FUCK LIFE !!

あらすじ？プロローグだよ！！

俺の名前は山田悠斗。
年齢は23歳、趣味はPCゲーム。
工学系の大学を卒業後、突然探偵になることを決め【私立探偵事務所おちゃのみず】を開いた。
仕事内容は主に不倫調査やストーカー確保、ペット探しをしているが何件もの刑事事件を解決に導いている自分で言うのもアレだがいわば名探偵だ。

だが1週間前、とある殺人事件の難解な謎を解いている最中に日本観光で歩いていた外国人《マイルド》と出逢った。
マイルドはイギリスで探偵をやっている俺より3個年上の男だ。本名は《マイルド・カフェ・ヲーレ》らしく、全く巫山戯た名前をしている。
そしてその事件はマイルドの力も有って解決することが出来たのだが、突然犯人がパトカーから抜け出して半狂乱になりながら俺を襲いに来た。
しかしマイルドが放った銃弾により犯人の男は背後から貫かれて倒れ、警察は狙撃されたと思って警護に当たりながら犯人を連れて行った。
後日、知り合いの刑事に聞いた話では事件のあったビルの屋上に自衛隊上がりの男が倒れていたそうだ…俺を襲おうとした犯人を撃った者はマイルドでは無くその倒れていた男ということになっていた。
眼前で起きた拳銃の発砲は幻では無く現実で起き、俺は確かにこの目で見たのだが一体どういうことなのだろう。


思い出に耽ている時間は少なく、今日も探偵事務所のベルは鳴る。
階段を登る足音は革靴だろうか、余裕を持って歩き堂々としているように感じる。身長は俺より少し高めで筋肉質、黒のスーツにぶら下げたアタッシュケース。
ノックは3回…扉を開いて此方から見える仕草は英国紳士か。

いやそんなことは無い、親しい友人の前では彼も只の悪ガキになる。観光土産を事務所隣のロ○ソンで買って来るような奴がマトモな訳無いだろう。
開口一番、目の前の男が呆れたように言い放つ。

「下で大家さんが2ヶ月の家賃滞納でキレてたぞ」

「ま、マジ？」

「大マジ……だが、先日貰った資料で事件を解決させて貰った返しだ。払っておいたよ」
「家賃。」

「え神、英国紳士」

「家賃………滞納しやがって！！まともに働けニート！！」