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第330話 【BLACK EDGE 其の330 電撃】
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BLACK EDGE
著者:pirafu doria
作画:pirafu doria
第330話
【BLACK EDGE 其の330 電撃】
電撃を躱したブラッドは空中から落下しながら、フレッタを殴ろうとしてくる。
ブラッドのジャンプでの移動速度は、かなりの速さだ。フレッタの電気が届くよりも早く飛び上がったのだ。普通に避けたのなら間に合うことはない。
そんなブラッドの攻撃をフレッタは身体を動かさず。だが、大きく後ろに下がって避けた。
それはフレッタが事前に電気を纏い、空中に浮いていたからこそ、できた移動だ。
数センチ身体を浮かし、ブラッドの動きに反発するように一瞬で素早く動いた。
避けたフレッタを着地したブラッドは、追撃で蹴りをする。だが、その蹴りもフレッタは素早く躱す。
まるでブラッドとフレッタは一定の距離を近づくことができないかのように、ブラッドの動きに合わせてフレッタの動きが連動している。
だが、ブラッドの蹴りを避けた後、フレッタの身体はブラッドの蹴りに吸い寄せられるように、攻撃の戻るタイミングに合わせてフレッタはブラッドに近づいた。
そしてフレッタは右、左とブラッドを交互に蹴った。そしてブラッドが拳で反撃してこようとするが、それに合わせて再びフレッタはブラッドから離れた。
だが、今回はブラッドとの距離は5メートルとさっきまでの距離に比べて遠くまで離れた。
距離を取ったフレッタはブラッドに左手の手のひらを向ける。
「こいつで終いだ……」
フレッタの手のひらに電気が集まる。
「ボルテイジ・キャノン!!」
フレッタの手のひらから溜められた電撃が一気に放出される。
その電気は一点に集まり、ビームとなりブラッドへと向かう。
フレッタの経験上。この技をまともに喰らえば、どんな鎧を着ていようと風穴を開けて、反対側の景色が見えるほどの大技。
だからといって、この技を避けることは予測していても簡単にできるものじゃない。
電撃を避けたブラッドならば、予想していれば避けることもできるかもしれない。だが、蹴りでブラッドの姿勢は崩してある。
今の体制からさっきのようなスピードはすぐには出せないはずだ。
ビームがブラッドに向かう。そんなビームをブラッドは避けるのではなく、真正面から受け止めた。
ブラッドの黒いオーラは変化して、身体半分に黒い鱗が現れる。
そしてその変化した部分にぶつかったビームは、弾けちってしまった。
ブラッドの身体半分を黒い鱗、そして腕も変化して羽も生える。まるで龍のような身体に半分が変化した。
ブラッドの片目が赤い光を放つ。
著者:pirafu doria
作画:pirafu doria
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それはフレッタが事前に電気を纏い、空中に浮いていたからこそ、できた移動だ。
数センチ身体を浮かし、ブラッドの動きに反発するように一瞬で素早く動いた。
避けたフレッタを着地したブラッドは、追撃で蹴りをする。だが、その蹴りもフレッタは素早く躱す。
まるでブラッドとフレッタは一定の距離を近づくことができないかのように、ブラッドの動きに合わせてフレッタの動きが連動している。
だが、ブラッドの蹴りを避けた後、フレッタの身体はブラッドの蹴りに吸い寄せられるように、攻撃の戻るタイミングに合わせてフレッタはブラッドに近づいた。
そしてフレッタは右、左とブラッドを交互に蹴った。そしてブラッドが拳で反撃してこようとするが、それに合わせて再びフレッタはブラッドから離れた。
だが、今回はブラッドとの距離は5メートルとさっきまでの距離に比べて遠くまで離れた。
距離を取ったフレッタはブラッドに左手の手のひらを向ける。
「こいつで終いだ……」
フレッタの手のひらに電気が集まる。
「ボルテイジ・キャノン!!」
フレッタの手のひらから溜められた電撃が一気に放出される。
その電気は一点に集まり、ビームとなりブラッドへと向かう。
フレッタの経験上。この技をまともに喰らえば、どんな鎧を着ていようと風穴を開けて、反対側の景色が見えるほどの大技。
だからといって、この技を避けることは予測していても簡単にできるものじゃない。
電撃を避けたブラッドならば、予想していれば避けることもできるかもしれない。だが、蹴りでブラッドの姿勢は崩してある。
今の体制からさっきのようなスピードはすぐには出せないはずだ。
ビームがブラッドに向かう。そんなビームをブラッドは避けるのではなく、真正面から受け止めた。
ブラッドの黒いオーラは変化して、身体半分に黒い鱗が現れる。
そしてその変化した部分にぶつかったビームは、弾けちってしまった。
ブラッドの身体半分を黒い鱗、そして腕も変化して羽も生える。まるで龍のような身体に半分が変化した。
ブラッドの片目が赤い光を放つ。
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