86 / 277
2.6 過去の記憶
しおりを挟む
遠い遠い記憶なんだけど
私は精神生命体で
地球にやって来たけど
生物はいなかった。
私だけで無く、精神生命体は他にもたくさんいて。
みんな、まるで目前にオモチャを並べられた子供みたいに
地球の、木や石。
水の中に入ってみた。
つまり、物質に。
もの凄く鮮明で、爽やかだったり冷たかったり。
温かかったり。
そんな感覚が、くっきりはっきりした。
みんな、その感覚の違いに夢中になって
風になったり土になったり。
物質の中へと入って行った。
中には、入った所が気に入って
ずーーーーーっとそこに、居続ける者が出て来た。
そして…暫くして、出られなくなってることに気づく。
全員が。
じゃない。
けれど出られなくなった者は、多分自分がそこが気に入り
“ずっとここに、こうしていたい”
と、無意識に願ったのだと、思い立つ。
そうして、私は記憶から離れたとき、気づいた。
ああ…人間も、元は精神生命体で。
きっと、死んだ時。物質の肉体が滅んだときしか
出られなくなったんだ。
物質での五感が鮮明すぎて。
人間は、物質の自分を、自分の全てだと
勘違いしてるけど。
実は、精神生命体の自分が、本体で。
肉体は、一時、纏ってるに過ぎない。
もう一つの過去の記憶は
多分、火星だと思うんだけど、もう住めなくなって。
宇宙船で、地球にやって来た。
目前の、巨大なスクリーンに映し出される
一面の緑のあまりの美しさに
どれ程感動しただろう…。
それが、どんどん近づいて来る…。
嬉しくて、泣いていた。
滅び書けた惑星はきっと
緑の木々を、失った星なんだと思う。
その時の記憶が鮮明にビジョンで蘇り
住む星が無くなって、辛かった分。
新たな天地である地球が
とても美しくて。
本当に、圧倒されるほど美しくて。
めちゃくちゃ嬉しかった、その一瞬が蘇った感じだった。
私は私に、滅んだ惑星の記憶について
尋ねたけど。
きっと、余りに辛かったのか。
思い出したくないようだった。
でも地球に近かったから。
多分、火星だと思う。
そう思うと。
私の魂は、地球と関わった、とても古い魂なのかもしれない。
後、過去の記憶は、アンドロメダの星で、その時は精神生命体で。
大勢他にも、精神生命体が居たけど。
遠い星から、助けて欲しい。
と言う呼びかけが聞こえた。
それがとても切なくて、私はその惑星に近寄って
その星が、まだ若く。
けれどとても愛おしい惑星に思えて
出来る事をしよう。
と決めた記憶がある。
多分、その惑星って地球。
だから私の他にも。
やけに、地球が愛おしく感じる人が居たら。
その人は、アンドロメダで無くても
その時、地球の嘆きを聞いて
やって来た、別の惑星の記憶を持つ
魂なのかもしれない。
私は精神生命体で
地球にやって来たけど
生物はいなかった。
私だけで無く、精神生命体は他にもたくさんいて。
みんな、まるで目前にオモチャを並べられた子供みたいに
地球の、木や石。
水の中に入ってみた。
つまり、物質に。
もの凄く鮮明で、爽やかだったり冷たかったり。
温かかったり。
そんな感覚が、くっきりはっきりした。
みんな、その感覚の違いに夢中になって
風になったり土になったり。
物質の中へと入って行った。
中には、入った所が気に入って
ずーーーーーっとそこに、居続ける者が出て来た。
そして…暫くして、出られなくなってることに気づく。
全員が。
じゃない。
けれど出られなくなった者は、多分自分がそこが気に入り
“ずっとここに、こうしていたい”
と、無意識に願ったのだと、思い立つ。
そうして、私は記憶から離れたとき、気づいた。
ああ…人間も、元は精神生命体で。
きっと、死んだ時。物質の肉体が滅んだときしか
出られなくなったんだ。
物質での五感が鮮明すぎて。
人間は、物質の自分を、自分の全てだと
勘違いしてるけど。
実は、精神生命体の自分が、本体で。
肉体は、一時、纏ってるに過ぎない。
もう一つの過去の記憶は
多分、火星だと思うんだけど、もう住めなくなって。
宇宙船で、地球にやって来た。
目前の、巨大なスクリーンに映し出される
一面の緑のあまりの美しさに
どれ程感動しただろう…。
それが、どんどん近づいて来る…。
嬉しくて、泣いていた。
滅び書けた惑星はきっと
緑の木々を、失った星なんだと思う。
その時の記憶が鮮明にビジョンで蘇り
住む星が無くなって、辛かった分。
新たな天地である地球が
とても美しくて。
本当に、圧倒されるほど美しくて。
めちゃくちゃ嬉しかった、その一瞬が蘇った感じだった。
私は私に、滅んだ惑星の記憶について
尋ねたけど。
きっと、余りに辛かったのか。
思い出したくないようだった。
でも地球に近かったから。
多分、火星だと思う。
そう思うと。
私の魂は、地球と関わった、とても古い魂なのかもしれない。
後、過去の記憶は、アンドロメダの星で、その時は精神生命体で。
大勢他にも、精神生命体が居たけど。
遠い星から、助けて欲しい。
と言う呼びかけが聞こえた。
それがとても切なくて、私はその惑星に近寄って
その星が、まだ若く。
けれどとても愛おしい惑星に思えて
出来る事をしよう。
と決めた記憶がある。
多分、その惑星って地球。
だから私の他にも。
やけに、地球が愛おしく感じる人が居たら。
その人は、アンドロメダで無くても
その時、地球の嘆きを聞いて
やって来た、別の惑星の記憶を持つ
魂なのかもしれない。
1
お気に入りに追加
21
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?
すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。
「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」
家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。
「私は母親じゃない・・・!」
そう言って家を飛び出した。
夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。
「何があった?送ってく。」
それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。
「俺と・・・結婚してほしい。」
「!?」
突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。
かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。
そんな彼に、私は想いを返したい。
「俺に・・・全てを見せて。」
苦手意識の強かった『営み』。
彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。
「いあぁぁぁっ・・!!」
「感じやすいんだな・・・。」
※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。
※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。
それではお楽しみください。すずなり。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる