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第129話 【BLACK EDGE 其の129 死人】
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BLACK EDGE
著者:pirafu doria
作画:pirafu doria
第129話
【BLACK EDGE 其の129 死人】
「じゃあ、どうしろって…………」
ブラッドが聞くとクリスは飛び上がる。
「こうやるのよ」
そして空中で半回すると、一人の死人の前に立つ。そして腕を大きく振り、爪で死人を真っ二つに切断した。
爪での引っ掻き攻撃で人間が真っ二つになるとは…………。
だが、驚くのはクリステルの攻撃だけではない。
真っ二つにされたはずの死人は、上半身と下半身に別れたというのに、それでも動いているのだ。
「ひっ!!」
それを見たフェアは怯えてブラッドのことを強く掴む。だが、ビビっているのはフェアだけではない。
「…………」
ブラッドの顔も青くなっていた。
クリスは真っ二つにした死人の上半身を踏みつける。抵抗をしているが動きは早くないし、力もない。
上半身しかないため、手をバタバタさせているだけだ。
下半身だけの方は切られた衝撃で倒れてしまい、そこから立ち上がることもできていない。
「こいつらはどんな攻撃をしても死なない。一回死んでるからな。だから殺すんじゃなくて身動きを封じるんだ」
クリスは踏んづけていた上半身を蹴り上げると、爪でさらに切断。さらに切られた身体は動いてはいるが、もう手をパタパタさせることしかできない。
クリスは一匹を倒したが、死人は部屋中にいる。そして彼らはブラッド達に向かい襲いかかってきた。
ブラッドは死人の攻撃を避けてカウンターで殴りつけるが、どんなに強烈な攻撃をしても死人は立ち上がってくる。
クリスタルの言っている通り、どんな攻撃をしてもこいつらを倒すことはできないらしい。
クリスは次々と襲いかかってくる死人を切り裂いて行く。クリスの動きはまるで踊っているようであり、そして的確に死人の動きを封じるように敵を攻撃している。
ブラッドもフェアを守りながら戦うが、死人を殴り飛ばすだけで確実な攻撃はできていない。
それはブラッドが死人に対して、敵として攻撃できていないというのもあった。
死人の見た目は黒い見た目で白目を剥いていて、そして口も半開き、身体中に傷があり、人とは思えないような形で関節が曲がったりしている。
だが、それでも人型であり、それぞれが個性を持っている。まるで元々人間だったかのように服も着ているし、大きさも顔つきも違う。そして声も違うのだ。
ブラッドはそんな存在の身体を破壊するということを躊躇ってしまっていた。
著者:pirafu doria
作画:pirafu doria
第129話
【BLACK EDGE 其の129 死人】
「じゃあ、どうしろって…………」
ブラッドが聞くとクリスは飛び上がる。
「こうやるのよ」
そして空中で半回すると、一人の死人の前に立つ。そして腕を大きく振り、爪で死人を真っ二つに切断した。
爪での引っ掻き攻撃で人間が真っ二つになるとは…………。
だが、驚くのはクリステルの攻撃だけではない。
真っ二つにされたはずの死人は、上半身と下半身に別れたというのに、それでも動いているのだ。
「ひっ!!」
それを見たフェアは怯えてブラッドのことを強く掴む。だが、ビビっているのはフェアだけではない。
「…………」
ブラッドの顔も青くなっていた。
クリスは真っ二つにした死人の上半身を踏みつける。抵抗をしているが動きは早くないし、力もない。
上半身しかないため、手をバタバタさせているだけだ。
下半身だけの方は切られた衝撃で倒れてしまい、そこから立ち上がることもできていない。
「こいつらはどんな攻撃をしても死なない。一回死んでるからな。だから殺すんじゃなくて身動きを封じるんだ」
クリスは踏んづけていた上半身を蹴り上げると、爪でさらに切断。さらに切られた身体は動いてはいるが、もう手をパタパタさせることしかできない。
クリスは一匹を倒したが、死人は部屋中にいる。そして彼らはブラッド達に向かい襲いかかってきた。
ブラッドは死人の攻撃を避けてカウンターで殴りつけるが、どんなに強烈な攻撃をしても死人は立ち上がってくる。
クリスタルの言っている通り、どんな攻撃をしてもこいつらを倒すことはできないらしい。
クリスは次々と襲いかかってくる死人を切り裂いて行く。クリスの動きはまるで踊っているようであり、そして的確に死人の動きを封じるように敵を攻撃している。
ブラッドもフェアを守りながら戦うが、死人を殴り飛ばすだけで確実な攻撃はできていない。
それはブラッドが死人に対して、敵として攻撃できていないというのもあった。
死人の見た目は黒い見た目で白目を剥いていて、そして口も半開き、身体中に傷があり、人とは思えないような形で関節が曲がったりしている。
だが、それでも人型であり、それぞれが個性を持っている。まるで元々人間だったかのように服も着ているし、大きさも顔つきも違う。そして声も違うのだ。
ブラッドはそんな存在の身体を破壊するということを躊躇ってしまっていた。
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