森と花の国の王子

あーす。

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逢瀬

深夜の寝室

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 レジィリアンスは自分が、心では恥ずべき事を口にしたと、分かっていた。
けれど体は…。

馬車での体験がそうさせるのか…。
もっと強い刺激を、欲して止まらない。

それにエルデリオンは…。
馬車の時のような、欲望をたぎらせた様子とは違っていて、どこか安心で…。
レジィリアンスは、エルデリオンに抱き上げられて寝台に横たえられ、倒れ込んで来るエルデリオンの体の重みを感じても、怖く無かった。

腰のズボンを引き下げ足られた後、腿を持ち上げられ…そしてエルデリオンの腰が寄って、蕾にエルデリオンの男の印の先端が滑るのを感じた途端、かっ!と体が燃え、のし掛かるエルデリオンに、抱きついてしがみつく。

エルデリオンは出来るだけ、急く心を押し止め、紳士的にコトに及ぼうとした。
が、華奢なレジィリアンスの細い指が背に喰い込むと。
もうほぼ自制が、ふっ飛びかけるのを感じた。

既に勃ってたから、取り出してレジィリアンスの蕾を探る。
抱きしめる腕の中のレジィリアンスは、甘い花の香りがし…。
頬に頬を寄せ、もっと体を密着させるとレジィリアンスは身を火照らせ、挿入を待っていた…。

つい…そっ…と先端を滑り込ませると、レジィリアンスは待ち望んでるように、身の下で華奢な体を、僅かに戦慄かせる。
それを感じた途端、エルデリオンはかっ!と興奮に包まれ、一気に。
奥まで腰を進め、滑り込ませた。

「ぁ…あんっ!」

鋭い声だったけど、どこか甘い喘ぎだった。
エルデリオンはもう夢中で、レジィの蕾の奥を、自身で愛撫する。
軽く擦り上げると、甘い声でレジィリアンスは喘ぐ。

「ぁあ…ん…っ!」

次第に強く擦り上げると、身を強ばらせ、よりいっそう、細い指を背に喰い込ませる。

「ああ…んっ!っあ…っ!ああっ!」

角度を変えてねじり入れ、幾度も刺し貫くと、レジィリアンスの身は跳ねまくった。
「…ぅ…んっ!
あ…あんっ!
…っぁぅんっ!!!」

レジィリアンスはこれほど多彩に…刺激を細やかに与えられ、続けざまに刺激を受け続け、手足の先まで電流が、ひっきりなしに走り抜け、瞳が潤み始めるのを感じた。
…されるがまま。
突かれ続けて身を跳ね上げ、背をそらせ腰をいざらせ…エルデリオンの与えられる刺激に、喘ぎ続けた。

「ぅ…んんんんっ!」

あまりの刺激に、とうとう瞳から涙が滴り始め、戦慄きが止まらない。

エルデリオンはレジィリアンスが、激しく感じてるのを知り、顔をしきりに横に振ってる彼の表情を、そっと顔を下げ、覗った。

けれどぷるん…と揺れるレジィリアンスの唇は真っ赤に染まり、誘われてるようで…。
つい、エルデリオンは顔を寄せ、揺れる甘い唇を、自身の唇で塞いだ。

「…っぅ…っ!」

レジィは息苦しい唇を塞がれ、目を見開く。
けれど舌が差し入れられ、口の中でくねり始めると…。
蕾の奥を貫かれると同時、唇の中で激しく蠢く舌が、舌に絡みつき、次に吸い上げられ…。
あまりの激しい刺激に、体が凄く熱くなって…。
ぼうっ…と頭の中が、霞み始めた。

けれど唇を塞がれ、舌で舌に愛撫を加えられたまま、蕾の奥の感じる場所を一気に擦り上げられた時。
激しく身が痙攣し、泣き出しそうになる。

蕾の奥と口の中をエルデリオンの舌と彼の男性自身で貫かれ、覆い尽くされて…。
まるで…囚われてされるがまま刺激を与えられてるようで、嗜虐的な刺激がもたらす快感に、身がひっきりなしに、戦慄きまくって止まらない…!

「…ん…んんんんんっ…!!!」

レジィの、切なげな喘ぎを聞いた途端、エルデリオンははっ!と我に返り、唇をそっと離す。

「…すみません…つい…。
あの、本当は別の所に愛撫が…欲しかった?」

レジィリアンスはまだ、体が熱で浮かされたように熱くて、意識が遠ざかり、息も切れ切れだったけど。
さっき吸われた乳首が、凄く敏感になっていて…。
置き去りにされたようで、たまらなく疼き、掠れた声で囁いた。

「…胸…」
「乳首…?
吸われたいですか?」

レジィリアンスはその問いかけに、微かに頭を振り、頷いてしまった。
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