森と花の国の王子

あーす。

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記憶を無くしたレジィリアンス

デルデロッテに縋り付くレジィ

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 寝室の扉が閉まり、二人きりになると。
レジィリアンスはデルデロッテに抱きつく。

上ずった吐息で、小さな顔を腹に擦りつけられると。
デルデロッテはきっちり、煽られた。

つい顔を傾け、縋り付くレジィの手首を握り、引いて顔を上げさせる。

「………!」

レジィはデルデが、男の顔をして傾けてくるのに、どきっ!とした。
けれど合わさる唇は優しい。
なのに掴まれた手首は…熱を帯びて熱い。

デルデは内心
「(自制…!)」
と叫んだけど。
エウロペに許可を貰ったことで、思ったより自制のタガが外れてる事に気づく。

少し強引にレジィの脇に腕を回し、唇を重ねながら抱き上げ、そのまま寝台に運んで、背を布団の上に倒し込み、のしかかって口づける。

「ぅ…んっ!」

吐息が熱い。
レジィの喘ぎはとても甘く感じられ、デルデは自分が、すっかり雄になってると分かった。
が、止まらない。

次第に熱を帯びて口づけ、ゆっくりと舌を差し入れ、絡ませて…吸い上げる。

レジィはその強烈な感覚に、身を痺れさせて仰け反った。

「ん…デルデ…デル…」

デルデは、はっ!と気づく。
いつの間にか首筋に狂おしく唇を擦り付け…レジィの欲望を煽り立てていた。

「…ごめん…怖…かった?」

レジィリアンスはすっかり酔ったように瞳を潤ませた。

「…ちが…うた…だ……」

デルデは顔を寄せ、レジィの言葉を聞き取ろうとした。
そして気づく。
「…こっちだっけ…」

衣服の中で勃っている、可愛らしい男の印に軽く触れると、衣服をはだけて取り出す。
「んっ…!」

レジィは興奮しきった男の印を、空気にさらされ。
更にデルデに軽く握られ…目を閉じて睫を震わす。

その愛らしい感じきった表情に、デルデはまた、かっ!と熱が上がるのを感じた。
…直ぐ!
組み強いて足を開かせ、突っ込みたい衝動を、何とか抑え込む。

けれどレジィはまた肘を付いて身を起こすと、デルデの首に両腕回して縋り付いた。
「…して!
早く…早く挿入れ…て…!」

デルデは早急にレジィの腰を押して膝を寝台に乗り上げると、レジィの腰周りから衣服を取り退ける。
そして自分の股間を探ると、猛った自身を取り出し…そして先端で蕾を探る。

直ぐ、レジィが腰を押し下げて来て、デルデは一気に奥まで突き刺した。

「ぁあっ…!ぅ…んっ!
デルデ…デルデ…」

抱きつかれ、頬に頬を寄せられ、うわごとのように自分の名前を呼ばれて…デルデは愛らしい華奢な体を抱き止めると、腰を激しく突き入れ始めた。

「ぁあっ!
ぁあんっ!あんっ!」

激しい喘ぎ声を上げ、レジィの身はくねりまくる。
けれど突くと必ず、腰を押しつけて来て…もっと奥への刺激を欲した。

「ぁあ…あああんっ!
…っあ!」

レジィはぐったり…と力を抜いてデルデに縋り付き、荒い吐息を整えてる。

けど気づいて、顔を上げた。
「…デルデ…ま…だ…。
僕…先にイッ…ちゃっ…て…」

まだ固い、蕾の奥まで挿入されたデルデの一物をじんじんと感じ、放った直後のレジィは、蕾の奥の異物感に身を震わせて喘ぐ。

「…ん…っ!」

レジィは固いデルデの挿入物に感じたように、首と豪奢な金髪を、艶やかに振る。
デルデは背を抱き止めたまま、囁いた。
「…突いて…いい?」
「…っぁ……」

レジィは目を見開き、デルデを見つめる。
けぶるような、美しい濃紺の瞳…。
熱に浮かされたような表情。
とても男らしく感じる、引き締まった頬…。

レジィリアンスは睫を震わせ、そんなデルデの男らしくも美しい顔を見つめ、掠れた声で囁く。
「…ん…ゆっくり…して?」

デルデは頷くと、少し引き、入り口近くで擦り上げるように、小刻みに抜き差しする。
正直、高まりきっていたから。
がんがん突きたいのが本音。
けれどじらすように、蕾の入り口近くを刺激し続けると…。

「ぁ…ゃんっ!
デルデ…デルデ、奥に頂戴!
奥に………」

レジィにねだられ、デルデは興奮しきった震え声で。
けれど自制のまだ微かに残る声色で尋ねる。

「…いいの?」

「奥…に…んっ!
我慢…出来ない…」

デルデの腕の中で豪奢な金髪を揺らし、上ずった声で。
レジィはねだり続ける。

潤みきった大きく美しい青の瞳を瞬かせ、囁いた。

「お願…い………」

デルデはこうすれば…直ぐ自分の意のままに相手が求める事を、経験で知っていたから。
許可を得てきつく抱きすくめ、再び腰を捻り入れた。

「ぁあんっ!あんっ!」

つい…レジィリアンスの背を寝台の上に押し倒し、自分は身を起こすと、レジィの腿を持ち上げ、角度を変えて横から。
斜め上から。
連続して貫くと、レジィは魚みたいに身を跳ね上げた。

「ぁあんっ!
あんっ!!!ぁああっ!!!」

再び正面向き、両腿掴んで自分に引き寄せ、背に腕を入れて抱き起こし、自分の胸にレジィの顔を伏せさせ、ゆっくり真下から…。

突き上げ始めた。

「…くっ…!」

レジィの体重を下に落とし、真下から突き刺すと。
激しく突くのと同等の刺激を受けられる。

デルデ自身も、激しい快感で脳が痺れ始める。
レジィは真下から蕾の奥を抉られ、脳天が痺れまくって背を反らす。

「ぁ…ぁあああっ!!!」

デルデは
“感じすぎる”
と言ってたレジィが。
今度は嫌がらないのでつい…。
レジィの腰を持ち上げ、猛った自身の上に落として、深々と突き刺した。

「…っあぅんっ!!!…っあ……ぁ…どうし…よう僕………」

デルデは俯くレジィに、顔を寄せて尋ねる。
「…限界?
ダメ…?
いつもの…体位がいい…?」

デルデはてっきりレジィが頷くと思い、レジィの背に手を回す。
が、レジィは囁いた。

「…これ…ぼ…く…凄く好き…か…も」

デルデは腰に回した手を止め、目を見開く。
「…じゃ…持ち上げて、落としてもいいの?」

試しに聞いてみたが、レジィはこくん。と
頷いた。

デルデはレジィの腰を上に引き上げ、少し下げてまた持ち上げ…。
だんだん奥深く、貫いて行く。

デルデ自身も凄く気持ち良くなって、とうとう持ち上げた後。
思いっきり手の力を抜いて、レジィのうんと奥までえぐり上げた。

「……ぁあああああっ!!!」

デルデはその瞬間放ち、びくん。びくん…と身を跳ね上げるレジィの体を抱き寄せ、彼の股間をそっと手で探った。

濡れていて…放ってた。

まだ息が切れてたけど。
つい、クス…と笑って尋ねる。

「この…体位なら。
乳首に触れなくっても、凄く感じて中だけでイける?」

レジィはまだ、ぐったりとデルデの胸にしなだれかかっていたけれど。

こくん。と小さく、頷いた。
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