らせて喘ぐ。

「ぁああああんっ!!!」

レジィの体はぐったりと力が抜け、それでデルデは気づく。
レジィも気づくと
「…ごめ…んボク…また先に一人…で…」
掠れた吐息混じりの声で、囁いた。

正直、デルデの方もめちゃめちゃ気持ち良かったので。
背後からレジィの耳元で、囁く。

「…突いても…いい?」

レジィは荒い息を吐いて、背後に振り向く。

背に胸を密着させるデルデの…豊かな濃い栗毛。
その向こうの…整いきった美麗な顔と、煌めく濃紺の瞳…。

体が触れ合ってるだけなのに…レジィはデルデの男らしさに、ぞくり…と身を震わせ、頷いた。

「…ぅん…。
もっと…し…て…」
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