先生、質問です。

ひらめ

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幻想

痛み

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聖に夜会うことを急いで返事した。
そして待ち合わせの時間に聖とあった。


会ってすぐ聖はわたしの手を握った。
聖はいつもと同じで優しい。


聖「なあ、小春。明日小春も学校休みだよね?」

小春「あ、そうだ。」

聖「明日バイトは?」

明日は夕方からバイトを入れている。
その事を伝えると


聖「なら、あしたバイトまで一緒にいれる?」



びっくりして聖を見つめた


聖「いや、真面目か!そんなびっくりする?付き合ってるんだし、長く一緒にいたいて思うの普通じゃね?」

小春「そうだね。でも、泊まるなら事前に言ってよ!泊まる準備あるし!!!」

聖「だめなら今度にしよーか。」

小春「1回うちに寄って?そしたらいいよ。」


聖はすごく嬉しそうな顔をした


聖「りょーかい。実はさ、俺母子家庭なんだよ。今日親も夜勤でいないんだ。姉ちゃんも彼氏のとこ行くからいないんだ。」


全然知らなかった聖の家族構成。
付き合ってるのにね。


小春「全然知らなかった・・・」

聖「付き合い始めだしね?今日たくさん教えるよ。」



泊まりという単語に緊張は隠せなかったが
付き合っていると避けては通れない道


家に荷物をとり、親には萌のところに泊まると伝え、待っている聖の元へ戻った



そして聖の家についた。

メゾネットタイプのアパートで、わたし達は1番に2人で台所についた

聖は1人の時が多いようで、料理も簡単なものなら作れるそう。


小春「こういうとき彼女が作るよね?(笑)わたしも料理作れるように練習しなきゃ」

聖「小春、これ切って?」

小春「えー、どう切るのよ」

わたしがまな板の前に立ち、包丁を握ると
聖が後ろから抱きしめるように一緒に包丁を握ってくれた



この光景が緊張を高めた


小春「ちょっと恥ずかしい・・・」

聖「こはる?」

わたしが振り向くと優しくキスをされた
でも前と違うのは長いキスだった。
そしてそっと離れた


聖「やっぱり可愛いな、小春は。だいすきだよ」

小春「もーからかわないで!!!!(笑)」



笑いながら料理を作りご飯を食べた
テレビを見て普通に家族のように楽しくすごした


ただ、たまにわたしは先生を思い出していた



聖「こはる。あいつこと思い出してるよね」

バレていた
隠すと逆におかしくなると思い頷いた

聖「ぜんぜん!!!おれ気にしないから!(笑)」


聖は笑っていたが、絶対辛かったと思う


聖「小春、風呂入ろうか。」

小春「え?!一緒に!?」

聖「え?別々に?」

小春「さすがに無理!!」

聖「なら先に俺から入るわ
小春から入ったら俺が風呂に入ってきそうで不安だろうから」



聖は本当にこういうとき女の子のこと
気遣いができるいい人。
そういうところが好きだ



聖もお風呂をすませ、わたしも入る

湯船に浸かりながら、これってもうそういうことよね。
と一線を超えるのであろうと覚悟した


リビングに戻ると聖はいない

聖の部屋を除くと聖が待っていた



聖「見つかったわ。
こはる・・・おいで」

両手を広げてわたしを呼ぶ



聖の胸にゆっくり飛び込んだ

聖はずっと頭を撫でていた



聖「ドキドキしてる?」

黙って頷いた


聖は優しくキスをした
でもその後はいつもとは違い舌を絡ませてくる


そして優しくわたしの体のラインを聖の手でなぞって来た

ドキドキして顔にまで心臓の鼓動が伝わる




聖は優しくわたしの体を愛撫する


怖くなり
小春「聖、実はね!今日先生が・・・」

聖がわたしの口を止めるように激しくキスをする



聖「なんでこんな時そいつの話?」


初めてみる聖の顔だった。

悲しい、切ない、寂しそうな顔


半ば強引に胸から全て愛撫して
そして聖はゆっくりわたしの大事な部分に指をいれ、聖の硬いものをわたしへいれた。


聖の怒りも伝わり怖く、痛く、咄嗟に「いたっっ」小さく声が出た




聖「ごめん、小春。最低だわ、おれ。
今日は無理しなくていいよ」


聖は優しく頭を撫でる
いつもの聖に戻る

そしてわたしは首を横に振る
小春「・・・終わりたくない」


聖はわたしの額に優しくキスをして

そのまま私たちは結ばれた



聖は優しく最後まで大切にしてくれた。


初めてが聖で良かった
そう思った

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